戦後政治の軌跡: 自民党システムの形成と変容
東京大学教授(政治過程論担当)蒲島郁夫氏執筆、中曽根内閣の”保守復調”、参院選での自民党大敗、細川連立政権の誕生などを豊富なデータで実証している。最後の小泉政権での記述が今回の自民党圧勝で色あせてしまった。読めば読むほど今回の自民党圧勝が凄いことであったことを痛感する。


現代政党システムの変容: 90年代における危機の深化
選挙制度と政党システムの関係を多国間で比較した労作。巻末に各国の選挙データもあり資料集としての価値もあり


明治・大正・昭和政界秘史 (講談社学術文庫)
昭和前期の首相:若槻礼次郎による回顧録。戦時中の東条内閣の倒閣運動、大正デモクラシー、国際協調路線など戦前の政党政治、戦時中の政治を知るうえで貴重な資料。はやく「西園寺公と政局」を読みたいところ。


幣原喜重郎―外交五十年 (人間の記録)
戦前の民政党内閣で外務大臣として国際協調路線を進めた幣原喜重郎の回顧録、第二次大戦後の日本国憲法の制定過程についての逸話や若き外交官時代の英語学習話など政治とは違う話も興味深い。


新・国際政治経済の基礎知識 (有斐閣ブックス)
田中明彦東大教授、中西寛京大教授など国際政治の研究者が完成させた用語集。内容は極めて充実しており、国際関係・政治を勉強する際には常に備えておきたい

#amazon plugin Error : amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 #amazon plugin Error : amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。  国際政治に関する多角的な視点からの論文をまとめた本。日本政府の国際機関への参加度合いの分析など興味深い。

#amazon plugin Error : amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 クリントン政権において日米同盟”再定義”に取り組んだハーバード・ケネディスクール院長のジョセフ・ナイ教授による国際関係の教科書。歴史を通じての国際関係の分析アプローチを紹介している。

最終更新:2005年11月08日 03:00