バトルROワイアル@Wiki 172


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172.クリティカル



一文字に切り裂かれた背中の傷がずきずきと痛む
だが、痛いのは背中の傷だけではない。あの時の♀WIZの視線、それを思い出すだけで胸がそれ以上に痛む
何時も敵意を投げかけるようなことはあっても、あんな目は今までされたことが無かった
失望の眼差し。それも当然だろう、信頼を裏切られたのだから
恐らく、♂アーチャーや♀クルセも同じような目をしていたはずだ
脱出という強いようで脆い結束だけが今、一行が行動を共にしている理由だ
もしそれがなければ……自分は裏切り者として殺されているだろう
だが、そう遠く無いうちにきっと結束は取り戻されるだろう……



巨大な鉄の橋を渡る一行、先頭を♀クルセが歩き最後尾を進むのは♀セージ
誰も一言も言葉を発しない、誰も互いを見ようとしない
それが今の♀セージには幸いだった。もし前までのような雰囲気なら……異常を察知されただろうから
応急の手当てをされた背中の傷からは、今もまだ血がじわじわと染み出している
必死でこらえる脂汗と荒い息が誰かに咎められたなら貴重な時間が無駄になる



(まったく、クリティカルとはよく言ったもんだ…)



背中の傷は見た目よりかなり深い。
鉄橋はおおよそ人の手によって作られた物とは思えない程巨大で、端から端まで行くのに下手をするとそれだけで数時間かかる事もある。
それでもなんとか街に入るまでは持ちそうだがそこから先は判らない
もし自分が倒れたならば……残念だが♀WIZに全てを託すしかない
プリーストのヒールをするという申し出は軽い怪我だと断った
殴りだというプリーストのヒールでは、魔力を全て使い果たしても傷は完治しないだろう
ならば、こんなところで無駄な魔力を使う必要は、ない
それに何時禁止エリアで封鎖されるかわからない以上時間は一刻一秒たりとも無駄には出来ない
幸い、と言って良いのか判らないが、あの♂プリがリザレクションを使えるのは確認した。準備は全て整うはずだ



♀セージの考えることはただ一つ。
首輪を解除し、この理不尽なゲームを潰す
その思いの先には、自分の命さえ勘定に入っているのだ



<♀セージ、所持品/クリスタルブルー プラントボトル4個、心臓入手(首輪外し率アップアイテム)>
<♀ウィズ、所持品/たれ猫、フォーチュンソード>
<♂アーチャー所持品/アーバレスト、銀の矢47本、白ハーブ1個>
<♀クルセ、所持品/青ジェム2個、海東剣>
<♂プリースト、所持品/チェイン、へこんだ鍋>

<現在地/ゲフェン北門鉄橋>
<♀セージ、カウントダウン>



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