Fundamental Methods of Mathematical Economics
経済学はその表現手法として数学が欠かせません。この本は古本屋で安く手に入れました。レベルは高校1年レベルから始まって、大学教養レベルの数学までをカバーしており幅広いです。数学を一通りやった学生であれば読めるでしょう。英語で学習するため、大学院留学準備にもいいと思います。




Microeconomics
サミュエルソンMIT教授のミクロ経済学、新古典派の大家です。高校2年生のとき某図書館で「経済分析の基礎」を見たことを覚えています。数学だらけでなんじゃこりゃという印象でした。ただこの「ミクロ経済学」は非常に平易に書かれています。具体例も多く、初学者向きです。



Economics of Money, Banking, and Financial Markets, Update Edition, The (6th Edition) (Addison-Wesley Series in Economics)
FRBのエコノミストなどを歴任したコロンビア大学教授Frederic S. Mishkin 氏の金融諸制度と経済学の本、理論的な解説だけでなく、米国の金融システムがどのように形成されてきたのか?銀行、証券、各種金融機関の役割、そして経済にどのような影響を及ぼしているのかなどを平易に説明がなされています。金融機関に興味のある学生の方に有用です。



ゼミナール公共経済学入門
井堀利宏東京大教授による公共経済学入門、理論編と現実編で分けて書かれている。政府行動と民主主義という章も設けているのが特徴的。非市場メカニズムでの経済に関する意思決定は政治経済学、公共選択など複数の分野にまたがっている、これらはやはり”applied”な部分、しっかりミクロ・マクロ経済学のような"basic"を固めることが大切だなと痛感します。
最終更新:2005年11月20日 17:26