はん


江戸時代に大名が支配した領地および、その支配機構を指す歴史用語。
また、1868年(明治元)から1871年(明治4)まで存在していた行政区画

江戸時代

江戸時代の儒学者が中国の制度をなぞらえ「藩」と命名した。
江戸時代は儒学文献上の別称として使われただけで、公式には「藩」とは呼ばれたことはなく、「○○家中」と呼ばれた。

府県藩三治制

1868年(明治1)明治政府が旧幕府領を府・県とし、中央政府から府知事・県令が派遣され、旧大名は東京への移住が命じられた。
旧大名領は藩とし、旧大名の居所の所在地名をつけ「○○藩」が行政区分名になった。274藩あった。大名は藩主となり従来どおり支配した。
1869年までに版籍奉還が行われ藩は国のものとなり、大名は知藩事に任命され、藩を統治。
藩領と天領とは入り組んでおり、この府藩県三治制は非効率だった。

廃藩置県

1871年、中央集権を確立して国家財政の安定をはかるため、藩を廃止して、地方統治を中央管下の府と県に一元化した。
知藩事は失職し、新に中央政府から県令(後の県知事)が派遣された。
最初は藩をそのまま県に置き換えたため、3府302県と細かく分かれていた。旧幕府・旗本領や旧中小藩を引き継いだ県では県庁所在地周辺よりも多くの飛地を遠隔地に持つものが多く地域としてのまとまりがなく、非効率的だったためその後統合され、現在の都道府県となった。


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