探検機材(ウエットスーツ/a wet suit)


言わずもがな、本来は主に海で潜る際に身体を体温損失や外傷、有害生物等から保護ために用いられる衣服である。
或いはスーツ自体に備わる浮力による安全の確保、という面も持ち合わせている。

しかし、基本的には海上で用いられるはずの装備品であるはずなのだが・・この写真を見て頂きたい。





どうみても山中である。
正確に言うと山中の川である。
何故このような場所で・・?と疑問に思われるかも知れないが、理由はしっかり存在している。
週末探検隊では基本的に水没エリアの先へ進むことも往々にしてあり、その水位に応じて
長靴、或いはウェーダーという具合に対水没用の装備を用いるのだが、
山梨県某所山中にあった水没している廃坑道は、長靴でもウェーダーでも
対処しきれない水深の深い場所であった。

隊員が幾度と無く挑戦した末に奥へ進むことを諦めた中、しめ鯖隊員
最後の切り札として投入した装備がこのウエットスーツであった。




そんなにも奥へ行きたかったのか、と。
袖なしのタイプとはいえ上下セットで価格は2万円は下らないだろう。
しめ鯖隊員の穴にかける情熱を語る上で、この出来事は今でも語り草になっている。
ちなみに当たり前の話であるが暗所の水中探索は危険極まりない行為であり、九州地方での鍾乳洞で遊泳を行い
行方不明になったというニュースもあり、良い子はマネしないほうが無難である。というか真似しちゃダメ。


更に余談になるが、しめ鯖隊員が大枚叩いて買ったこのウエットスーツであるが、
これ以降、使用する機会に恵まれたという話は耳にしていない。
伊豆地方に多く存在する石丁場などにも完全水没したエリアは存在するのだが、そこには大量のコウモリが
生息しており、必然的に水の中に大量のコウモリの雲子が溶け出していると推測され、
ウェットスーツを装備したとしても入水するには色んな意味での覚悟が必要とされるため、挑戦には至っていない。
別の装備での挑み方もあるにはあるが、流石にそれもどうかと。


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最終更新:2008年09月06日 07:11