もしも3馬鹿常夏トリオが種死に出てたら 格納庫

終戦 Phase-48

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匿名ユーザー

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六馬鹿「おっさん!」
ムルタ「君達は本当に僕の予想通りに動きますねぇ」
ナタル「しかし、予想はできたとはいえクライン嬢に悩み相談は予想できなかったが」
フレイ「っていうより、アンタ達とラクスで話が通じるなんて思いもしなかったわ」
ラクス「まあ!フレイさん、それは少し言い過ぎですわ!」

画面の向こうの4人は楽しげに会話を始める。
それに対して六馬鹿は未だに困惑していた。

オルガ「おい、アンタら」
ナタル「どうした、サブナック」
オルガ「俺達が悩んでんの知ってたんだろ?なら、アンタらは実際どうすんだよ」
ムルタ「何がですか?」
オルガ「な、何がって…。アンタらは俺達の敵になるのか?それとも味方になるのか?」
ムルタ「ああ、そのことですか。それについては、まぁ、正直どちらでもいいんですけど…。でもどちらかと言えば地球軍側にまわってオーブを潰したいですね」
六馬鹿「!!!」

またも飛び出したアズラエルの仰天発言。
普通なら言い方などからして冗談だとわかるハズだったが、今の六馬鹿はアズラエルの言葉は本気と考えてしまう。
六馬鹿全員が再び沈みきった顔になる。

ナタル「理事!これ以上彼等を混乱させるのは止めてください!ルーシェに至っては泣いてしまったじゃないですか!」
ステラ「うぅ、うぇ…」
フレイ「泣かないで」
ステラ「あずらえろがぁ…う、うぅ」
フレイ「ステラは泣かないで」
ステラ「ステラは…、ステラは…」
フレイ「護るから。私達の本当の思いがステラ達を護るから」
(話に入れずトリイと戯れていたキラが物凄い勢いでフレイを見た)
ステラ「…本当?」
フレイ「えぇ、本当よ。だからアンタ達もそんな顔しないの」
アウル「でも、やっぱりおっさんが…」
ナタル「理事!」
ムルタ「わかりましたよ。アルスターの言うとおりです。私達が君達の敵になることはありませんよ」
スティング「じゃあ、味方してくれんのか?」
ムルタ「それはまだわからないんですよね。やっぱりこちらも地球軍ですから。表立って味方できるかどうかはまだね」
ナタル「しかし先ほども理事が言ったが私達がお前達の敵になることはない。安心しろ」
クロト「安・堵…」

恩人と戦わなくていいことが確定した六馬鹿達は心の底から安心した様子だった。
画面の向こうの4人もそんな六馬鹿達を見て微笑んでいる。(キラはフレイとラクスを交互に見ている。何を考えているのかはわからない)
しかし、穏やかな雰囲気が出来始めたと思った矢先・・・

オルガ「やったぜ!これで心おきなく連合の奴らを潰せるぜ!」
クロト「ですね!うはー!楽しみー!」
アウル「やっぱり地球軍とザフトの連合だからいろんなMSとやれるんだろうね!」
スティング「久々の実戦!クーッ、たまんねぇな!」
ステラ「ガイア、動けるかな…」
シャニ「・・・(最近メンテナンスは整備班に任せっぱなしだったなぁ…。後で見に行こう)」
ラクス「和平を望んでたわけではありませんのね…」

この切り替えの早さにはさすがのラクスも驚いたようだった。
保護者組もナタルは顔に手をあててお手上げモード、アズラエルは苦笑い、フレイはやれやれと溜め息をついた。

ナタル「すみません、クライン嬢。コイツらは、その、職業柄というか性格というか…」
ラクス「いえ。確かに戦闘を好むのにはあまり賛同できませんが、彼らが元気になったのは嬉しいことですわ」
ムルタ「そうですよ、艦長さん。いつも通りが一番ですよ」
フレイ「いつも通りもそれなりに困るけどね」

いつも通り。
六馬鹿が騒ぎ、保護者組がそれをある時は咎め、ある時は見守り、そしてまたある時は一緒に騒ぐ。
その構図は離れ離れになった今も続いていた。

スティング「そういや、おっさん」
ムルタ「何ですか?」
スティング「表立って味方できないってことは戦場には来ないのか?」
ムルタ「今、考えるところですよ。それも含めて色々考えるために、今日はわざわざクライン嬢に来ていただいたんですから」
ナタル「こちらとしてはオーブを支援したいとは思っているが、何度も言うがこちらも軍人という立場上な…」
アウル「脱走すりゃいいじゃん。きっとこの国がかばってくれるって」
ムルタ「大型戦艦で脱走なんかしたら、五分もたたない内に捕まりますよ」
ラクス「アスランの様にうまくはいきませんわ」
オルガ「ま、現実はそんなもんだろ」

ムルタ「とにかくですね、今から予定通り会談始めますから。通信はここで終わりですよ」
ステラ「えー!もっとお話したい!」
ナタル「ルーシェ、我慢しろ。お前達はお前達でやるべきことをやっておけ」
ラクス「皆さんとお話できて楽しかったですわ。またお話できるといいですね」
クロト「こっちも楽しかったよ!」
ラクス「キラ」
キラ「ハ、ハイ!」
ラクス「カガリさんとオーブ…守ってくださいね」
キラ「わかってる。心配しないで」
ムルタ「ではまた次の機会があれば…」

アズラエルのその台詞を最後に通信は終わった。
この先、一体オーブとAA、そして六馬鹿はどんな道を進むのだろうか?

キラ「彼等はああやって言ってるけど、やっぱり戦うのはイヤだな…。和平、話し合いとかで決まらないかな…」


そんなキラの考えは見事に裏切られた。
翌日早朝、地球軍からの最終通告
オーブ首脳陣、話し合いを求めるが地球軍はこれを拒否。
同日正午、カガリによるオーブ全域放送。
争いを好まぬ民は他国やプラントへ。オーブの信念を貫く民は残留。
そして同日午後9時、オーブ徹底抗戦へ。
連合軍による武力行使は一週間後…。

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