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ステラ、シャニ、アウルの三人が格納庫でバルトフェルドと遭遇した時、クロトとスティングの二人は基地内の自販機の前にいた。 二人は飲み物(クロトはコーラ、スティングは緑茶)を片手に談笑していた。 スティング「まさかこの国での初の実戦がこんなに大きな戦闘になるとはな」 クロト「同・感!地球とザフトの連合軍とやるとは思わなかったね。この国ってそんなに邪魔なのかな?」 スティング「何かと反対してきたからな、この国は。今回で三度目か?」 クロト「一回目が僕達が攻めた時で、二回目はデスティニープランの時。そうだね、今回が三度目だ」 スティング「しかも反対して抗戦すると絶対勝つからな、この国は」 クロト「一回目の時は勝ってないよ。自爆だったから」 スティング「そこら辺はどうでもいいさ。とにかく、地球軍もザフトもいい加減我慢できなくなったんだろうな」 クロト「ナチュラルとコーディネーターがお互いに手を取り合ってオーブを潰しましょう!って?ホント、お偉いサンは都合がいいね」 スティング「仕方ないさ。人間なんてそんなもんだろ」 そう言って、空き缶をゴミ箱に向かって投げるスティング。 空き缶はキレイにゴミ箱へと入った。 スティング「ナイスシュート!」 クロト「それぐらいは僕だって…」 クロトも空き缶を投げるが空き缶はゴミ箱の淵に当たって落ちる。 クロト「あ…」 スティング「クロト選手、フリースロー失敗!だな」 クロト「ふん!必死なってやるもんでもないし、別にいいけどね!」 ズカズカと落ちた空き缶の下まで進み、拾い上げてゴミ箱に叩き込む。 クロト「ふぅ、これでよし。ところでさぁ、スティング。地球軍にレイダーがあるって知ってる?」 スティング「は?お前のレイダーじゃなくて?」 クロト「うん。もともと僕のレイダーって先行完成機、だったかな?簡単に言うと試作機なんだよね」 スティング「へぇ、初耳だな。じゃあ、なんだ、お前のより地球軍にある方が性能いいのか?」 クロト「それはないね。あっちのにはツォーンもミョルニルもないから」 スティング「じゃあ、どうてことないじゃん。それが一体どうしたっていうんだよ」 クロト「いや、今度の戦闘に出てきたら戦ってみたいなぁ、って思ってさ。こっちが本物のレイダーって証明するのさ」 スティング「先の見えた勝負だと思うけどな」 クロト「だよね?やっぱり僕のレイダーが勝つに決まってるよね!」 スティング「ま、せいぜい頑張ってくれよ」 クロト「・・・なんだよ、冷たいな」 スティング「別に冷たくしてるつもりはないけどな…」 クロト「あっそ。ならいいけど・・・ん?」 スティング「どうした?」 クロト「あれ見てよ」 スティング「何だ?」 クロトが指さす先、廊下の奥に移動する人影がある。 スティング「あれって確か…」 クロト「明・鈴(メイリン)とか言ってたね」 廊下を移動する影、その正体はメイリン・ホーク。ザフトからの脱走兵にして、情報操作のエキスパート。 その彼女が辺りを異常に気にしながら廊下を歩いている。 スティング「随分とキョロキョロしてるな」 クロト「どこ行くのかな?」 スティング「怪しいな…」 クロト「怪しいね…」 スティング「・・・。こっちには気付いてないみたいだし…」 クロト「行っちゃいますか?」 スティング「行っちゃいましょう」 考えの一致した二人は音を立てないように近づいていき、ギリギリの間隔でメイリンの後を付け始めた。
ステラ、シャニ、アウルの三人が格納庫でバルトフェルドと遭遇した時、クロトとスティングの二人は基地内の自販機の前にいた。 二人は飲み物(クロトはコーラ、スティングは緑茶)を片手に談笑していた。 スティング「まさかこの国での初の実戦がこんなに大きな戦闘になるとはな」 クロト「同・感!地球とザフトの連合軍とやるとは思わなかったね。この国ってそんなに邪魔なのかな?」 スティング「何かと反対してきたからな、この国は。今回で三度目か?」 クロト「一回目が僕達が攻めた時で、二回目はデスティニープランの時。そうだね、今回が三度目だ」 スティング「しかも反対して抗戦すると絶対勝つからな、この国は」 クロト「一回目の時は勝ってないよ。自爆だったから」 スティング「そこら辺はどうでもいいさ。とにかく、地球軍もザフトもいい加減我慢できなくなったんだろうな」 クロト「ナチュラルとコーディネーターがお互いに手を取り合ってオーブを潰しましょう!って?ホント、お偉いサンは都合がいいね」 スティング「仕方ないさ。人間なんてそんなもんだろ」 そう言って、空き缶をゴミ箱に向かって投げるスティング。 空き缶はキレイにゴミ箱へと入った。 スティング「ナイスシュート!」 クロト「それぐらいは僕だって…」 クロトも空き缶を投げるが空き缶はゴミ箱の淵に当たって落ちる。 クロト「あ…」 スティング「クロト選手、フリースロー失敗!だな」 クロト「ふん!必死なってやるもんでもないし、別にいいけどね!」 ズカズカと落ちた空き缶の下まで進み、拾い上げてゴミ箱に叩き込む。 クロト「ふぅ、これでよし。ところでさぁ、スティング。地球軍にレイダーがあるって知ってる?」 スティング「は?お前のレイダーじゃなくて?」 クロト「うん。もともと僕のレイダーって先行完成機、だったかな?簡単に言うと試作機なんだよね」 スティング「へぇ、初耳だな。じゃあ、なんだ、お前のより地球軍にある方が性能いいのか?」 クロト「それはないね。あっちのにはツォーンもミョルニルもないから」 スティング「じゃあ、どうてことないじゃん。それが一体どうしたっていうんだよ」 クロト「いや、今度の戦闘に出てきたら戦ってみたいなぁ、って思ってさ。こっちが本物のレイダーって証明するのさ」 スティング「先の見えた勝負だと思うけどな」 クロト「だよね?やっぱり僕のレイダーが勝つに決まってるよね!」 スティング「ま、せいぜい頑張ってくれよ」 クロト「・・・なんだよ、冷たいな」 スティング「別に冷たくしてるつもりはないけどな…」 クロト「あっそ。ならいいけど・・・ん?」 スティング「どうした?」 クロト「あれ見てよ」 スティング「何だ?」 クロトが指さす先、廊下の奥に移動する人影がある。 スティング「あれって確か…」 クロト「明・鈴(メイリン)とか言ってたね」 廊下を移動する影、その正体はメイリン・ホーク。ザフトからの脱走兵にして、情報操作のエキスパート。 その彼女が辺りを異常に気にしながら廊下を歩いている。 スティング「随分とキョロキョロしてるな」 クロト「どこ行くのかな?」 スティング「怪しいな…」 クロト「怪しいね…」 スティング「・・・。こっちには気付いてないみたいだし…」 クロト「行っちゃいますか?」 スティング「行っちゃいましょう」 考えの一致した二人は音を立てないように近づいていき、ギリギリの間隔でメイリンの後を付け始めた。 スティング「何する気なんだ?」 クロト「ザフトからの脱走兵とか言ってたからこっちの情報をザフトに流すつもりとか」 スティング「スパイか…。あり得るな。でも、何で今なんだ?アイツが来たのって戦争中だろ?情報漏らすなら普通はその時だろう…」 クロト「僕が知るわけないだろ!・・・あ、止まった!隠れろ!」 メイリンはある場所で止まると再び周りを確認し、目の前のモノに手をかける。 スティング「通信器?」 彼女のまえにあるのは一般用の公衆の通信器 クロト「やっぱりスパイだ!」 スティング「シッ、静かにしてろ。話し始めたら、しっかりと聞いとけよ」 クロト「了・解!」 そんな二人には気づかずメイリンは通信器を手に取り、どこかにつなげて話し始めた。 メイリン「あっ、お姉ちゃん?・・・うん、大丈夫だよ。・・・ごめん。え?知らないよ、そんなの。そっちが変な条約出してきたんじゃない」 クロト(何の話だろ?話し相手はお姉ちゃん?) スティング(条約がどうのって聞こえるけど…) メイリン「うん、うん・・・え?私はこっちにいるよ・・・嫌だよ、私はオーブでアスランさん達と戦うの!・・・」 クロト(アスランだって!) スティング(姉ちゃんの方もアスランを知ってるみたいだな) メイリン「お姉ちゃんこそコッチに・・・そうだよね・・・でもそれじゃ、お姉ちゃんも出てくるの?・・・そう…」 スティング(出てくるってのは、やっぱり今度の戦闘のことだろうな) クロト(じゃあお姉ちゃんって人はパイロットなんだね) メイリン「・・・え?おめでとう!なのかな?・・・うん・・・インパルス部隊?・・・へぇ、すごいね」 クロト(インパルス部隊!?何それ!?) スティング(わからないがたぶんインパルスってのはあのザフトのMSだろうな) クロト(じゃあお姉ちゃんはザフトで、しかも赤服だね) スティング(たぶんな…) メイリン「シンやレイは?・・・うん。私は元気ですって伝えといて・・・やっぱり出てくるんだ…。でも、二人とも機体はメサイアで・・・え!?デスティニーもレジェンドも直ったの!?」 クロト(聞いた?今の) スティング(ああ。今度の戦闘、楽しくなりそうだな…) メイリン「・・・そんなことは…・・・わかったよ。あのね、随分前に元地球軍だった人たちがオーブ軍に入ったんだけど」 クロト(!!!これは止めなきゃ!僕達のことが漏れる!) スティング(ヤバいな!行くぞ!) メイリン「全員で六人・・・うん、それがね、その人達って実は強」 クロト「ハイ!そこでストップ!」 ブチッ メイリン「え?」 クロトが後ろから近づき通信器を切る。 突然通信器を切られたメイリンは慌てて後ろを振り向く。 彼女の目に映ったのはニヤニヤと笑っているクロトと鋭い目をしたスティング。 クロト「ザフトの情報を聞き出したのはよかったんだけどねぇ」 スティング「俺達の情報まで流すことはないだろう」 メイリン「あ、ああ…。わ、私…」

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