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NG2-14

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NG 最低な屑野郎(放送直後)


「あなた、ここで何しているの?!」
ひっ!という声とともに♂騎士は頭を抱え後ろ向きになりガクガク震え始めた。
私達一行は放送直後に偶然♂騎士を見つけたのだ。

「私は何をしているのって聞いてるんだけど」
髪を掴み無理矢理こちらに引き戻す。

「ちょいと乱暴はやめてあげなよ。可哀想じゃないか」
♀BSが同情した声で私を責める。

「お、おで、い、いいやつ」
♂スパノビはにこやかに♂騎士に向かって語りかけたが
逆にひぃぃぃぃという声とともに♂騎士はまた頭を抱え込んでしまった。
♂スパノビは傷ついたような顔になりシュンとしてしまった。

「あなた、♀プリをどうしたの・・・・・・?」
そう問いかけると同時に私は草陰に落ちた血糊のついたナイフを
見つけた。
まさか・・・・・・。

「あなた、もしかして♀プリを殺したわね?」
カマをかけるつもりで問いかけたが。
そいつは一瞬震えが大きくなった。
そして、怖かったんだ!怖かったんだ!と喚き散らした。

「このクソ野郎!!!!」
私は思いっきりそいつの傷口に蹴りをかました。
ひぎゃぁぁぁという情けない声とともにそいつは地面をのたうち回った。

「ちょ、ちょっとどういうことなんだい?!」
♀BSがびっくりしたように私に問いかけてきた。
状況を把握できずに♂スパノビはおろおろと頭を抱えている。

「すぐに分かるわ・・・・・・ちょっと私に着いてきて・・・・・・」
私はナイフを取り上げるとまたそいつに蹴りを入れた。
そいつはただ地面をのたうち回る。
情けない男。
私を裏切った元夫を思い出してしまい非情に腹が立った。

*


そこには♀プリの事切れていた姿があった。
目は信じられないように見開いており♂騎士に裏切られたことがありありと想像できる。

「やっぱり・・・・・・」

「ひどい・・・・・・なんてこったい。さっきの野郎ぶっ殺してやる!」
♀BSが怒り狂ったように表に出ていこうとするのを
ぼ、ぼず、お、おちついて!と♂スパノビが引きとどめる。

「せめて安らかに・・・・・・」
私はそう告げるとそっと♀プリの瞳を閉じさせた・・・・・・。


<♀BS>
現在位置 F-3からF-6へ向かう途中 (現状はF-3の♂騎士と♀プリが居た小屋)
所持品:ツーハンドアックス(♂スパノビの箱から)
外見特徴:ボス、筋肉娘、カートはない。むちむち。
状態:負傷箇所に痛みが残る。 貧血は解消。

<♂スパノビ>
現在位置 F-3からF-6へ向かう途中 (現状はF-3の♂騎士と♀プリが居た小屋)
所持品:スティレット(♀BSのもの)、ガード、ほお紅(♀BSのもの)、装飾用ひまわり(♀ダンサーから)
外見特徴:巨漢。超強面だが頭が悪い。カートあり。
状態:ヒールを使用したことにより少々顔色が悪い。

<♀ダンサー>
現在位置F-3からF-6へ向かう途中 (現状はF-3の♂騎士と♀プリが居た小屋)
所持品:ロープ、カード帖、血糊のついたナイフ(♂騎士より)
外見的特徴:美女、子持ち、母性本能大
状態:木にぶつけられた衝撃で少し背中が痛い。


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