ザ・クロニクルズ・オブ・スペルボーン(The Chronicles of Spellborn) 攻略WIKI

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最終更新日時2009年10月08日 (木) 17時09分50秒

The Age of Mummujoxuru

 マミュージョクスルの時代
エンクレイブ・オブ・ファイブ・サクリファイス(5つの犠牲の飛地:現在の民の文明のこと)の中でもマミュージョクスルの時代についてよく教育された者はほとんどいない。現在生きている人類はアウェイクンド(マミュージョクスルの破壊に生き残り、スペルボーンの世界で永い眠りから覚めた者たち)の遠い子孫であるが、しかしながらエンクレイブの歴史の記録はそのときから始まっており、祖先の物語を覚えている者はまったくというほどいない。人々がマミュージョクスルと言うときはたいてい「アンセスターワールド(祖先の世界)」または「エンパイアオブジエイトデーモン(8人の悪魔の帝国)」を意味する。マミュージョクスルという名前は文字を正しく翻訳したものか、エンクレイブの学者が後に考え名づけたものなのかはわかっていない。

セック=ソタイルの古文書によれば、マミュージョクスルは神、または神のような存在によって支配された帝国であった。彼らは多くの種族を生み出し従え、寺院や宮殿、魔法で作られた街などの巨大な世界を支配した。古文書にはその帝国で人類がどんな役割を演じたかははっきりと記されていない。しかしながら、マミュージョクスルの帝国は従僕させる種族を気まぐれや好みで作り、彼らは魔法によって人間性が与えられたのか、征服されていたのか、またはとりこにされていたのか気にすることもなかったと、古文書に繰り返し言及されている。セック=ソタイルの古文書に最も目立って描かれているのがムーミアとヴェルガーである。ムーミアとはマミュージョクスルの8人の神のような主人を指す。セック=ソタイルを研究した学者達がその8人の正確な名前や記述を探ることを拒み、そのような研究はエンクレイブの社会に危険をもたらすと警告しているため、彼らは無名のままである。ヴェルガーとは帝国と8人に従った竜のような亜神である。彼らはムーミアのために数百の種族を作り出し、アンセスターワールドの究極の破壊の手段となった。次の記述はハイクラン(高院)の学者ルアト=サビウムによりアウェイクニング(目覚め)から後632年に公開されたセック=ソタイル古文書の要約である。


The Uracopeia
 ユーラコペイア
これはマミュージョクスルの最も古い期間であり、セック=ソタイルの古文書によると「征服と犠牲の時」とされている。これより前の時代と世界があったと信じる学者も何人かいるが、それはアンセスターワールドとは何の関係もないようである。この時代には手がかりと噂しか残されていない。


The Epoch of the Mumia
 ムーミアの時代
ユーラコペイアの期間がムーミアの時代にさしかかると、8人が台頭し、彼らのアンセスターワールド支配の時代が幕を開ける。セック=ソタイルには8人の搾取が繰り返し誇張されており、彼らの創造、戦闘、探求の解説は神聖なるプロパガンダとして破棄されたに違いなかった。しかしながら、ムーミアはマミュージョクスルを見つけなかったという根本的な核心は指摘されていた。


The Epoch of the Vhelgar
 ヴェルガーの時代
ヴェルガーの時代はムーミアが彼らを作り、「月と太陽を越えよ」と帝国を作ることを命じて始まった。セック=ソタイルの古文書の物語には数百ものヴェルガーが8人のための巨大な街、神殿、寺院の建築に浪費されたと何行にも渡って詳しく描かれている。これがセック=ソタイル文書のなかでムーミアまたは8人が「エイトデーモンズ(8人の悪魔)」としてして描かれる初めての部分である。この文書の著者を決定することはできないが、「悪魔」という語を用いていることから、このとき既に反乱が底流していたか、崇拝の呼称か何かとしてこの語が使われていたことを示している。


The Time of Night’s Dawn
 夜明けの時代
夜明けの時代の間に混沌と不安定の最初の兆候が現れた。セック=ソタイルは8人の神のような慈愛と力をとても詩的に描いているが、ムーミアが彼らの呪われた楽園の雑事に興味を失い、ヴェルガーをヴゥールやアーヴァイルといった従僕していた種族とともに放置していたことを、とてもはっきりと見分けることができる。また、エイトハイクランオブマン(人の8つの高院)への言及も初めて記録されている。


The Era of Black Chaos
 黒き混乱の時代
セック=ソタイルはこの期間を説明するのに最適な断章である。ハイクランオブマンによる政治的闘争、反乱、蜂起についての文献は増加している。また、ここで8人と人類の子孫であるデーヴィが初めて描かれる。神話的な才能を受け継ぐ生物として描かれ、デーヴィの不滅の存在である親々の畏怖と従僕した種族たちへの潔白さが文全体に渡って記されている。これらは結果として彼らがハイクランと同盟を探ることにつながる。この同盟はマミュージョクスルに対する全蜂起へとつながり、ムーミアとヴェルガーが結果としてアルターオブアンダイイング(不滅の祭壇)を粉砕しアンセスターワールドを破壊することになった。[ルアト=サビウムによる注釈:この最後の部分はハイクランの英雄たちにより記された年代記ブックオブアウェイクニング(目覚めの書)から転載であり、セック=ソタイルはずっと前の期間で終わっている。]

アンセスターワールドやその時代の生物の起源はほとんど知られていない。歴史は漠然としていて確かな名前や場所があっても出来事の正確な日時を定義することはできない。

祖先の文書は世代から世代へと受け継がれ、絶滅してしまったと思われる種族や生物にも言及している。歴史家に知られているひとつのことはエイトデーモンズエンパイアと呼ばれていたものはもうないということだ。もし8人の"悪魔"が実際に伝説上の生物だったとしたら、誰も知らない。彼らはたぶん人間かなにか失われた種族で絶対的な力を持っているように見えたため、事実上の悪魔となったのだろう。

最後に伝えられていることはクウォーターストーンの街で起こった戦闘である。人間の反乱軍と強力なヴェルガーの守護者であるサタナミューラとの戦い。彼女はエイトデーモンの力を蓄えているとされたアルターオブアンダイイングを守っていた。何が起こったのかは正確には記述されていないが、アルターの破壊は世界を純粋な混沌へと急落させ、厚い氷で覆い尽くし、全ての生ける者たちをその場で凍りつかせた。

0 AC

The Great Collapse
 大崩壊
8つのハイクランの人間たちと最後の同盟からのデーヴィの奴隷の使い手はヴェルガーとの戦いで魔法の力の源であったアルターオブアンダイイングを破壊した。しかし、自由の代償は大きかった。アルターの破壊は世界自体をも破壊し、様々な破片を魔法の力渦巻く海、デッドスペルストームへと放り出した。

0 - 500 AC

Death's Dream
 死の夢
この期間に何が起きたのかはほとんどの学者に知られていない。彼らの中にはこの期間が500年続いたということさえ納得しない者もいる。わかっているのは世界の残留物、グレートコラップス(大崩壊)で瞬間的に魔法の氷の包まれた様々な破片や欠片は、このときも不滅の氷に覆われていた。これはアルターオブアンダイイングから魔法の力が開放されたあとで形成されたと信じられているので、氷はアルターが破壊されたことに由来すると仮定される。この期間の間、グレートコラップスの生存者は皆凍りつき、深い眠りに捕らわれていた。

501 - 524 AC

The Awakening
 目覚め
  • 501 AC
バーバリアンシール(蛮族の封印)がクウォーターストーンに衝突し、その結果アンダイイングアイスが溶け、囚われていた者たちを解放した。バーバリアンシールは実にアルターオブアンダイイングの一部分であった。アルターが爆破しグレートコラップスが起きた後、アルターの欠片はデッドスペルストームの中に残っていた。これらの欠片のひとつがクウォーターストーンにぶつかりアンダイイングアイスを溶かしたのは単なる偶然だった。この名前は、欠片がアルターに描かれた壁画の、バーバリアンヒューマンが戦っている姿を表した部分だったということに起因している。

魔法の眠りから目覚めたとき、ヒューマンとデーヴィの生き残りたちは世界の運命を目にした。彼らの知っている世界はもうなかった。空と太陽は失われ、怪物のような岩に覆われていた。真実を把握するには時間がかかると思われたが、その間にもハイクランが再興され生きる道を探り始めた。

  • 524 AC
バーバリアンシールを用いクウォーターストーンのアンダイイングアイスを完全に取り除くと、そのなかに巨大な卵の貯蔵庫があるのをハイクランは発見した。これはヴェルガークイーン サタナミューラの卵であり、小さなヴェルガーが生まれてくることがわかった。この飛行生物が「ヴェルガースティード」として手なずけられ、これでクウォーターストーンの周りを飛び回ることでグレートコラップスの本当の規模が知られることとなった。

525 - 631 AC

The Age of Expansion
 発展の時代
新たに起用されたヴェルガースティードを用いデッドスペルストームの中へ冒険することで、ハイクランはパリアメントシャード(大陸)を発見した。

  • 527 AC
パリアメントの発見の後、この所有権をめぐりハイクラン間で対立が起こった。個々のクランが最初に足を踏み入れたこと、最初に発見したことなどを理由に、新たな支配権の指導者となることを主張した。しかし、トルク・クランの「内なる」指導力によりこの対立は解決された。
  • 528 AC
この混乱の結果、ペイル・クラン、オニックス・クラン、ルーン・クラン、そしてヴォイド・クランは他の4つとの同棲しても自分らには何も残らないと判断した。彼らは他のハイクランを去りヴェルガースティードでデッドスペルストームの中へと旅立った。しかしルーン・クランだけは最後の最後に考えを変えた。ペイル・クラン、オニックス・クランとヴォイド・クランはデッドスペルストームへと旅立ち、マウル・クラン、ルーン・クラン、シュラウド・クラン、シルバー・クラン、そしてトルク・クランは残った。
出発の後この3つの背教のクランに何が起きたかは誰も知らない。しかしながらただ一つ、パリアメントに残った誰もが確信していることはあった。あれからオニックス、ヴォイド、ペイルは「トレイタークラン(裏切り者のクラン)」と呼ばれている。
  • 530 AC
残った5つのハイクランはパリアメントのさらに奥地へ冒険することでここへ定住を決定し、パリアメントの新たな大地に建造物を建て始めた。それ以来、このシャードがスペルボーン世界での政治的中心地となった。
  • 532 AC
クウォーターストーンの近くにデッドスペルストームの中を自由に航行するフラグメント(外殻のない島)が現れた。このフラグメントには巨大な寺院が乗っており後にスカードシタデル(氷食された要塞)と呼ばれた。この中からアンデッドの軍隊を率いるプリンセスオブスカルが現れ5つのハイクランを襲った。彼らは襲い来る敵たちの猛攻撃を生き延びようと戦った。この血塗られた戦争は数年間続くこととなる。
  • 534 AC
トルクの勇者、グレイドロン=マローはクウォーターストーン中心部に隠されていたオラクル(予言するもの)を発見した。オラクルの教えを可能な限り多く受けるために新たな聖職ヴェリダンが発足され、これと並行してグレイドロン=マローは人間として初めてオラクルによるアンセストラルドリーム(祖先の夢)を見た。その変移した時代と場所の夢はプリンセスオブスカルとその打倒法を伝えていた。プリンセスオブスカルについてはわずかな記録しか残っていない。それによると彼女は青白い肌を持つ非常に凶悪な存在で、周囲を恐ろしい操られたスケルトンで覆われていた。長く黒い爪と長く病的に黄色い髪が彼女の羽織るボロ切れを引き立たせていた。ただ一つそこに似合わなかったのは彼女の頭に輝くクラウンだった。
  • 535 AC
グレイドロンは他のクランから4人の勇者を呼び集めた。そしてスカードシタデルへとヴェルガースティードで旅立った。そこへたどり着くと、グレイドロンと戦士たちは建物の奥深くへと冒険していき、その間にスカードシタデルはデッドスペルストームの中へと飛び去った。それ以来、グレイドロンたちもプリンセスオブスカルもスカードシタデルも二度と見られることはなかった。彼らに何が起きたのかはわかっていないが、未だにデッドスペルストームを彷徨っている可能性は考えられる。グレイドロンと4人の仲間たちの献身的行為によりハイクランは生き残ることができた。この真の勇者たちを称え、5つのハイクランは民を導き、デッドスペルストームからくる何者からも民を守る新たな同盟を作った。これがエンクレイヴ・オブ・ファイブ・サクリファイスの誕生である。
  • 536 AC
エンクレイヴオブファイブサクリファイスの新たな指導者となったオラクルが、さらなるエンクレイヴの拡張先としてマウントオブヒーローズへの道を指し示した。
  • 538 AC
シャードの探検とアンダイイングアイスからの解放が終わると、エンクレイヴはウエストデルへと移住を始めた。アンダイイングアイスを解凍することでエンクレイヴは新たな土地を発見させるだけでなく、恐ろしい敵、ハウラーをも呼び起こしてしまった。
  • 546 AC
ハウラーの戦いが始まる。ウエストデルはハウラーの猛攻撃により完全に破壊された。
  • 550 - 551 AC
エンクレイヴはハウラーに抵抗している間にボルトフォートという新たな移住先を見つけた。この砦によって攻撃を克服し、ハウラーの戦いに終止符を打った。
  • 593 AC
数年のデッドスペル内の実らぬ探検を経て、エンクレイヴはついに新たなシャードを発見した。バーバリアンシールで解凍を進めていくと、彼らはスペイアフォークという新たな部族を眠りから覚まし知り合いとなった。

632 - 654 AC

The War of Shadow's Hammer
 シャドウズハンマーの戦い
パリアメントシャードが発見され5つのハイクランがそれぞれ拠点を設立し、プリンセスオブスカルとの戦い、エンクレイヴの発足を経て数年が経ち、パリアメントはクラン政治の中心となりエンクレイヴの行政中心地となっていた。
クウォーターストーンのくぼ地はさらに深く発掘され、テンプルオブオラクル(オラクルの寺院)は街の中心に移設された。オラクルが意識をデッドスペルストームへと向けることができるようクウォーターストーンのアーチ状の天井を貫くシャフトを作るようハイクランに命じてから、ヴェルガースティードで天穴を通って街にたどり着けるような大きなトンネル工事計画が開始された。5つのハイクランは世代を超えた発掘事業を請け負ったのだ。
さらに数年が過ぎ、エンクレイヴの拡大はリングフェルを見つけるに至った。もう一度災いが降りかかるまでエンクレイヴは100近く平和と繁栄の時代を迎えていた。エンクレイヴの平和は永遠に続くと思われた。間もなくプリンセスオブスカルとの戦争は忘れられ、新たなシャード領域の探索とデッドスペルストームの探検は休みなく続けられた。
この恐ろしく怒れるマナのヴェールの中で、探検者は新たな領域を発見した。マウントオブヒーローズの最初の発見から約一世紀後のことだった。アンダイイングアイスに覆われアンセスターワールドの崩壊からそのまま触れられずに静かに残っていたこの領域はカーニクスと呼ばれた。
エンクレイヴはこの新たな領域にバーバリアンシールを持って行きを自分たちのものにしようとした、がそのとき、ヴェルガーに作られ仕えていた種族ヴゥールを呪縛から解放してしまった。彼らはバーバリアンシールを奪い多くの生存をかけた大戦争が勃発した。
この恐怖の日々がやってくるまでは、エンクレイヴオブファイブサクリファイスは何も恐れるものがなかった。英雄と勇者の新たな世代が生まれ、忘れ去られていた知識と科学が再発見され、エンクレイヴの土地により効率的な建設が進められた。ハイクランは力強く自信に満ち溢れるよう成長した。これを象徴するのがアリオンスイスカリ、スケール(尺度)のハイクラン:トルクの勇者である。若き日のグレイドロン=マローが陰湿で恐ろしい印象を持たせ、自らを恐怖の運命に従わせていたのに対し、アリオンスはまったくの対極であった。彼は明るい性格で、目を見張る体格と並外れた才能と技を併せ持ち喜びに満ち溢れる祝福を受けていた。カーニクスを見つけてすぐは、エンクレイヴはここに見失った3つのハイクランが拠点にしているようではなさそうだと探検して回った。この領域は完全にアンダイイングアイスで覆われ部外者に荒らされた様子はなかったからだ。この結果、パリアメントからカーニクスへとバーバリアンシールを持って行き、アイスから解放してすぐに移住を始めることとなった。ロープのハイクラン:マウルの勇者ロガーヘディン=ザ=ウォーストライカーと、シュライン(聖堂)のハイクラン:ルーンのレディ=コーミュセスタが、カーニクスへとバーバリアンシールを持って行く者として選ばれた。数百の戦士と作業員の行列を同行させクウォーターストーンでの祭典のあとカーニクスへと旅立った。

彼らは戻らなかった。

数週間後、ヴゥールによる最初の攻撃が始まった。岩から作られた奇妙な飛行船に乗り、鳥のような姿の生物たちがハイクランの領域へと入り込んだ。クウォーターストーンへの侵略は容易に撃退された。また、パリアメント、マウントオブヒーローズ、リングフェルも同様だった。しかし生物は来ることをやめず、時が過ぎるとともに数を増し、年ごとに力を増していった。
アリオンス=イスカリが他のクランの勇者と共にヴゥールを倒しカーニクスを手に入れようと決意したのはことのときだった。グレイドロン=マローがやり遂げたように(ただしアリオンスは帰還するつもりだった)。彼らはヴェルガースティードで軍隊を率い、強力なアーティファクトや武器、スペルを用意して、神霊が宿ったかのようにカーニクスの地に降り立った。
しかし、ヴゥールにはエンクレイヴがこれまで遭遇したことのない古代魔法を使うプリーストがいることを誰も知らなかった。これらの鳥のようなプリーストの中にエルダーがいた。プリンセスオブスカルがそうだったように、ムーミアの魔法の知識を持つ生物だ。それは「アーチフェル」と呼ばれる全てのヴゥールとプリースト階級のリーダーであった。アリオンスがヴゥールの大群や船と戦っている間に、アーチフェルは彼の魂を奪い、精神に憑依し、「ファーストライトオブヘブン」を他の勇者に対する者へと変え、イスカリが連れて来た者たちを皆殺しにした。
ハイクランはアリオンスが勝利の知らせと共に帰還するのを待ち望んでいたが、代わりにもっと大きな恐怖でもてなされた。イスカリは今やヴゥールの操り人形となり、それらの大群を率いてエンクレイヴを襲った。彼のかつての兄弟たとのいくつかの戦いの後、エンクレイヴの最良の戦士たちを倒したことで、アリオンスイスカリは「シャドウズハンマー」として知られるようになった。この戦争の間エンクレイヴの民にもたらされた破滅により、彼はさらに恐れられ嫌悪されるようになった。
エンクレイヴによってアリオンスを説得するために派遣されたトルクの戦士たちは、完全に堕落させられ彼の側についていた。アリオンスはこれまでエンクレイヴによって不当な扱いを受けていたと戦士たちを説得し、エンクレイヴが発見する前にできるだけ多くの大破壊をもたらすよう送り返した。この「アリオナイツ」によってパリアメントそしてクウォーターストーンもたらされた大虐殺はエンクレイヴがかつて経験したことのないものだった。この衝撃は大きかった。
マウルとシュラウドは自らの決意で共に行動することを決めた。トルクは失敗し信頼を置いていた最高の戦士と勇者たちを失ってしまったからだ。軍法の族長制度における信用できる相手として、マウルのミューラ=カイジンは彼女が見つけられる最高の暗殺者たちを集めた。そしてシュラウドがあばくことができたデッドスペルストームに浮かぶ廃墟についての秘密情報の助けを得て、アーチフェルを見つけ倒すため旅立った。
そう、トルクの勇者は見逃し、ヴゥールの巣の心臓部に潜み鳥のプリーストキングを倒すよう、マウルの者とシュラウドのアサシンは送り込まれたのだ。彼らは一人も戻らなかった。心ないヴゥールの大群が救世者を奪ったのだ。それにもかかわらず鳥どもの力は壊れ、エンクレイヴに対する攻撃は収まった。
しかし、シャドウズハンマーが最終的に捕らえられ処刑されていたとしても、彼の信奉者はエンクレイヴ中に潜んだままとなっている。カーニクスはヴゥールの大群の支配下におかれたまま、鳥どもとアリオナイツが数世紀にわたりエンクレイヴにとりついている。

655 - 849 AC

The Era of Lessons
 教訓の時代
ヴゥールの攻撃により過酷な教訓を学んだエンクレイヴは、団結力を増し防衛の損害を修復し始めた。その頃、オラクルは全てのハイクランのハイロードとハイレディに出席を求めた。彼らはクウォーターストーンのテンプルオブジオラクルに集った。しかしオラクルが話し終えたとき、彼らはその言葉から真実を見出すことができなかった。この不信感により、来たる数世紀の間オラクルは沈黙を保ち、エンクレイヴは導きを失った。
教訓の時代には多くの学者や職人が生まれた。彼らはクウォーターストーンに新しい建物をデザインし建築した。宮殿、劇場、闘技場が作られ、間もなくして他のシャードにもこの建築技術が広まった。この時代の繁栄はエンクレイヴにとってこれまでにないものとなった。
この時代の間にエンクレイヴは偉大な発見をした。デッドスペルストームから得られる原料で有用なものを造れるようになった。その中でも最も目立つ変化がヴィトリダー、レヴィウム、アンクストーンの浄化、形成だ。これによりシャードシップや様々なアイテムを作りデッドスペルストームの奥へと冒険できるようになった。
貴重な鉱物を採掘することは障害を伴った。マウントオブヒーローズの鉱山にはハウラーと呼ばれる邪悪で悪質な生物が住んでいたのだ。ハウラーは住民や鉱夫をヴィトリダー鉱山や居住区から追い出した。そして数年間にわたる戦争が起こった。

850 - 997 AC

The Epoch of Evhiel Muaun and the Tyranny of Tykaru
 エヴィール=ムーアンの台頭とタイカルの暴虐
古き英雄は過去へと消え、新しき英雄が生まれる。この二人の英雄はエンクレイヴとその民の運命を変えた。第一の英雄はエヴィール=ムーアンだ。マウントオブヒーローズに生まれ、ハウラーとの戦争が直撃する中で育った。18才の誕生日、彼女はクウォーターストーンに送られ、その間にオラクルの寺院を訪れた。しかし彼女は引き止められた。オラクルがエンクレイヴのハイクランへの語りかけを拒んでいるため、一般人の立ち入りは制限されていたからだ。エンクレイヴの堕落と、その民の第一の崇拝対象を目の当たりにし、エヴィールはエンクレイヴに理由を聞くように求めた。しかし退けられた。

もう一人の英雄はタイカルだ。クウォーターストーンの下町で生まれ育ち、小悪党や傭兵として数年すごした後、クウォーターストーンの衛兵に採用された。決断力と偉大な能力のおかげで彼はチャンピオンマスターの名誉ある地位に上り詰め、誰からも信頼された。
数年が経ち、エヴィールは祖先の偶像崇拝を頑なに信じる多くの信奉者を得て、オラクルの真の教えを享受し始めた。これがハイクランにとって厄介な存在となったため、エンクレイヴは彼女を逮捕し法廷の場に立たせることを決定した。彼女を探し逮捕する役目を仰せつかったのは他の誰でもなくタイカルだった。彼が任務を完了した後、エヴィールはハイクランの長老達により尋問された。この尋問の間、彼女はハイクランの考え方の堕落を指摘し、核心にまで触れたため、彼らの怒りを買ってしまった。この横柄な態度によりエヴィールはエンクレイヴから追放され、残りの人生をフッズベルフリーにて幽閉されて過ごすこととなった。
エヴィールを牢獄まで連行したのはタイカルだった。現地までの長い旅路の間に、二人は恋に落ちた。このため、タイカルはついにエンクレイヴを裏切り、エヴィールと共にデッドスペルストームの奥深くへと逃避した。
数年が過ぎ時代が変わった頃、エヴィールはエンクレイヴに新たな脅威を知らせるため舞い戻った。それはかつての恋人タイカルだった。彼は兵を集め力をつけることに専念し、そうしているうちにエヴィールと彼女の信じるオラクルの教えから遠ざかっていた。彼女はエンクレイヴに来たる脅威を知らせるため彼の側から逃げてきたのだ。しかしもう遅かった。エヴィールが切迫した脅威についてエンクレイヴを説得しようとしているとき、リングフェルとマウントオブヒーローズの街はタイカルの軍勢により襲撃され、略奪、破壊されていた。

そこでエヴィールは自分をオラクルの寺院へと通すようエンクレイヴを説得した。オラクルこそが彼女にとって最後の頼みだった。オラクルはエヴィールに話しかけた。この差し迫った悲運からエンクレイヴを救うのに何が必要かを語りかけた。オラクルが話したのはこの二百年の間で初めてのことだった。
タイカルとその軍勢がクウォーターストーンに押しかけたとき、エヴィールとエンクレイヴの軍勢が彼らを出迎えた。長く血塗られた戦闘が起こった。エヴィールは辛うじてタイカルをエンクレイヴのシャードから遠ざけることに成功し、デッドスペルストームの奥へと誘い出した。
その後数年の間、エンクレイヴは戦闘のあとに残った廃墟を再建しはじめた。彼らはまたも壊滅の淵に立たされ、そしてまたも勝利した。エヴィールとタイカルの運命については誰も知らされていない。おそらくオラクルがかつての恋人たちの行く先を照らすであろう。

998 - 現在

The Time of the Enclave
 エンクレイヴの時代
オラクルの教えがエンクレイヴが最初に想像したものよりも大いなる力を持っていると気づいたとき500年が経っていた。古の英雄たちは歴史の記録やエンクレイヴハイクランの階級に掲げられ、オラクルの教えではない卑しき祖先の偶像崇拝は今や眉をひそめる。過去の歴史的記録が終幕を迎え、世界はデッドスペルストームのさらなる奥地へ旅する新たな英雄たちを受け入れはじめた。自らの未来をスペルボーンの年代記(クロニクルスオブスペルボーン)に綴る者たちを。

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