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蒼星の覇者2


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連合とプラントの複合軍が、降下しているザクに襲い掛かった。
敵は二十機ほどのMS中隊である。
「数はあっても……性能が違う!」
赤いザクは回旋するようにして地表からの迎撃を回避していく。
空中のザクの背後にディンが三機せまる。
「落ちろ!」
ディンのライフルがザクに向けて放たれる。
「……!」
しかし、ザクはそのゴツゴツとした巨体に似合わぬ速度でそれを回避していく。
「速い! ……ままならば、ザフトの次期主力機になった機体か!」
「!」
肩を白く塗ったザクが、ライフルを連射して反撃する。
そして、三機のディンを確実に一撃ずつでしとめていった。
「やるな……レイ!」
「……地面にはタンク4、ダガー3、ジンが6!」
「ハイネ、ガザウートを!」
「了解!」
砲戦用のガザウートを、ザクのライフルが打ち抜いていく。
「く……!」
地表のモビルスーツも応戦するが、ザクの性能に翻弄されていた。
ビームの威力、装甲、機動性、全てにおいてザクが勝っていた。
「……悪く思うなよ!」
ハイネのザクが迎撃をかいくぐり、最後のガザウートを踏みつける。
「レイ、ハイネ、敵を抑えててくれ。 ……突入隊が失敗した。」
「……!」
「まだ搬送が終わってない機体がもう一機、それを破壊してくる!」
「了解! さっさとすませてこいよ!」
赤い機体は応戦しつつ、目標地点へと向かった。



「あれか!」
赤いザクが格納庫へとたどり着く、
「ガンダムだな……」
ZGMF-X23Sセイバー……報告にあった機体だ。

アスランがグレネードをセイバーに向けたその時、
「!?」
レーダーに反応、コクピットにアラートが鳴る。
「やらせないよ!」
「な!?」
頭上に青い機体が飛び出してきた。
「新型!?」
「ウェーハッハッハ!」
青い機体――ZGMF-X31S、アビスガンダムである。
「そら!」
アウル・ニーダはアビスの両手を広げるようにした。
羽が開くように、アビスの肩シールドが開く。
内側にビーム砲が連想されているのだ。
「!?」
雨のようなビームが降る。
赤いザクはとっさに両肩のシールドで防いだが、防ぎきれず左腕部にビームが命中した。
左腕が肩シールドごと腕が吹き飛ぶ。
「そらあああ!!」
すぐさまアビスはビームランスを装備し、ザクに襲い掛かった。
「チィ!」
ザクも肩シールドからビームアクスをパージし、構える。
「!」
ザクがビームアクスでアビスのビームランスを受け止めた。
二機が組み合う。
「フフ!」
が、アビスはそのまま胸につけられたMGX-2235カリドゥス 複相ビーム砲を放とうとした。
「く……そんな戦法!」
ザクは腰を落とし、アビスにタックルした。
「――うわっ!?」
あやうく転倒しそうになる、アビス。
ザクのパイロットはその瞬間を見逃さなかった。
「奪取できないなら、ここで撃破する!」



「な……敵!?」」
アビスを攻撃しようとしたザクに、またも新手が現れる。
「バクゥ!?」
黒い四足のモビルスーツがザクに飛び掛った。
ザクは後ろへ飛び、突撃を回避する。
そのフォルムは確かにザフトのバクゥに酷似していた。
が、その機体は跳躍したかと思うと、
狼のような、グリフォンのようなそのフォルムから、人型変形した。
ZGMF-X88S、ガイアであった。
「アウル……やらせない」
「おせーよ、ステラ!」
ガイアがアビスをかばうように立つ。
ザクにジリジリと迫る。
「新型二機が相手……分が悪い、離脱したほうが賢明か……」
ザクはアビスとガイアをビームで威嚇すると、身を翻し、全速力で飛んだ。
「あっ……逃げる!?」
「チィ!」
ガイアとアビスが追撃する。



ザクのコクピットがゆれた。
「なッ!?」
二機はまだ追いついていない、にもかかわらず、ザクは爆発した。
足と背中にに被弾したようだ。
「どこから!?」
ザクのレーダーに小さな反応があった。
「……ガンバレル!?」
二機の武装ポッドが、赤いザクを囲んでいた。
武装ポッドが、火を放った。
「わぁあッ!」
四肢をもがれる様に、ザクは撃墜された。
ザクが、地面に墜落する。
「……ネオが捕らえられるなら、捕らえろとさ」
「スティング!」
上空から、緑の機体が降り立つ。
アーモリー1で開発された五機の機体のうちの一つ、
ZGMF-X24S、カオスだった。
「く……こんなにも……」
カオス、ガイア、アビスの三機が、だるま状態にされたザクを見下ろす。
「チィ……」



「アーサー・トライン副艦長! どうした!」
『あ、あの……』
「応答しろ!」
『せ、占拠されました……』
「なに!?」
『ミ、ミネルバは、き、旧、ザフトにの、乗っ取られて、わ、き、きたあ!』
それきり通信は途絶えた。

「馬鹿な……!」
ジブリールは激昂した。
「こんな馬鹿げた話があるか!」
ジブリールはデュランダルに怒鳴りつけた。
「この責任、どう取るおつもりか!」

ミネルバが、浮上を始める。
ミネルバの甲板では、捕らえられたプラント・連合の兵が、ヘリに詰めこめられ退去させられていた。
連合の兵の中には銃殺されたものもいるらしく、そういった遺体も無理やりヘリに詰め込まれた。
「隊長が!? 新型に囲まれた!?」
モビルスーツドッグの兵士が叫んだ
「インパルスで俺が行きます!」
一人の少年が叫んだ。
――シン・アスカだった。
シンは持っていた銃を仲間に預けると、血の着いた私服のまま、小型の戦闘機……コア・スプレンダーに乗り込んだ。
「お、おい、シン!」
「勝手なまねをするな!」
「機体はこれしかないんです! シミュレーターはやりました、サトーさんよりはうまく使えますよ!」
「シン!」
「……早く!」
「く、落とされるんじゃないぞ!」
「了解! シン・アスカ、コア・スプレンダー行きます!」


「新造戦艦が? ……わかりました。私たちはシャトルではなくメルヴィルに向かいます」
ナタルが内線の受話器を置いた。
「アンドラス少尉、我々は連合の戦艦に向かう」
「また、戦争?」
「そうだ、お前の積荷の出番かもしれん」
「……ふぅん」
シャニは無表情な顔で言った。
「……大丈夫か?」
「……」
シャニは何も言わなかった。
が、笑っているのかもしれない。
とナタルは思った。


「捕獲する……ん!?」
カオスがザクを捕獲しようとしたとき、高速で飛来する物体があった。
小型の戦闘機、シンの乗るコア・スプレンダーだ。
「な!?」
すれ違いざまにカオスへミサイルを放つ。
「ぐ!?」
続いて、反応が二つ。
「三機!?」
「いや、アレだ!」
コア・スプレンダーを中心に、三つの機体が重なって一つになる。
一つになった機体は、モビルスーツの形を現した。
――ZGMF-X56S、インパルス。
五機の新型モビルスーツの内の最後の一機だった。
「なにやってんですか隊長!」
「シンか!」
「早く、脱出を!」
シンが、敵をひきつけるように飛ぶ。
「すまない!」
アスランはコクピットから這い出て、ロケットベルトを装着した。



「ちぃ! 一機は取られちまったって事か!」
「どうすんの! コイツはやっちゃっていいわけ!?」
「壊しても文句はいわれんさ!」
三機がインパルスに迫る。

「……戦争は、」
シンはインパルスにビームサーベルを握らせた。
「戦争は終わっちゃいないんだ!!」
シンは叫び、インパルスを駆った。
カオスにインパルスが迫る。
「速い!?」
カオスがサーベルをサーベルで受けた。
「どけ! スティング! 邪魔だよ!」
アビスが肩の連装砲を展開した、カオスが跳躍して回避すると同時に斉射した。
「く!」
シールドで防ぎつつ、インパルスも飛び、攻撃を回避する。
――インパルスのコクピットのアラートが鳴る。
「後ろ!?」
ガイアが四足形態に変形し、インパルスに迫った。
グリフォンのような背中の羽に、ビームの刃が輝いている。
「チィ!」
シールドでガイアの体を真正面から受けた。
サーベルの斬撃は受けてないが、ショックで吹き飛ばされる。
「もらったあ!」
インパルスがバランスを戻さぬ内に、アビスがインパルス目掛けランスを振りかざす。
受けようとしたインパルスのビームサーベルが払い落とされた。
「終わりだ!」
「フン!」
アビスがランスを振りかぶった瞬間、インパルスは腰からナイフを取り出した。
「え!?」
ナイフでランスを受け止めた。
「……コイツ!?」
「強い!」


「アスラン……」
カガリは墜落したザクからパイロットスーツが出てくるのを見ていた。
顔はバイザーで良くは見えなかったが、あれはアスラン・ザラだと確信した。
「アスラン! アスラン!」
カガリは、その影を追った。
「カガリ様! 無理です! モビルスーツが……いるんですよ!」
熱い爆風の熱を感じる。
ジュリの呼びかけで、カガリは我に返った。
「あ……すまない、わかった、逃げよう」
カガリはアスランの影が消えていった場所をもう一度振り返ると、
ジュリやアサギに導かれるままに、安全な場所へ走った。
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