彼と彼の故郷について (仮題) 語録:史実かどうかは不明です。

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語録(史実かどうかは不明です。)



「善人を重職につけてはならない」 毛利元就
 人から善人と言われる人は、だれからもよく思われようと努力しているから善人と呼ばれている。そのため、善人と呼ばれる人は、だれからもよく思われようとするあまりに、ここ一番というときに、みんなから好かれようとして決断が下せない傾向がある。だから、善人と評判の高い人間を、重大な決定を下す必要のある役職に就けるのは危険である。そういった「事なかれ主義」が、家を崩壊させる元凶となるのだ。


「座敷で雪合戦をしろ」 毛利元就
 毛利元就は冬のある日、家臣に「座敷で雪合戦をしろ」と言った。家臣は不思議に思いながらも座敷で雪合戦を始める。家臣にとって雪合戦は非常に楽しかったが、座敷ではどうも雪合戦がやりにくかった。そこで、家臣たちは「外で雪合戦をしよう」と言いだし、外で雪合戦を始めた。
 毛利元就は、家臣が冬になって寒いために家の中に引きこもっていたのを案じていた。だからといって「寒いからと言って家に引きこもるとは何事だ!」と叱りつけると家臣は反発してしまう。そこで、「家の中で雪合戦をしろ!」という一見不思議な命令を出したのである。毛利元就の人心掌握術の一端がうかがえるエピソードといえよう。


「春雨よ 花の散らない ほどに降れ」 小早川隆景
 隆達節(りゅうたつぶし)の小唄の文句で小早川隆景が好んで口にしていた。兄の毛利元就が死んで、子の輝元に家督が相続された。しかし、輝元は遊びにうつつをぬかし始めた。輝元は「武芸もしっかりやっているから問題はない」というが、武芸の訓練も度を越えたものであった。そこで、春雨がどんなに趣深く降っても、降りすぎて花を散らしてしまっては台無しである、何事もほどほどが肝心である、という戒めをしたのである。



以上、中経出版 戦国時代が面白いほどわかる本 金谷俊一郎 2003.05 より引用