シロプルコ国際空港サーキット


詳細


名前:シロプルコ国際空港サーキット -Autodoromo de aeroport Cyropulco-
全長:6107m
コース幅:16.2m
高低差:13m
場所
レラントンフ共和国 ヤルト州 シロプルコリゾート市 シロプルコ 10-5-62
詳細
前半セクションはインディ500用オーバルサーキットと通常のロードコースを、後半セクションは市街地の公道とロードコースをつないで作られたパーマネントサーキット
世界唯一の『空港併設自動車競技施設』として有名
1979年に完成、1985年からF1世界選手権の『レラントンフGP』として開催中
同カテゴリーでは、2012年に初めてナイトレースが、2025年にはモータースポーツでは初の試みとなる、夕刻スタート→夜間フィニッシュの『トワイライトレース』が開催された

M.アンダーソンによるコース概要及び攻略方法(2009年当時)


このコースは僕にとって、本当の意味でホームグランプリ的存在だ。
オフシーズン中はいつもこの市街地道路を利用しているからね、殆ど知り尽くしているよ。
F1シーズンで一番チャレンジングであり、僕も含めた全ドライバーが楽しみにしているサーキットだと思う。
レイアウト的には高速サーキットと言うよりは超高速サーキットに近いかな。
テクニカルな第1,第2セクターでいかに速いタイムを稼げるかがポイントになる。

オーバルコースへ抜ける接続道路

1コーナーへ抜けるロードコースは起伏があるカーブだが、それほど速度は落とさなくても良い。
6速で通過出来る。
初めて走る場合は5速で通過したほうがリスクは少ない。

第1コーナー

2006年限りでオーバルコースは使用されなくなり、ヘアピンに近いレイアウトに改修され、若干上り気味。
3速まで減速する。

ガーモントコーナー

起伏のあるオーバルブリッジで、それほど速度は伸びておらず、アクセル全開で通過出来るが
滑りやすく、クリッピングポイントを誤るとサンドトラップの餌食となる。

アルガルースカーブ

上り勾配から若干下り気味になったカーブで、思ったよりも難しい。
3速から2速で通過しなければガードレールに接触あるいは大きなタイムロスになる。

カールトストカーブ

下り勾配で速度が乗っているため、減速ポイントは若干早めることがセオリー。
3速までシフトダウンして通過する。

ヨストーコーナー

サーキットコースからシロプルコ市街地へ抜けるパーマネントセッション前半部分のカーブ。
カントが付いており、7速ないし6速で通過できる超高速カーブ。

カンポーネトンネル内

F1シーズン中唯一のトンネルとなるカンポーネ内にはリンス,ダラーラの各カーブがある。
マップで見るとかなりきついカーブだが、どちらも4速で通過できる。
カーブにタイヤのラバーが乗ってくると4速全開で通過が出来る。

トルテルコーナー

トンネルを抜けた直後であり、西日となるとドライバーは眩惑に悩まされる。
普段から交通事故が多発しているT字路交差点なだけあって、レース時には注意したい。
アウト側のガードレールぎりぎりから2速まで減速してイン側のガードレールぎりぎりの縁石を使い
更に加速時にアウト側のガードレールぎりぎりの縁石も使う。
ドライバーは緻密なテクニックが要求される、サーキット内で最も難しいコーナー。

ロスマンズシケイン

普段は航空機の騒音対策のための遮音壁で閉ざされた場所であり、かなり汚れている。
タイヤのラバーの乗りも悪く、ブレーキを踏み込みすぎるとたちまちスピンアウトしてしまい、注意が必要。
2速で進入し、3速、4速と、徐々に加速しながらホームストレートへと抜ける。

過去に発生した主な事故履歴


1985年
  • ハンザ・ラゥド(瀕死の重傷 最終コーナー ロスマンズカーブ<現・ロスマンズシケイン>)
1994年
  • ハンザ・ラゥド(死亡事故 第1コーナー シロプルコ・オーバル)
2006年
  • ジル・F・アルバース(死亡事故 第1コーナー シロプルコ・オーバル)
2019年
  • マイケル・アンダーソン(選手生命断絶 第4コーナー アルガルースカーブ)
  • クリスチャン・ジェラルド(死亡事故 第6コーナー ヨストーカーブ)
  • アーノルド・カラム(炎上死 第7コーナー リンスカーブ)
  • ケーニッヒ・ウルフ(瀕死の重傷 第8コーナー ダラーラカーブ)
  • バートランド・ドッペンガルマー(選手生命断絶 第8コーナー ダラーラカーブ)
2026年
  • トニー・ワイエス(瀕死の重傷 第3コーナー ガーモントシケイン)
  • ジャック・ビクトリー(頸部損傷でドクターストップによる3戦出場停止 第3コーナー ガーモントシケイン)


事故後の主な改修点


第1コーナーは2006年に起こった死亡事故を機に、オーバルコースはF1では未使用となり、新たに『オーバルブリッジ』が建設されて、そこを通過するようになり、大きな事故はなくなった。
第3コーナーの「ガーモント」は、直後の第4コーナー「アルガルース」で選手生命を絶たれる大事故が発生し、シケインに改修された(画像は2019年現在のもののため、シケインは書かれていない)。
また、2026年に発生したトニー・ワイエスとジャック・ビクトリーのピットロード出口の事故によって、ここのピットロード出口も廃止される。
第6コーナーの「ヨストー」は、同年2019年に予選で死亡事故が発生したため、ヘアピンとシケイン(画像のヨストーカーブのすぐ上の濃い灰色の部分)を使用するようになる。
F1のためだけに作られたトンネル内の「リンス」、「ダラーラ」の各コーナーは危険であるため、一般公道(各コーナーそばの濃い灰色部分)を使用するようになった。
最終コーナーの「ロスマンズ」は、1985年の激突炎上事故のため、既にシケインに改修されている。

過去のグランプリ勝者


1985年(初開催) : エルダ・C・グロック -Erda Chambrea Glock-(TAN)*
1986年 : ハンザ・ラゥド -Qhanzer Lewd-(CSR)
1987年 : トレガンテス・ドッペンガルマー -Tregghantest Doppengalmar-(AMR)
1988年 : ハンザ・ラゥド -Qhanzer Lewd-(CSR)
1989年 : ファン・H・トルカシュライフェ -Jan Heimar Torcascheleife-(SND)
1990年 : トレガンテス・ドッペンガルマー -Tregghantest Doppengalmar-(AMR)
1991年 : トレガンテス・ドッペンガルマー -Tregghantest Doppengalmar-(AMR)
1992年 : ハンザ・ラゥド -Qhanzer Lewd-(CSR)
1993年 : ソラーレ・エンメリッヒ -Solare Enmerich-(CSR)
1994年 : ファン・H・トルカシュライフェ -Jan Heimar Torcascheleife-(CND)
1995年 : マイケル・アンダーソン -Michael Andersson-(LEL)
1996年 : ソラーレ・エンメリッヒ -Solare Enmerich-(CSR)
1997年 : ブラン・カラム -Branc Karam-(WRL)
1998年 : ラーン・C・トルカシュライフェ -Larn Castorlet Torcascheeife-(CND)!
1999年 : リカルド・アルボレーゼル -Ricardo Arvolaitheir-(CND)
2000年 : ジョン・ハーバート -Johan Herbert-(ESR)!
2001年 : ジル・F・アルバース -Gilles Fregmidor Albers-(AMR)
2002年 : マイケル・アンダーソン -Michael Andersson-(LEL)
2003年 : マイケル・アンダーソン -Michael Andersson-(LEL)
2004年 : マイケル・アンダーソン -Michael Andersson-(LEL)
2005年 : マイケル・アンダーソン -Michael Andersson-(LEL)
2006年 : ステファン・W・マクファーソン -Stephane Williams McPherson-(ESR)* !
2007年 : ブラン・カラム -Branc Karam-(WRL)
2008年 : マイケル・アンダーソン -Michael Andersson-(LEL)
2009年 : ブラン・カラム -Branc Karam-(WRL)
2010年 : ラーン・C・トルカシュライフェ -Larn Castorlet Torcascheleife-(CND)
2011年 : マイケル・アンダーソン -Michael Andersson-(LEL)
2012年 : マイケル・アンダーソン -Michael Andersson-(LEL)
2013年 : マイケル・アンダーソン -Michael Andersson-(LEL)
2014年 : マイケル・アンダーソン -Michael Andersson-(LEL)
2015年 : マイケル・アンダーソン -Michael Andersson-(LEL)
2016年 : マイケル・アンダーソン -Michael Andersson-(LEL)
2017年 : ロティル・W・トルカシュライフェ -Rotilles Werch Torcascheleife-(CND)
2018年 : ケーニッヒ・ウルフ -Koegnic Ourph-(CSR)
2019年 : ローダン・アルボレーゼル -Roewan Arvolaitheir-(CND)*
2020年は未開催
2021年 : ジョージ・リスター -George Lister-(ESR)
2022年 : ロティル・W・トルカシュライフェ Rotilles Werch Torcascheleife-(CND)
2023年 : トニー・ワイエス -Tonny Wyeth-(BUR)
2024年 : ロティル・W・トルカシュライフェ Rotilles Werch Torcascheleife(CND)
2025年 : ソラム・グラトリード -Sorums Gratrido-(WRL)!
2026年 : ペドロ・グルイヤール -Pedro Grouillard-(LEL)!

注釈 : 「*」は赤旗終了で決定した優勝者 「!」はデビュー同年勝利者(スポット参戦含む)
最終更新:2010年04月12日 22:00
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