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泣いた赤鬼


■泣いた赤鬼

山の中に、一人の赤鬼が住んでいました。

             ,r‐───‐、
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           lニニニニニニニl
.           ',──────/
            }ニニニニニニ{
            jニニニニニニ',
.           /         '',
           i TEN G A    i
           l   つ/ ̄ ̄ ̄/ l
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/     / ̄ ̄ ̄

赤鬼は、人間たちとも仲良くしたいと考えて、自分の家の前に
「心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます。」
と書いた、立て札を立てました。

             ,r‐───‐、
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           lニニニニニニニl
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            }ニニニニニニ{                  ,.へ___,.-ァ
            jニニニニニニ',     ヽ_          く____ゝ'、 /
.           /         '',     ヽヽ、  r| ̄ヽ、/ く_/ヽY__ ̄7
           i TEN G A    i     〈/^ヽ、''' " ̄`"" /  /ヽ、__」
           l          l      `>'´「welcome」(   /ヽ、|
           l          l      /           `'ー'ヽ.
           l          l     〃 {ハ_ハ_,!V ハ レ'、i l │ i|ーー-、
           l            l     レ!小(◯),  、(◯) 从|、i|、i|  、ヽ
.           ゝ─────‐'''      ヽ|("  ̄ 'ー=-' ̄"   |ノ│つ ヽヘノ}¨ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

けれども、人間は疑って、誰一人遊びにきませんでした。
赤鬼は悲しみ、信用してもらえないことをくやしがり
おしまいには腹を立てて、立て札を引き抜いてしまいました。

                ,.へ___,.-ァ :
  : ヽ_          く____ゝ'、 /  :
  : ヽヽ、  r| ̄ヽ、/ く_/ヽY__ ̄7 :
  : 〈/^ヽ、''' " ̄`""/  /ヽ、__」 :
   : `>'´「welcome」(   /ヽ、| :
  :   /           `'ー'ヽ.  :
  :  〃 {ハ_ハ_,!V ハ レ'、i l │ i| :
  :  レ!小(◯),  、(◯) 从|、iゝ :
   :   |(/  ̄ 'ー=-'  ̄///|ノ│ :
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  :  lニニニニニニニニニニl :
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  :   jニニニニニニニニニ', :
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 :   i   TEN G A     i :
 :   l                l :
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 :   l                 l :
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. :   ゝ────────‐''' :




そこへ、友達の青鬼が訪ねて来ました。

    rヽ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'''|r ヽ
    |  |  /二二二二\  |  |
    |  | .//       ヽヽ.|  |
    |  | | |   ,---..   | | |  |
    |  | | |  (    )  | | |  |
    |  | | |   '---''   | | |  |
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    |  | | |  (    )  | | |  |
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    |  | ヽヽ  '---'  ノノ |  |
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    |  ヽ_______ノ'  |
    |                |
    |                |
    ''''''''''--------------''''''''''''

青鬼は、わけを聞いて、赤鬼のために次のようなことを考えてやりました。





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|                  重い岩                          |
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   \          : |            .| :            /
     \        : |  /二二二二\  | :           /
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              : | | |   ,---..   | | | :
              : | | |  (    )  | | | :
              : | | |   '---''   | | | :
              : | | | ∀C' Nヨ_|_  | | | :
              : | | |   ,---..   | | | :
              : | | |  (    )  | | | :
              : | | |   '---'   | | | :

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  ヽ_          く____ゝ'、 /              ∧
   ヽヽ、  r| ̄ヽ、/ く_/ヽY__ ̄7            |::::|
   〈/^ヽ、''' " ̄`""/  /ヽ、__」         /´ ̄'!☆|"´ ̄\
   `>'´       (   /ヽ、|           / /   |::::::|     \
   /           `'ー'ヽ.           / ノ    |:::::::!     \__\
  〃 {ハ_ハ_,!V ハ レ'、i l │ i|        ∠〃 {ノノ_ハ_V   レ'、_i_l>\__>
  レ!小(>),  、(<) 从|、iゝ        /'レ小(>),  、(<) 从   \
    |(" U 'ー=-' U"   |ノ'│       /フ ('⊃ U 'ー=-' U⊂⊃)ノ(
    `ー.r        ヾ           ̄ ̄ `ー.r       ヾー`
      |_|       | |               |_|      | |


青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをする。



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   \          : |            .| :            /
     \        : |  /二二二二\  | :           /
      \____.: | .//       ヽヽ.| :______/
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           :  lニニニニニニニニニニl :
         .  :  ',─────────/ :
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         . :   /             '', :
          :   i   TEN G A     i :
          :   l                l :
          :   l                 l :
          :   l                 l :
          :   l                l :
         . :   ゝ────────‐''' :
そこへ赤鬼が出てきて、青鬼をこらしめる。
そうすれば、人間たちにも、赤鬼がやさしい鬼だということがわかるだろう、と言うのでした。
しかし、それでは青鬼にすまない、としぶる赤鬼を、青鬼は、無理やり引っ張って、村へ出かけて行きました。

計画は成功して、村の人たちは、安心して赤鬼のところへ遊びにくるようになりました。


    :   ,r;;;;ミミミミミミミミヽ,,_ :
    :  ,i':r"       `ミ;;,   :
    :  彡         ミ;;;i :
    :  彡 ___,,, /、、、_ _ ミ;;;! :
     : ,ゞ-i" ̄ フ‐! ̄~|--ゞ,  :
   :  ヾi" ー‐/ |--- "〉;r'   :
    :  `,|  /'ー=‐' ヽ  |ノ :
     :  't 'ー=三=-' ) /イ :
     :   ヽ       /   :
   :   ,r‐──────‐、 :
.  :   /            ',, :
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  :  lニニニニニニニニニニl :
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  :   jニニニニニニニニニ', :
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 :   i   TEN G A     i :
 :   l                l :
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. :   ゝ────────‐''' :

毎日、毎日、村から山へ、三人、五人と連れ立って、出かけて来ました。


こうして、赤鬼には人間の友達ができました。赤鬼は、とても喜びました。
しかし、日がたつにつれて、気になってくることがありました。それは、あの日から訪ねて来なくなった、青鬼のことでした。




ある日、赤鬼は、青鬼の家を訪ねてみました。青鬼の家は、戸が、かたく、しまっていました。
ふと、気がつくと、戸のわきには、貼り紙がしてありました。そして、それに、何か、字が書かれていました。




「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。
もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれません。
それで、ぼくは、旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。さようなら、体を大事にしてください。
どこまでも君の友達、青鬼。」


赤鬼は、だまって、それを読みました。二度も三度も読みました。
戸に手をかけて顔を押し付け、しくしくと、なみだを流して泣きました。











    : ノ⌒ー─'⌒ー、_ :
    : ( ,r‐──、  rヽ) :
.    : /     l )  ', :
   : /      | |  ', :
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.   : lニニニニニニニニl :
   : lニニニニニニニl :
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    : }ニニニニニニ{ :
    : jニニニニニニ', :                ∧
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   : i TEN G A    i :          /´ ̄`'!☆|"´ ̄\
   : l            l :         / 「Good|::::::|Bye」 \
   : l            l :         / ノ    |:::::::!     \__\
   : l            l :        ∠〃 {ノノ_ハ_V   レ'、_i_l>\__>ー-/||
   : l            l :        /'レ小(◯),  、(◯) 从   \i|、i||:::::||、ヽ
.   : ゝ─────‐''' :        /フ ('⊃ ̄ 'ー=-'  ̄⊂⊃)ノ( ̄つ||:::::||¨ヽ    END
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄