昨今においては「ガチで」というのは真面目、或いは真剣といった具合の使われ方をしているが、
そもそもの意味合いとしては相撲用語の真剣勝負の意の「ガチンコ」からきている。
本来の用途としては勝負色の強い言葉であるが故に、若者などが「マジで」「本当で」という
言葉の代用として用いるのは、勝負とは無関係の誤った用法といえる。
週末探検隊内においてもやはり、本来の用法とは別の様々な意味で用いられている。
ざっと挙げるならば「危険度の高い」「内容に違法性がある」「難度の高い」、
という形容詞の代わりに使われることが多い。
例)
- ガチ装備>危険度や難度が高いのであらゆる局面に対応できる重装備。
- ガチ行軍>日帰りではなく、夜討ち朝駆けといったタイトなスケジュールで組まれる行軍。
- ガチ探索>目的地が半現役施設であったり、工程にガケや急斜面が存在し、難度の高いルートが含まれる探索。
という感じだろうか。
しかし、厳しい意味合いで使われている言葉であるにもかかわらず、何故か「ガチ」と聞くと
満面の笑みを浮かべたり、顔を綻ばせたりする人間が多いような気がするのは気のせいであろうか。
ちなみにガチの対義語として
お散歩という言葉が使われている。
お散歩程度の気楽な~という意味合いからきているのだろうが、詳しくは
お散歩の項目にて。
最終更新:2008年08月21日 23:01