東京駅

とうきょうえき


東京都千代田区にある駅。
東京のターミナル駅で、JR在来線が9面18線、新幹線が5面10線、東京メトロが1面2線のホームがある。平日一日あたりの発着列車本数は約3000本と日本一である。
丸の内口駅舎は重要文化財に指定されている。

所在地 東京都千代田区丸の内一丁目
地図
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歴史


  • 1896年(明治29年):第9回帝国議会で、官設鉄道の新橋駅と、私鉄日本鉄道の上野駅を結ぶ新線の途中に中央停車場を建設することが可決。
  • 1914年(大正3年)12月20日:開業
  • 1919年(大正8年)3月1日に中央本線乗り入れ
  • 1925年(大正14年)11月1日:東北本線乗り入れ
  • 1929年(昭和4年)12月16日:八重洲口開設
  • 1945年(昭和20年)5月25日:アメリカ軍による東京大空襲で、丸の内本屋の降車口に焼夷弾が着弾。大火災となり、レンガ造壁とコンクリート造床の構造体は残ったが、鉄骨造の屋根は焼け落ち、内装も大半が失われた。
  • 1945年8月:修復体制を整えて計画を立案。
  • 1945年12月〜1947年(昭和22年):修復工事。3つのドーム部分以外の3階部分内外壁は取り除いて2階建てに変更、中央ドームは木造小屋組で元の形に復原、南北両ドームは丸型から台形に変更、軒蛇腹・パラペット・壁面・柱型・窓枠などは2階建てになっても忠実に復元、南北ドーム内のホール天井はローマのパンテオンを模したデザインに変更。
  • 1929年(昭和4年)12月16日:八重洲口開設
  • 1948年(昭和23年)11月16日:モダンデザイン建築の八重洲駅舎が竣工
  • 1949年(昭和24年)4月29日:八重洲口駅舎失火で焼失
  • 1954年(昭和29年)10月14日:八重洲口駅舎が建て替えられ、八重洲本屋が完成
  • 1964年(昭和39年)10月1日:東海道新幹線が開業
  • 1972年(昭和47年)7月15日:総武地下ホーム営業開始
  • 1990年(平成2年)3月10日:京葉地下ホーム営業開始
  • 1991年(平成3年)6月20日:東北新幹線乗り入れ


丸の内口駅舎

  • 設計:辰野金吾、葛西万司 辰野葛西事務所
  • 施工:大林組
  • 着工:明治41年3月25日
  • 竣工:大正3年12月14日
  • 構造:鉄筋レンガ造
  • 階数:3階
  • 建築面積:9545

南北折曲り延長約335mに及ぶ長大な建築。
中央棟の南北に両翼を長く延ばしている。
建築様式は、いわゆる辰野式フリー・クラシック。
わが国鉄道網の起点となる停車場の中心施設であるとともに、明治の市区改正計画に基づき建設された首都東京を象徴する貴重な建築である。
煉瓦を主体とする建造物のうち最大規模の建築で、当時日本建築界を主導した辰野金吾の集大成となる作品として、価値が高い。

○指定基準=意匠的に優秀なもの,歴史的価値の高いもの






関連項目





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最終更新:2018年09月01日 10:54