多摩川

たまがわ



山梨県・東京都・神奈川県を流れる川。



名称

名称の由来は諸説あり、よくわかっていない。
万葉集東歌に「多麻河」として登場するが、835年(承和2年)、中央から発せられた官符では丸子の渡し近傍をもって「武蔵国石瀬河」と呼称され、11世紀の更級日記にも同名で現われている。
上流の「丹波川(たばがわ)」との近似はよく言われることである。
江戸時代には同音の字を使って玉川(たまがわ)の名が使われることが多かった。そのため、現在でも玉川の名は地名などに多く残る。

地形

源流・小河内ダム
山梨県・埼玉県の県境にある笠取山(かさとりやま)(標高1953m)山頂の南斜面下「水干」(みずひ)を源とし、一之瀬川(いちのせがわ)と呼ばれる。
上流部では柳沢峠から流れ込んでくる柳沢川と合流し、丹波川(たばがわ)と呼ばれ奥多摩湖に注ぐ。

上流
小河内ダムより下流から、多摩川と呼ばれる。その後青梅までは山中を東へ流れる。この上流部は秩父多摩甲斐国立公園に含まれる。
奥多摩町白丸には白丸ダムがある。
青梅線御嶽駅周辺は1985年(昭和60年)御岳渓流として名水百選のひとつに選定されていて、両岸には約4kmの遊歩道が整備されている。

中流
青梅からは概ね南東に多摩丘陵と武蔵野台地の間を瀬と淵を繰り返しながら流れ下っていく。左岸の武蔵野台地の河岸段丘はかつての多摩川が造ったものであり、段丘崖は下から立川崖線(府中崖線)、国分寺崖線と呼ばれ、立川崖線の下を多摩川低地、両崖線の間を立川面、最上段を武蔵野面と呼ぶ。
羽村市から玉川上水へと取水される羽村取水堰…付近や国立市青柳付近での多摩川は武蔵野台地の低位面に直接ぶつかって流れている。また、多摩市の大栗川合流点から武蔵野貨物線鉄橋・南武線多摩川鉄橋の上流付近までは多摩丘陵に直接ぶつかっている。

東京都調布市、神奈川県川崎市多摩区からは東京都神奈川県の都県境を流れ、両岸とも低地になる。
川崎市多摩区から東京都日野市にかけては多摩川が運んだ礫層が地表に近いため水はけが良く梨の栽培に向いていて特産品になっている。特に川崎市多摩区と東京都稲城市が生産の中心となっている。多摩川梨として知られているが、現在は市場にはあまり出回らず、直売されることが多い。

下流
大田区と川崎市川崎区との境で東京湾に注ぐ。河口の左岸に東京国際空港(羽田空港)がある。下流部は六郷川(ろくごうがわ)とも呼ばれる。右岸の河口(水準拠標)は川崎区殿町の水位観測所にあり、「海から20K」といった標識の原点となっている。地形としてはさらに3kmほど下った浮島町公園付近で京浜港に注いでいる。

分水界
多摩川水系の北側の分水界は秩父から奥多摩の山中では埼玉県との県境を、武蔵野台地では武蔵野面の南縁に近いところを走っていて、玉川上水はほぼそれに沿う形で開削されている。源流から、下流の内上流寄り(三鷹市付近)までは荒川と分水界を接し、下流の内河口寄り(世田谷区付近より下流)では目黒川や呑川と分水界を接する。すなわち武蔵野台地の高位面である武蔵野面に降った雨は地表を流れる分については多摩川にはほとんど注ぐことがない。多摩川の名残川であろうと推定されている流路を伝って荒川水系に注いでいる。

一方、南側の分水界は関東山地から多摩丘陵の中を通っている。中流以降の多摩川の支流は、圧倒的に右岸に集中している。多摩川水系最大の流域面積を持つ秋川も、最も幹線流路延長の大きい浅川も右岸にある。これは関東平野が周辺部が隆起し中央部が沈み込んでいることの影響である。南側の分水界は上流部では富士川や相模川と中流以降では境川や鶴見川の分水界と接している。

崖線と湧水

崖線(多摩川中流域では「ハケ」あるいは「ママ」と呼んでいる)下では湧き水となっていたるところから湧き出している。それらの湧水を集めていたのが中流以降の左岸では最も大きい支流である野川である。JR中央線国分寺駅付近にあるいくつかの泉を源流としてほぼ国分寺崖線に沿って湧水を集めながら流れて行き、世田谷区玉川1丁目先で本流に合流している。立川崖線下でも同様に湧水を集めた流れがある。ここでの主役は府中用水をはじめとするいくつかの用水路である。





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