パタン・ランゲージ

pattern language



クリストファー・アレグザンダーが提唱した建築・都市計画の理論。

アレグザンダーは人々が「心地よい」と感じる空間を分析して、253のパタン(形を作るルール)にまとめ、「パタン・ランゲージ」という本にした。
パタンの例を挙げると、「小さな人だまり」「座れる階段」「街路を見下ろすバルコニー」などがあり、これらは家を建てたり、まちづくりのルールを決める際に役立つヒントとなっている。
アレグザンダーによれば、これらのパタンは各国の美しい街や住まいに共通する普遍的なもので、かつては誰でも知っていたものであるが、急激な近代化の中で忘れられてしまったものである。

直線の広い街路を造り、高層ビルを建てる、といったかつての都市計画の理念とは正反対であり、既にあるまちの文脈を読み、狭い路地や目にとまる植栽、窓からの眺めといったヒューマンスケールな要素が重視されている。

こうしたパタンを見出すのは住まい手や住民自身であり、建築家はその過程を手助けして、実際の形になるよう設計・施工の監理を行うことが役割になる。

日本にもパタン・ランゲージの発想が紹介され、埼玉県川越市で67のパターンからなる「川越一番街 町づくり規範」が作られるなど、まちづくりのルールに取り入れられている。
アレグザンダー自身による実践の例として、日本の盈進学園東野高校(1985年)があり、学校関係者がパターンを見つけ、キャンパス計画を作っていった。



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