アユ

鮎、香魚、年魚


魚の一種。

キュウリウオ目キュウリウオ科アユ亜科に分類される。

日本全域に分布し、北海道には明治の初めに本州から移植された。
沖縄・奄美のアユは亜種でリュウキュウアユと呼ばれる。
日本以外では、朝鮮半島からベトナム北部まで東アジア沿岸に分布する。



調理法

  • 塩焼き
  • 刺身
  • 背越し:骨ごと輪切りにした刺身。骨が小さくやわらかい若鮎に適した調理法。
  • 鮎寿司
  • 甘露煮
  • うるか:腸の塩辛
  • 鮎節




名称


アユの語源は、秋の産卵期に川を下ることから「アユル」(落ちるの意)に由来するとの説や、神前に供える食物であることから「饗(あえ)」に由来するとの説など諸説ある。

「鮎」の字の由来は、神功皇后がアユを釣って戦いの勝敗を占ったから、アユが一定の縄張りを独占する(占める)ことからなど諸説ある。
鮎の字は奈良時代頃から使われているが、当時はナマズの意味で使われていた。中国では「鮎」の字は現在もナマズの意味で使われている。
漢字表記はほかに、香魚(独特の香気をもつことに由来)、年魚(一年で一生を終えることに由来 記紀等でも使われている)、銀口魚(泳いでいると口が銀色に光ることに由来)、渓鰮(渓流のイワシの意味)、細鱗魚(鱗が小さい)、国栖魚(奈良県の土着の人々・国栖が吉野川のアユを朝廷に献上したことに由来)、鰷魚(江戸時代の書物の「ハエ」の誤記)など。


また、アイ、アア、シロイオ、チョウセンバヤ(久留米市)、アイナゴ(幼魚・南紀)、ハイカラ(幼魚)、氷魚(幼魚)など地方名、成長段階による呼び分け等によって様々な別名がある。

中国語では「香魚(シャンユー、xiāngyú)」が標準名とされている。地方名では、山東省で「秋生魚」、「海胎魚」、福建省南部では「溪鰛」、台湾では「[魚桀]魚」(漢字2文字)、「國姓魚」とも呼ばれる。









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最終更新:2013年06月27日 23:17