バイク用語辞典@Wiki

気筒

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気筒(きとう)

(1)


同義語
シリンダー(未作成)
関連語
エンジン」「燃焼室(未作成)

(2)

シリンダー(未作成)の数を表す一種の単位。現在のバイクで使われるのは以下の気筒数。

単気筒

シングルシリンダー(未作成)1つ。これを1気筒とは呼ばない。総排気量が同じ物と比べて最高出力は劣るが、1気筒当たりの排気量は大きいので低速トルクに優れる。構造が単純でメンテナンス性が高く安価な利点もあり。通常ロングストロークな設計をされる点と、気筒やクランク同士の打ち消し効果のが期待できない点から、振動が大きくなりがち。それを1つの味とするむきもある。低速トルクを生かすオフロードバイク(未作成)に多い気筒数。サイズが小さいので、搭載場所に制限のあるビッグスクーター(未作成)にも多い。また、125cc以下のバイクは、ほとんど単気筒。これは、小排気量多気筒にしてもトルク(未作成)が薄すぎて乗りにくいからである。

2気筒

ツインバイクトルク(未作成)重視出力特性(未作成)エンジンの安定点。適度な構造の単純さから製造メーカーが多く、レイアウトも排気量も多彩である。あらゆるカテゴリー車種(未作成)に使われる。WSB(未作成)レギュレーション(未作成)の関係でポッとレース(未作成)SS業界をにぎわせたこともあったが、基本的には実用寄りの特性を狙うエンジン排気量(未作成)当たりの出力(未作成)が大きい2ストエンジン(未作成)では、250ccクラスが基本的に2気筒だった。

3気筒

トリプル。特性は2気筒と4気筒の中間。広いトルクバンド(未作成)と乗り心地のバランスに優れる。多くの軽自動車(未作成)と同じ気筒数で、排気量も似るため、わりと似たような排気音がする。採用例は非常に少ないが、TRIUMPH(未作成)がこだわって市販用に製造している他、レース(未作成)用のV型(未作成)としてまれにお目にかかる。また、2ストエンジン(未作成)ではHONDA製「NR400」、KAWASAKIマッハ(未作成)」系などが3気筒。

4気筒

マルチバイク最高出力(未作成)重視出力特性(未作成)エンジンの安定点。なめらかな回転と、高い排気音も特徴。やや構造が複雑なため、製造は実績のあるメーカーが中心。特に中排気量以下の4気筒エンジンは日本のメーカーの独占である(他国の需要も少ないが)。かつて4気筒 = 高性能であることがステータスだった名残は、今も残っている。

5気筒

HRC(未作成)MotoGP(未作成)クラス用レーサー(未作成)「RC211V」がV型(未作成)5気筒を採用している以外は見ないかなり限定的な気筒数。レプリカ(未作成)の登場が一部熱望されているが、噂以上になったことはない。特殊なので量産ベースのコストに落とすのが困難なのではないかと推測される。

6気筒

HONDA製「ゴールドウイング」「ワルキューレ」が採用する水平対向(未作成)6気筒エンジンは、モーター的と言われるほど多気筒としての回転のなめらかさを持つ。四輪車(未作成)で言う所のV型(未作成)12気筒の様な存在。他に並列(未作成)6気筒1100ccHONDA製「CBX」が1979年に登場しているが、これは後が続くことは無く事実上一発屋状態。どうしてもサイズ・重量・コストで不利なので、これら以外の目立った採用は無い。

8気筒

バイク向けに設計された8気筒エンジンは無く、自動車のV型(未作成)8気筒エンジンを流用したBOSS-HOSS(未作成)が存在するのみ。また、楕円ピストン(未作成)の4気筒は8気筒相当の能力を持つと言われる。

その他の気筒数

かつて(1950~1960年代)は、レーサー(未作成)用としてさらに気筒数が多いエンジンも存在した。

関連語
エンジン」「シングル」「多気筒」「ツイン」「トリプル」「マルチ(2)」

2007年04月29日
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