もしも3馬鹿常夏トリオが種死に出てたら 格納庫

終戦 Phase-43

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匿名ユーザー

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オルガ「お前らさ、ちゃんとわかってんのか?」
クロト「はぁ?」
アウル「わかってるって何がさ?」
オルガ「どこと戦うか、だ」
スティング「そりゃあ、地球とザフトの連合軍だろ?」
ステラ「知ってるよ~、そんなこと」
シャニ「バカじゃん、オルガ」
オルガ「はぁ…。お前らって本当に何にも考えてないのな」
アウル「何なのさ、一体!さっきから一人だけテンション低くてさぁ!」
スティング「確かに。なぁ、オルガ。お前の大好きな実戦だぜ?連合軍ってぐらいだから数も多いだろうから、お前の得意分野だろ?」
オルガ「言っておくが俺は今回は戦闘ナシで終わってほしい。ここの国民が反対するなり、お姫さんかおっさんが別の道を見つけるなりとにかく戦闘はナシがいい」
クロト「はあぁ!?」
シャニ「オルガ、マジで言ってんの?キモいよ…」
オルガ「どうとでも言え。とにかく俺は」
ステラ「何で?何でそんなこと言うの?」
アウル「そうそう!理由を教えてくんなきゃ、こっちもオルガの考えてること見えないよ!」
クロト「もったいぶらずに言えよ、オルガらしくもないぞ!白・状!」
シャニ「早く」
オルガ「なら、言うけどよ、俺は地球軍とは戦えない」
クロト「だから何で!!」
オルガ「だから!地球軍にはおっさん達がいんだぞ!あの強力戦艦ドミニオンだぞ!戦闘になりゃあ、前線に来るに決まってるぞ!そうなったら、否が応でも戦わなきゃならねぇんだぞ!そこら辺、わかってんのか、お前ら!」
五馬鹿「あ…」

そう言えばそうだ。いくらオーブ軍の自分達と親しげに通じていようとも、いくら反対の旗を掲げようともアズラエルやナタルも地球軍。
上からの命令があれば基本的には逆らうわけにはいかないだろう。
そして、あのドミニオンの性能や人材を考えれば、前線に叩き出されるとみて間違いない。
そうなったら自分達は彼らと戦わなければならない、自分達の恩人と。

オルガ「いくらドミニオンを避けて戦闘しようが、結局はぶつかる事になるだろうしな。いくら俺でも恩人には攻撃なんかできねぇよ」
アウル「僕も…。確かにおっさん達には攻撃できないなぁ…」
オルガ「戦闘になれば俺達もオーブ軍なんだから戦わなきゃダメだしな。自分で言うのもなんだが、俺一機がかけても大幅な戦力ダウンだろうし」
クロト「オルガのカラミティは雑魚掃除の要だからね」
スティング「いるかいないかで戦局は結構変わるだろうな」

オルガ「昔の俺達を支えてくれた恩人か、それとも今の俺達を支えてくれているオーブのどちらかを戦闘になったら切り捨てないといけなくなる」
ステラ「ステラ、どっちも大事!どっちも守りたい!」
シャニ「だからそれができないから困ってるんだろ…」
オルガ「だから俺は戦闘じゃなくて、別の方法で解決してほしいんだよ」

アウル「あ~あ!何で僕達がこんなに考えなきゃいけないんだろ?」
スティング「さぁな。でも、俺達って変わっちまったな…。昔ならこんな事、なかっただろうな」
クロト「ですね…。昔は敵だってわかれば相手が何だろうがとにかく潰してたから…」
シャニ「はぁ…、面倒くさ…」
オルガ「ま、おっさん達がいなければ、俺も喜んで戦闘に賛成なんだけどな…」

いかに自分達が複雑な立場に置かれているかを実感した六馬鹿達。
どうやってこの問題を解決すれはいいのか必死に考える。六馬鹿達がこんな真剣に悩む姿なんて二年前では絶対にありえなかった。
そう、スティングの言うとおり彼等は変わった。より人間らしくなったのだ。もう彼等は軍に縛られた戦闘マシンなんかではなく、一人の立派な人間に成長した。

ステラ「そうだ!ステラ、わかった!」
スティング「何がだ?」
ステラ「あずらえろが地球軍にいるから、戦闘、できない。なら、いなくなってもらう!」
アウル「うわ、ステラがすげー恐ろしいこと言い出した!」
クロト「意・外!」
シャニ「何?今のうちに殺しておいて、戦場にはださないってこと?」
オルガ「ステラよぉ、もうちょっと頭使ってくれ。それって結局恩人を殺」
ステラ「ちがーう!」
オルガ「じゃあ、何だよ」
ステラ「あずらえろにお願いして、こっちにきてもらう!ステラ達と一緒に戦ってもらうの!」
オルガ「まぁ、ある意味で理想の解答だよな」
アウル「戦闘もできるし、おっさん達とはやらなくて済むし」
クロト「最・高!」
スティング「可能性は低いが、頼んでみる価値はありそうだな」
ステラ「でしょ?」
アウル「よぉし、ならもう一回おっさんに通信しようぜ!」
クロト「賛・成!通信は僕に任せてくれよ。何となくわかるから」
オルガ「変な所に繋げんなよ?」
クロト「わかってるよ!…よし、見つけた!呼び出し、開・始!」

期待と不安を抱えながら画面を見つめる六馬鹿たちだった。

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