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*humansystem  こもれび系の話ではないはずなのに、気がつくと斉藤和己アナグラムを使おうとしている自分がいる。糸井一間、美里アキ、青井拓海。微妙に余るのはキャラクターの持つ欠陥を表しています(大嘘) **大過去 ・オマエは不幸になる、と超能力者の母に宣告されるアズキ。 ・病気で寝ている間、ずっと天井を見ていたタクミ。 **共通の過去 ・少年誌と青年誌の間ぐらいのマンガを書いていたカズマ。 ・アズキもタクミも、一度だけその原作を書いたことがある。 ・勉強なんかしなくてもいいけど、一生できることの下地を今つくる時期なんじゃないかと思う、とタクミ。 「なら俺は一生マンガ描きでいい」 「一生マンガ描きがいいんじゃなくて?」 言えなかったツッコミ。 **現在 ・深夜のファミレスで、遅い夕食をつついているカズマとアズキ。 ・現実は続く。 **未来 ・あなたは幸せになれ、と子に語りかける何の能力もないアズキ。 ・自分のサイトに暴言を書いて過去を清算しようとして、でもできないカズマ。 「ピザでも食ってろ」 言いたいのはそんなことじゃない。したいのは全否定。 それは、自分を否定すること。 でも否定しきれない自分がいる。 絵を描くしかないと思う。 絵を描くしかない。 ・駅ですれ違うタクミとアズキ+娘。 「おとーさん」舌っ足らずな言葉で呼びかける、でも振り向かない。 「あなたはね、環、ひとりでも大丈夫だからね」 「おかーさんは?」 「おかあさんは、環がいれば大丈夫」
*humansystem  こもれび系の話ではないはずなのに、気がつくと斉藤和己アナグラムを使おうとしている自分がいる。糸井一間、美里アキ、青井拓海。SAITOH KAZUMIから文字が微妙に余るのは(SH,HZU,SHZ)キャラクターの持つ欠陥を表しています(大嘘)  たぶん、時間軸を行ったり来たりする話になりそうです。現在に置くのは登場人物28歳の、つまりは僕の、リアルになりそうですが、それが過去や未来と関係のある時間であって、だから今の自分の存在には意味がある…というような話になるかもしれません。ならないかもしれないけど。  書いていて、超能力ものになりそうだということに気づいたり、つまらない話になるんじゃないかって気づいたり、計画性がないのは困ったものです。 **大過去 ・オマエは不幸になる、と超能力者の母に宣告されるアキ。 ・病気で寝ている間、ずっと天井を見ていたタクミ。 ・チラシの裏にでも表にでも、とにかく書き続けていたカズマ。 **共通の過去 ・少年誌と青年誌の間ぐらいのマンガを書いていたカズマ。 ・アキもタクミも、一度だけその原作を書いたことがある。 ・勉強なんかしなくてもいいけど、一生できることの下地を今つくる時期なんじゃないかと思う、とタクミ。 「なら俺は一生マンガ描きでいい」 「一生マンガ描きがいいんじゃなくて?」 言えなかったツッコミ。 **10年前 ・ファミレスで三人だけの卒業式。 **現在 ・深夜のファミレスで、遅い夕食をつついているカズマとアキ。 ・警察の事情徴収を受けているタクミ。 ・「何をしているの?」 **未来 ・あなたは幸せになれ、と子に語りかける何の能力もないアキ。 ・自分のサイトに暴言を書いて過去を清算しようとして、でもできないカズマ。 「ピザでも食ってろ」 言いたいのはそんなことじゃない。したいのは全否定。 それは、自分を否定すること。 でも否定しきれない自分がいる。 絵を描くしかないと思う。 絵を描くしかない。 ・駅ですれ違うタクミとアキ+娘。 「おとーさん」舌っ足らずな言葉で呼びかける、でも振り向かない。 「あなたはね、環、ひとりでも大丈夫だからね」 「おかーさんは?」 「おかあさんは、環がいれば大丈夫」 ・環が18歳の時に現れる魔法使い役はカズマに。 「同じファミレスに来たことがある」 「そのとき、何を食べたかあてましょうか」 超能力者の証明。 「…すごいな」 実は元ネタがあって、それを読んだだけ。村上春樹「アフターダーク」。

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