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「動物アドベンチャー」(2008/10/03 (金) 19:17:15) の最新版変更点
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*動物アドベンチャー ◆3.14.mIY6A
変で騒がしい音と光がボクの耳と目に失礼もなく入ってくる。
それに身体がちょっと冷たい。あの空間に居たせいなのかな。
辺りを見回すとそこには様々な乗り物が無数の光を発しながら動いている。
鼻を利かせ、周囲のにおいを嗅いで見てもにおいも気配も何もないのに。してくるのは機械の匂いだけ。
…そうだ、なんでボクはこんなとこにいるんだろう?
ここに来る前は……。
そう、クラウスが最後のハリを抜く時にボクたちに向けてイカヅチを放ってきて、それでボクは気絶してしまったはずなのに……。
気がついたらキュウビとか言う奴が現れてきた場所で横に倒れていた。
あいつは……一目見ただけでも、今までにボクたちが倒してきたキマイラより恐ろしい事だけは分かった。
その時、ボクも結構とは行かないまでも、少しだけ怯えてしまっていた。
キマイラ研究所できゅうきょくキマイラに襲われそうになった時ぐらいに……。もしかしたら、その時以上かもしれない。
そこで、突然殺し合いをしろと言われて状況を確認する暇もなく、急に爆発音が響いたと思ったら様々な動物の色んな声がして。
分かったことが、嫌でも鼻に来る特異な臭いでその爆発で一匹の動物が倒れたと言う事。
それに気付いた後すぐ匂いを嗅いで確認してみたとこ、あの場所には知っている匂いが一つも無かったと言う事。
この……今ボクの首に着けられてる首輪が禁止エリアやらなんやらに入ったりすると爆発する事。
今背負わされているバッグに色々な物が入っている事。
そしてボクが、こんなとこに居る事。
「くぅ~ん……」
鳴いて見てもただ空しく音にかき消されるだけだった。
いきなりこんなとこに連れられて、殺し合えと言われ……困惑するなと言われる方が無理だよね。
「ワン!」
今度は吠えて見たけどこれも意味が無く。
とりあえずリュカたちが心配だけど……リュカたちは居なくなったボクの事を心配してくれてるのかな……?
あ、今思ったけど、この雰囲気にこの騒がしさ。つい最近感じた事がある……かもしれない。
…うん、あのポーキーが創った……街なんだか、遊園地なんだか、よく分からない場所に似ている。
でもここはあそことは似ても似つかない所みたいだった。
兎に角、今どこにいるのかを確認しよう。
えっと、地図を見るには右手人差し指に力を込めればいいんだっけ……?
ちょっとした所ですぐに気付いた。気付いてしまった。
……そうだ、リュカたちにはあったけど、ボクには人差し指がなんてものはないんだ。
面倒なんだけど、バッグから取り出して見るしか無いよね。
バッグの扱いには慣れてるから簡単に中を見る事が出来た。
まずそこから出てきたのが水と食料だった。
親切なのか、よく分からないけどきちんと袋にイヌようほしにくが数個ほど入っていた。
捨てる必要性もないので、ありがたくバッグに仕舞いなおしておく。
次に出てきたのが地形が色々…そして、所狭しと文字がたくさん描かれている紙。
これが地図なんだろう。自分では全然見たことないけど……。
なんとか乗り物の光のおかげで確認することが出来る。
A…の2……なのかな?ここは。遊園地なんだと、自分にそう言い聞かせる。
誰もいないのに動いてる、不気味なのを除けばあんな場所よりはここの方が立派な遊園地だよね。
見たところにはヘンで、とても不自然なハリボテも無いようだし。
……でも、どこに向かえばいいのかな?
一応中心の塔?みたいな場所に行って見ようと思う。このままじゃ情報も無いから…。
次には文字がたくさん羅列された紙を見る。
一通り見てみると、ボクの名前があることを確認。
これに書かれている事はあの場所に居た動物たちの名前であることが分かる。
そして、知ってる名前が無い事には無いんだけど……、一つだけその文字に釘付けなってしまった。
カエル……?
カエルってセーブしてくれるあのカエルなのかな……?そこだけが気になる。気にしてしまう。
でも、カエルと言う名前のイヌだったり…姿形はカエルでも見た事も無いカエルだったりする事もあるかもしれないし……。
……これ以上意味も無さそうで仕方がないからもう考える事は止めにして置こう。
後、他に入ってるものを見たけど……ボクが知ってるものではなかった。
ちょっとずつ確認してた所で最後に出てきたのは帽子。少し、親父臭いけどね。
この親父臭い帽子には「M」って文字が書いてあるけど何の事かさっぱり。
でも……なんか気に入ったから早速立ち上がって被ってみる。だけど、似合ってるのかな……?
鏡とか見ないとわからないね。
それと、リボンみたいなのが入ってた。
匂いを嗅いで見たら女の子の匂いと動物の匂いが混じっていた。
流石にリボンはボクだけでは着けられないから、無理に着けるのは止ようと思う。
兎に角、こんなとこでボーっとしてないで早く行動しよう。
途中途中、ちゃんと周りを警戒しながら鼻を利かせとけば急に襲われたりすることはないだろうし。
「ワンワン!」
ボクは吠える。そして走る。
少し走ったら、すぐに遊園地の出口を発見した。そこで気付いた事を一つ。
この帽子、走っててもどっかに全然飛んで行きそうないし、帽子被り直す必要もあまりなさそうで結構いいかも。
お父さんにプレゼントしてみたいかも。…っと、それより……。
「ワワワン!」
考えるために止まってしまったから、気を取り直して動こう。今度は慎重に歩こうと思う。
別に今は急いでるわけでもないからね。
ふと、目に止まった……立て掛けられている看板があった。
そこに書かれていた事は、
【ゆっくりしていってね!!!】
………。ボクでも言葉の意味は分かる。
こういうのって、出口じゃなくて入り口にあるもんじゃないのかな?
【A-2/遊園地出入り口付近/1日目/深夜】
【ボニー@MOTHER3】
【状態】健康、困惑
【装備】:マリオの帽子@スーパーマリオシリーズ、
【道具】:支給品一式、ビアンカのリボン@DQ5、不明支給品x1(確認済み)
【思考】
基本:ゲームには乗らない。
0:とりあえず塔に向かってみる。
1:カエルがちょっとだけ気になる。
[備考]
※8章ラストからの参戦
※遊園地は24時間稼動してます。
【マリオの帽子@スーパーマリオシリーズ】
某配管工の赤い帽子。説明不要。
もしかしたらちょっとだけ身体が丈夫になってたりするかも。
【ビアンカのリボン@DQ5】
幼少時代、キラーパンサーがビアンカと別れる際に着けて貰ったリボン。
装備したらちょっとだけ賢くなったり。
キラーパンサーにとっては思い出の一品。
*時系列順で読む
Back:[[悲しいことや辛いことが終わるために…]] Next:[[始の忍法帖]]
*投下順で読む
Back:[[悲しいことや辛いことが終わるために…]] Next:[[始の忍法帖]]
|&color(cyan){GAME START}|ボニー||
*動物アドベンチャー ◆3.14.mIY6A
変で騒がしい音と光がボクの耳と目に失礼もなく入ってくる。
それに身体がちょっと冷たい。あの空間に居たせいなのかな。
辺りを見回すとそこには様々な乗り物が無数の光を発しながら動いている。
鼻を利かせ、周囲のにおいを嗅いで見てもにおいも気配も何もないのに。してくるのは機械の匂いだけ。
…そうだ、なんでボクはこんなとこにいるんだろう?
ここに来る前は……。
そう、クラウスが最後のハリを抜く時にボクたちに向けてイカヅチを放ってきて、それでボクは気絶してしまったはずなのに……。
気がついたらキュウビとか言う奴が現れてきた場所で横に倒れていた。
あいつは……一目見ただけでも、今までにボクたちが倒してきたキマイラより恐ろしい事だけは分かった。
その時、ボクも結構とは行かないまでも、少しだけ怯えてしまっていた。
キマイラ研究所できゅうきょくキマイラに襲われそうになった時ぐらいに……。もしかしたら、その時以上かもしれない。
そこで、突然殺し合いをしろと言われて状況を確認する暇もなく、急に爆発音が響いたと思ったら様々な動物の色んな声がして。
分かったことが、嫌でも鼻に来る特異な臭いでその爆発で一匹の動物が倒れたと言う事。
それに気付いた後すぐ匂いを嗅いで確認してみたとこ、あの場所には知っている匂いが一つも無かったと言う事。
この……今ボクの首に着けられてる首輪が禁止エリアやらなんやらに入ったりすると爆発する事。
今背負わされているバッグに色々な物が入っている事。
そしてボクが、こんなとこに居る事。
「くぅ~ん……」
鳴いて見てもただ空しく音にかき消されるだけだった。
いきなりこんなとこに連れられて、殺し合えと言われ……困惑するなと言われる方が無理だよね。
「ワン!」
今度は吠えて見たけどこれも意味が無く。
とりあえずリュカたちが心配だけど……リュカたちは居なくなったボクの事を心配してくれてるのかな……?
あ、今思ったけど、この雰囲気にこの騒がしさ。つい最近感じた事がある……かもしれない。
…うん、あのポーキーが創った……街なんだか、遊園地なんだか、よく分からない場所に似ている。
でもここはあそことは似ても似つかない所みたいだった。
兎に角、今どこにいるのかを確認しよう。
えっと、地図を見るには右手人差し指に力を込めればいいんだっけ……?
ちょっとした所ですぐに気付いた。気付いてしまった。
……そうだ、リュカたちにはあったけど、ボクには人差し指がなんてものはないんだ。
面倒なんだけど、バッグから取り出して見るしか無いよね。
バッグの扱いには慣れてるから簡単に中を見る事が出来た。
まずそこから出てきたのが水と食料だった。
親切なのか、よく分からないけどきちんと袋にイヌようほしにくが数個ほど入っていた。
捨てる必要性もないので、ありがたくバッグに仕舞いなおしておく。
次に出てきたのが地形が色々…そして、所狭しと文字がたくさん描かれている紙。
これが地図なんだろう。自分では全然見たことないけど……。
なんとか乗り物の光のおかげで確認することが出来る。
A…の2……なのかな?ここは。遊園地なんだと、自分にそう言い聞かせる。
誰もいないのに動いてる、不気味なのを除けばあんな場所よりはここの方が立派な遊園地だよね。
見たところにはヘンで、とても不自然なハリボテも無いようだし。
……でも、どこに向かえばいいのかな?
一応中心の塔?みたいな場所に行って見ようと思う。このままじゃ情報も無いから…。
次には文字がたくさん羅列された紙を見る。
一通り見てみると、ボクの名前があることを確認。
これに書かれている事はあの場所に居た動物たちの名前であることが分かる。
そして、知ってる名前が無い事には無いんだけど……、一つだけその文字に釘付けなってしまった。
カエル……?
カエルってセーブしてくれるあのカエルなのかな……?そこだけが気になる。気にしてしまう。
でも、カエルと言う名前のイヌだったり…姿形はカエルでも見た事も無いカエルだったりする事もあるかもしれないし……。
……これ以上意味も無さそうで仕方がないからもう考える事は止めにして置こう。
後、他に入ってるものを見たけど……ボクが知ってるものではなかった。
ちょっとずつ確認してた所で最後に出てきたのは帽子。少し、親父臭いけどね。
この親父臭い帽子には「M」って文字が書いてあるけど何の事かさっぱり。
でも……なんか気に入ったから早速立ち上がって被ってみる。だけど、似合ってるのかな……?
鏡とか見ないとわからないね。
それと、リボンみたいなのが入ってた。
匂いを嗅いで見たら女の子の匂いと動物の匂いが混じっていた。
流石にリボンはボクだけでは着けられないから、無理に着けるのは止ようと思う。
兎に角、こんなとこでボーっとしてないで早く行動しよう。
途中途中、ちゃんと周りを警戒しながら鼻を利かせとけば急に襲われたりすることはないだろうし。
「ワンワン!」
ボクは吠える。そして走る。
少し走ったら、すぐに遊園地の出口を発見した。そこで気付いた事を一つ。
この帽子、走っててもどっかに全然飛んで行きそうないし、帽子被り直す必要もあまりなさそうで結構いいかも。
お父さんにプレゼントしてみたいかも。…っと、それより……。
「ワワワン!」
考えるために止まってしまったから、気を取り直して動こう。今度は慎重に歩こうと思う。
別に今は急いでるわけでもないからね。
ふと、目に止まった……立て掛けられている看板があった。
そこに書かれていた事は、
【ゆっくりしていってね!!!】
………。ボクでも言葉の意味は分かる。
こういうのって、出口じゃなくて入り口にあるもんじゃないのかな?
【A-2/遊園地出入り口付近/1日目/深夜】
【ボニー@MOTHER3】
【状態】健康、困惑
【装備】:マリオの帽子@スーパーマリオシリーズ、
【道具】:支給品一式、ビアンカのリボン@DQ5、不明支給品x1(確認済み)
【思考】
基本:ゲームには乗らない。
0:とりあえず塔に向かってみる。
1:カエルがちょっとだけ気になる。
[備考]
※8章ラストからの参戦
※遊園地は24時間稼動してます。
【マリオの帽子@スーパーマリオシリーズ】
某配管工の赤い帽子。説明不要。
もしかしたらちょっとだけ身体が丈夫になってたりするかも。
【ビアンカのリボン@DQ5】
幼少時代、キラーパンサーがビアンカと別れる際に着けて貰ったリボン。
装備したらちょっとだけ賢くなったり。
キラーパンサーにとっては思い出の一品。
*時系列順で読む
Back:[[悲しいことや辛いことが終わるために…]] Next:[[始の忍法帖]]
*投下順で読む
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|&color(cyan){GAME START}|ボニー|034:[[二度あることは三度ある]]|
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