江戸前期の浪人軍学者。江戸で軍学を教え、旗本や大名の家臣など多くの弟子を集めた。1651年に幕政批判と浪人救済を掲げて弟子と共に謀反(慶安の変)を企て、自身は駿府城の乗っ取りと久能山の家康の遺金を狙うが、事前に発覚。駿府で自害した。
伊賀の影丸
慶安の変に失敗して死んだのは影武者で、本人は陰流忍者に守られて、伊賀六忍の追撃を躱しつつ東海道を西に向かった。実は自身も忍者で、最後には自ら影丸と対決。無数の布を舞わせて身を隠す忍法ぬのかくれなどで影丸を苦しめるが、敗れて自刃した。
ガラシア祈祷書
神変麝香猫
由井正雪の名で登場。幕府転覆の野望を秘めて黒縄巻を狙い、金井半兵衛ら正雪七人衆を率いて、麝香猫のお林一党、夢想小天治らと三つ巴の戦いを繰り広げる。剣を取っては小天治をたじろがせるほどの老獪さを見せた。