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♂シーフと♀アコのその後

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匿名ユーザー

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♂シーフと♀アコのその後


「ん・・・・ここはどこだ・・・?」
♂シーフはむっくり体を起こした
俺、死んだんだよな?
たしかに死んだはずだ深遠のブランディッシュスピアで・・
辺りを見回すとそこは花畑だった、澄み切った川が流れている。
「ああ・・・ここは死後の世界ということか、死んだら人生終わりかと思ってたけど
 死んでも人間ってその後ってあるものなんだなあ」
なんだか嬉しくなってきた、さっきまで絶望のどん底にいたのだが。
いやあ、死んでみるもんだな、そんなことを思いながら川を渡る前に少し辺りを散策してみた。
すると♀アコライトが倒れていた
「おや、あれはたしか一緒に参加してた子だ、おい、大丈夫?」
「う・・・ん、あれ・・?ここは?」
♀アコライトは目を覚ました
「よう、お目覚めかい?」
「あ・・あれ?私たしか死んじゃったんじゃ??」
「うん、俺も死んだよ。で、多分あれが三途の川だ」
「そう・・・私死んじゃったんだ・・・」
♀アコライトはひざをついて泣いた。
「おいおい、そんな泣くなよ、死んでも人生終わりってわけじゃないみたいだし、
 それに俺死んだ気がしないんだ、死んだら起きることのない永遠の眠りにつく
 だけかと思ってたけどそうじゃないみたいだしさ

♀アコライトは少し泣き止んでシーフを見上げた
「それに・・・、俺君のような可愛い子と話したの生まれてから一度もなかったんだw
 死んじまったけど何か妙に嬉しいんだ、変か?変だな。アハ、アハハハハ」
♂シーフは照れくさそうにして笑った
「え・・・?あはっ、あはははは」
♀アコライトも顔を赤くしてついつい笑ってしまった
「ほら、よかったら一緒にいかないか?」
♂シーフは手を差し出した
「え・・・?どこへ?」
「あの川の向こうさ、あの川の向こうにきっと俺達の未来がある、俺も君もこれからが始まりなんだよ、きっと」
「うん♪」
手をつないで二人は歩き出す
三途の川を渡り天国へと
死んでから願いが叶うなんて・・・・神様ありがとうっ


| 目次 | 015.関連話1|063.関連話2

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