大玲瓏帝國近衛軍

大玲瓏帝國近衛軍

大玲瓏帝國近衛軍(日:だいれいろうていこくこのえぐん/英:Imperial of Great Reirou Guard 『略称:EGRG』)とは、大玲瓏帝國及び朝廷が管轄する大玲瓏帝國皇帝の私設軍であり、少数でありながら最新鋭かつ帝國最強の集団である。略称は近衛軍、近衛、禁裏軍、EGRGなど。

大玲瓏帝國近衛軍
兵力 約6万人
創設 玲紀3年 8月1日
所属政体 大玲瓏帝國
所属組織 朝廷近衛府
内部組織 近衛海師団・近衛陸師団・近衛空師団
外部関係組織 特務機関『ZARF』 八鬼の異端
編成地 大玲瓏帝國・玲桜
近衛大元帥 北神薫

主任務

大玲瓏帝國の主権者であり、国家元首である帝國皇帝直属の私設軍隊で、その主任務として「帝都・玲桜の防衛(禁闕守護の任)」、「皇帝大権の発動による任務が命令された場合の行動」などが挙げれられる。現在、近衛軍は3度にわたる軍制改革によって、専ら異端者らと最新装備の優先供給によって、6万という少数人数でありながら、兵力で何倍の差もある他の帝國軍の追従を許さないほどの兵力を有している。

沿革

成立

 アレルドニア政変を経て、神嶺帝(堕花嶺香)を皇帝とする帝國国家が樹立した当初、情勢はとても不安定であった。そこで國軍たる帝國軍の設立が急がれ、皇帝の私設軍隊の整備は後回しになってしまう。この事態を重く見た政府と朝廷は「皇帝陛下直属の軍隊設立」を重要事項の一つとして取り扱った。そこで、帝國憲法や皇帝大権の整備が進められる中で、玲紀・2年についに軍隊の整備を開始し、翌年の3年8月には前身部隊にあたる「帝國近衛兵団」が設立された。設立に当たっては、海軍将校であった皇帝自らと皇帝の腹心である國仙大帝皇后(当時は麒麟ヶ宮仙花)、北神(ゝ高坂)燐・凛夫妻、アルトリア・イヴァチノフなどの上級将校が積極的に参画した。

設立当初は、当時の社会状況や建国直後の動乱期ということもあり、兵器などは國軍からの供給および共有という形式が採られたため、國軍から独立しておいても使用する兵器等は国軍と同じという事態が発生。指揮系統などで不安要素が残った。國軍の統帥権は、国会・内閣・皇帝(朝廷)の三機関が保有しており、皇帝と皇帝を輔弼する朝廷のみに統帥権がある近衛兵団とでは、混乱をきたす要因であった。また当時は連邦時代の教訓から、異端者らによる兵力の補充などに関して世論は消極的で、今現在のように異端者比重はかなり少なかった。

軍制改革

動乱収束し情勢が安定期になると国会で皇帝大権などに関する議論が盛んになり始め、さらに当時、帝室庁長官(現・朝廷内府総裁)であった大仙院義仁が「皇帝大権に関わる事項として近衛兵団の改革も行われるべき。皇帝陛下もそれをお望みになられている」との談話を発表し、改革に一石を投じることとなった。その結果、朝廷でも近衛兵団の改革が主要討議事項となり、神嶺帝も改革に前向きな姿勢を示した。玲記6年には第一次近衛軍改革が行われ、國軍から指揮系統を独立させる、装備を優先供給行うことが取り決められ、同年7月には朝廷・内閣・国会の三機関での決議が成立。改革を受けて初代・近衛大元帥に陸軍元帥で後に帝國首相となる北神凛が就任した。

二度目の近衛軍軍制改革が行われたのは、第四代皇帝時代に起きた「血の雨(BloodRainy)事件」の事後処理を受けた興隆帝皇時代である。この時に異端者の積極的な起用が問題となり、国会では皇帝勢力を支持する右派系政党は起用を支持し、一方の左派系政党は反対の姿勢を示し激しい対立が起きた。しかし、「BloodRainy」事件後、國軍内で権力を磐石にした皇道派系派閥「流鴎会」や「皇國軍総聯盟」、「桜凛会」などが声名を発表。また、軍事国防大臣であった彩音結衣も起用すべきとの見解を示した。これに対し皇帝は「(近衛兵団に異端者を起用することは)先の事件からも鑑みるに帝國軍では処理しきれぬ事が多かった。異端者である北神凛氏の助言も『異端者の起用は国家を必盛強堅に致す所であると』であった。私が思うところ異端者の起用は民を守り國を守る基盤となるだろうと思います」と発言。これらがきっかけとなり異端者の積極的な起用が行われることとなった。

第三次軍制改革が行われたのは、近衛軍を二分した『帝國内乱』の戦後処理を受けた黎總院上帝皇時代である。帝國内乱において近衛軍は南北朝の二つに分かれ対立し、一発触発状態となった。また戦後、南朝側の近衛軍司令であった不絶黒壊が戦中に行方不明になり、北朝側の事実上の近衛軍総司令であった元近衛大元帥の北神優紀(雪龍華)も戦死するなど大きな混乱もあった。しかし、皇帝大権の発動により南朝側近衛軍が降伏する形で収集し、それに伴った軍制改革が行われた。この軍制改革により、南朝側近衛軍に所属していた高官が処罰され、近衛軍上層部は親上帝皇派が占める形となった。新しく近衛大元帥に北神優紀の弟で帝國陸軍第一元帥であった北神薫を迎え、内乱の原因の一つとなった特務機関『ZARF』の新局長には、北朝側に立って内乱を戦い抜いた支倉翔太郎を総局長に任命した。また、国防の観点と今後軍が二分されたうえで異端者同士の大規模な対立が起こることを防ぐために、近衛内部の異端者を統括する部門としてSSレート以上の異端者で構成される八鬼の異端を近衛軍の外部組織として設立し、内戦中に『ZRAF』で両朝の仲介当たっていた黒姫を第一鬼(総帥)に任命させた。これにより、北朝側の皇帝・黎總院上帝皇の側近が上層部を占めることとなったが、上帝皇は「国体を護持し帝國臣民の財産を守るためには、敵味方なしに共に手とり進む必要があります。(内乱と緑化現象後の)復興には近衛軍の一致が必要であります」との訓示の勅語を発し、旧南北の関係なく軍を率いていくことを発表した。