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<世界>とは、相対的に持続しながら生成しつつあるそれぞれの生の特定の視点を中心とする遠近法的展望の圏域、言いかえれば、特定の力の中心から発する特定の様式の作用の相対にほかならない。「<真の>存在とか本質的存在」というのは相した遠近法的構造をもたず、したがって「作用も反作用もない世界」(NⅡ11、209)のことを言うのであろうが、そうした真の存在、真の世界が存在しないとすれば「ここでは仮象という言い方をする権利はひとかけらも残っていないことになる。」NⅡ11、208)

木田元、哲学と反哲学、85