コナ研用語集(Wiki)
グラディウスV
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匿名ユーザー
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グラディウスV(ぐらでぃうすふぁいぶ)
2004年7月22日発売、PS2用ソフト。
タイトルどおり、「IV?」からじつに5年半ぶりに製作された、アーケード版グラディウスシリーズの正当な続編である。
発売はコナミだが、開発は「レイディアントシルバーガン」などのSTG製作経験があるトレジャーである。
(ちなみに、トレジャーを設立した人間は元コナミ社員である)
ゲームの特徴
- 復活方式
- これまでのシリーズとは異なり、基本の復活方式が「その場復活」となっている。
- これは、後述するがオプションの有無が攻略に大きく関わってくるためである。
- オプションモードでトラディショナルな「戻り復活」も選択可能である。
- 2人同時プレイ可能
- 同じ家庭用オリジナル作品の「グラディウス外伝?」のような2人同時プレイが可能である。
- 1Pが青色のビックバイパー、2Pが赤色のビックバイパーを操作する。
- なお、復活方式が「戻り復活」の場合でも、2人プレイ時はグラ外伝やパロディウスシリーズのように「その場復活」となり、片方のプレイヤーがゲームオーバー等でいなくなると戻り復活に戻る。
- オプションコントロール
- 本作の最大の特徴。今までもオプションの動きを選べるシリーズはあったが、今作ではコントローラが4ボタン制となっており、4番目のボタンを押している間だけオプションの動きが装備ごとに決められた動きに変化する。
- (コントロールの種類は装備の項を参照)
- ストーリーデモ
- 2面途中などに、ムービー+ボイスの短いストーリーデモが挿入される。
- ちなみにスキップは出来ない。
自機
VIC VIPER T-301(ティー・スリーオーワン)。
機体のフォルムは「復活の神話」等、2000年以降に使用されているビックバイパーの流れを汲んでいる。
機体のフォルムは「復活の神話」等、2000年以降に使用されているビックバイパーの流れを汲んでいる。
装備
4タイプの装備から選択可能。
1周クリア後は「ウェポンエディット」が追加される。
1周クリア後は「ウェポンエディット」が追加される。
スピードアップは5段階だが、最大までスピードアップした後はゲージが「INIT SPEED」となり、0速に戻すことが出来る。
TYPE1
- ミサイル
- ダブル
- レーザー
- フリーズ・オプション
<基本は通常のシャドウ。ボタンを押すとその状態の形にオプションが固定される>
TYPE2
- 2WAYミサイル
- テイルガン
- レーザー
- ディレクション・オプション
<動きはシャドウ。ボタンを押している間、オプションの射出するショット等の方向をレバーで操作できる>
TYPE3
- イーグルウインド(ホークウインドと同じ)
- テイルガン
- レーザー
- スペイシング・オプション
<基本はフォーメーションオプションだが、ボタンを押すとその間隔を変えることが出来る>
TYPE4
- 2WAYバック
- ダブル
- レーザー
- ローテート・オプション
<基本はシャドウだが、ボタンを押している間だけオプションが自機の周りを回転する>
エディット用装備
上記各タイプで使用されている装備に加え、以下が使用可能になる。
ミサイル
- スプレッドボム
- フォトントーピード
- フライングトーピード
ダブル
- バーチカル
- フリーウェイ
- スプレッドガン
レーザー
- リップル
- エナジーレーザー(E-LASER)
- ファイヤーブラスター
シールド
- シールド
- メガクラッシュ
音楽
作曲者は「レイディアントシルバーガン」などと同じ崎本仁。
クラシック音楽調のメロディーラインを持ったこれまでのグラシリーズの曲とは大きく異なる雰囲気の曲が多いが、ゲームのグラフィックや演出と合致した曲となっており、ユーザーからの反応は良かった。
また、サウンドトラックCDも発売されている。
クラシック音楽調のメロディーラインを持ったこれまでのグラシリーズの曲とは大きく異なる雰囲気の曲が多いが、ゲームのグラフィックや演出と合致した曲となっており、ユーザーからの反応は良かった。
また、サウンドトラックCDも発売されている。
MSX版との関係
MSX版グラシリーズは、AC版などとは異なる独自のストーリー構成によって動いている言わばパラレルワールド的なシリーズとされていた。
しかし、今作では以下に挙げる要素などにより、MSX版の影響をかなり受けていることが明白である。
トレジャーの開発スタッフの一部がMSX全盛期にコナミで働いていたことも要因であると推測される。
しかし、今作では以下に挙げる要素などにより、MSX版の影響をかなり受けていることが明白である。
トレジャーの開発スタッフの一部がMSX全盛期にコナミで働いていたことも要因であると推測される。
- ゲーム中の設定にて、ビックバイパーがリークパワーにて動いている(いた)と言及された。
- 装備に、グラ2およびエピIIで使われていた「ファイヤーブラスター」がある。(しかもその2作とは比べ物にならないほど強い)
- ストーリーデモが挿入される演出はMSX版にのみあったもの。
- 最終ボスが自らを「ベノムと呼ばれし者」と名乗る。ヴェノム博士の事を指していると思われる。
- 初回限定版特典の付録DVDに開発者インタビューが収録されているが、その背景にMSX版ソフトが置いてあるのが確認できる。
- コナミスタイル購入者特典として「ビックバイパー開発史」という小冊子が付属するが、その中に、ビックバイパーの後継機としてメタリオンが開発された旨が書いてある。