動画を編集する
動画関連の補足
エンコードおよびコーデックについて
動画を出力の際には、動画編集の行程を考えてコーデックを選ぶと、完成時によりきれいな画質の動画に仕上げることができます。- エンコード
- 本来はデータを特定の方法で符号化する事を指します。
- MMD関係では主に「動画データを圧縮すこと」「動画ファイル形式を変換すること」を指します。
- 対義語はデコードで、圧縮AVIを再生する場合もデコードに該当します。
- コーデック
- 動画をエンコード・デコードする際に用いるソフト。
- MMDや動画編集ソフトから(自動的に)呼び出して使います。
コーデックは、それを呼び出すのに使うAPI (ソフトが別のソフトを使う決められた手順)が決まっており、呼び出すソフト側がそれに対応している必要があります。
MMDで使うAPIはVFW。
- 可逆圧縮と非可逆圧縮
- ある形式から別の形式へ変換する際に、情報の劣化無く変換できる事を可逆、情報の劣化ないしは変質を伴うこと(元の形式に戻せない変換)を非可逆といいます。
- 非可逆の事例
- 色空間の変換(RGBとYUVの変換)の際は、相互変換の際に劣化が起こる場合があります
- RGBAからRGBへの変換の際は、αチャネルが捨てられるため、不可逆となります。
- MMDからの書き出しをYUVで行い、動画編集ソフトでRGBで編集し、さらにアップロード用の事前エンコードでYUVにするなど、色空間の変換が2度以上行われると、画質は著しく低下する場合があります。
- 動画編集ソフトではRGBで扱う事が多いため、MMDからの出力はRGBまたはRGBAの色空間を扱えるコーデックを選択しましょう。
- コーデックそのものにより可逆圧縮と不可逆圧縮が決まるわけではなく、ある形式から別の形式に変換する方式に可逆・不可逆な変換があるという事になります。
(ただし圧縮のみを目的としたエンコードを除く)。 - 関連リンク:えむえむでえ>Aviutlでx264GUIを使用したh264mp4エンコードをする場合の注意点について
- 色空間の変換(RGBとYUVの変換)の際は、相互変換の際に劣化が起こる場合があります
動画ファイルの色空間について
動画ファイルで扱う色に関して、RGBとYUVの2種類があります。RGBとYUVでは、相互変換の際に劣化が起こる場合があり、その為出力の際には動画編集の行程を考えてコーデックを選ぶ必要があります。
- RGB
- コンピューターで主に見ている色を表現する際に使われている色空間。
- αチャネルを持ったRGBAという形式の場合、透過を表現できるため動画編集ソフト等で背景画像と重ね合わせる場合によく使われます。
- YUV
- TVなどの放送用のフォーマットから派生した色空間で、主に動画配信サイトなどで配信される動画のファイル形式で用いられます。
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自作動画を公開する
動画を共有できるサイト
動画共有サイトには、ニコニコ動画やyoutubeがあります。アカウントを作成すれば自分で作った動画をアップロードし、公開することができます。
公開の際には、使用したモデルや音楽、動画の著作権に気をつけて下さい。
動画公開の一般的な流れ
手順 | 内容 | 拡張子 |
---|---|---|
1 | MMDで動画を出力する | .avi |
2 | 動画をAVIUtl等、動画編集ソフトで編集する | .avi |
3 | 動画編集ソフトから出力する | .avi or .mp4 |
4 | 前述3でavi出力した場合は、エンコードソフトで、 動画共有サイトの仕様に合わせたmp4 形式に変換する(エンコード) (つんでれんこ・ニコエンコ・図書館セット等) |
.avi→.mp4 |
5 | 動画を動画共有サイトにアップロードする | .mp4→.flv |
ニコニコ動画で公開する際に、上記4の手順を省いた場合、画質が極端に悪くなりやすいです。
動画共有サイトの仕様を把握した上で、事前エンコードしてアップロードすると、画質の改善が望める場合があります。
- 外部リンク:ニコニコ動画まとめwiki
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