もしも3馬鹿常夏トリオが種死に出てたら 格納庫

連合国立ドミニオン学園 6日目

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ムルタ「ここは空の上。しかし昔は最新の船が海の上を走っていきました。
    冒険心というのは、人類の知恵の発達に大いに貢献されてきたといわれています」
オルガ「船って、イージス艦みてーな?」
ムルタ「違いますよ。帆船。つまり、風や波の力で動く船です。もっとも、ガレーという人力を使う船もありましたが…
    前回、ジャンヌ・ダルクについてやりました。今回はその後起こった、大航海時代をやります。
    ここはロマンあふれる世界でして、歴史は好きじゃないけど、ここは好きという人もいるそうです」
シャニ「大航海時代ねぇ。俺達は大後悔時代だよ」
ムルタ「はい。そんな日本語圏でしか通用しないギャグは禁止です。
    さて。大航海時代とは、具体的にどこからどこまでということはできません。
    なぜなら、船で移動というのは既にやっているからです。しかし、ある時、転機は訪れます。
    それがあるいは大航海時代の発端だったんでしょうか…
    技術の進歩により造船技術は巧みになり、強度が増しました。そしてついに。ヨーロッパの人間が
    ケープタウンにまで着いたのです」
スティング「質問。ケープタウンのあたりの岬を、喜望峰と呼ぶのはなぜ?」
ムルタ「ああ。いい質問です。このケープタウン近くの岬を越えればアフリカ大陸の東をとおり、
    イスラム圏を牽制したり、インド圏に商業しにいけたりと便利なことは分かっていましたが、
    この岬。波は荒く、嵐が良く起こり、当時の帆船では非常に危険で、越えた者はいませんでした。
    いえ。仮にいたとしても、かえってこれなかったのかも知れませんね。しかし、そこで2人の人物が登場します。
    エンリケ航海王子と、バルトロメゥ・ディアスです。ディアスは王子の支援を受け、ついにケープタウンを越え、
    それをポルトガルに報告したのです。するとどうでしょう。そのルートが行けると分かった今、
    そこは船の墓場ではなく、喜びと希望が見える岬になったじゃないか!!ということですね。
    そして、このディアスの発見により多くの人々が大洋へと帆をあげました。
    この当時、東南アジアを香辛料諸島といい、ヨーロッパでは香辛料。特に胡椒ですか。を大金で交換してくれていました
    しかし、それを売っていたのはイタリアの商人だけ。当然値段を吊り上げ、より利益を得ようとするのが
    人間の卑しいところです。しかし、航海術の発達により、多量の香辛料がヨーロッパにもたらされるようになったのです」
ステラ「そんなに重要なことなの?」
ムルタ「ああ。ステラ君。ならば君は牛肉でいいから塩のみで焼いて食べて、おいしいと思いますか?」
ステラ「それなりにおいしいけど、もう少し味付けとか調理とか…」
ムルタ「そういうことです。もっとも、イスラム圏の牽制はスレイマン1世のカリスマ性により効果は薄くなりましたが。
    さて。喜望峰を通ることによって、インドへの道が開けました。そこで、ヴァスコ・ダ・ガマがインドへと向かいました。
    170人で行って、帰ってきたのは70人以下。それでも、費用の60倍を越える利益を得ました」
クロト「スゲー。でも、乗組員は使い捨てかよ」
ムルタ「そうですね。しかしこの当時の乗組員。特にディアスやガマのような冒険航海は乗組員に犯罪者が
    使われることが多かったようです。
    しかし、海の上というのは想像以上に厳しく、『沈みゆく船はまずは鼠から逃げる』という言葉もこのあたりから
    来ているそうです。さて。ここにもう一人。重要な人物が登場します。その名をクリストファー・コロンブス」

アウル「卵」
ムルタ「ふむ。コロンブスの卵ですか。それは、『後では簡単に見えても、最初にやって見せるのは凄く困難』という故事です。
    さて。このコロンブス。ヨーロッパ、ジブラルタル海峡からインドへ喜望峰を廻るルートより、このまま西へ進み、
    インドへ直通で行けば近くなる。と考え、はじめはイタリアで支援を受けようとしましたが、拒否されました。
    しかし、その後、ポルトガルのイサベル女王の支援を受けられ、インド。そして『東方見聞録』のジパングへと向かいました。
    サンタ・マリア号という船で海の上を進み、ついに地面を見つけました。
    彼はそこをインドだと信じ、終生、数度現在の北米大陸に行きましたが、原住民をインドの人だと思っていたため、
    インディオ。と呼んでいました。ちなみに始めに着いた島を西インド諸島と行っていましたが、それは
    現在のバハマ諸島です。そして始めについた島を、「サン=サルバドル(聖なる救済者)島」と名づけました」
シャニ「凄いけど、アメリカだったんだ。なんか抜けた気がするな」
ムルタ「アメリカとは、コロンブスの発見の後、アメリゴ・ヴェスプッチが探検し、新大陸であるということを
    明らかにしたことより、彼の名をとったといわれています」
スティング「コロンブスねぇ。やってくれるよな。昔の帆船でよく海に出れる。海の男とはいったもんだ」
ムルタ「さて。実はそれをさかのぼること500年。当時ヴァイキング呼ばれる、ゲルマン民族が優れた航海術で
    交易、戦争といったことで、勢力を広げていましたが、彼らの内、極一部はアメリカ大陸に既に着いていたといわれています」
オルガ「へー。大航海時代の500年前って、いくらそいつらが優れた技術保持者でも、相当無理だろ」
ムルタ「さて。話を戻しまして、その後。マゼランという人物を筆頭に出発した船団が、これまた偉いことをやらかします。
    人類初の世界一周航海。コースはリスボンから、新大陸へ向かい、南アメリカ大陸の南端。そこを廻っていくんですが、
    その後その南端の海は、マゼラン海峡と呼ばれるようになります。さて、マゼラン海峡を抜けたマゼラン一行は、
    現在の太平洋へ進んでいきます。太平洋を横断し、インドネシアに着くんですが、フィリピンのラプラプ王との一騎打ちで、
    やむなくマゼランは帰らぬ人となります。しかし、他の乗組員はその後航海を続け、喜望峰をとおり、リスボンへと帰還しました。
    ちなみに、太平洋ですが、これはマゼランが、この海を通っているときに、一度も嵐に襲われたことがないとこから、
    静かな海。太平な海。ということでマゼランが名づけました」
クロト「南太平洋、オーブはまったく太平じゃないな…」
オルガ「それ。俺達のせいだろ…」
シャニ「orz」
ムルタ「ま、まぁまぁ。私が一番悪いでしょうが…ええと、続けますか。
    さて、コロンブスといい、マゼランといい。彼らはある考えに賛同し、それを実証したといえます」
ステラ「考え?」
ムルタ「地球球体説です」

アウル「地球って…丸いじゃん。何言ってんの?」
ムルタ「正確には多少楕円ですが…当時は紙の地図のような世界を想像していたわけですね。ヨーロッパ大陸から
    西へ向かうと、この地図の端の様になっていて、そこから先は、下が見えないほどの滝になっていて、
    生きては帰れないという想像の世界だったわけです。ちなみに、コロンブス以前の世界地図には、
    アメリカ大陸はなく、ゆえにコロンブスは真っ直ぐ西へ向かい、着いたところをインドだと思ったわけです」
スティング「で?マゼランが横に1周したから、ああ、地球はつながっていたのか。って分かったわけだ」
ムルタ「そうです。そして、それからすぐに、「地動説」という説が、極わずかに出てきましたが…まぁ、時間もないので
    このくらいで…問題です。次のうち、正しいのはどれ?」
『インドネシア諸島は当時なんと呼ばれたか?
  1.香辛料諸島
  2.太平諸島
  3.マゼラン諸島
  4.西インド諸島
  5.ラプラプ島            』
オルガ「簡単だぜ」
クロト「OK。簡・単!!」
ムルタ「では答えを…まずはステラ君から」
ステラ「1.こうしんりょうしょとう」
ムルタ「ふむ。ではアウル君?」
アウル「ぷっ。ぷくく。5番の名前が…ぷくくくく…ああ。答えは1ですが…くくっ」
ムルタ「はい。笑わない。ではシャニ君」
シャニ「は?インドネシア諸島だろ?それ以外ないじゃん」
ムルタ「だから、当時なんと呼ばれていたかですよ?」
シャニ「じゃあ…インドネシア諸島」
ムルタ「…お前まじめに授業受ける気ないだろ」

グダグダになってきても続く…

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