浄瑠璃・歌舞伎の「加賀見山物」に登場する局。主家横領を企む姦悪な局で、邪魔になる中老・尾上を陥れ、草履で打擲して辱め自害に追い込むが、その下女お初に討たれる。その後、河竹黙阿弥の「加賀見山再岩藤」で、怨念によりその骸骨が集まり(骨寄せ岩藤)元の姿となって復活。二代目尾上のお初に祟り、再び草履で打擲するが弥陀の尊像の力の前に退散する。自害した側女の下女に殺された、松平周防守の局・沢野の実話がモデル。
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