バトルROワイアル@Wiki 2-014


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014.惨劇開幕10分前


惨劇の開幕より、時間はほんの少しだけ遡る。
先程GMジョーカーと名乗ったピエロ男が、その力の一端として作った空間である、石造りの広間。これよりこの苦痛と快楽のバトルゲームを始めるにあたって、その「ルール」を哀れな生贄達に教えてやるために、参加者である49名の冒険者達をこの空間へと呼び寄せるのだ。
呼び寄せる冒険者の数は、49名。
そう、彼は既にその場にいた。石柱にもたれかかり、口元に堪え切れない笑みを浮かべ、ぎらぎらと瞳を光らせて。
合法的に人を「狩れる」。そんな愉しそうなゲームを知っちまった以上、参加しないでおけるかよ。そう言って彼は、自らこの殺人劇に足を漬けることを望んだ。だらだらと単調な日常、そうさ俺は飽き飽きしていたんだ、生きてようが死んでようが同んなじような人生なら、誰だって極限まで楽しみてぇだろうがよ?
「ジョーカーさんよ。ちゃんと俺の得物は選んでくれてんだろうな」
腕組みして石柱にもたれかかったままでジョーカーに一瞥をくれると、訊く。態度が挑発的なのはワザとなのか、それともこれが彼の地なのか。
困ったような笑みでジョーカーは返す。
「こういった情報はお楽しみということで、貴方にも秘密なのですがね。とりあえず、貴方に支給される青箱は私が選んでおきましたよ、とだけ。短剣を御所望のようですが、あまり強力過ぎる武器をこちらで用意してしまっても興が削がれるというもの」
「はん、それでいい。ナイフだろうが刃物が一本ありゃ十分だ。あとは必要に応じて勝手に奪う」
彼はゆらりと石柱から身を離すと、ぽきぽきと指を鳴らしながらジョーカーに歩み寄り、怒鳴った。
「おら、早ェとこおっぱじめようぜ」
やれやれと肩を竦めると、ジョーカーはその場に転移方陣を敷き始めた。そして残り49名の哀れな生贄は、この場へと招待される。
ローグさん、貴方は御自分では狩人のつもりなのかもしれませんが、私にとっては貴方も哀れなチェスのひと駒に過ぎないのですよ。せいぜい、せめて私だけでも楽しませて下さいね。
ローグの男の首に巻き付いたメタリックな首枷がきらりと光った。


<♂ローグ:備考:自らの意志でこのゲームに参加、GMと多少のコンタクト有り>
<所持品:この後青箱開封、包丁・クロスボウ カード帖が支給されたかは不明>


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