411プラン


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★ はじめに
 411です。
 スレではみなさんと有意義な意見交換が出来、感謝しています。
 まだまだ色々な問題点がありますが、取り合えずここにゼロポイント
を利用した「施しネット」構想を纏めて見ます。

 一応、本気でこのシステムが広がる事で「善意」と「思いやり」で
運営される「新世界」が自然と構築される事を目指します。


★ 構想理由
資本主義社会には3つの害悪があると考える。

(1) 金利
(2) 不当な搾取
(3) 欲望の一方通行(皆貯めようとする)

この世から貧困と、生存を脅かされる恐怖を取り除き、持続可能な
社会を目指すためには、この3つを取り除いたモノとサービスの流通
システムを構築する必要があると考えた。

金利の存在は膨張する経済を生み出し、持続可能な社会構築を困難
とするうえ、国際金融資本に際限なくお金が集金される仕組みとなっている。
不当な搾取の存在は、富の集中と偏在を生み出し、貧困層を生み出す元と
なっている。
欲望の一方通行は過度な競争を生み、品質の良いモノを生み出すために
労働者が酷使されたり、競争に負けた企業が悲惨な目に有ったりといった
本末転倒な弊害を齎している。

そのため、基本を物々交換とし、それをスムースにする媒体が
お金であるという基本に立ち戻り、また、生存の恐怖を取り除き、
皆で支えあう社会という形を認識し易いシンプルなルールを考案した。


★ ポイントのルール

「施しネット」は基本的に全てのモノやサービスは施し、施される
のであるが、より多く施した人は、より多く施される事で、バランス
を取る必要がある。
 そのための目安として以下のルールのポイントを設ける。

(1) 参加者は誰でも0ポイントから開始する。
(2) モノ(サービス)を施すとその価値に応じたポイントが加算される。
(3) モノ(サービス)を施されるとその価値に応じたポイントが減算される。

 例えば、AさんとBさんが0ポイントで参加を開始して、Aさんが300ポイントの
「りんご」をBさんに施した場合、Aさんは+300ポイント、Bさんは-300ポイント
となる。
 今度はBさんが500ポイントの「本」をCさんに施したとすると、Bさんは+200ポイント
Cさんは-500ポイントとなる。(Cさんも開始は0ポイントとする)
 このように、施し、施されが連鎖して、各人のポイントが上下する。

 この世界の特徴は以下のようになる。

(a) 世界に存在するポイントの総額は常に0である。
 そのため、何らかの機関がポイントを発行するという必要がない。
 つまり、ポイント発行権を握る特権階級が存在しない事になる。
 また、流通させる貨幣と社会の実存価値をどうバランスさせるかという難しい命題に
 悩まなくてすむ。
(b) 利息は認めない。
 そのため、ポイントがマイナスの状態もプラスの状態も対称的である。
 マイナスになっても、増え続ける債務や借金の取立てに怯える心配はない。
 つまり、生存を脅かされる恐怖は限りなく0に近い。
 また、利息が存在しないため、経済成長が必須ではなく、持続可能な社会が構築可能である。
(c) 全ての取引がネット上で発生しガラス張りとなる。
 そのため、不当な搾取が発生しにくい。
 限りなく公正な社会を目指す事が可能である。
(d) 皆が0ポイントになるべく近くなる事を目指すようにする。
 この事で極端な富の集中を防ぐ事が出来る。
 施し施されがなるべく各人でバランスをとる事を目指せば、自ずと全員のポイントは
 0付近を振動するはずであり、著しくそこから外れた人は0から遠ざかる方向に取引を
 しにくくなる雰囲気を醸成する。
 基本はより多く施した人(働いた人)がより多くを施される、という単純な図式だ。
 しかし、0に近い人の方が取引し易くしたり、+の多い人は施される事が容易に、逆に
 -の大い人が施す事が容易になるようなシステム上の工夫も行う。(*1)

 このルールに基づくポイントは、総額が0である事からゼロポイント制度と呼称するが、
「施しネット」では、これを「施しポイント」と仮称し、単位はhptと省略する。


(*1) レアモノが流通し希望者が複数現れた場合に、ポイント絶対値が0に近い人から
 取引を成立させる。
 欲しいものリストは+の多い会員から順に掲載する。
 施したいものリストは-の多い会員から順に掲載する。

 などが考えられる。


★ システム運用計画

 以下、このシステムをどのように運用して広げていくか、広がる事でどのように
社会が変わるか、その予想を記述して見る。
 また、以下は、必ずしも厳密に記述順に実行、実現しなければならないのでは
なく、多くは平行して、その時々の状況に応じて実行していく。


(1) 黎明期
 プロトタイプとして、自宅サーバーで上記のルールで動作する物々交換支援サイト
「施しネット」を立ち上げる。

 最初は、皆で欲しいものと、あげたいものをアップロードし、それを取引する事
で「施しポイント」が発生するようにする。
 人数が少ないうちは、中々本当に欲しいものが見つからない可能性が高いため、
本計画の意義を認識した有志が参加して、システムを体験しつつ、問題点を検証しながら
システムの改良を計っていく。


(2) 運用初期1(個人会員)
 システムがこなれた段階で、ネット上で宣伝を開始し、個人会員を増やしていく。
 次第に、本当にお互いに欲しいものがサイト上で見つかるようになり、本格運用が始まる。
 人数が増えると、徐々に高額ポイントの取引も増え出す。
 この頃になると、システムを不正に利用しようとするモノを想定した何らかの処置を
考えなければならない事が予想される。

(案1) 一定額以上の高額取引をするためには免許制とする
 低額取引で、優良な評価を一定期間続けなければ、高額取引の資格を得られないようにする。
(案2) 余りにも不正な利用を続けた利用者は会員資格を剥奪する
 或いは、本人がそれと気づかないように、不正会員同士しか取引できないようにシステムで制限する。


(3) 運用初期2(法人会員)
 ある程度の個人参加人数が集まった段階で、法人会員を募る。
 法人会員とは次のような仕組みである。

(a) 法人会員は成果物の一定の割合を「施しネット」を通じて会員に施す。その際、個人会員
 と同様に施した成果物に応じた「施しポイント」を得る。
(b) 法人会員が得た「施しポイント」の一定の割合をその法人の社員であり「施しネット」の
 個人会員に分配する事が出来る。
(c) 法人会員が成果物のどの程度の割合を施すか、個人会員を何人擁し、個人会員にどういった
 方法で得られた「施しポイント」を分配するかは、各法人の自由とするが、これらの割合等は
 全てネット上で公開しなければならない。
(d) 法人会員は、仕入れを他の法人会員から行う場合「施しネット」を通じて施してもらう事が
 出来る。

 初期の法人会員は、「施しネット」の理念とその意義に理解、共鳴して貰えた会社になるだろう。
 また、法人会員がその仕入先の会社に法人会員となってくれるように働きかける連鎖が始まれば
ある程度の広がりが期待できるかもしれない。


※問題点
 法人会員のメリットが薄い。
 施しネットを利用する比率が高まる事で、資本主義社会から見た見かけ上の法人会員の売上高
は縮小し、また擁する個人会員の給与の一部を「施しポイント」分配で賄う事で、支払う給与も
縮小する。
 この事は、例えば法人税や社員の所得税などの支払いが少なくなる等のメリットはあるものの、
規模縮小により失う社会的信用もあり、一概にメリットとも言えない。
 特に、株式を公開している会社にとってはデメリットの方が大きいだろう。
 よって、参加してくれたとしても、そういった影響が殆どない程度の比率での参加に留まる
可能性がある。


(4) 拡大期1 (個人、法人会員の拡大)
 個人会員の拡大と共に、「施しネット」必須の社会インフラに法人会員化を働きかける。
 特に宅配や流通に携わる法人が法人会員となり流通コストの一部を施して貰える様にする事は
重要である。
 また、個人会員の生活に関わるもの、特に衣食住、教育、医療、それから電気水道ガス電話
等の社会インフラを担う機関に働きかけ、法人会員化を促していく。

 こうした施策の方向性は、参加者全員が考え、可能なら行動していくのが望ましい。
 このため、ネット上に、様々なテーマの掲示板を設け、各分野で参加者が活発に意見を交わし、
またそれらがガラス張りになっている必要がある。

※問題点
 この段階になると「施しネット」そのものも法人として営業活動、ネット運営、開発活動が行える
必要がある。そのための法人の形態や資金運営をどのようにするかが未だ完全に見えていない。


(5) 拡大期2(取引支援技術の開発と普及)
 当初は、「施しネット」で取引を行うためにはブラウザ又は携帯で、WEBにアクセスし、所定の
手順を踏まなければならないが、これだけでは不便なため、取引の簡素化を促す技術を開発する。

 法人会員同士の取引等は、一々WEBにモノの情報をアップして、というのではなく、取引の様態
と結果のみをネットに記録する事にして簡素化する。
 また、スーパーやコンビニなどの販売店のレジと「施しネット」を連動させ、個人会員が、
会員カードを提示すると一定率を「施しネット」を通じた取引に出来るようにする必要がある。
 会員カードはICカードが良いが、携帯電話のFericaを利用したアプリを開発して何処でも簡単に
取引が可能なようにする手も考えられる。

 これらの実現のため、「施しネット」システム設計は次のように行う。
 WEBレイヤ、APIレイヤ、DBレイヤの3層に設計し、WEBレイヤはオープンソース化する。
 APIレイヤはWEBレイヤに対して、情報の記録と取得方法を一定のインターフェースの下に
隠蔽する役割を果たす。
 DBレイヤは情報の実際の記録を担うが、当初はオーソドックスなDBサーバーとし、次第に
グリッド化を進め、世界中のPCが連動して動作するようなシステムを目指す。

 このため、将来的には誰でも「施しネット」のシステムを利用したWEBが構築でき、また、
情報端末や取引端末なども誰でも自由に開発が可能になる。
 DBのグリッド化が進めば、一定のDBサーバーが攻撃されてシステムがダウンするといった危険
や、情報の改ざんの危険性を極めて小さく出来る。


(6) 拡大期3 (システムの国際化と輸出)
 国内での運用がある程度旨くいった段階で、システムを国際化し、輸出する。
 どのような国に、どういった手順で根付かせるのが望ましいかはその時に参加者で話し合って
方向性を決めていく。
 もちろん、輸入国側の当事者が話し合いに参加できるのが望ましい。

 このように複数の国でシステムが稼動しだした時点で、施しによる貿易が始まる。
 その段階で、貿易会社各社も法人会員化を進める。


(7) 社会制度整備期1 (高額物件の取り扱い)
 大抵の場合、人生で最も大きな買い物は、住宅であり、2番目は自家用車である。
 特にこの2つをはじめとし、高額物件どのように取り扱うかを考える必要がある。
 なぜなら、「施しネット」では全員がなるべくポイントを0に近づける事を目指す社会である
ため、住宅を施されて例えば-40,000,000hptとなった場合、社会的な評価が極端に低下して
しまうためである。

(案1) 一定以上の高額物件は全て「施しネット」が購入(施される)して会員に貸与する(毎月
一定額を施す)形とする。
(案2) 現在のローンにあたるシステムを作成し、高額物件を施された場合でも成り立つように
 調整する。但し、金利は認められないため、無利息ローンであり、返済が滞っても罰則がない
点に問題がある。


(8) 社会制度整備期2 (保険、福祉)
 個人会員が病気やハンディキャップにより「施される」よりも「施す」事が条件的に困難であると
認められる場合に、「施しネット」は何らかの救済策を講じる必要がある。
 最終的には住人により、その時々に実現方法が話し合われるのが望ましいが、如何にいくつか
案を記述しておく。

(案1) 住人から毎月一定量の「施しポイント」を徴収し、福祉対象者に分配する
(案2) 上記を強制ではなく、希望者から徴収して分配する
(案3) 福祉対象者の成果物を一定のゲタをはかせた評価をし、取引を行う


(9) 社会制度整備期3 (新規事業)
 当初は、既存の法人を会員として募る事で、いわば既存の生産、流通システムを取り込む事を行うが、
その後は、完全に「施し」だけで運用する新規事業の立ち上げを行うようになる。
 新規事業に関わる必要経費を全て「施し」により賄えればベストであるが、流石に相応の比率は
貨幣で賄う必要が生じる事が予想される。
 それらをどのように調達するかが、その時点で問題となる。

(案1) 会員から出資を募る。
(案2) 同上だが、同時に出資額は施しにより取引されたとみなす。

 特に、社会を独立させるための基本である、食料確保とエネルギー確保(太陽光、風力発電)事業は
重要である。


(10) 社会構造変革期
 この仕組みが旨く言った場合、医療、教育、治安、国防、司法、立法、各種公共事業、各種行政サービス、
等なども徐々に「施し」により運営されていく可能性がある。
 この辺りまで来ると、どの程度まで新たなシステムが社会を塗り替えるのか、逆にどのような問題点が
発生するのか、予測が難しい。
 恐らく、システムの拡大と平行して、参加者の意識が一定以上の公共性を保つように、独自の教育事業も
必要になるだろうし、人々の精神性、志向性に応じて、施しだけの社会になるか、既存の競争社会と、
施し社会が一定比率でバランスをとるかが決定されていくであろう。

 最終的に、この世界からお金をなくし、全てが「施しあい」で運営されていく社会が理想であり、その
移行の触媒となる為のシステムであるが、実際に運用するのは人であり、どのようなシステムも運用者の
質が悪ければ腐敗するのは事実である。
 システム的には、可能な限りそのような利用が出来ないようにガードする必要は有るが、ガードが固すぎる
と真面目な利用者も制限を受けるというジレンマはいつも付きまとう。
 その意味で、既存社会と、理想社会の並存が可能であるネットシステムは、柔軟な運用が可能であり、
物欲支配欲の実現は資本主義社会に担って貰う事で、ネットシステムの「施しあい」社会は善意の参加者を
集めて、緩やかに並存しつつ、社会的な大混乱を引き起こさずに徐々に移行させる事が可能かもしれない。


★ システム開発の現状報告

 土日の空いた時間と、平日の睡眠時間を削って徐々にしか行えませんので、遅くてすみません。
 以下に、おおまかな開発履歴を書いておきます。

2008/07/07 頃、自宅マシンを利用してサーバーの立ち上げ
 無料レンタルサーバーを検討しましたが、各社とも色々な制約事項があり、完全に自由に出来る環境で
なければ長期的な見通しが立てづらいため、自宅サーバーを選択しました。
 既に、WEBサーバー、メールサーバーなどが機能する事を確認しており、ドメインの取得も済んでいます
が、皆さんへの公開までもう少しWEBを整えたいので、もう少しお待ち下さい。

2008/07/12 頃、システム基本設計を行う
 システム運用計画の(5)でも触れましたが、WEBレイヤ、APIレイヤ、DBレイヤの3層構造が望ましいと
結論しました。
 但し、プロトタイプからこの構造を目指すか、機能実現に重きを置いて、構造の整備は後から行うか
現在悩み中です。

2008/07/13 頃、利用できる無料リソースを検討
 色々検討して、当座のDBレイヤはMySQL、WEBレイヤの開発言語はPHPとしようと思います。
 理由は、無料ブログシステムのWordPressやWEB店舗システムZen-cart等が同様の構成である事。
 無料リソースゆえの制約は若干ありますが、これらはどれも後で代替可能な層なので、厳密な機能性は
それ程重視せずに済む点です。
 カーネルとなるAPIレイヤ開発はC++言語あたりを予定しています。

2008/07/21 Wiki用の文章の纏め。
 WEBサイトのおおまかなデザインの検討。

2008/08/07 デザインフレームとWEB仕様案の公開
 下記アクセスして見てください。
http://hodokoshi.0web.cjb.net/

2008/09/08 施しネット説明ページの文章を公開


※以後、順次、報告、加筆していきます。