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終戦 Phase-40」(2005/12/17 (土) 00:46:30) の最新版変更点

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アスラン「さて、カガリ。彼らも一段落したみたいだからそろそろ本題を・・・って、あれ?キラはどこいった?」 メイリン「あ、キラさんならあそこに…」 カガリ「おい、キラ!何やって・・・ってホントに何やってんだ、オマエ!」 何故か遠慮がちなメイリンが指さした先、カガリとアスランの視線の先、そこにいたのは… ガタガタブルブル… 膝を抱え込み、部屋の隅でヒドく怯えているキラ・ヤマトの姿だった。 普段のさわやかな笑顔、戦闘中のキリリと集中した顔、今の彼にはそのどちらの面影もなく、ただ震えている。 カガリ「おい、キラ!どうした?」 キラ「僕が…守って…あげられなかった…彼女…ダメだった…なのに…何で…」 カガリ「ダメだ!アスラン、キラが壊れた!」 アスラン「そんな馬鹿な!おい、キラ!しっかりしろ!」 この外野組の騒動に画面の向こう側の一人が気がついた。 フレイ「キラ?そこにいるのはキラなの?」 キラ「ひぃっ!」 フレイに話しかけられた瞬間に悲鳴をあげて一層怯えるキラ フレイ「キラ!キラなのね!」 キラ「そんな…だって…彼女は…僕の…目の前で…それで…」 フレイ「キラ…。顔を上げて?私が誰かわかる?」 キラ「フレイ、フレイ・アルスター…」 フレイ「そうよ。ふふ、またキラに会えて嬉しいわ」 キラ「でも、でも!君は二年前に!」 フレイ「あの時のことね。確かに私、あの時火に飲み込まれたわ…。死んだと思うのも当然よね。でも、私、生きてたのよ」 キラ「そんな馬鹿な…」 フレイ「そこのフラガさんがローエングリン直撃で生きてるのよ?私が生きてても不思議じゃないわ」 キラ「そんな滅茶苦茶な…」 フレイ「キラは私がいない方がいいの?」 キラ「いや、そんな事は…」 フレイ「なら、別にいいでしょ?キラと私、2人とも生きてる。それでいいじゃない。ね?」 キラ「…うん!そうだよね!フレイ、本当に生きててよかった…」 メイリン「あの、あの人、誰ですか?」 カガリ「キラの愛人かな?」 メイリン「えぇ!?」 アスラン「カガリ、意味分かって言ってるのか?」 カガリ「だってキラの恋人はラクスだろ?じゃあ、フレイは愛人だろ?」 アスラン「なんだよ、それ…」 ムウ「オイ、お姫様。おしゃべりはそこまでにして、今度こそ本題に入れよ」 通信開始から随分な時間がたち、話題も相当ずれてしまい、全員の心は緩みきっていた。 カガリ「おい、ムルタ・アズラエル。さっき全部ウソって言ったな?じゃあ、この条約も」 ムルタ「あ、それは本当ですよ。明日にでもオーブには最終通告が届くみたいですよ?」 会議室の中の時間が止まった。そんな気がした…。

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