カイエ・ソバージュ

「カイエ・ソバージュ 」Cahier Sauvage

著者:中沢新一 講談社選書メチエ
La pensée Sauvage」(『野生の思考』)にちなんで名付けられたこの本は、レヴィ=ストロースに宛てた中沢新一のラヴレターである。
我々の生きているこの時代は、新石器文明の否定と抑圧の上に成立した「第一次形而上学革命(一神教の発明)」を経て、「第二次形而上学革命(科学革命)」と第三次の「形而上学革命」との間の過渡期と位置づけられる。その過渡的な性格を明らかにし、来るべき革命がどのような構造を持つことになるかを見通すことを、中沢新一は「この時代を生きる知性に与えられた課題」としている。
宗教は、科学(野生の思考と呼ばれる科学)を抑圧することによって、人類の精神に新しい地平を開いた。その宗教を否定して、今日の科学は地上のヘゲモニーを獲得した。そうなると、第三次の「形而上学革命」がどのような構造を持つものになるか、およその見通しを持つことができる。それは、今日の科学に限界づけをもたらしている諸条件*1を否定して、一神教の開いた地平を科学的思考によって変革することによってもたらされるであろう。 (『カイエ・ソバージュ』)

「人類最古の哲学」カイエ・ソバージュ Ⅰ


「神話論理」


  • テスト -- けいこ (2005-07-03 16:05:33)
  • う~ん。おもしろくないからやり直し。 -- けいこ (2005-07-03 20:22:23)
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最終更新:2005年11月23日 00:43
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*1 生命科学の機械論的凡庸さ、分子生物学と熱力学の結合の不十分さ、量子力学的世界観の生活と思考の全領野への拡がりを阻んでいる西欧型資本主義の影響力など