夏合宿に寄せて


スペースの都合でどうしても栞には載せられないということだったのでこちらで。




夏合宿に寄せて 2012.8

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
峠ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
事故ハナク
決シテ焦ラズ
ペダルヲクルゝマワシテヰル
一日ニ コッヘルイッパイノ
飯トカレートソフトクリームヲタベ
アラユル場所デ
チャリブノフンイキヲ発揮シ
ナンテコトナイトコロデモ
ミドコロニカエテシマウ
野原ノ松ノ林ノ中ノ
小サナテントノナカニヰテ
東ニ芯飯ノ班アレバ
行ッテ怖ガラナクテモイヽト云ヒ
西ニ綺麗ナ星空アレバ
カメラヲ持テ夜空ヲナガメ
南ニ大キナ遊具ガアレバ
行ッテミンナデ滑リ降リ
北ニ道ニ迷フ者アレバ
皆デ協力シ 正シイルートヲ探シ出ス
パンクノトキハ笑ツテヤリ
ドンナトラブルモ楽シンデシマフ
或ルモノハ一日中デンシャニ揺ラレ
又或ルモノハ自転車デ盛岡ヲメザス
ミンナニドッカラキタノ?ト聞カレ
千葉カラデスト答ヘルト
ビツクリサレル
皆ガ元気デ事故モナク
イツモワクワク震エテヰラレル
サウイフ旅ニ
ワタシハシタイ

いよいよ夏合宿。
今年の夏合宿を語る前に去年の夏合宿に触れる必要が自分にはあると思います。
去年の夏合宿は毎日大雨に降られました。
雨で当初の計画は大崩れし、いくつかの事故も出て、さらに個人的にも勝手な行動をしてみんなに大きな迷惑をかけてしまいひたすらに無力さを実感させられた夏でした。そして最終日、先輩方からのもっと楽しもうぜという言葉が印象に残りました。
そのような背景を持ちながら部長となり、ことあるごとに夏合宿のことを思い出しながら「楽しむ」ということについてぐるぐる考えさせられていました。
そんな停滞から抜け出せたのはかなり最近、養老ランでした。雨が確実視されるなか担当のみんなが雨を楽しんでしまえというくらいの勢いで雨対策を整えて、実際に雨の中でも楽しく走りきってしまったのを見てからようやく前進できたんじゃないかなと今になって思っています。
その食事会のときに話しましたが、まずチャリ旅ってそんないつも上手くいくわけじゃなくて、自然を相手にするんだから雨に打たれれりゃ遅れは出るし、路面が荒れてりゃパンクもする。最大限注意を払ってもいろんなトラブルはつきものだと思います。そのようなトラブル、悪条件すら旅の一部として楽しんでしまう姿勢というのも、先輩方から引き継がれてきたチャリ部の伝統なんじゃないかと思うようになりました。
大規模サークルへと変わりつつあるチャリ部ですが、そんな姿勢はいつまでも大事にしていきたいなと今思います。
また、下級生世代にも今までになかったような爆発力があり、この夏合宿どんなことが起きるか楽しみです。チャリ部に新たな伝統を加えてくれるのではとわくわくしています。
そして将来振り返ったとき、笑って語れる夏になれば、と思っています。
最後に何より部員全員が安全に走れること、楽しく旅ができることを祈ってます。
上級生の立場からしてもその手助けができるように努力します。
それでは2012年の夏、このメンバーで走る東北の夏は後にも先にもこの一度だけです。魂燃やしていきましょう!

プレ出発を数日後に控え、賢治のパロディと、まとまらないながらも今の心境を大幅に加筆して。
木下