「「河童駒引」」(2005/11/05 (土) 08:33:11) の最新版変更点
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*「河童駒引」
*【論文内容】
① 鷺之湯鶴之湯鹿之湯狢之湯其他~河童家伝ノ金創薬
「鷺之湯鶴之湯鹿之湯狢之湯ナドト、動物ノ名ヲ用ヰシモノノミ多キハ、異国ノ旅人ニハ定メテ奇妙二感ゼラルルコトナルベシ」(p396)
なぜ多いのか?
「鹿狐ノ徒ガ山中ニ於テ手療治ヲ試ミ居タリト云フ口碑ハ、モト霊泉ノ奇特ガ天然ニ具備スルモノニシテ、自ラ無知ノ鳥獣ヲ感応セシムルニ足リ、世ノ常ノ医薬ノ如ク人間ノ智巧ヲ以テ作リ上ゲタル者ニ非ザルコトヲ意味シ、単純素朴ナル前代ノ人ヲシテ容易ニ其有難味ヲ悟ラシムルコトヲ得」(p398)
→「人間ノ比類ノモノカラノ生活方法ノ一部ノ模倣」(p.398)と見ることが出来る
同じ例としての河童の金創薬伝
「今若シ河童ヲ以テ一種ノ獣類トスルナラバ、正シク前ニ掲ゲシ伝説ノ一例ト見ルベキ昔話アリ。即チ非常ニ効能ノ大ナル金創薬ヲ河童ヨリ伝授セラレタリト云フ者アリ」(p.399)
<パターン>
・河童が(女性に)悪戯をして手を切られる
・泣いて謝り許しを乞うので手を返してやった
・お礼として魚をもらうか薬の調合法を教わるなどの、何らかの恩恵を受ける
「如何ニ妙薬ナレバトテ切ラレシ手ノ継ガルベキ道理アルコトナシ。但シ霊薬ノ霊薬タル所以トシテ最初ノ程ハ先ヅ先ヅソレ位ニ奇妙ナル効能アリシモノトシテ置クナリ」(p,401)
「以上数箇所の接骨薬ハ本来其家ノ総領ト河童トノ外ニハ誰知ル者無キ秘密ナルベキ筈ナルニ、ポツポツト其噂ノ世ニ伝ワリタルハ此モ亦不思議ナリ」(p,403)
② 羅城門~
まず羅城門の話は腕を斬られるという点のみにおいて多くの河童譚と共通であると述べる。
「此系統ノ物語ニ於テハ馬ガ極メテ重要ナル『ワキ』ノ役ヲ勤ムベキモノナルコトヲ知ル」(p.405)
「(前略)ある日淵へ馬を冷やしに行き、馬曳の子は外へ遊びに行きし間に、河童出でて其馬を引き込まんし、却りて馬に引きずられて厩の前に来たり、馬槽に覆われてありき。家の者馬槽の伏せてあるを怪しみて少しあけて見れば河童の手出でたり。(後略)
*此話などは類型全国に充満せり。苟くも河童のをるといふ国には必ず此話あり。何の故にか。」(『遠野物語』58段 新潮文庫p,43)
「此世ノ中ニ河童ト言ウ一物ノ生息スルコトハ既ニ動カスベカラザル事実ナリトスレバ、次ニ起ルハ其河童ハ動物ナリヤハタ又鬼神ナリヤト云ウ一問題ナリ」(p,420)
〇河童の地域による差異
「此時代ノ河童ハ神代ノ時代ノ草木ト同ジク人語ヲ解シタリト見ユ」(p,413)
しかし、「エンコウ」つまり猿猴のように、動物の一種として見られていることも多い。
「常陸ノ海ノ河童ハ真黒ニシテ而モ背ニハ頑丈ナル甲羅ヲ被レリ」(p,420)
「琉球ニテハ河童ヲ『カムロー』ト云ウ。水陸両棲ノ動物ニシテ形三四歳ノ童子ノ如ク、面ハ虎ニ似テ鱗甲アリト云ウニ、」(p,421)
「越後新潟辺ノ河童ニ至ツテハ常ニ亀ト同ジク匍行スル怪物ナルニ反シテ、九州ノ河童ノ人ト相撲ヲ取ル事ヲ好ム者ハ往々ニシテ華美ナルフンドシヲヒケラカシテ闊歩スルアリ」(p,421)
○河童の地域ごとの異名
「カッパ」:川童 「ガタロ」:川太郎
・北陸「カワラ」「ガワラ」「テガワラ」(川ワラハから?) 加賀能登「ミヅチ」
・沖縄「カムロー」「カムロ」
・日向(現在の宮崎県)「ヒヤウスエ」「スヰジン」(水神?)
・出雲「エンコ」「エンコウ」
「九州ノ南半ニ於テハ河童ノ別名ヲ水神ト謂ヒ或ハ又『ヒョウスエ』ト謂フ」(p,401)
ヒョウスエ→元は河童ではなく、河童退治を専門とする神のことか?
「『アイヌ』ノ古言ニハ河童トヨク似タルモノヲ『ミンツチ』ト云フ由ハ次ニ云ワントス。而モ江刺松前ノ旧城下ニ於テハ又河童ヲ『コマヒキ』ト呼ビシ時代アリ」(p,422)
「九州ノ河童ニ付イテハ更ニ一異説アリ。曰ク河童ハ夏バカリノモノナリ、冬ハ山中ニ入リテ『ヤマワロ』(山童)トナルト」(p,424)
「紀州熊野ニテハ河童ハ冬ハ山ニ入ッテ『カシャンボ』(火車から?)ト云フ物ニナルト云フ」(p,424)
③河童ト猿ト~
・出雲「エンコ」「エンコウ」→猿との関連性
「九州ニテモ河童ニ出逢エリト言ウ者ニシテ、其大キサモ形モ共ニ猿ノ如クナリシト報告スル者多シ」(p,426)
「然ルニ一方ニハ又河童ト猿トハ仇敵ナリト云フ説アリ」(p,426)
馬だけでなく、水の神と牛との関係も示唆。
「神ガ川牛ノ背ニ乗リテ出デラレタル話アリ」(p,431)
「秋田ノ人ノ話ニ、今日彼地方ニ於テ『カハコマ』ト称スルハ水ノ神ノ別名ナリ。『カハコマ』ハ或ハ川駒ニハ非ザルカ」(p,434)
信仰上、馬から降りて引いて行かなければ通行できなかった場所があり、そこが駒引という地名の由来となった。駒引沢、馬引沢など。東京に多い。
「前代ノ穴銭ノ中ニ駒引銭ト称スル一種ノ絵銭アルコトモ、亦何等カノ因縁無シトハ言フベカラズ」(p,435)
通説→「又取留メテ目的ハ無ク、銭座ノ開業祝イニ職人ガ面白半分ニ作ッタモノ」「又ハ最初ヨリ楽銭即チ玩弄品トシテ鋳テタルモノニシテ」(p,435)
しかし、中国や朝鮮などの銅の産出が少ない地域でも通常の貨幣より大きく丈夫に、かつ複雑なデザインを凝らして念入りに作ってあることから、儀礼用に使われていたのではないかと柳田は考える。
駒引銭だけでなく「馬を曳く猿」の意匠は様々なところで見られる。
「神社ノ絵馬ニモ猿ガ之(馬)ヲ曳く所ヲ描ケルモノアリ」(p,437)
「播磨ノ農家ニ於テ厩ノ戸口ニ印刷シタル此絵(牛馬の守り札)ノ貼付ケラレタルヲ多ク見タリ」(p,437)
→猿を厩の守護とする風習
疑問:なぜ猿が馬の為になるのか?
中国の故事に、猿が馬の病気を治したり死んだ馬を蘇生させたりしたという記述がいくつか見られることから?
④ 河童の神異~
「猿ハ既ニ厩馬ノ保護者トスレバ、(中略)常ニ馬ノ害敵ヲ以テ自ラ任ズル河童ヲ指ザシテ、猿ヨリ変形シタルモノナリト断定スルハ無理ナルニ似タリ」(p,446)
しかし、
「多クノ国ノ民間ノ神様ニハ仏様ト違ヒテ往々ニシテ善悪ノ二面アリ」(p,p446-447)
「而モ人ノ生活ト最モ多ク交渉スルハ、神ノ本来ノ親切ニハアラデ其時々ノ憤怒ノ威力ナリ」(p,446)
→「一ツノ神ノ善悪両面ガ双方ニ対立分化」(p,449)
・柳田の結論
「河童ヲ猿ニ似タル物ト云ウ説ノ、牛馬ノ保護ヲ祈祷スル信仰ニ出デタルコトハ、先ヅ明ラカニナリタリトシテ置クベシ」(p,453)
・柳田以降の河童研究
折口信夫 『河童の話』「折口信夫全集3巻」 中央公論
河童の方言のひとつである「ひょうすべ」は、大和穴師兵主神の末であると説く。
石田英一郎 1994年『新版 河童駒引考』 岩波文庫
水神の善悪両面が猿と河童に現れているという柳田の「河童駒引」における結論を否定。
この説話の類型がユーラシア大陸全域に分布していることから「水と馬」という視点から見た河童の来歴を説く。
・参考文献
柳田國男『山島民譚集』『妖怪談義』(「柳田國男全集」所収 筑摩書房 1997年)
折口信夫「河童の話」(「折口信夫全集 3巻」所収 中央公論 1945年)
石田英一郎『新版 河童駒引考』(岩波文庫 1994年)
石川純一郎『新版 河童の世界』(時事通信社 1985年)
松谷みよ子『現代民話考1 -河童・天狗・神隠し-』(立風書房 1989年)
小松和彦編『怪異の民俗学3 河童』(河出書房 2000年)
谷川和彦編『日本民俗文化資料集成8 妖怪』(三一書房 1988年)
阿部正路『日本の妖怪たち』(東京書籍 1981年)
*「河童駒引」
**【論文内容】
① 鷺之湯鶴之湯鹿之湯狢之湯其他~河童家伝ノ金創薬
「鷺之湯鶴之湯鹿之湯狢之湯ナドト、動物ノ名ヲ用ヰシモノノミ多キハ、異国ノ旅人ニハ定メテ奇妙二感ゼラルルコトナルベシ」(p396)
なぜ多いのか?
「鹿狐ノ徒ガ山中ニ於テ手療治ヲ試ミ居タリト云フ口碑ハ、モト霊泉ノ奇特ガ天然ニ具備スルモノニシテ、自ラ無知ノ鳥獣ヲ感応セシムルニ足リ、世ノ常ノ医薬ノ如ク人間ノ智巧ヲ以テ作リ上ゲタル者ニ非ザルコトヲ意味シ、単純素朴ナル前代ノ人ヲシテ容易ニ其有難味ヲ悟ラシムルコトヲ得」(p398)
→「人間ノ比類ノモノカラノ生活方法ノ一部ノ模倣」(p.398)と見ることが出来る
同じ例としての河童の金創薬伝
「今若シ河童ヲ以テ一種ノ獣類トスルナラバ、正シク前ニ掲ゲシ伝説ノ一例ト見ルベキ昔話アリ。即チ非常ニ効能ノ大ナル金創薬ヲ河童ヨリ伝授セラレタリト云フ者アリ」(p.399)
<パターン>
・河童が(女性に)悪戯をして手を切られる
・泣いて謝り許しを乞うので手を返してやった
・お礼として魚をもらうか薬の調合法を教わるなどの、何らかの恩恵を受ける
「如何ニ妙薬ナレバトテ切ラレシ手ノ継ガルベキ道理アルコトナシ。但シ霊薬ノ霊薬タル所以トシテ最初ノ程ハ先ヅ先ヅソレ位ニ奇妙ナル効能アリシモノトシテ置クナリ」(p,401)
「以上数箇所の接骨薬ハ本来其家ノ総領ト河童トノ外ニハ誰知ル者無キ秘密ナルベキ筈ナルニ、ポツポツト其噂ノ世ニ伝ワリタルハ此モ亦不思議ナリ」(p,403)
② 羅城門~
まず羅城門の話は腕を斬られるという点のみにおいて多くの河童譚と共通であると述べる。
「此系統ノ物語ニ於テハ馬ガ極メテ重要ナル『ワキ』ノ役ヲ勤ムベキモノナルコトヲ知ル」(p.405)
「(前略)ある日淵へ馬を冷やしに行き、馬曳の子は外へ遊びに行きし間に、河童出でて其馬を引き込まんし、却りて馬に引きずられて厩の前に来たり、馬槽に覆われてありき。家の者馬槽の伏せてあるを怪しみて少しあけて見れば河童の手出でたり。(後略)
※此話などは類型全国に充満せり。苟くも河童のをるといふ国には必ず此話あり。何の故にか。」(『遠野物語』58段 新潮文庫p,43)
「此世ノ中ニ河童ト言ウ一物ノ生息スルコトハ既ニ動カスベカラザル事実ナリトスレバ、次ニ起ルハ其河童ハ動物ナリヤハタ又鬼神ナリヤト云ウ一問題ナリ」(p,420)
〇河童の地域による差異
「此時代ノ河童ハ神代ノ時代ノ草木ト同ジク人語ヲ解シタリト見ユ」(p,413)
しかし、「エンコウ」つまり猿猴のように、動物の一種として見られていることも多い。
「常陸ノ海ノ河童ハ真黒ニシテ而モ背ニハ頑丈ナル甲羅ヲ被レリ」(p,420)
「琉球ニテハ河童ヲ『カムロー』ト云ウ。水陸両棲ノ動物ニシテ形三四歳ノ童子ノ如ク、面ハ虎ニ似テ鱗甲アリト云ウニ、」(p,421)
「越後新潟辺ノ河童ニ至ツテハ常ニ亀ト同ジク匍行スル怪物ナルニ反シテ、九州ノ河童ノ人ト相撲ヲ取ル事ヲ好ム者ハ往々ニシテ華美ナルフンドシヲヒケラカシテ闊歩スルアリ」(p,421)
○河童の地域ごとの異名
「カッパ」:川童 「ガタロ」:川太郎
・北陸「カワラ」「ガワラ」「テガワラ」(川ワラハから?) 加賀能登「ミヅチ」
・沖縄「カムロー」「カムロ」
・日向(現在の宮崎県)「ヒヤウスエ」「スヰジン」(水神?)
・出雲「エンコ」「エンコウ」
「九州ノ南半ニ於テハ河童ノ別名ヲ水神ト謂ヒ或ハ又『ヒョウスエ』ト謂フ」(p,401)
ヒョウスエ→元は河童ではなく、河童退治を専門とする神のことか?
「『アイヌ』ノ古言ニハ河童トヨク似タルモノヲ『ミンツチ』ト云フ由ハ次ニ云ワントス。而モ江刺松前ノ旧城下ニ於テハ又河童ヲ『コマヒキ』ト呼ビシ時代アリ」(p,422)
「九州ノ河童ニ付イテハ更ニ一異説アリ。曰ク河童ハ夏バカリノモノナリ、冬ハ山中ニ入リテ『ヤマワロ』(山童)トナルト」(p,424)
「紀州熊野ニテハ河童ハ冬ハ山ニ入ッテ『カシャンボ』(火車から?)ト云フ物ニナルト云フ」(p,424)
③河童ト猿ト~
・出雲「エンコ」「エンコウ」→猿との関連性
「九州ニテモ河童ニ出逢エリト言ウ者ニシテ、其大キサモ形モ共ニ猿ノ如クナリシト報告スル者多シ」(p,426)
「然ルニ一方ニハ又河童ト猿トハ仇敵ナリト云フ説アリ」(p,426)
馬だけでなく、水の神と牛との関係も示唆。
「神ガ川牛ノ背ニ乗リテ出デラレタル話アリ」(p,431)
「秋田ノ人ノ話ニ、今日彼地方ニ於テ『カハコマ』ト称スルハ水ノ神ノ別名ナリ。『カハコマ』ハ或ハ川駒ニハ非ザルカ」(p,434)
信仰上、馬から降りて引いて行かなければ通行できなかった場所があり、そこが駒引という地名の由来となった。駒引沢、馬引沢など。東京に多い。
「前代ノ穴銭ノ中ニ駒引銭ト称スル一種ノ絵銭アルコトモ、亦何等カノ因縁無シトハ言フベカラズ」(p,435)
通説→「又取留メテ目的ハ無ク、銭座ノ開業祝イニ職人ガ面白半分ニ作ッタモノ」「又ハ最初ヨリ楽銭即チ玩弄品トシテ鋳テタルモノニシテ」(p,435)
しかし、中国や朝鮮などの銅の産出が少ない地域でも通常の貨幣より大きく丈夫に、かつ複雑なデザインを凝らして念入りに作ってあることから、儀礼用に使われていたのではないかと柳田は考える。
駒引銭だけでなく「馬を曳く猿」の意匠は様々なところで見られる。
「神社ノ絵馬ニモ猿ガ之(馬)ヲ曳く所ヲ描ケルモノアリ」(p,437)
「播磨ノ農家ニ於テ厩ノ戸口ニ印刷シタル此絵(牛馬の守り札)ノ貼付ケラレタルヲ多ク見タリ」(p,437)
→猿を厩の守護とする風習
疑問:なぜ猿が馬の為になるのか?
中国の故事に、猿が馬の病気を治したり死んだ馬を蘇生させたりしたという記述がいくつか見られることから?
④ 河童の神異~
「猿ハ既ニ厩馬ノ保護者トスレバ、(中略)常ニ馬ノ害敵ヲ以テ自ラ任ズル河童ヲ指ザシテ、猿ヨリ変形シタルモノナリト断定スルハ無理ナルニ似タリ」(p,446)
しかし、
「多クノ国ノ民間ノ神様ニハ仏様ト違ヒテ往々ニシテ善悪ノ二面アリ」(p,p446-447)
「而モ人ノ生活ト最モ多ク交渉スルハ、神ノ本来ノ親切ニハアラデ其時々ノ憤怒ノ威力ナリ」(p,446)
→「一ツノ神ノ善悪両面ガ双方ニ対立分化」(p,449)
・柳田の結論
「河童ヲ猿ニ似タル物ト云ウ説ノ、牛馬ノ保護ヲ祈祷スル信仰ニ出デタルコトハ、先ヅ明ラカニナリタリトシテ置クベシ」(p,453)
・柳田以降の河童研究
折口信夫 『河童の話』「折口信夫全集3巻」 中央公論
河童の方言のひとつである「ひょうすべ」は、大和穴師兵主神の末であると説く。
石田英一郎 1994年『新版 河童駒引考』 岩波文庫
水神の善悪両面が猿と河童に現れているという柳田の「河童駒引」における結論を否定。
この説話の類型がユーラシア大陸全域に分布していることから「水と馬」という視点から見た河童の来歴を説く。
・参考文献
柳田國男『山島民譚集』『妖怪談義』(「柳田國男全集」所収 筑摩書房 1997年)
折口信夫「河童の話」(「折口信夫全集 3巻」所収 中央公論 1945年)
石田英一郎『新版 河童駒引考』(岩波文庫 1994年)
石川純一郎『新版 河童の世界』(時事通信社 1985年)
松谷みよ子『現代民話考1 -河童・天狗・神隠し-』(立風書房 1989年)
小松和彦編『怪異の民俗学3 河童』(河出書房 2000年)
谷川和彦編『日本民俗文化資料集成8 妖怪』(三一書房 1988年)
阿部正路『日本の妖怪たち』(東京書籍 1981年)
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