もしも3馬鹿常夏トリオが種死に出てたら 格納庫

終戦 一気に読む

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Phase-01
オルガ「一体どういうことだよ、戦争が終わったって!」
スティング「あのレクイエムとかいうのはどうしたんだよ」
アウル「ネオはいなくなっちゃうし!」
クロト「ちゃんと説明してくれよ!」
シャニ「早く」
ステラ「ネオ~…」
ムルタ「説明しますから黙ってください。黙らないとお仕置きですよ?」
六馬鹿「・・・」
ムルタ「まず、さっきも言いましたが戦争は終わりました。」
アウル「だから何で?」
ムルタ「我々と別に動いていたジブリール氏がレクイエムを発射したのはよかったのですが、その後にザフトに制圧されてジブリール氏は亡くなったんですよ」
オルガ「意味無ぇ…」
スティング「もっとがんばれよ、ジブリール…」
ムルタ「話を続けますよ?レクイエムを制圧したザフトはなんと!自らレクイエムを改良し地球軍を攻撃、さらにはオーブを標的にしたのです」
シャニ「せこい…」
ステラ「ずるい…」
ムルタ「それを知り二年前のように阻止しようとしたのがあのAAです!」
アウル「おっさん、乗ってきたな…」
オルガ「あ?じゃあ、あの白いのや赤いのもか?」
ムルタ「いましたよ。とにかくAAはレクイエムを止めてデュランダル議長の野望を阻止したのです。それを機に議長を失ったザフトと戦力を失ったた地球軍は停戦を結び戦争おしまいです」
スティング「何だそりゃ!?出番なしかよ!!」
ステラ「ネオは?」
ムルタ「あぁ、彼ですか。彼はAAにいますよ」
シャニ「は?」
ムルタ「彼、ジブリール氏に記憶を改ざんされてたみたいでしてね。もとはAAにいたらしいんです。まぁ、古巣に戻ったんですよ」
ステラ「だからネオは?」
オルガ「お家に帰ったんだってよ」
ステラ「いいなぁ…ステラ…どこに帰ろう…」
アウル「そうだよ!俺たちどうなんのさ!」
ムルタ「心配しなくてもいいですよ。ここに都合よく君たちの最後のクスリがありますから。それを飲んだら君たちは自由です」
オルガ「くそ、用が済んだら処分かよ!」
クロト「もう少し遊びたかったなぁ…」
ムルタ「最後というのはコレを飲めばクスリとは無縁になれるって意味です。勘違いしないように」
シャニ「ホント?」
スティング「やったぜ、いい人だな!」
ムルタ「当然ですよ。さっ、事情がわかったら早く目的地を決めてください。お金については心配いりませんから。」
六馬鹿「ハ~イ!!」

続く…

Phase-02
食堂に集合した六馬鹿
アウル「で、どこに行く?」
スティング「さっきは雰囲気に流されて返事したけど、いきなりだよな…」
オルガ「とりあえずはプラントか地球か決めようぜ」
クロト「その二択だったら地球がいいな、僕は」
スティング「オレも地球かな。とりあえずオレ達地球軍なワケだし」
オルガ「確かにな。コーディネーターにいい目では見られねぇだろうしな」
ステラ「ステラ、地球がいい!」
シャニ「コーディネーターとか言ってもオレ達だってあんま変わんないよね…」
六馬鹿「orz・・・」

スティング「と、とにかく、行き先は地球だ!」
アウル「地球のどこにすんの?」
オルガ「やっぱオーブだろ?あそこなら戦闘とは無縁だし気楽に過ごせるだろ」
ステラ「ステラ、オーブ行ったことないから行きたい!」
クロト「ですね!あそこならコーディネーターとか生体CPUとか関係ないだろうしね!」
シャニ「でもオーブ襲っちゃったよね、オレたち…」
旧三馬鹿「orz・・・」

アウル「だ、大丈夫だって!隠せばいいんだし、バレたら地球軍に逆らったら生かしてもらえなかったって説明すればいいんだから!」
スティング「そ、そうだよ!俺らも口添えするから!」
ステラ「ステラも応援するよ!」
シャニ「でもお前ら、オーブの人達の信頼とかないじゃん…」
新三馬鹿「orz・・・」

オルガ「っつうか、バレたらまた考えりゃいいだろ」
スティング「そうそう、バレたらその時だ」
クロト「じゃあ、行き先はオーブに決・定!!」
六馬鹿「イエ~イ!!」

ムルタ「行き先は決まりましたか?」
オルガ「あぁ、オーブだ」
ムルタ「オーブですか。まぁ、いいでしょう。あ、ちなみに部下に連絡して君たちの住処は用意しておきます」
アウル「おぉ!おっさん気前がいいね!」
ムルタ「僕を誰だと思ってるんですか?まぁ、住処と言っても君たち六人で一つですよ?」
スティング「ま、そうなるよな…」
クロト「一人で住みたくなったら働くしかないってコトか…」
ムルタ「その通りです。あと生活費は一年は保証してあげますが、ちゃんと働き先見つけてくださいよ」
六馬鹿「ハ~イ!」
ムルタ「では最後に。君たちの住処には巨大な地下室をつくります」
シャニ「は?」
ステラ「うぇ?」
ムルタ「そこに君たちのMSを保管します。維持費はこちらが出しますが所有権は君たちにあります」
六馬鹿「えぇ!?」
ムルタ「それではまた後で…」

Phase-03
六馬鹿のオーブ行きが決定して3日後…
ムルタ「地球に降りたのでオーブはもうすぐですよ」
ステラ「オーブ、オーブ!」
アウル「海だー!」
クロト「太・陽!久しぶりだね」
シャニ「まぶしい…」
オルガ「本当に久しぶりだな…。それに生きて、しかもクスリいらずの体で戻ってこれるとはな」
スティング「確かにな。実際こんなコト予想できねぇよ」
ステラ「あずらえろ~、ありがと~」
ムルタ「名前さえ覚えてくれれば君も可愛げがあるんですけどね…」

アウル「なぁなぁ、オーブに着いたらどうすんの?」
ムルタ「君たちの住処まで送ってあげますよ。着いたらそこで君たちとはサヨナラです」
スティング「何だよ、おっさんはオーブに残んねぇのか?」
ステラ「あずらえろも一緒に住もうよ!」
ムルタ「君たち、僕を誰だと思ってるんですか?僕が本当に忙しいのはこれからなんですよ。プラントと地球の間に残る問題を片付けなくちゃいけないんですから」
クロト「へ~…。おっさん、コーディネーター嫌いはどうしたのさ?」
ムルタ「僕は頭がいいんですよ。これからの社会についていけない思想は捨てますよ」
オルガ「へぇ、やるじゃん」

シャニ「それよりMSは?」
ムルタ「ちゃんと地下室に置いてありますよ?六機そろえて」
シャニ「そうじゃなくて…」
アウル「そうそう、何で俺たちが持ってなきゃいけないのさ?維持費まで払うんならソッチで保管すりゃいいじゃん」
ムルタ「あんなモノがまだ地球軍に残っている、というのがプラント側にバレたら何を言われるかわかりませんからね。事実上の廃棄処分です」
オルガ「なら本当に廃棄処分すりゃいいじゃねぇか」
ムルタ「そんなことしてはあの機体がかわいそうでしょう?それに君たちだって自分の機体は大切でしょう?」
ステラ「ガイア、ステラの友だち!捨てるのは、ダメ!」
クロト「レイダーがなかったら、僕はこの場にいなかっただろうしね」
ムルタ「でしょう?だからアレは君たちが持っていてください。地下室にはシュミレーションシステムも付いていますからちゃんと訓練もするんですよ?」
六馬鹿「ハイッ!」


Phase-04
ムルタ「さ、オーブに着きましたよ」
アウル「でかい!」
スティング「広い!」
クロト「平・和!」
シャニ「すごい…!」
ステラ「これが…オーブ!」
オルガ「オマエ等、うっせぇよ!」
ムルタ「ハイハイ、車に乗ってください。住処まで送りますよ」

住処に着いた六馬鹿と理事
アウル「でかい!」
スティング「広い!」
クロト「豪・邸!」
シャニ「すごい…!」
ステラ「これが…ステラ達のお家!」
オルガ「だからオマエ等、うっせぇよ!」
ムルタ「地下にMSを六機も収容するとなると自動的にこのくらいになるんですよ」
クロト「ここに住むのか…」
アウル「楽しみだな!」
ムルタ「さて、僕の仕事はここまでです。あぁ、僕とバジルール艦長、フレイ・アルスターはまだしばらくドミニオンで動きますから基本的には君たちとは会えないでしょう」
ステラ「えぇ!ステラ、寂しいよ!」
ムルタ「もう君たちは軍人ではないのです。自由気ままに生きてください」
六馬鹿「・・・」
ムルタ「おやおや、返事はどうしました?いくらクスリとは無縁といえお仕置きはしますよ?ハイ、返事は?」
六馬鹿「・・・ハイ!!」

ムルタ「それでは、この辺で」
後ろを向き車へと歩き出すアズラエル
オルガ「ムルタ・アズラエル理事へ敬礼!!」
立ち止まるアズラエル
オルガ「おっさん、ありがとな!!」
アウル「おもしろかったよ、おっさん達との艦生活!!」
クロト「気が向いたら連絡いれますよ!!」
スティング「俺たち、おっさんのこと忘れねぇからな!!だから、おっさんも俺たちのコト、忘れんなよ!!」
シャニ「おっさん、うざくなかったよ!!」
ステラ「あずらえろ!!また遊ぼーね!!」
少し止まってまた歩き出すアズラエル。そして、前を向きながら後ろの六馬鹿へ手を振りながら車へ乗り込み去っていくのだった…

次からは六馬鹿のオーブ生活です

Phase-05
ひとまず住処に入ることにした六馬鹿
オルガ「おぉ!なんかすげぇな!」
アウル「ホテルみたいだね」
スティング「一人ずつ個室かよ…」
クロト「広すぎて逆に苦労しそう…」
ステラ「キレイ…」
アウル「ん?シャニはどうしたの?」
スティング「あそこでなんか調べてるぞ」
シャニ「トイレ、どこだよ…」

オルガ「ちょうど六部屋あるから適当に選んで荷物置いてこようぜ」
スティング「見たところ全部屋同じ間取りだから艦の時と同じ並びでいいだろ」
アウル「じゃあ、左からスティング、俺、ステラ、シャニ、クロト、オルガってとこかな」
クロト「賛・成」
ステラ「部屋、入っていい?」
スティング「ああ。じゃ荷物置いて、しばらく休んでからまたリビングに集まろうぜ」
オルガ「シャニ!聞こえたか?さっさと荷物置けよ!」
シャニ「わかってるよ(トイレ…)」

オルガ「なかなかいいじゃん。ん?へぇ…、ベランダから海が見れんのか。落ち着いて本が読めそうだ」

クロト「テレビがある!?おっさん、気前いいなぁ…。お?ベランダから海が…って、絶・壁!!ここって崖の上だったのか…」

シャニ「トイレ!・・・ふぅ、自分の部屋にあるって便利。」

ステラ「わ~い!ベッドがふかふか!ん~、気持ちいい…」

アウル「あっ、シャワーもあるじゃん!?だいたい揃ってるんだね、この部屋。いや、最高だね」

スティング「ふぅん、内線まで付いてんのか。とことん便利な住処だな…」

しばらく自分たちの部屋を楽しむ六馬鹿でした。

Phase-06
自分たちの部屋を堪能し、再びリビングに集まった六馬鹿

スティング「集まったはいいがどうする?」
オルガ「今は今後の方針がどうのこうの話し合う時じゃあねぇよな」
アウル「じゃあ、みんなでココの中を軽く探検してみようぜ」
クロト「賛・成!まだ僕達ココの構造を完全に把握したわけじゃないしね」
ステラ「探検…。ステラ、初めて!」
オルガ「じゃあ、それで行くか」
シャニ「早く」
スティング「よし!じゃあ行くか」
六馬鹿「出・発!」

クロト「どこから攻める?」
スティング「さっき見たが、二階は俺達の部屋しかなかったぞ」
ステラ「うん」
アウル「えぇ!?じゃあ一階だけ?」
シャニ「地下室」
オルガ「そういえばおっさん言ってたな、そんなこと。でもさすがに、この二つだったら一階からだろ」
アウル「じゃあ一階からってコトで!さぁ、出発出発!」

キッチン・・・
アウル「冷蔵庫、でっけぇ!」
クロト「壮・絶!中身もめちゃくちゃ入ってる!」
スティング「俺達六人でも1ヶ月はやってけるな、これは…」
オルガ「調理用の設備も調味料も充実してるぜ」
ステラ「こっち来て!お魚がいる!」
シャニ「水槽?」
スティング「い、いや、違う…。これは…生け簀(イケス)だ!!」
クロト「生け簀って、調理用の魚を放しとくアレ?」
オルガ「これは予想できなかったな…」


Phase-07
つづいて大浴場・・・
シャニ「風呂ならあったよ、部屋に」
アウル「そうそう、わざわざこんなモン作る必要ないって」
スティング「まぁ、そういうな。入ってみようぜ」

ガラガラッ

六馬鹿「・・・・・」

オルガ「あ、ありえねぇ…」
アウル「す、すげぇ!ライオンが口からお湯出してるよ!」
クロト「MSがまるまる一体は収容できるよ、ココ」
スティング「ん?シャニとステラはどこ行った?」

バンバン

シャニ「暑い!暑い!暑いぃ!」
ステラ「出して!ステラをココから出して!」
オルガ「何やってんだ、アイツら…」
スティング「へぇ、サウナまであるのか」
クロト「おい、シャニ!騒いでないで普通に入った所からでろよ!」
シャニ「うるさい!ドアが熱くて触れないんだよ!」
アウル「あはは、カッコわりぃ!」
ステラ「出せ!出せ!」
アウル「わかったわかった。こっちから開けりゃいいんだろ、ホラ」
シャニ「危なかった…」
ステラ「こ、怖いよ、あの部屋…」
オルガ「お子さまは入らないほうがいいな、ありゃ」
スティング「そうみたいだな。じゃ、そろそろ地下室行こうぜ」

Phase-08
地下室・・・

シャニ「暗…」
クロト「暗・闇!」
ステラ「見えない…」
アウル「スティングー!電気付けてー!」
スティング「ちょっと待てよ・・・あったあった、よっと」

カシャン

オルガ「おっ、ちゃんとあるぜ」
地下倉庫にそびえ立つ六機
アウル「訓練しとけって言ってたけど、戦争終わっちゃったしねぇ…」
クロト「そうそう、機体は実際に動かさないと意味ないよ」
オルガ「よくはわからねぇが、またいつか必要になるときがくるだろ…」
ステラ「ホント?」
スティング「またいつか戦争は起こるだろうし。そしたら、またコレで暴れりゃいいさ」
シャニ「乗りたい…」
オルガ「だから戦争が始まるまではシュミレーターで我慢しろってことだ」

アウル「だいたい全部見て回ったよね」
オルガ「さすがに疲れたな…」
スティング「これだけデカけりゃ当然だろ」
ステラ「眠い…」
シャニ「ふぁ~あ(あくび)」
クロト「今後のことは明日にしようよ」
スティング「そうだな。みんな眠そうだし…」
アウル「ハイ、決定!今日はもう自分の部屋に戻って就寝!」
オルガ「じゃ、また明日な…」
スティング「なんかあったら内線使えよ」
クロト「爆・睡!」
アウル「この家での初めての夜だな!」
シャニ「おやすみ…」
ステラ「うえぇい…」

各自部屋に戻りぐっすり眠る六馬鹿でした

Phase-09
一晩明けてリビングに集合した六馬鹿

ステラ「おはよー」
クロト「快・眠」
オルガ「一人で寝るってのがココまで快適とはな」
アウル「ホントよく寝たよ」
シャニ「眠い」
スティング「よし、全員揃ったな。まず、今日からもう自給自足に近い状態なんだから朝飯を作らないとな」
シャニ「誰が?」
オルガ「オレら、全員大した技術持ってねぇし、全員でかかればいいんじゃねぇか?」
クロト「賛・成」
ステラ「みんなで料理!」
アウル「いいんじゃない?それでさ」
スティング「うっし、じゃあさっさとやっちまおうぜ」
六馬鹿「オー!」

調理中・・・
アウル「バターロールだけって何か物足りないよね…」
シャニ「ハム、チーズ」
アウル「は?」
シャニ「持ってきてよ」
アウル「何で?」
シャニ「早く」
アウル「わかったよ・・・ホラ」
シャニ「ん」
バターロールを一個ずつ丁寧に切り開き、間にハムとチーズを挟んでゆくシャニ
シャニ「お前もやってよ」
アウル「え、あ、ああ(意外だ!!ごめんねぇ、意外すぎちゃってさぁ!それくらい意外だろ!!)」

Phase-10
オルガ「オイ、ステラ!卵割ってくれ!」
フライパン片手に指示出すオルガ
ステラ「うえーい!」
グシャ
オルガ「握りつぶしてどうすんだよ!」
ステラ「違うの?」
オルガ「違ぇよ!!卵は…」
しっかりとフライパンの火を止めて指導に入るオルガ
オルガ「最初に軽くぶつけてヒビ入れて、こう、パカッと」
ステラ「おお!」
オルガ「やってみろよ」
ステラ「ヒビ入れて…パカッと…できた!」
オルガ「じゃ、オレ調理に戻るから」

数分後
オルガ「ステラ!卵!」
ステラ「ハイ!」
オルガ「ヨシ・・・って多いな、オイ!!」
ステラ「さっきからずっと卵割ってたよ!ステラ、えらい!」
オルガ「(挫けそうだ…)」

スティング「クロト!キャベツ千切り!」
クロト「オッケー!斬・殺!」
ガガガガガガ
スティング「(怖ぇ!目が戦闘中よりヤベェ!)」
クロト「はい、おしまい」
スティング「お、おう、サンキュー。これをさっきのアレに加えて、ドレッシングをかけて完成だ!」

Phase-11
料理が完成して早速食い出す六馬鹿
六馬鹿「いただきます!」
オルガ「へぇ、このバターロールうめぇな」
アウル「シャニが作ったんだよ」
オルガ「シャニが!?(ごめんねぇ、意外すぎちゃってさ…なんてな)」
シャニ「スクランブルエッグ、多くない?」
ステラ「卵、ステラが割った!ステラ、えらい!」
オルガ「・・・」
シャニ「ふ~ん(だいたい予想はついてたけど…)」

アウル「うわ、このレタス、すごいね!細さが一ミリ以下だよ!」
クロト「僕にかかれば楽勝だよ」
スティング「ホントスゴかったんだぜ?包丁持った瞬間に、こう、ガガガって」
アウル「危ない人みたいだね」
クロト「何だと!!」

六馬鹿「ごちそうさまでしたー!」
スティング「この後どうする?」
オルガ「片付けてから今後のこと、決めようぜ」
スティング「そうだな。じゃあ、さっさと片付けるか」

続く…

Phase-12
片付けを終えて今後の方針を話し合う六馬鹿

スティング「今日から本格的に自由なワケだが・・・何する?」
アウル「遊んで暮らそ~ってワケにもいかないしね」
クロト「やっぱり職探し?」
シャニ「だるい…」
オルガ「だるいって言ったって仕方ねぇだろ。いつかはオッサンが貯めといてくれた物も尽きるんだし」
スティング「でも、オレらに就けるような職ってあるか?」
クロト「前の職場体験は散々だったし…」
アウル「絶対続かないね」
六馬鹿「ハァ・・・」

オルガ「かと言って他にすることもないしな…」
ステラ「ステラ、やりたい事あるよ」
シャニ「歌?踊り?MS戦闘?ダメだよ、そんなんじゃ」
ステラ「違う!」
アウル「じゃあ、何さ?」
ステラ「ネオ探したい!また会いたい!」
スティング「あぁ…、でも探すって言ってもドコを?地球は広いぜ?」
ステラ「うぅ…」
オルガ「いや、そうでもないぞ」
五人「???」
オルガ「ったく、使えねぇな…。オッサンが終戦説明の時にネオはAAに行ったって言ってたろ?」
アウル「言ってたね、そういえば」
オルガ「で、AAは今はオーブ軍の戦艦なんだぜ?」
スティング「あ、オーブにいる確率が高いってワケだ」
オルガ「そう。しかもまだ絞れる」
シャニ「何で?」
オルガ「いくらオーブが心の広い国とはいえ元地球軍の、しかも大佐だったネオをスンナリ受け入れはしねぇだろ?」
クロト「まぁ、普通は捕虜だよね」
オルガ「でもオッサンはこうも言ってた。彼は記憶を改ざんされていた、もともとはAAにいた、彼は古巣に戻ったんだ、って」
スティング「言ってた言ってた」
オルガ「って事はオーブ軍の人間なんだから…」
アウル「オーブ軍のヤツに片っ端から聞けばいいんだ!」
オルガ「そういうことだ」
クロト「オルガ、頭いいな!」
ステラ「ネオに会える?」
スティング「なんとかいけそうだ」
ステラ「やった!」
オルガ「さらにネオを見つけて事情を話せば仕事を探してくれるかも…」
シャニ「すごい」
スティング「これはネオ捜索に決定だな!」
六馬鹿「イェーイ!!」

Phase-13
張り切ってネオ捜索を開始した六馬鹿だったが…

オーブ中心地を歩く六馬鹿
シャニ「いないいないいないいないいなーい!」
ステラ「ネオー!!」
アウル「もう始めてから三日だよ?」
クロト「さすがに疲れたよ…」
オルガ「オレの考えは合ってると思うだがなぁ…」
スティング「こっちの手掛かりが写真一枚、しかも仮面付きだからだよ!こんなんで見つかるか!」
アウル「仕方ないじゃん。それしかないんだもん」
オルガ「多分仮面外してんだろうな、もう…」
ステラ「うぅ…ネオ…」
シャニ「あ、軍人がたくさん来た…」
クロト「激・多!!何だアレ!?」
アウル「わかんない。けどあの集団に聞けば知ってる人いるかも!」
オルガ「行ってみようぜ!」


カガリ「だぁっ!!お前ら、付いてくるなよ!」
兵士「しかし、カガリ様にもしもの事がございましたら…」
カガリ「それにしたって多すぎる!!ただ街の人達の様子を見に来ただけなんだ!!アスラン1人で十分だ!!」
アスラン「仕方ないよ、カガリ。みんなもお前の事を心配してるんだから…」
カガリ「ったく…。街のみんながかしこまっちゃったじゃないか・・・ん?」
アスラン「どうした?」
カガリ「いや、珍しい髪の色をした連中がいるから」
アスラン「ホントだ。金に始まって緑に青、オレンジも」
カガリ「ラクスのピンクもすごいけどアレもすごいな…」
アスラン「コーディネーターかな?まぁ、どっちでもいいけど何か騒いでるな…」
カガリ「ケンカのようには見えないな…。あっ、こっちに来た!」

Phase-14
スティング「あ~、スイマセン」
アスラン「何か?」
オルガ「俺たち人を探してんですけど」
カガリ「へぇ、どんなヤツだ?」
アウル「コイツだよ」
アスラン「どれどれ・・・って仮面?」
ステラ「ネオっていうの!」
アスラン「これはちょっと…」
クロト「やっぱ仮面付きじゃ不可能だって!」
カガリ「・・・なぁ、アスラン。フラガ大尉ってこんなの付けてなかったか?」
アスラン「フラガ大尉?ん~、あっ、そうかもしれない」
カガリ「だろ?」
ステラ「知ってるの?」
カガリ「いや、確信はないんだが…」
ステラ「どこ!」
カガリ「うわ!ちょ、ちょっと!」
興奮してカガリに掴みかかるステラ
ステラ「ネオは!?」
アスラン「おい、やめろ!」
止めに入るアスランだが…
ドンッ
ステラ「痛っ」
アスラン「あっ、すまな」
男5人「ステラに何やってんだ、オマエー!」
バキッ
アスラン「ぐぁっ!!」
カガリ「ア、アスラン!?」
アウル「やば…」
クロト「失・敗…」
兵士「貴様ら!!カガリ様とアスラン様に何を!!」
オルガ「に、逃げるぞ!」
ダダダダダッ
兵士「逃がすな!!追え!!」
ダダダダダッ
カガリ「私たちも行くぞ!」
アスラン「わかってるよ…。くぅ、痛い…」
カガリ「我慢しろ!」
ダダダダダッ

Phase-15
シャニ「しつこい」
オルガ「ひとまず住処に戻るぞ!」
兵士「待てぇ!」
ダダダダダッ
ステラ「着いた!」
クロト「これで安心し」
バンッ
スティング「入って来やがった!!」
アウル「軍人ってどんだけエラいんだよ!」
スティング「知るか!で、どうする?」
オルガ「地下室に行くぞ!こうなったら…」

ダダダダダッ
兵士「む、なんだ、ここは?何も見えないぞ…」
ウィーン
兵士「眩し!急に光が…。ハッチか?ホントにここは一体・・・ん?あ、あれは!そ、総員退避!下がれ、下がれ!」
オルガ「カラミティ」
クロト「レイダー」
シャニ「フォビドゥン」
スティング「カオス」
アウル「アビス」
ステラ「ガイア」
六馬鹿「発進!!」


カガリ「アスラン!遅い!」
アスラン「カガリが早いんだよ」
カガリ「ったく、情けな・・・あ、あぁ…」
アスラン「どうした?・・・あ、あれは!?」
二人が見た先にあったもの。それは以前オーブを壊滅させた旧連合三機、この前終わったばかりの戦争の引き金ともなった強奪された三機だった…

Phase-16
アウル「とりあえず発進したのはいいけどさ…」
スティング「この展開はさすがに、な…」

あれから30分。今、六馬鹿はオーブ軍の大軍勢に囲まれていた…。
シャニ「多すぎ」
クロト「何体いるんだよ、これ?」
アウル「なんか全戦力投入って感じだね」
スティング「MSは当然、戦車まで出てるぜ」
クロト「ある意味、絶景だね」
オルガ「絶景だ?地上からは何の魅力も感じねぇよ!!」
ステラ「ステラも飛びたい!」

クロト「それよりさぁ、どうすんの?」
シャニ「潰す?」
スティング「まぁ、潰すのは簡単だろうが潰した後がな…」
アウル「あ、確かに面倒くさそう…」
オルガ「オッサンにも迷惑かかるぜ」
ステラ「ネオー!」
スティング「あ!ネオと話させてもらえねぇかな?」
オルガ「その手があったか!事情さえわかってもらえりゃいいんだし」
クロト「そう都合よくいくかな?」
アウル「やってみるだけやってみようぜ」

オーブ軍隊長「そこのMSに問う!貴様等の目的は何だ!再びこのオーブに攻撃を仕掛ける気か!」
オルガ「いや、こちらに戦う気はない!事情も説明したいんだが、そっちにネオ・ロアノークという人物はいないか?ソイツでないと話が通じないんだ」
隊長「ネオ?そんなヤツはおらん!それに戦意はないだと?信用できるか!」
アウル「ちょっとは探せよ!何で一瞬でいないってわかるんだよ?」
隊長「隊長たるもの、部下の名前は全て頭の中に入っておるわ!」
シャニ「ウソくさい…」
ステラ「おお!すごい!」
隊長「ふん!もういい。今からこちらは自衛権を行使、攻撃を開始する」
スティング「ちょ、ちょっと待てよ!」
隊長「待たん!全軍攻撃か」
??「待って!」
????「今すぐ下がるんだ!」
六馬鹿「あ!!」

Phase-17
アウル「あ、あれって…」
クロト「白いヤツに」
シャニ「赤いヤツ!」
オルガ「潰したいのは何で今出てくんだよ!」
スティング「さすがにあの2機相手じゃ全員逃げるのは難しいぞ」
ステラ「むぅ、邪魔~!」
オルガ「やるしかねぇのか…?」

キラ「隊長さん!下がってください!」
アスラン「今すぐ撤退するんだ!」
隊長「で、ですが…」
クロト「え?撤退?」
スティング「何だか知らねぇが、ラッキーみたいだな」
シャニ「潰した~い」
オルガ「黙れ!シャニ!もう厄介ごとはごめんなんだよ!」
ステラ「ケンカ、よくないよ?」
シャニ「チッ!わかったよ…」

キラ「アナタ達がこの機体と戦ってもやられるだけだ」
アスラン「ココは俺達にまかせて」
六馬鹿「そうそう」
隊長「…キラ様とアスラン様の御命令とあらば。全軍撤退だ!」
六馬鹿「やったぜ!」

キラ「もういいかな?」
アスラン「大丈夫だろう。ココなら被害も少ない」
六馬鹿「???」
アスラン「もう前のような悲劇を繰り返させるワケにはいかない!」
キラ「カガリやラクス達が頑張って築き上げてきたこの国、絶対に傷つけさせない!」
アスラン「だから」
キラ「ここは」
キラアス「「俺(僕)達が相手だ!!」」
スティング「は?クソ!期待して損した!」
ステラ「危ない…」
アウル「どうすんのさ!仕掛けてきたよ!」
オルガ「殺られるよりかは殺るほうがマシだ!」
シャニ「じゃ、やっていいんだね?」
クロト「ですね!」
オルガ「平和的に行きたかったんだか、もう戦うしかねぇ!」
スティング「でも落とされんなよ?全員で無事に切り抜けるんだからな」
アウル「もちろん!」
クロト「当・然!」
シャニ「当たり前じゃん」
ステラ「大丈夫!」
オルガ「愚問だぜ!」
スティング「ふぅ…、やるか!」
六馬鹿「行くぞ!!」
六馬鹿vsキラアス、戦闘開始

Phase-18
場所は変わってオーブ軍本部のある一室
兵士「た、大変です!大変です!!」
??「何だ何だ?俺は今、休憩中なんだぜ?休ませてくれよ…」
兵士「いえ、ですから緊急事態」
??「わかったわかった!で、何があった?」
兵士「突如我が国の領土内にMSが六機現れまして、今、キラ様アスラン様両名と戦闘中です」
??「六機だけならキラとアスランに任せりゃいいだろ。俺が出る幕じゃないでしょ」
兵士「いえ、六機といってもフォビドゥン、レイダー、カラミティ、カオス、アビス、ガイアの特機です。かつて我が国を追い詰めたあの機体ですよ」
??「・・・。敵パイロットはわかってるのか?」
兵士「ハイ、様々な派手な髪の色をした男女、男5人に女が1人だそうです」
??「様々な派手な髪の色…」
兵士「それでネオとかいう仮面の人物を探していたとか」
??「!!!」
兵士「とにかくそういう事ですから・・・どうかしましたか?大丈夫ですか、フラガ大尉?」
ムウ「大丈夫だ!事情はわかった、俺もでる」
兵士「よろしくお願いします」
ムウ「(俺が行くまで誰も落ちるなよ!)」

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