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Dominions Phase11


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「うォらァァァァ!!!!」
「ウエイ!」
 オルガとステラの絶叫が重なり、中空へ飛び上がったガイアの口部から、
カリドゥス複相ビーム砲 背部の二門のビーム突撃砲が、
そしてカラミティの肩の125ミリ二連装高エネルギー長射程砲
胸の580ミリ複列位相エネルギー砲、右手のギガランチャー、左手の装甲散弾砲が火
噴き盾を構えて静止射撃を行っていたダガーL部隊がその射線上から消滅する。

 基地守備隊は、破壊を撒き散らしながら、基地内を駆け回る、
ガイアとカラミティをを潰そうと躍起になるが、 とにかく射撃が当たらない。
 ガイアの動きは、カラミティを乗せていてさえ、敏捷きわまりなく、
また複雑なステップを駆使しており 敵の射撃を避けるために、機体を振りながらでは、命中など、させられるものではない。
 リスクを覚悟で盾を構えながら、又は中空でホバリングしながら、
精密射撃を試みようとすると、 上に乗っているカラミティに盾ごと吹き飛ばされ、
ビームに貫かれる。

 更にカラミティとガイアの上には、カオスが滑空し、ガイアの撃ち漏らした敵、
中空から攻撃しようとする敵ををビームライフルの正確きわまりない射撃で打ち落とし、
遮蔽物に隠れて なんとか狙撃しようとするダガーLを死角からの兵装ポッドで打ち倒す。

 機体から独立して飛び回る兵器など見たこともない上に、桁外れの火力のカラミティに、
知らず知らずのうちに 意識が集中するため、死角から飛んでくる兵装ポッドのビームに
地上のダガー部隊は片端から撃墜されていった。
視野が広く、元来フォローするのが得意なスティングは己の長所を存分に発揮していた。

「すげえな・・・」
 しかし、スティングの、この呟きは、カラミティやガイア、無論自分ではなく、
単機で基地上空を飛びまわり、片端からウィンダムを叩き落し施設を破壊している
クロトに向けられたものだった。
今日のクロトはいつも以上にキレがあった。

「瞬殺!」
 一機のウィンダムが、レイダーの羽のグリフォン2ビームブレイドに切り裂かれ、
爆発。側を飛んでいたウィンダムが旋回して戻ってくるレイダーに、
慌ててビームライフルを撃つ。 それをレイダーは機体をわずかに下げて回避。
 そのまま高速でレイダーはウィンダムの横を駆け抜けた。
「抹殺!」
胴を真っ二つにされたウィンダムが落下し爆発するのを視界の端にとらえ、
クロトはにんまりと笑った。

 翼のビームブレイドにより、MA形態での攻撃力は更に上がり、
MS形態を取る必要が減ったことで クロトの高い回避能力と高速移動攻撃力が、
更に発揮できるようになったのである。

そのレイダーを止めるべく4機のダガーLが地上から必死でレイダーを撃つ。
「下手くそォ~!」
 が、クロトの駆るレイダーをまったく捉えられない。
それならばと、ビームを乱射する4機の側の3機がミサイルポッドを開き、
大量のミサイルを発射した。

「オヒョ~!」
 クロトは叫ぶと、一気に機体を上空へと持ちあげ、大きく機体を旋回させた。
ミサイルが追う。 クロトは今度は下方に機体を向け、短距離プラズマ砲を撃ちながら
6機のダガーLに一直線に レイダーを突っ込ませた、

 人間は大きく横、縦に物体が動くと、それを目で追うことにのみに意識がいき、
体の動きはなおざりになる。
しかも線の動きでではなく、まっすぐ点となって自分達に向かってくる目標に、
ダガーLのパイロット達は完全に対応が遅れた。
前にいた2機が吹き飛ぶ。
 ようやく、残りの機体がビームライフルを構えた瞬間、なぜかレイダーが、
大きく斜め上空へと消えていく。
しかし、ダガーLのパイロット達が次に見たのはさっき自分達の見方が撃った大量のミサイル。

「それ返すよ。僕はいらないからね~。」
 ミサイルはそのまま残りのダガーL5機に降り注ぎ。爆発が起こる。
目論見が当たったというのに、その爆発をクロトは見てもいない。
そのまま一気に目の前のハンガーに突っ込んでいく。

「これでえぇぇ、滅っ殺!」
 レイダーの口部から100ミリエネルギー砲が放たれ、ハンガーに吸い込まれていく。大爆発が起こった。
 思わぬ規模の爆発に流石にクロトも驚き、MS形態を取って機体を停止させ、
コクピット内で驚きの表情を浮かべた。

「お! 弾薬庫だなありゃ。」
 スティングはコクピットの中で独りごちた。
ゲリラのトレーラーで基地近くまで接近し、おかげで楽に基地に突入できた。
大分暴れまわったし、何かありそうな建物もかなり破壊してやった。
 にしても、流石にゲリラを討伐する拠点として築かれただけのことはある。
なかなかの規模だしMSの数もかなりのものだ。
弾薬庫も吹き飛ばしてやったことだし、そろそろ潮時か・・・。

 ナタルからは、カオスかレイダーのバッテリーが三分の一になったら、
必ず所定の場所へ向かえと命令されていた。
建物の陰にカオスを着地させ通信を送る。

<クロト!バッテリーはどんなもんだ?>
<3分の1くらいだね>
<じゃあ、離脱だ。ステラ、行くぞ?>
<いいよ。>
<オイオイオイ。ちょっと待て、スティング。まだこれからだろうが。>
 オルガは通信に割り込んだ。せっかく気分良く暴れているというのに、
こんな所で帰っていられるか。 もっと破壊を、もっとスリルを。
オルガの心はそう求めていた。

<3分の1になったら帰れって、命令だっただろうが。>
<てめーと艦長は、慎重すぎんだよ。まだいけるぜ。>

 この言葉にスティングはしばし考える。
所定の場所へはパワーが5分の1もあればたどり着ける。
もう少し暴れてもいいか・・・。つい、そんな気になる。
戦場に出れば連戦連勝。冷静さを信条とするスティングもいつの間にか慢心していた。

<分かった。じゃあもうちょいやるか!>
<いいね。僕も賛成だよ>
<分かった>
<おぉし。いくぞぉぉぉぉ!>
4人は通信を切るとまた、各々戦闘に没入していった。
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