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無いシーンをあたかも~スレ風、役者編


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――クランクアップおめでとうございます。収録を終えて、今のお気持ちは?

オルガ「こんな筈じゃなかった(笑)」
クロト「いきなりそれかよ」
アウル「いや、実際ビックリだって。こんな役だと思ってなかったし」
スティ「というか、途中で変わったというか(笑)」

――というと?

フレイ「私達……っていうか、強化人間達ですね。
    最初は全員死ぬ予定だったらしいんですよ」
ムルタ「そう、初めにシャニがやられて、それから順々に死んでく筈だった」
ステラ「ユニウスセブンで、フォビドゥン壊されるじゃないですか。
    あれそのまま死んじゃう予定だったんですよね」
シャニ「うん、イザークに殺される筈だった。生き延びたけど(笑)」

――随分な早期退場ですね。

シャニ「ていうか、俺はゲスト出演の予定だったんですよ。
    5、6話出てお終いだっていうから、てっきり『町人A』くらいで
    顔出すだけだと思ってて。それがいざ始まったらいきなり
    レギュラーじゃないですか。これは話が違うぞ、と」
 ネオ「かなり嫌がってたよね、アンドラスくん。
    これじゃ出る意味ないーって。俺、あれ
    監督に喧嘩売ってんのかと思ってひやひやした」
シャニ「や、だってあれは駄目でしょ。あそこで死ぬくらいなら、
    どこかで生きてるってことにした方がシャニ的には幸せだと思うし」
クロト「シャニ的ね(笑) まあ、それで彼が監督と事務所に直訴して
    シナリオ変更になって。僕らもめでたく生き残ることに」

――役への愛ですね。

シャニ「そうそう、愛(一同笑) でも今日集まった人って、
    みんな自分の役とか好きですよね」
オルガ「そうだな。結構どっぷり話に入り込んでたとこはあるかも、俺は」
ナタル「サブナックくんはギャップが凄かったね。一回、
    撮り終わった瞬間に涙ぐんでたことありましたよね?」
スティ「あったあった! もう涙で声になってないの」
オルガ「やめてくれ……あれは自分でもやっちゃったと思ったんだ」

――それはいつの話ですか?

ステラ「いつだったっけ?」
アウル「えーと、あれだよ、オーブにドミニオンで殴り込みかけた時。
    アズラエルが亡命した先を攻められてさ」
 ネオ「ロゴス狩りの時だな。あん時はいくつも同時進行で死にそうだった(笑)」
スティ「ネオは因縁が多すぎなんだよ。レイにAAに……あ、
    シンとも一応あったことになるのか」
 ネオ「シン? あ、ステラ返却絡みか。そういや俺、
    あいつとの約束破ったことになるのか?」
ステラ「結果的にはそうかも。まあ、あれはステラが自分で戦いに行くって
    決めたから、シンの立場がなくなったというか(笑)」
 ネオ「まあ、オーブはね、ネオの最期だから。
    あそこで『ネオ・ロアノーク』は死んじゃいますからね。
    俺もあそこは気合い入りましたよ。
    マリューが望んでたのは『ムウ』であって『ネオ』じゃないから、
    彼女を取るってことは『ネオ』を永久に捨てるってことですからね」

――それで、サブナックさんが泣いたっていうのは?

オルガ「あ、蒸し返された(笑) 折角話がそれてたのに」
フレイ「往生際の悪い(笑) いいじゃない、白状しちゃいなさいよ」
オルガ「あー、分かりましたよ。えーとですね、あれです、
    オーブでオルガがアズラエルに怒鳴るシーン。
    あれに完全にやられましたね」
シャニ「あー、あんたの命は俺のより重たいんだよ、ってやつ?
    あれは俺も好きだなあ」
オルガ「だろ? そう思うだろ? 名シーンだよあれは」
クロト「自画自賛かよ。まあ確かに格好良かったけどさ」

――あれはよく分からなかったという視聴者も居たようですが。

オルガ「つまりですよ、これは監督も言ってたんですけど、
    オルガっていうのは群れのリーダーなんですよ。犬とか猿とか、
    群れを作る動物に居るやつ。彼は強化人間達のまとめ役でして、
    その代わりに彼らの命に責任を負ってます。
    でもアズラエルは、ナタルとかもそうですけど、
    オルガとは比較にならない程たくさんの命を背負ってる。
    それって重たいし、凄いことですよね。オルガはそれを言ってる訳です。
    あんたは大勢の人間に必要な人だから死んじゃいけない、死なせない、ってね」

ムルタ「じゃ、あれは話に感動して泣いてたんですか?」
オルガ「ですね。うおーオルガ格好いい!って(笑)」

――他人の命を背負うといえば、ナタルはネオに比べると、
かなり割り切った命令を下しているシーンが目立ちましたが。

ムルタ「ナタルさんはね。軍人さんだからね」
フレイ「何ていうか、怖いとか冷たいとかより、
    ああプロってこんな感じなのかなって。私は好きだったな」
ナタル「本当? 嬉しい(笑)
    ナタルのキモはですね、軍人としての自分と、人間としての自分が、
    繋がってるように見えて離れてる。離れてるように見えて繋がってる。
    そういう微妙なラインでのやり取りだと思うんですよ」
ステラ「難しいですね」
ナタル「そうでもないよ? ナタルの考えてることは凄くシンプル。
    軍人としては、最低限の犠牲で敵に勝ちたい。
    人間としては、ステラ達に幸せでいて欲しい。これだけなんです」
 ネオ「幸せ……ですか」
ナタル「そう。でも彼女の中では、時々この二つが分裂してしまうんです。
    ステラ達にこんな戦い方させたくない、でもそうしないと勝てない、とかね」

――アンビヴァレンスな状態であると。

ナタル「ええ。だからアズラエルにブロックワード解除と
    グリフェプタンの改良を進言する時の彼女は、それまでずっと
    対立してきた二人の自分が、初めて矛盾なく主張できたシーンなんです。
    辛かったけど、嬉しかったと思いますよ、彼女」
スティ「なるほどね。それであの時のナタルさんは迫力満点だったんだ(笑)」
ナタル「え? なに、どういうこと?」
アウル「なんかですね、あの時のナタルさんってほんと鬼気迫ってて。
    監督はいい画撮れたって喜んでたけど、僕らマジでびびっちゃって」
ムルタ「そう、しかも相手してた僕が彼女に呑まれちゃいましてねえ。
    もうあんな縛りがなくとも、彼らは貴方を裏切りません!って言われて、
    黙って目を逸らさなきゃいけないのに、僕、思わず
    『うん、分かった』って言っちゃって、もう台無し(一同笑)」

――それは大変でしたね(笑)

オルガ「結局あれ、後撮りして差し替えたんでしたっけ?」
ムルタ「うん。ナタルの演技が良いから変えたくないって。
    確かに僕もあれは効いたね。ミスった後に監督が教えてくれたんですけど、
    アズラエルもあの時は『うん、分かった』って思ってたって。
    それまで僕はいまいち彼にシンクロし切れてなかったんですが、
    そこでやっと、ああこういう奴だったのかなあ、と」

――アズラエルのキャラクターを掴んだと?

ムルタ「と、思いましたけどね、僕は。
    要するに彼は度量が深いんだけど狭い人なんです。
    口の小さい壺みたいなもんです。本当は全部分かってるんですよ」
ナタル「抽象的すぎて分からない(笑)」
ムルタ「え、分かってよ。素直じゃないってことだよ」

――ブロックワードといえば、パニックになりながら戦っていたアウルが印象的でした。

アウル「え? 僕? パニックっていうと……
    ああ、さっきのナタルさんの後のシーンですか?」
ステラ「飛び出していった私(ステラ)を追いかけてきたんだよね。
    そしたらザフトの部隊と戦うことになって」
シャニ「あの時はシャニが薬切れで昏睡してたから出番がなくて、
    じっくり見させてもらったけど、あれは凄かった」
アウル「そのぶん色々とやばかったけどね。NG出なかったのは奇跡。
    あれ、正気じゃないから『母さん』がナタルだったりフレイだったり、
    とにかくころころ変わるって状況だったんですよ」
スティ「え? そうだったの?」
アウル「うん。母さんが死んじゃう!って思ったら、次はステラが死んじゃう、とか
    オルガが死んじゃう、とか滅茶苦茶パニくってる状態だったの。
    だから最初はその辺を押し出した方がいいのかなーと思ったんですけど、
    監督がそうじゃないって。何ていうか、
    アウルにとって『母さん』っていうのは『大事な人』の象徴で、
    だからそれだけ分かってればいいからって」
スティ「大事な人、かあ」
アウル「死なせたくない、守らなきゃ、って気持ちが、
    あそこでアウルがブロックワードを押しのけて戦えた原動力なんです。
    いやまあ、結局ステラは捕まっちゃう訳なんですけど(笑)」
クロト「でもあのシーンのアウルは男前だったね。ぶっちゃけ泣き叫んでるし、
    顔ぐしゃぐしゃだし、見た目はむしろ無様なくらいなのにさ。
    ちょっと自分でも演ってみたいと思ったくらい」

――同じシーンでは、クロトも薬切れの状態で戦いましたよね。

クロト「や、あれは駄目です。アウルに及ばない(笑)」

――何故?

クロト「何ていうか、クロトはあれ、意地で戦ってるんですよ。
    意地っていうかプライド? ワガママ? まあ似たようなもんか」
 ネオ「いや、分からないから(笑) もっと噛み砕いて話そうよ」
クロト「あー、その、何だ。クロトはね、とにかく我が強いんです。
    自分が負けるなんて有り得ないし、勝つまで続けないと気が済まない。
    一度やると決めたらやり通さないと気持ち悪いし、
    自分がこうだと思ったらテコでも動かない。究極の頑固者です」
フレイ「そうなの? 私は良いと思ったけど」
クロト「どうだろうね。裏返せば人の話聞かないガキってことだから(笑)
    あの時はオルガもシャニもダウンしてて、
    カオスは修理中で戦えない。このままじゃステラとアウルは
    ロストしちゃうかも知れない。そんなことさせるかヴァーカ!って、
    その程度の動機なんですよ。単純なんです」
オルガ「……? よく分からないんだけど、プライドってのは?」
クロト「だからさ、クロトにしてみると、
    この僕と僕の仲間が、こんなつまらないことで死ねるか!
    って感じに処理されるんだよ、あの状況は。
    だから、プライド」
シャニ「ああ、それで『僕はねえ』なのか。
    なんかあの後に続く台詞が分かったような」
クロト「さあ、どうだろ? そこは永遠の秘密だから(笑)」

――秘密といえば、スティングのブロックワードもぎりぎりまで秘密でした。

 ネオ「ていうか、俺はこのまま不明で終わるんだと思ってた」
フレイ「流石にそれはないでしょ(笑) でも考えてみれば、
    そんなに不思議なことでもなかったのよね。
    伏線は結構最初の方から引いてあったみたいだし」
スティ「そうだったのか? 俺は分からなかったよ」
ムルタ「え、何でですか。自分のことでしょ?」
スティ「いえ、エクステンデッドは自分のブロックワードは自覚してないって
    ことになってるんで、発動するまでは役者も知らないんですよ。
    ニーダくんとルーシェちゃんもそうだったよね?」
ステラ「そうだね。私も知らなかった」
アウル「僕も。でも他の2人のは知ってたから、バラしたくてしょうがなかった(笑)」
ステラ「ああ、だから私に『死ね』って言う時あんなに楽しそうだったんだ(笑)」

――満を持しての発動だったと。

スティ「そうですね。でもそれまでの積み重ねがあったんで、
    演技には割とすんなり入っていけました。
    大変だったのはむしろその前ですね」
ナタル「前?」
スティ「はい。いや、何ていうか、劇中のスティングって
    物凄い『お兄ちゃん属性』持ちじゃないですか。でも、実は
    俺自身は一人っ子なんですよ。世話も焼くより焼いてもらうタチで。
    だから親戚のとこの娘さんに構ってもらって、
    『きょうだいの感覚』を養おうとしたりしましたね」
フレイ「それ、きょうだいっていうか娘を持つ父親の感覚なんじゃ?」
シャニ「スティングお父さーん(一同笑)」
スティ「やめろ、俺はそんな歳じゃねえ(笑)
    まあでも、参考にはなりましたよ。やっぱりスティングも
    アウルやステラと一緒で、家族を失いたくないって人だったから」

――家族、ですか。ドミニオンの皆が家族?

ステラ「近いかも知れないですね。多分よそでも言われてると思うんですけど、
    ドミニオンっていうのは『擬似家族』なんだと思うんですよ」
オルガ「ああ、それは俺も思ってた。強化人間がみんな兄妹で」
クロト「アズラエルがお父さん、ナタルがお母さん」
アウル「んじゃ、フレイはイトコのお姉さんとか?
    ネオは歳の近い伯父さんかな」
 ネオ「歳が近いのがミソね(笑) でもそんな感じかな」
ステラ「ステラ、私の場合はステラに限った話になっちゃいますけど、
    彼女にとってあそこは生まれて初めての『家』なんですよ。
    ラボは寝床ではあったけど家じゃあなかった。
    お父さんとお母さんに、お兄さんやお姉さんが居て、
    みんながステラを大事にしてくれる。凄く幸せだったと思います」

――ドミニオンがステラの居場所だった。

ステラ「勿論ステラも戦うこと自体が好きな訳じゃないんです。
    フレイ達とじゃれて遊んでる方が好きですよ。
    でも彼女は今まで戦う為の訓練をずっとやってきたから。
    そうやって得た力が、大事な家族の為に役立つなら、
    彼女は怖くても我慢して戦えるんです。助け合えることが嬉しいんですよ」

フレイ「ステラ、いい子だよね。私あの子は大好きだな……って、
    なんだかこれしか言ってないけど(笑)
    でも、今時ステラみたいな子はあんまり居ないよね」
 ネオ「だな。ああ、俺もあんな子が彼女に欲しい(笑)」
ナタル「ロアノーク大佐、セクハラです」

――ステラは皆のアイドルですね(笑)

オルガ「アイドルって(笑) まあ、アイドルではないけど、
    泣く子には勝てないっていうか。その意味じゃ凄く強いかもね」
フレイ「でも、フレイはステラに憧れてたとこあると思うなあ。
    妹みたいに思ってるんだけど、尊敬できる友人でもある」
クロト「どういうこと?」
フレイ「これは別にステラに限ったことじゃないけどね。
    ほら、フレイは特別に頭がいいとか、戦いが上手いとか、
    そういうことってないでしょう?
    勿論、出来る範囲で皆の役に立とうとするんだけど、
    彼女が本当に望んでるのは、戦場で皆を守ることなんだと思うんです」

――私の想いが貴方を守る、ですか?

フレイ「そうそう。でも、フレイはもともと気が強くて、
    アグレッシブなお嬢さんだから。ドミニオンで無事を祈ってるよりは、
    MSで戦って皆を、これにはキラとかも入ってきますけど、
    守ってやりたかったんじゃないかな、と」

――行動派だと。

フレイ「そうですね。まあこの辺は彼女のダークゾーンですけど、
    前作でキラとどうこうなった時も、私はこの子は凄く行動力のある子だと
    思ってましたから。やってることはともかくとして」
ナタル「まあ、確かに純粋培養のお嬢様に取れる手段じゃなかったけど」
ステラ「ていうか、あれはもう行動派のお嬢様でも取れる手段じゃないんじゃ」
フレイ「それを言わないでよ(笑)」

――では、皆さん最後に一言どうぞ。

オルガ「まあ、色々あった一年でしたけど、貴重な経験をさせてもらったと思ってます」
クロト「皆さん、やかましくて頑固なクロトを末永く愛してやって下さい」
シャニ「シャニもよろしく。ちょっと陰気で不気味だけどいい奴だから(笑)」
スティ「役の幅が増えたって言われました。スティングには感謝してます」
アウル「皆も母ちゃん孝行しようぜ~」
ステラ「ていうか、家族孝行しよう。周りの人を大事にして下さい」
 ネオ「陽電子砲と女には気を付けよう」
フレイ「そんな無茶な(笑) 皆さん、大切なのは行動ですよ」
ナタル「でも嫌な上司を殴ったりしたら駄目よ」
ムルタ「誰のことかな? それでは皆さん、またどこかでお会いしましょう」

「さようなら~」

――2005年9月、最終話公開を翌日に控え、終了。
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