専修山 講安寺
こうあんじ
東京都文京区にある寺院。
江戸時代に建てられた本堂及び庫裡が文京区指定有形文化財となっている。
歴史
1606年(慶長11年)湯島天神下に無縁山法界寺創建。
1616年(元和2年)法界寺が現在地に移転。開山重達が隠居地として同じ境内に無縁寺と名付けた庵を建てる。
1645年(正保2年)法界寺は講安寺、無縁寺は称迎院となる。
11代将軍の家斉の側室美代(
東京大学赤門で有名な溶姫の生母)が、明治5年77歳で亡くなるまで住んでいた。
寺門の冠木門は戦後再建されたものだが、本堂、客殿、庫裡は江戸時代のものが残っている。
寺院の住居部分は、建て替えが頻繁であるため、昔の姿が残っているのは珍しい。
本堂
文京区指定有形文化財
- 竣工:1708年
- 構造:木造 土蔵造り
- 階数:平屋
- 屋根形状:寄棟 錣造り
- 屋根材:瓦葺
土蔵造りの寺院は珍しい。
寺伝では、宝永5年(1708)の建築とされている。
2016-10-11
冠木門
関連項目
最終更新:2016年10月13日 23:44