ユークトバニア連邦共和国海軍

ユークトバニア連邦共和国海軍(Union of Yuktobanian Republics Navy)とは、ユークトバニア連邦共和国が保有する海上軍事組織である。モデルはロシア海軍と海上自衛隊のチャンポンであるが、これに旧日本海軍並みの水雷戦能力と大量の戦艦と空母をぶっこんだ結果、ケオスな感じに仕上がっている。
戦闘艦艇保有数なら世界一を誇るが、オーシアや扶桑などの西側諸国製の兵器と比べるとやや性能が見劣りするため、西側はおろか同盟国である東側諸国からも「見掛け倒しの軍隊」や大艦巨砲主義を極めた艦や潜水空母など変態兵器が多いことから「おもちゃの兵隊」などと言われている。しかし生産設備ラインだけはすさまじく、いくら艦艇を沈めても駆逐艦程度の小型艦なら数週間以内には元通りになっているなど相手にとっては悪夢そのものである。オーシア海軍?ナンデスカソレハ
仮想敵国であるオーシア連邦のイージスシステム及び空母による艦載機攻撃に対抗するために対艦・対空・対潜の三拍子をバランスよく高めた装備が特徴的で、さらに中の人の艦これの影響か水雷戦も重視しており主要艦艇のほとんどに長距離対艦/対潜両用魚雷「シクヴァルMk.2」を発射できる533mm魚雷発射管を搭載する。反面火砲は然程重要視されていなかった。しかし、高度な防空によって従来の対艦ミサイルや航空攻撃が有効ではなくなりつつあるのと、蘇岩礁事件での戦訓、そして仮想敵である扶桑皇国に対向するために大艦巨砲主義に戻りつつある。ちなみに中の人の大艦ミサイル主義+対空防御主義が組み合わさった結果、ダメコン・安定性度外視のアーセナルシップもどきがわんさかいる。

概要

北方艦隊、バルト海艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊、極東艦隊とカスピ小艦隊の六つの艦隊から編成されており、扶桑皇国海軍やオーシア海軍、中国海軍に大きな影響を与えている。一個海軍としてみれば相当な軍事力を持っているが、東西に拠点が分かれているため戦力が分断されているため十分な実力が発揮できない。しかし、最近財政難のギリシアから軍港を買い取ったりアフリカの角に軍港を建設したり、ペルシア湾やインド洋に艦隊を駐在させたりなど、オーシア海軍に対向して中東・東南アジア付近の影響力を強めている。
扶墺戦争(史実で言う日露戦争あたり)で扶桑皇国艦隊に主力をズタボロに撃退されて以来いらない子扱いされて予算を減らされ、さらに海軍増強の目処が立ったとほぼ同時期にベルカ公国との第二次世界大戦によって海軍に力を注ぐことができなかったが、第二次世界大戦終結後、米扶戦争によって太平洋による影響力を大きく失ったアメリカ艦隊を見て、ソヴィエト=ユークトバニア海軍はソビエツキー・ソユーズ級戦艦やレニンスキー・コムソモール級戦艦などの超弩級戦艦をはじめとする海上軍事増強計画「紅の艦隊計画」を始動し急激に海軍に力を注ぐようになる。そして21世紀になった今現在も扶桑皇国やオーシア連邦を仮想敵国に捉えており、その軍事力はソビエト連邦が崩壊した今でも重要な戦力として認識されている。その勢いは現在でも衰えることはない。
よく言われているのがユーク海軍は対潜水艦戦闘を重視している、ということである。これはほぼ正しいといって間違いなく、その能力は海上自衛隊を押さえオーシア連邦に続き世界第二位という噂がある。この原因としては、第二次世界大戦における大祖国戦争でベルカ海軍のUボートに思いっきりぼこぼこにされたこと、オーシアとの冷戦において、原子力潜水艦が防衛ラインに侵入し、至近距離で弾道ミサイルを撃たれることは死活問題であることなどが考えられている。実際その力の入れようは半端内といえる。Su-32やSu-34戦闘攻撃機の大量保有に始まり、巡航ミサイル並みに大型化し長距離にすばやく正確に太くて逞しい魚雷を送り込むMGK-335総合ソナーシステム、対潜旅団とデータリンクしつついざとなったら自前で魚雷をぶち込むKa-27PL。ヘリ、対潜ロケット発射機、魚雷発射管の三段構えという当時としては珍しい豪華装備を常時装備している艦艇、ヘリ運用に特化し艦載機によって効率的且つ広範囲に探索を行える潜水艦狩りの権化と化したバレンツ級防空航空巡洋艦やウラル級ヘリ航空巡洋艦、世界初のスーパーキャビテーション魚雷「シクヴァル」に複合誘導型追尾上昇機雷をわんさか搭載したRBU対潜ロケット発射機、せっせと敵潜水艦の情報を集めるウダロイ級や改ウダロイ級対潜駆逐艦、ネウストラシムイ級フリゲート、チェルミナートル級音響測定艦などなどの装備の面からしてその傾向はうかがえる。
また、オラーシャ帝国末期に起きた戦艦ポチョムキン号の反乱の反省からか食事に関しては扶桑皇国並みに拘っているらしく、海軍カレーならぬ海軍ボルシチなるものを発案している。駆逐艦以上の大型艦からフリゲートのような小型艦まですべての艦艇に専門の調理職員を配置しており、料理の質の向上を積極的に図るようになった。いつしかボルシチといえばユーク海軍、ユーク海軍といえばボルシチといった認識が行われるようになっている。そのボルシチ好きっぷりたるや凄まじく、ボルシチの悪口を言ったボルシチ嫌いの艦長の部屋のドアに斧が刺さっていたという都市伝説もあるとかないとか。作り方にはそれぞれの艦で特色があり、秘伝のレシピが存在する。艦隊指令ですらどの艦のボルシチが旨いとはいえないほど各艦プライドを持っているらしい。そして何よりも、各艦のボルシチを中心としたユーク料理を専門のホームぺージを準備してレシピを公開する海軍というのはあまりないであろう。
ちなみにボルシチを含めた艦内の調理を行う調理員は海軍学校の教養員専門科で厳しい教育を受けており、その腕前は高級レストランのシェフに匹敵するそうで、実際に最終試験には、ほぼそれに等しい洋食のフルコースを、コンセプトと材料を提示された上で、自分の腕と知恵で作る難関が待ち受けているという。

戦術・戦略ドクトリン

戦略・戦術ドクトリンは戦略潜水艦を配備しその周辺を聖域化、接近する敵艦隊には飽和攻撃を仕掛けつつ敵の空母や戦略潜水艦を沈めにかかることを前提としている。ようするに陸軍と同じ物量に任せた人海戦術である。また空母や空軍の基地航空隊と協力し、制空範囲内から敵艦隊にミサイルを撃ち込むことで多くの対艦ミサイル発射のためのプラットフォームをそろえることを念頭としている。
ミサイル巡洋艦・ミサイル駆逐艦が飽和攻撃を行っている最中に装甲が厚い戦艦や長射程スーパーキャビテーション魚雷「シクヴァルMk.Ⅱ」を搭載した水雷艦隊が接近し強力無比な主砲や魚雷で敵艦隊を撃滅する。対艦ミサイルはミサイル間で連携をとりながら敵艦隊に対してあらゆる方向から接近し、敵に近づくと海面すれすれを蛇行 *1 しつつ一番大きい目標から突入していくような超音速・長距離の巡航ミサイルであることが前提となる。80年代後半から対潜艦・水雷艦のほかに防空艦なる種類の艦種を建造し、西側諸国のイージス・システムに匹敵する防空能力を持つ艦を有するようになったが、攻撃能力は水雷艦と比較するとやや落ちるのが難。
ユークでは戦艦はあくまで空母や揚陸艦、補給艦などの護衛艦やミサイル駆逐艦など主戦力の補佐としての側面が強いが、接近してきた敵を視衛星「オーカ・バーバヤガ」と組み合わせた正確な砲撃で追い払うなど未だに第一線を退いていない。
ユークトバニアが保有する弾道ミサイルは命中精度が悪く、唯一精度が極めて高い巡航ミサイルも本土から敵地を直接たたけるような飛行距離が無いため、潜水艦による沿岸部の主要基地への集中攻撃を行う。潜水艦による後方撹乱で敵の補給線を蹂躙し、その隙に空挺軍と海軍歩兵を搭載する揚陸艦による強襲揚陸を行う。
このように総じていえば優秀なユーク海軍だが、近年の水上艦・潜水艦を問わない艦艇の大型化、そして乗員の省力化により一人あたりのワークロードが増大し、艦の居住性が向上してもその疲労回復に追いつかない。頭数が足りないためにダメコンの脆弱性を危惧する声が内外からあがっている。
加えてユーク海軍は基地を自らの実力で満足に警備することが出来ない。一応、小銃や拳銃などで武装した沿岸防衛陸上部隊という組織が存在はするが、こちらは軍港に近づく敵艦や航空機を迎撃するための役職で本職の歩兵部隊に叶うものではなく、サンクトペテルブルク海軍基地やアルハンゲリスク海軍基地などは軽装歩兵3個中隊で制圧可能と自嘲されたという噂もある。そしてその程度の部隊を事前浸透させるのは不可能ではない。そのため陸上戦力はほぼ陸軍に頼っている。


艦隊表一覧

ユーク海軍はムルマンスクを本拠地とする北方艦隊、クロンシュタットを本拠地とするバルト海艦隊、セヴァストポリを本拠地とする黒海艦隊、ウラジオストクを本拠地とする太平洋艦隊の4艦隊と、アストラハンを本拠地とするカスピ小艦隊、旅順を本拠地とする極東艦隊などの小艦隊をいくつか持つ。
人員は約80万人 *2 がおり、戦艦26隻、正規空母16隻、軽空母11隻、ヘリ空母8隻、重巡洋艦28隻、軽巡洋艦40隻、駆逐艦239隻、機雷敷設艦12隻、、フリゲート252隻、コルベット241隻、原始力潜水艦120隻、通常動力潜水艦192隻、強襲揚陸艦19隻、補給艦107隻、輸送艦24隻、警備艦162隻、航洋曳船46隻、砲艦2隻を有する。
非常に長ったらしかったので、艦隊表一覧はユークトバニア艦隊編成一覧に移動。

艦隊部隊

艦艇

対潜戦闘を得意とした艦艇が多いのが特徴。これは静粛性の高いオーシア海軍の原子力潜水艦や扶桑皇国の通常動力潜水艦に対抗するもので、対潜ヘリ・対潜哨戒機・対潜ミサイル駆逐艦を組み合わせた哨戒網を探知されずに突破することは至難の業とされる。また、潜水艦隊にも相当力を入れており、オーシアと並んで潜水艦大国としても有名。原子力はオーシアの原子力潜水艦、通常動力は扶桑皇国の通常動力潜水艦に匹敵する静粛性を誇り、船員の質もかなり高い。
また、行動に支障が出ない程度の重武装化が計られている艦艇が多く、対艦戦闘は機動性を重視しつつも圧倒的な攻撃力で敵船団を殲滅するという戦闘方針のもと設計されいるのが特徴で、武器庫もどきの艦艇の巣窟と化している。なおダメコンは必要最低限のものしか装備されていない。人命?捨て置きなさい!たいしたものじゃないだろう!

戦艦


  • ソヴィエツキー・ソユーズ級戦艦
同型艦
4隻 ソヴィエツキー・ソユーズ ソヴィエツキー・ウクライナ
ソヴィエツキー・ベラルーシ ソヴィエツキー・ユークトバニア
性能諸元
満載水量 68,425t
全長 271.5m
全幅 38.9m
最大速度 30.0kt
武装 50口径40.3cm 3連装AGS砲 3基
AK-155 155mm 連装速射砲 4基
P-750 グラニート 4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 8基32セル
S-300FM フォールトM 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 4基32セル
3K90 ウラガーン 8連装垂直中距離対空ミサイル発射機 4基32セル
3K95キンジャール 8連装垂直短距離防空ミサイル発射機 4基32セル
AK-630M 20mmCIWS 8基
RBU12000 10連装対潜ロケット発射機 4基
RBU-1000 6連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 2基

当時第一次世界大戦時の骨頂品ガングート級戦艦3隻しか保有していなかったソビエト海軍が、列強諸国と足踏みをそろえるために発動した軍事拡大計画「紅の艦隊」によって新たに建造した鉄壁の超弩級戦艦。一時はベルカ公国との戦争で計画は白紙になったが、太平洋戦争で戦艦の有用性を再確認したソビエト海軍は再び計画を発動し、コモンスキー・ウクライナ級と共に再設計されて太平洋戦争末期の1945年7月に完成した。
16インチ砲搭載艦でありながら6万トン越えの巨大戦艦であったため防御重量にふんだんに使え、20インチ砲戦艦に対して33.000~21.000mの安全距離があるとされる非常に優秀な設計となっている。またダメージコントロールや対魚雷防御、航空攻撃についても抜かりがなく、傾斜装甲や多重層防壁など当時最新鋭の技術が盛り込まれている。側距儀や射撃指揮装置、索敵レーダーはベルカから拉致してきた亡命した優秀な技術士の設計のもと搭載されたものを使用しており、海軍力が低かったソビエト海軍をようやく海軍列強国に対抗できるレベルのものに引き上げている。当時の列強国の戦艦と比較しても非常に優秀なもので、扶桑の大和型、ベルカのH級、英国のヴァンガード級、オーシアのアイオワ級、モンタナ級と並んで最強の戦艦の一つに数えられた。
現代はユーク海軍での戦艦の運用思想が変わり、戦艦同士の殴り合いといったことを想定しておらず空母や揚陸艦を護衛したり沿岸地帯に砲撃をする支援用の艦としての側面が強く、強力な武装を持って護衛対象に接近してきた艦隊に16インチ砲を浴びさせるだけの艦となってしまった。任務の変化に伴い兵装も近代化され、艦対地ミサイルVLSを増設、高角砲を両用速射砲に置き換え、15.2cm連装砲の発射速度を向上させるなどの改造が行われている。ほかの軍艦では真似できない針鼠のような対空装備は本級の凄まじい防御力と相俟って難攻不落の要塞と化している。速力も空母に随伴することが可能とされる速度まで強化されており、排水量からは想像も出来ない機動性を発揮する。その代償に戦艦としては航続距離が短くなってしまい、戦闘時以外は補給艦の燃料補給がないと稼動できないとまで比喩されるくらい燃料食いの戦艦となってしまった。
「オーカ・バーバヤガ(魔女の目)」と呼ばれる射撃管制装置を新たに搭載し、他国の戦艦を凌駕する命中率を誇る。これは「制空権なき海域での制海権確保」を目的に開発されたもので、監視衛星とデータを共有化することによって桁違いの命中率を誇る。これは監視衛星から主砲の弾着位置を観測し、射撃統制コンピューターが発射角度を補正するシステムである。トハチェフスキー級戦艦に搭載されたものであるが、第四次改装の折に旧式戦艦の大幅改造に伴いソヴィエツキー級やコムンソモール級にも搭載された。ミサイルの運搬に特化した巡洋艦のほうが戦闘能力が高いが、未だユークトバニアで戦艦が廃れないのは魔女の目による正確な命中率と空母に随伴できる機動力、強力な主砲・装甲ゆえである。

  • レニンスキー・コムソモール級戦艦
同型艦
4隻 レニンスキー・コムソモール クラスヌイ・ピオネール
ナロードヴィキ パリジンスカヤ・コンムナ
性能諸元
満載排水量 74,500t
全長 280.5m
全幅 40.3m
最大速度 29.8kt
武装 50口径45.7cm 3連装AGS砲 4基
AK-210 210mm 3連装AGS砲 2基
P-750 グラニート 4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 8基32セル
S-300FM フォールトM 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 4基32セル
3K90 ウラガーン 8連装垂直中距離対空ミサイル発射機 4基32セル
3K95キンジャール 8連装垂直短距離防空ミサイル発射機 4基32セル
AK-630M 20mmCIWS 8基
RBU12000 10連装対潜ロケット発射機 4基
RBU-1000 6連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 4基

ソヴィエツー・ソユーズ級と同じく「紅の艦隊」計画によって建造された8隻の戦艦のうちの4隻。造船所がベルカ陸軍に占領されたため完成は1945年半ばを待たなければいけないとされていたが、欧州方面で影響力を強めていた共産党が太平洋まで視野を広め扶桑・オーシアに対抗できる海上戦力を欲したため急ピッチで建造が行われ、太平洋戦争末期の8月にレニンスキ・コムソモールが進水した。8月攻勢に大きく貢献した武勲艦として国民から知名度が高い。
前級のソヴィエツキー・ソユーズ級とは打って変わってこちらは攻撃力を重視した設計となっており、18インチ3連装砲4基12門、7インチ3連装砲2基6門、6インチ連装砲10基20門を搭載した本級は扶桑皇国を除けば米海軍の戦艦やオーシア海軍のモンタナ級でさえ凌ぐ攻撃力を持つ世界最強の戦艦として期待されていた。しかしいざ就役してみるとライバルとなるはずであった米国太平洋艦隊はすでに壊滅しており、対決する相手がいなくなったコムソモール級は対地砲撃などの支援任務につくことになる。本級の真価が発揮されたのは8月攻勢、いわゆる「ソ連対扶参戦」であり、強力な艦砲射撃は強固に構築された要塞を粉砕し、ソ連初の機動部隊を用いた奇襲を成功させた。結果的にソ連地上軍を短期のうちに北京まで侵攻させることに一役買っている。さらに、後の朝鮮戦争では韓国軍を粉砕し、オーシア第七艦隊旗艦のアイオワと撃ちあいの末中破させ見事に退けているという戦火を上げている。
攻撃力ばかりに目が行きがちだが本級はソヴィエツキー級までとはいかないがかなり厚く、要塞砲の砲撃や迎撃に来た攻撃機や爆撃機の攻撃を跳ね除けるだけの重装甲を誇る。ソヴィエツキー級と同時期に建造されたためか、ソヴィエツキー級の欠点である極端な航続距離の短ささをそのまま引き継いでおり、常時補給艦の補給なしでは稼動できない大食艦となってしまった。第四次改装において多少は改善された模様。
第四次改装では各種高性能レーダーや戦闘指揮所を増設し艦隊指揮艦としての能力を大幅に向上させ、さらに副砲を全廃してVLSや長距離対艦ミサイル、索敵レーダーを搭載し命中率に比重を置いた一撃必殺型の戦艦として生まれ変わり、本級を上回る主砲や装甲を持つ戦艦を圧倒的な命中弾や破壊力で撃破する戦艦となった。先述したバーバヤガ・システムも手伝って異次元的な命中率を誇る。艦隊防空に重きを置いたソヴィエツキー級と異なり本級は攻撃重視の艦となっている。

  • パンテレーエフ級戦艦
同型艦
2隻 パンテレーエフ チャパエフ
性能諸元
満載排水量 28,550t
全長 214.6m
全幅 31.4m
最大速度 30.0kt
武装 45口径35.8cm 3連装砲 2基
AK-155 155mm連装速射砲 4基
AK-130 130mm連装速射砲 2基
S-300FM フォールトM 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 4基32セル
3K90 ウラガーン 8連装垂直中距離対空ミサイル発射機 4基32セル
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイル発射機 4基32セル
AK-630M 20mmCIWS 4基
4K33オサーM 12連装短SAM発射機 6基

いわゆる輸出戦艦。低コストで重防御かつ高速力の沿岸防衛型戦艦を20隻建造し東側諸国の「標準戦艦」として配備し西側海軍に恐怖を与える、という名目で建造されたが、激化する冷戦の真っ只中にこのような中途半端な艦を造っている余裕はないとされて建造停止されていた戦艦が原型。船体のみ出来上がっていた2隻を当時お得意さまであったイラクが買い取ったものである。ソ連海軍からは「戦艦もどき」と罵られていたが、砲力・速力・防御力どれをとっても申し分ない本級はイラク海軍は貴重な海上戦力として重宝され、イラク国民からはイラクを象徴する戦艦として親しまれた。
本来は3連装砲4基12門取り付けるはずであった主砲であるが中途半端に工事が止まってしまったために主砲は連装砲2基6門のみで、さらにミサイルの搭載数も当初企画されていたものよりも減らされてしまったが、かつては西側に対向して造られた戦艦だけあって対艦防御能力はソ連らしく重厚でミサイルの直撃に耐えれるように多重層装甲を取り入れ、後のオクチャブリスカヤ・レボリーツィア級にも重防御思想が現れていることから本級の建造がいかにソ連戦艦の土台となったかが見て分かる優秀な戦艦となっている。さらにワンサイドゲームを行った多国籍軍のミサイル飽和の中でも対処できる高度な情報処理システムとレーダー機器を搭載し濃厚な防空火器によって護られた本級の実力は皮肉なことに湾岸戦争にて発揮される。
本来はソ連海軍期待の星として配属されるであろう本級、同僚となるはずであった、それも自らの設計を基に建造された後継艦に撃沈されるというひどい目にあったが、それでも多国籍軍の猛火から艦隊をほぼ無傷で護りきり、さらにレボリーツィア級との砲撃では20インチ砲の砲撃を持ってしても簡単に沈めれなかった。本級がもたらしたソ連戦艦に対する印象は非常に世界各国に大きな影響を与え、ソ連製兵器の脅威を再認識されられた。ある意味レボリーツィア級よりも存在感を放った戦艦といえるであろう。陸軍のことは聞いてやるな。

  • オクチャブリスカヤ・レボリーツィア級戦艦
同型艦
2隻 オクチャブリスカヤ・レボリーツィア フェブラリスカ・レボリーツィア
性能諸元
満載排水量 95,840t
全長 317.5m
全幅 46.1m
最大速度 30.0kt
武装 45口径51.3cm 3連装AGS砲 3基
AK-210 210mm 3連装AGS砲 2基
AK-130 130mm連装速射砲 4基
P-750 グラニート 4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 8基32セル
S-300FM フォールトM 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 6基32セル
3K90 ウラガーン 8連装垂直中距離対空ミサイル発射機 4基32セル
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイル発射機 8基64セル
AK-630M 20mmCIWS 10基
RBU12000 10連装対潜ロケット発射機 4基
RBU-1000 6連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 4基
搭載機 Ka-27M 6機

海軍列強のブラフである20インチ搭載艦であると同時にトハチェフスキー級のテストベッドとして試験運用艦としての一面を持つ戦艦。各種最新鋭の電子機器とミサイルを搭載し、後の戦艦の大改装に大きく貢献している。トハチェフスキー級の「第三次世界大戦にも耐えうる戦艦」としての性能を満たすため装甲・対空防御・対魚雷防御はこれまでの戦艦よりも高くなっており、さらに装甲もソ連で初めて複合装甲を用いているなど技術的に大きく飛躍している。戦術核を至近距離から受けても戦闘を続行できるようにBCM兵器対策として空気調節器や防護服なども備え付けられている。さらに大型な戦艦ではあるもユーク戦艦としては初めてのステルス機能が追加され、高い火力と防御力、電子戦能力を備え持つ本級は西側諸国の海軍を大いに恐れさせたといわれている。
遠くの敵機を正確に探知できる索敵能力、迅速に状況を判断・処理できる情報処理能力、一度に多くの目標と交戦できる多目標射撃能力を備え、大出力機関による高速、戦艦が持つ高い攻撃力と防御力を持つ。戦闘面としては自動装填装置をこれまで用いていたものよりも性能をよくしたため従来の主砲よりも早く弾を装填することができ、相手が攻撃するために弾を装填している間にこちらは2発目、3発目の弾を撃ち出すことが出来るとされる。ソ連時代初の20インチ搭載艦ということもあってその存在は大きく報道され、ソ連より先に20インチ砲を完成させていたオーシアでは初めて建造された本級を見下しながらも技術力が追い付きつつあるユーク艦に危機感を抱いており、コムソモール級に対抗できるワシントン級やプレジデント級の建造を急いだという。
湾岸戦争時には多国籍軍として名目上参戦しているが、実際は本級のテストのために参戦したようなものである。湾岸戦争では生き残ったイラク海軍の防空戦艦2隻と隷下の駆逐艦隊を一方的に攻撃してその存在感を世に見せ付けた。この傍若無人ぶりに憤った西側多国籍軍はサウスダコタ級<サウスダコタ>とノースカロライナ級<ワシントン>を差し向け、さらに扶桑軍からは水戸型戦艦<水戸>と睨み合いというキューバ危機の再来を予想させるような事件が起こっている。

ガングート級重航空戦艦
同型艦
2隻 ガングート マラート
性能諸元
満載排水量 168,550t
全長 375.0m
船体幅 55.1m
発着甲板幅 65.2m
最大速度 30.0kt
武装 45口径51.3cm 3連装AGS砲 2基
AK-155 155mm連装速射砲 2基
AK-130 130mm連装速射砲 6基
P-750 グラニート 4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 10基40セル
S-300FM フォールトM 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 6基48セル
3K90 ウラガーン 8連装垂直中距離対空ミサイル発射機 6基48セル
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイル発射機 8基64セル
AK-630M 20mmCIWS 10基
RBU12000 10連装対潜ロケット発射機 4基
RBU-1000 6連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 4基
搭載 Yak-201 VTOL戦闘機 18機
Ka-27PL対潜哨戒ヘリ 6機
Ka-27PS遭難救助ヘリ 2機
合計 26機

ソビエトユーク隆盛の80年代に造られた、いろいろ詰め込みすぎた感じが半端ない戦艦で、迷走するソ連兵器海上部門を代表する異形の戦艦。まさかの航空戦艦の時代か?「戦艦と空母を混ぜ合わせてあらゆる任務に対応できる万能戦艦」として建造されたが、逆にお互いの長所を相殺しあって逆に扱いづらい戦艦となった。しかし戦艦として見れば本級は優秀な戦艦である。が、冷戦終戦まで生き残った本級はコマンド母艦兼火力支援艦として使い道はあるであろうが、ペトロハブロフスクに2隻とも係留されている。
リボリーツィア級を拡大・発展させさらに攻撃、防御、センサー、巡航性能、すべてを強化した上位艦で、建造当時は重装甲戦艦の異名を持つ。重装甲戦艦の名に恥じない複合装甲を用いた強力な外装甲と多重装甲とダメージコントロールによって防御力は非常に高く、巨体な船体は耐久力も高く生半可な攻撃ではびくともしない。全身に多数の対空ミサイル発射機とCIWSを搭載し、さらに対艦ミサイルをスラヴァ級のごとく搭載し単体の戦艦としては想像を絶する火力を持つ。
そして、接近してきた敵航空機に対して迎撃するためにVTOL機を搭載しており、空母としての機能を持つ。センサー、レーダー類も優秀で高い捕捉率を持ち、戦艦、簡易空母、艦隊旗艦・司令部としての機能をも併せ持ち砲撃戦から、単艦での威力偵察、航空機を持たない戦艦や機動部隊の護衛など数多くの運用が可能とされている。
防御力、火力、耐久力、探査能力、搭載能力、巡航性能などあらゆる点で高い完成度を持ち、ユークの「大艦巨砲主義」を象徴するような戦艦であったが、戦艦が活躍する場合では航空機では間合いが近すぎたり、甲板に被弾したらYak-44Mが離陸着陸できないやらの問題が発覚し早く気付けよ、さらに維持費・運用費が高いくせにろくに活動していないため「過去の遺物」「ペトロパブロフスクの置物」「妖怪食っちゃ寝」などと呼ばれている。現在は後のドックを改造して強襲揚陸艦としても活用できるようになっている。外見だけはかっこいいためか観艦式ではその雄姿を拝むことが出来るほか、腐っても20インチ搭載艦なので相手を威圧するには打ってつけの外見のためよく砲艦外交に用いられる多分外見の変態具合にもびびってると思う。無論、トップヘビーで外洋で運用したらローリングとか凄いことになる。トンでも兵器であり男のロマンの集大成である本級はなんだかんだいって国民に親しまれる戦艦となっている。なお、「国家予算の無駄遣い」などと共産党を批判した不埒者には連邦保安庁の職員が自宅にデリバリーされます。

  • トハチェフスキー級原子力戦艦
同型艦
4隻 ミハイル・トハチェフスキー ヴァシリー・チェイコフ
ニコライ・ヴァツーチン コンスタンチン・ロコフスキー
性能諸元(完成予想)
満載排水量 251,540t
全長 443.8m
全幅 65.9m
最大速度 34.0kt
武装 58口径63.5cm 3連装AGS砲 4基
Kh-155 チェルノボグ 3連装超長距離対艦ミサイル発射機 6基
60口径20.3cm 3連装AGS砲 2基
AK-130 130mm両用速射砲 12基
P-750 グラニート 4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 10基40セル
S-300FM フォールトM 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 8基64セル
3K90 ウラガーン 8連装垂直中距離対空ミサイル発射機 10基80セル
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイル発射機 8基64セル
AK-630M 20mmCIWS 16基
RBU12000 10連装対潜ロケット発射機 4基
RBU-1000 6連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 4基
搭載機 Ka-27M 12機

ソ連海軍が今後現れる全ての戦艦に対して圧倒的な火力を持って粉砕できる戦艦として国の威信をかけて建造したおそらく20世紀最大の超弩級大型戦艦にして超兵器。ユークトバニアのジョーカー。海に浮かぶ悪い冗談と形容され、こいつ1隻で戦局を左右しかねない海上の化け物。
オーシア海軍からは「鋼鉄のレヴァイアサン」「ユーク製AF」との渾名で呼ばれている。主砲はベルカの80cm列車砲「ドーラ」のスタッフ陣が担当し、海軍予算の半年分の予算をぶっこんで建造された「シンファクシ級潜水空母」に匹敵する超兵器。後にユーク戦艦すべてに搭載されるオーカ・バーバヤガ・システムを初めて搭載した戦艦で、大気圏外からの弾着観測システムを使用することで異常なまでの命中率を誇る。「制空権なき海域での制海権確保」を目的として開発された。ソ連上層部は最新鋭の電子機器と古くから続く大艦巨砲主義を見事に融合させた戦艦と評している。
きっかけは当時ソ連海軍が有していた防空艦ではどうしても扶桑の河内型防空戦艦、栗駒型重巡洋艦、オーシアのアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦やタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦といった優秀な防空艦に劣り、さらに鳳翔型や飛鷹型、ジェラルド・R・フォード級、ニミッツ級、エンタープライズ級、キティーホーク級、フォレスタル級、ミッドウェイ級、月刊空母郡ことエセックス級といった空母機動部隊の猛攻に対処する術を持っておらず、 *3 「扶桑やオーシア相手に既存の艦艇だけでは制空権が握られている以上海域の支配は無理だべ」という結論に対して、「ならば強力な主砲でアウトレンジ射撃して無理やり制海権を確保すればいいじゃない」と言い返したのがことの始まり。
また、扶桑海軍の播磨型や尾張型、オーシア海軍のワシントン級やプレジデント級といった20インチ砲搭載艦や強力な戦闘能力を持つ戦艦郡に従来の戦艦ではやや分が悪いと判断したソ連共産党が冷戦ということもありほとんど見栄と威信のためにウクライナ造船局に「25インチ砲を搭載した戦艦を作れ」と技師に対して嫌がらせとしか思えないような無理難題を言って建造させた。こうして、監視衛星を従来の水上観測機の代わりに利用するという大胆で斬新な発想のもと出来上がってしまった。
ソヴィエツキー級、コムソモール級からのソ連近代戦艦の集大成といった艦で、艦隊防空から対艦攻撃までそつなくこなす。装甲は複合装甲を用い、さらにあらゆる攻撃にも耐えうるよう多重装甲や傾斜装甲を取り入れ、敵戦艦の主砲はもちろんのこと魚雷や航空攻撃にも高い防御力を誇る。ダメージコントロール能力はオーシアが誇るハープーン対艦ミサイルを数発直撃しても直ちに影響はないとされる(プラウダ広報紙発表)。航空攻撃は防空部隊によって遮られ、近づこうとするものなら針鼠のごとく設置された130mm両用速射砲とCIWSで撃墜され、潜水艦で攻撃しようにも自身が搭載する対潜ヘリと隷下の対潜部隊によって探知される。動力は原子力を用いており、ソ連海軍特有の燃費の悪さを解消している。これは燃費の悪さを解消するために原子力を用いたとされるが、将来訪れると想定されるオーシアとの最終戦争において太平洋・大西洋を縦横無尽に暴れ回るために搭載している。
対艦ミサイル攻撃に備え、ハイブリット集中防御式の傾斜装甲板や被帽破砕装甲などの防御機構に加え、舷側装甲と支持接合部の間に、クッション用・防振用ゴム材を挟み込むことで敵弾の威力低減を図った。さらに潜水艦用低圧ポンプ・ブロアーを転用する事によって、注排水能力を格段に強化。止めに船殻縦貫強度部材の追加や、通路天井・舷側部側壁に装甲板を張り増しすることで、戦闘時の移動も容易にするなど、考えうる限りの間接防御能力の強化にも努めている。
本級を象徴する25インチ砲は有効射程距離は無誘導弾で最大800,000m以上とされ、ECMで防衛艦隊の電子機器をつぶし、航空攻撃での集中砲火を浴びせて沈黙させない限りアウトレンジで砲撃され続けることになる。装填速度は他の戦艦と比べると極端に遅いが、当たれば致命傷になりかねない砲撃を正確無比に当てさせる射撃管制装置を搭載していることを考えれば贅沢な悩みといえよう。
しかし無理難題が祟ったのか、太平洋での軍事演習で25インチ砲の砲身が爆圧に耐えれずに筒内爆発、ユークの砲身の強度が低いことが世界中に露呈され、急遽砲塔を外すこととなり、単なるミサイルプラットフォーム艦となってしまった。主砲の代わりに最新型射撃管制装置と最新鋭レーダー、さらにユークトバニア海軍の切り札といえるKh-155「チェルノボグ」対艦ミサイルを搭載した。これはユーク海軍の主力SSMにして東側版ハープーンとも言われているKh-35「グラナート」の約2倍の大きさを誇り、射程も超長射程で名を馳せた旧ソ連の対艦ミサイルP-500「バザーリト」やその改良型のP-1000「ヴルカーン」を上回る1,500kmを記録し、さらに最高速度はマッハ10に達するといわれている。もともとは長距離対艦弾道ミサイルという馬鹿げた目的のために開発されたが、弾道ミサイルの命中率が低いことから信用性が無かったこと *4 から「じゃあ艦船につめばいいんじゃね?」という声が上がり、主砲を外されたトハチェフスキー級に白羽の矢が立ったというわけである。衛星データに常に接続し従来より極めて高い命中率を誇るユークSSMの構造をKh-155にも採用し、晴れて対艦ミサイルとして洋上に姿を現すようになった。
制圧できる海洋の範囲はミサイルのほうが圧倒的に優れ、シーパワーの根幹を成すのは柔軟性に富んだ空母になっているというのに未だ戦艦に固執し続けるユークトバニアが造りだした本級は明らかに時代遅れである。ちなみにオーシア連邦は、そんな本級を建前上は最大の脅威としているが、内心では「生きた化石」と皮肉っており、SDI計画や海軍の予算獲得のためのネタにされていた。むしろシンファクシ級のほうが脅威と感じられていたらしく、いろいろと不憫な艦である。

  • ウポール級原子力戦艦
同型艦
4隻 ウポール エスターフィイ
イオアン・ズラトウースト ポチョムキン・タヴリンスキー
性能諸元
満載排水量 157,540t
全長 358.5m
全幅 58.0m
最大速度 32.0kt
武装 45口径48.2cm 3連装AGS砲 4基
60口径20.3cm 3連装AGS砲 2基
P-750 グラニート 4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 10基40セル
S-300FM フォールトM 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 12基96セル
3K90 ウラガーン 8連装垂直中距離対空ミサイル発射機 10基80セル
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイル発射機 8基64セル
AK-630M 20mmCIWS 12基
RBU12000 10連装対潜ロケット発射機 4基
RBU-1000 6連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 4基
搭載機 Ka-27M 6機

ユークトバニアが誇る最新鋭の存在で、防空戦艦の渾名を持つほど優秀な防空能力を持つ。ジョーカー的存在「トハチェフスキー級」を安価に揃える計画に基づき整備されたのが本級である。小型トハチェフスキー級といった外見の戦艦で、船の基本設計もトハチェフスキーを簡略化したものとなっている。武装やレーダー、各種センサー類が改められているが、統合的な性能は火力を除きそのままで、コストダウンが図られている。トハチェフスキー級と同じ砲塔を載せなくて良かったね!前級と同じく防御力、火力、耐久力、探査能力、搭載能力、巡航性能などあらゆる点で高い完成度を持つバランスの取れた戦艦であり、4隻が建造された。
砲塔はトハチェフスキー級やガングート級、レボリーツィア級らと比べてスケールダウンしているが、連射速度が非常に優れ20秒ほどで砲弾を装填できる能力を持つ。圧倒的な砲弾投射量で敵戦艦を沈黙させることができ、唯一の悩みは摩擦によって砲身が使えなくなるのが従来艦より早いとされたことである。各種高性能レーダーやセンサーを惜しみなく搭載し防空能力を大幅に向上、さらに最新のリンク戦術情報システムに対応したほか、ECM機能を持つ電子戦装置を搭載するなど電子兵装に関しても最高クラスの性能を備える。ソヴィエツキー級に搭載されているものよりも高性能なレーダードームを搭載しており、ユーク海軍に既存する防空戦艦の中では最高峰の対空戦闘能力を有し、撃墜率は95%以上とされている。ソビエト・ユーク版イージスシステムによる優れた防空能力、各種ミサイルや主砲撃による精密攻撃能力に加え、さらにミサイル防衛能力も保有しあらゆる種類の戦闘にも対応できる。

航空巡洋艦

  • アドミラル・クズネツォフ級重航空巡洋艦
同型艦
5隻 アドミラル・クズネツォフ ヴァリャーグ
リガ ヴィチャージ
サラマンドラ
性能諸元
満載排水量 85,330t
全長 323.7m
船体幅 39.5m
発着甲板幅 72.0m
最大速度 30.0kt
武装 9K38イグラ21連装短SAM発射機 6基
P-750 グラニート4連装巡航ミサイル垂直発射VLS 16基64セル
3K95キンジャール8連装垂直短SAM発射機 24基192セル
コールチク近接防御システム 8基
AK-630M 20mmCIWS 6基
RBU-12000 21連装対潜ロケット発射機 1基
搭載機 Su-33/Su-33UB 24機
MiG-27K<<9.41>>/MiG-27KUB<<9.47>> 16機
MiG-27KMK<<9.59>>電子戦闘機 4機
Su-25UTG攻撃機 8機
Yak-44E早期警戒機 6機
Yak-44輸送機 2機
Ka-27PL対潜哨戒ヘリ 6機
Ka-27PS捜索・探索ヘリ 6機
合計 72機

船体規模の割りに艦載機をあまり搭載しない代わりに、通信設備の強化と、火器管制システムの充実に重きを置いたユークトバニアを代表する空母。あまりにも重火力すぎて、航空戦艦と渾名されることすらある。やっと時代が私に追いついたな・・・。
自らが搭載する防空火器だけで単独行動を行っても作戦行動に支障が出ず、空母単体としての総合火力は世界一高い。これは退役したキエフ級も空母としては火力が高く、ユーク空母の伝統みたいなものでいまさら驚くことでもないのだが、なんと甲板の前部にはP-700グラニート巡航ミサイル専用のVLSが埋め込まれているのだ。被弾や事故で誘爆したらどうするんだといいたくなる配置だが、強力なレーダーによる先制攻撃による先制攻撃や発射の際の注水などでどうにかするつもりらしい。ちなみにこのVLS 、射程距離を伸ばすため垂直ではなく斜め向きに搭載している。どこまで戦闘特化なんだ。
蒸気カタパルトの採用が検討されたが、まだ技術が拙かったのとコスト的にも見合わないこと、そして従来の艦載機のマルチロール化を進めさせればいいんじゃないかということで、陸空軍の嫌がらせもとい妨害工作も手助けして蒸気カタパルトの採用は見送られた。そのため巨大な艦橋と相俟ってスキージャンプ式の甲板が見た目上の大きな特徴となっている。大型艦橋の中に収められる艦隊統制関連の機器の性能は非常に高く、艦隊指揮艦として優秀な艦である。
ユーク海軍の空母運用ドクトリンの変容によって二級線戦力になることが危ぶまれたが、艦載機のエンジンと空対艦ミサイルの軽量化などによってフル装備の機体をオーシア空母ほどではないが飛ばせれるようになった。

  • ウリヤノフスク級原子力重航空巡洋艦
同型艦
9隻 ウリヤノフスク アルハンゲリスク
サンクトペテルブルク ムルマンスク
オデッサ マガダン
ヴォストカヤスク ハバロフスク
キターイスク
性能諸元
満載排水量 11,930t
全長 355.5m
船体幅 45.0m
発着甲板幅 79.0m
最大速度 30.0kt
武装 9K38イグラ21連装短SAM発射機 8基
3K95キンジャール8連装垂直短SAM発射機 24基192セル
コールチク近接防御システム 6基
AK-630M 20mmCIWS 8基
RBU-12000 21連装対潜ロケット発射機 1基
搭載機 Su-33/Su-33UB 28機
MiG-27K<<9.41>>/MiG-27KUB<<9.47>> 16機
MiG-27KMK<<9.59>>電子戦闘機 4機
Yak-200/Su-34FN戦闘攻撃機 24機
Yak-44E早期警戒機 6機
Yak-44輸送機 2機
Ka-27PL対潜哨戒ヘリ 12機
合計 92機

ユークトバニア初の原子力航空母艦で、機動部隊の主力を務めており、ユーク海軍の機動部隊を象徴する存在となっている。オーシア海軍のニミッツ級に対抗すべくして建造された空母で、長時間の運用が可能となっている。
相変わらずの過激武装を誇り、「キーロフ級の空母版」などとも言われている。防空システムを含む兵装はアドミラルクズネツォフ級のものを踏襲しており、電子兵装や船体構造に関してもアドミラル・クズネツォフ級と共通性が高い。船体設計の特徴としては、オブィエクト37型新型原子炉を含む多くの新型機材の採用、レーダーに折る補足を妨げるためのステルス技術の導入、蒸気カタパルト「マヤーク」、新型の着艦制動装置、操作人員の省略化などがあげられる。ユーク海軍は最新技術の投入及び広範囲なオートメーション化により、乗員の削減や将来的な空母運用コストの低減などが図れるといている。
クズネツォフ級では蒸気カタパルトの搭載は見送られたが、すでに1980年代前半には蒸気カタパルトを含む発着シミュレートシステム「ニートカ」を建造していたソ連にとって蒸気カタパルトの採用は技術的問題は何も無く、本級ではアングルド・デッキに蒸気カタパルトが2基搭載され、機関も原子力となったことになった。つまり本級は「クズネツォフ級をそのまま大きくして原子力推進化し、蒸気カタパルトを設けた空母」といえる。スキージャンプ台と蒸気カタパルトを平行装備する奇妙な空母であるが、これは単にクズネツォフ級の設計を踏襲したものであり、カタパルトの能力に不安があったというわけではない。仮に、ソ連の蒸気カタパルトにが実用に耐えれるものではなかったら、本級もスキージャンプ台のみとなっているであろう。一部の部隊はSu-32/33の代わりにPAK-FAやYak-200を搭載している。

  • アドミラル・ツァネフ級重航空巡洋艦
同型艦
3隻 アドミラル・ツァネフ アドミラル・スタグノフ
アドミラル・ザドルノフ
性能諸元
満載排水量 135,210t
全長 403.5m
船体幅 56.0m
発着甲板幅 84.0m
最大速度 30.0kt
武装 9K38イグラ21連装短SAM発射機 8基
3K95キンジャール8連装垂直短SAM発射機 24基192セル
P-1500ヴルカーン連装長長距離対艦ミサイル発射機 8基
コールチク近接防御システム 6基
AK-630M2 20mmCIWS 4基
搭載機 PAK-FA制空戦闘機 52機
MiG-37制空戦闘機 32機
Yak-200戦闘攻撃機 36機
Yak-44E早期警戒機 12機
Yak-44輸送機 6機
Ka-27PL対潜哨戒ヘリ 18機
合計 156機

オーシアのジェラルド・R・フォード級航空母艦や扶桑の鳳翔型航空母艦に対向するために建造された、ユークトバニア最新鋭の原子力航空母艦。外見はクズネツォフ級と酷似しながらも4つの新型リニアカタパルトと4つのエレベーター、2つの滑走路を持ち、迅速に航空戦力を展開することが可能である。海軍の戦略において様々な指揮通信機能を備えており、艦隊旗艦として非常に優れた設計となっている。さらに超長距離対艦ミサイル「P-1500ヴルカーン」を8基搭載しており、16発撃ちきりで数は少ないが、1,300kmもの長射程を誇り、攻撃力も凄まじいことから空母としては破格の火力を誇る。


  • カリーニングラード級原子力重航空巡洋艦
同型艦
6隻 カリーニングラード ナホトカ
ロストフ・ナ・ドヌ カムチャートカ
建造中 ペンザ ノルドヴィク
性能諸元
満載排水量 123,0t
全長 56.0m
船体幅 85.0m
発着甲板幅 110.0m
最大速度 30.0kt
武装 9K38イグラ21連装短SAM発射機 4基
3K95キンジャール8連装垂直短SAM発射機 6基48セル
コールチク近接防御システム 4基
AK-630M2 20mmCIWS 4基
搭載機 Su-61制空戦闘機 4機
Su-59制空戦闘機 32機
MiG-39A/B戦闘攻撃機 36機
MiG-39C<SEAD>電子支援戦闘機 12機
MiG-41制空戦闘機 8機
Yak-144E早期警戒機 6機
Yak-144AC空中管制機 4機
Yak-61F輸送機 4機
Ka-27PL対潜哨戒ヘリ 6機
合計 108機

ユークトバニアが保有している次世代型原子力空母。オーシア海軍の「ヒラリー・クリントン」級や英国海軍の「イーグル級」、ベルカ海軍の「ウィルヘルム」級、エルジアを中心としたユージア諸国が共同開発した「ジオフォン」級などといった空母に対向するために建造された。扶桑皇国の航空機の対抗策として最新鋭の艦隊を引き連れて参戦する形となった。
艦型は一般的なアングルドデッキを持つ空母の物であるが、電波妨害等によるアクティブステルス機能を実現するために、甲板脇を始めとする艦のあちこちにアレイ構造物が設置されている為、外見の印象は通常の空母とは大きく異なる。その影響で艦載機の搭載スペースが縮小されてしまったが、艦載機が他国の同級機と比べると比較的小型であることと、艦のECM能力の向上によって電子戦機の搭載数を減らすことが出来た為、ある程度の水準は保たれている。また、アイランドもステルス性を意識した形状をしている。本来ならば各種アンテナもステルス性を重視して統合・コンフォーマル化される予定だったが、アクティブステルスの投入により見送られた。機関は大型で大出力の原子炉を6基搭載し、凄まじいまでの機動性を確保している。推進システムには電気式を採用。武装は従来のユーク空母と比較してずいぶんと大人しめとなっているが、それでも他国の空母と比べるとキチガイじみて重武装となっている。

  • ボスポラス級防空軽航空巡洋艦
同型艦
6隻 ボスポラス ダーダネルス
エーゲ アルマラ
カスピ オホーツク
性能諸元
満載排水量 67,380t
全長 291.3m
船体幅 40.0m
発着甲板幅 73.0m
最大速度 30.0kt
武装 9K38イグラ21連装短SAM発射機 6基
P-750 グラニート4連装巡航ミサイル垂直発射VLS 8基32セル
3K95キンジャール8連装垂直短SAM発射機 24基192セル
コールチク近接防御システム 6基
AK-630M 20mmCIWS 6基
RBU-12000 21連装対潜ロケット発射機 2基
搭載機 Yak-141M 24機
Yak-143 12機
Ka-31AEW早期警戒ヘリ 8機
Ka-27PL対潜哨戒ヘリ 10機
Ka-27PS遭難救助ヘリ 2機
Ka-29RLD空挺ヘリ 4機
合計 60機

ソ連が威信をかけて初めて建造した本格的な航空母艦。モチーフはキエフ級。
現在は船団護送を主任務としている。軽空母といえども重巡洋艦の左舷に発進射出機や斜め降着甲板を備えたようなもので、独特な運用思想から空母もどきとか呼ばれている。これは駆逐艦や逐艦や巡洋艦に随伴し小型高速で扱いやすく建造維持費の安い小型空母を運用すればそれなりに使えるのではないかと思い至ったためである。護衛艦の数を減らして航行できるように装備は一通り揃えており、航空機搭載型ミサイルプラットフォームなどともいわれている。しかし艦対艦ミサイルの搭載数が艦載機が搭載する空対艦ミサイルよりも多いのはどうかと・・・。陸軍からは本級の就役に対して金食い虫の空母を何隻も保有するのは如何なものかと難癖をつけられたが、海軍は「空母ではない航空機搭載型護送艦だ」とむちゃくちゃなことを行って乗り切ったという逸話がある。
時は折しも冷戦真っ只中、下手すりゃ核戦争という時代に、ソ連の懸念する物の中にはオーシア海軍の戦略原子力潜水艦があった。 戦略原子力潜水艦には核弾頭を備えた弾道ミサイルを持ち、その高い隠密性で世界の海洋を彷徨いていたのである。
これを探しだし狩るために、バイカル級対潜駆逐艦を配備した。これは海上自衛隊で言うところのDDHにあたり、その対潜ヘリ運用能力をもってして高い性能を示した。これに気を良くしたソ連海軍は発展型の対潜駆逐艦としてキエフ級の開発を始めた。のだが…。
「Yak-36すげいっ!!時代はVTOLだ!!ボスポラス級にはこいつを積め。対艦ミサイルも忘れんな?」―――byソ連海軍元帥ゴルシコフ

…かくしてボスポラス級対潜駆逐艦は没となり、ボスポラス級は軽空母の道を歩むことになる。
外見は通常の駆逐艦の左側に、艦の中心から4.5度斜めにずらして一本の短い飛行甲板がくっつくという実に特徴的な姿をしている。火器の詰め過ぎにより固定翼機を搭載するにはやや甲板が狭く、スキージャンプやカタパルトなどはないためVTOL機の力だけによる垂直、あるいは短距離離陸をすることになる。着陸はアレスティングワイヤーが無いためVTOLによる着陸のみ。
VTOL機や回転翼機の搭載でもユーク海軍の正規空母と比較すると搭載数で劣るが、その分数で補充するよう多くの同型艦が製造された。ぶっちゃけユークの海軍上層部の中では未だに空母を「海上の航空基地」としてではなく、艦載機による制空権の確保や艦隊の防空を担う「艦隊防空艦」としての見方が強く、従来のユーク空母が西側諸国の空母と比較して重武装なのもこの思想が原因である。よくユークでは空母のことを航空巡洋艦と呼称するが、あながち間違いではない。
空母としては微妙な存在であるが、フランスやイタリア、ドイツの正規空母とと同等の搭載能力を誇っているので然程問題ではないとされている。さらに、護送艦隊の旗艦を務めるだけあって指揮・通信能力を艦隊規模と、船体内にある高性能な艦隊統制関連の機器、僚艦と同一行動を取れる速度性能を兼ねており、旗艦任務には最適の艦とされた。
どう見ても空母にしか見えないボスポラス級だが、就役当時、対外的には「重航空巡洋艦」と名乗っていた。これは「モントルー条約」というめんどくさい条約があるため。
建造当時の旧ソ連にはでかい軍艦を建造できる造船所がたった二箇所、ウクライナにあるニコラーエフ造船所とレニングラードのバルチースキー・ザヴォート造船所しかなかった。で、これの何が問題なのかというと、地中海のさらに内陸にある黒海沿岸のニコラーエフから地中海に出ようとすると、どうしてもトルコのイスタンブル沖、というか目の前にあるボスポラス海峡を通過しなければならない。ここで問題のモントルー条約が出てくるのである。
モントール条約とは第1次世界大戦後に締結されたボスポラス海峡の利用に関する条約で、ざっくり言うと、「戦艦や空母といった大きい軍艦は通行禁止、商船や巡洋艦以下の小さい軍艦ならいいよ?」的な内容である。これを潜り抜けて外洋に出るためにボスポラス級は巡洋艦をあえて名乗ったのである。同様の理由で同じニコラーエフ造船所製であるアドミラル・クズネツォフも巡洋艦を名乗りボスポラス海峡を堂々と通っていった。当然世界中から「お前のような巡洋艦がいるか!」と突っ込まれまくったのだが、結局通過している。

  • バレンツ級防空軽航空巡洋艦
同型艦
5隻 バレンツ ベーリング
ラプテフ カラ
ビェーライ・モーリェ
性能諸元
満載排水量 86,990t
全長 330.3m
船体幅 55.0m
発着甲板幅 73.0m
最大速度 30.0kt
武装 AK-190E 100mm単装速射砲 1基
9K38イグラ21連装短SAM発射機 10基
3K95キンジャール8連装垂直短SAM発射機 24基192セル
AK-630M 20mmCIWS 6基
RBU-12000 21連装対潜ロケット発射機 4基
搭載機 Yak-141M 28機
Yak-143 30機
Ka-31AEW早期警戒ヘリ 13機
Ka-27PL対潜哨戒ヘリ 10機
Ka-27PS遭難救助ヘリ 2機
Ka-29RLD空挺ヘリ 4機
合計 87機

別名「改ボスポラス級」と呼ばれる艦で、ボスポラス級の電子機器や兵装、艦載能力を改善させた艦で、外観が大きく異なっている。モデルは改キエフ級ことバクーもとい現ヴィクラマーディティヤ。
元来船体前部甲板上に搭載していたP-750グラニート長距離対艦ミサイルほか対艦兵装を全て撤去し全通甲板を設け、その先端にスキージャンプ甲板を着かしたのが外見状の大きな変更点である。また、対空兵装をさらに充実させているため空母のクセにエリアディフェンス艦としての能力を大幅に向上させている謎使用が搭載された。ボスポラス級と同じように艦隊制空はもちろんのこと、離島の強襲や奪還など中規模任務にも投入可能である。また、対潜攻撃能力も付加されており、高性能ソナーと対潜ヘリを多用した潜水艦狩りもボスポラス級よりも高いものとなっている。
従来、主レーダーとしてはマルス・パッサートが搭載されており、パッシブ・フェイズド・アレイ(PESA)式の固定型アンテナ4面は艦橋構造物側面に貼り付けられていた。しかしソ連崩壊後に開発が停滞していたことから、本級は1134B型大型対潜艦「ケルチ」で試験を受けていた旋回式のMR-700「ポドヴェレゾヴィク」を選定した。また副レーダーは、従来MR-710M-1「フレガート-M1」が搭載されていたのに対し、改良型のMR-760「フレガート-MA」に更新された。
また、従来は重航空巡洋艦として、極めて強力な個艦兵装を備えていたが、改装に伴ってこれらは大幅に軽装備化された。AK-100 100mm単装速射砲、P-500艦対艦ミサイル、RBU-12000 10連装対潜ロケット砲は全て撤去された。 対艦ミサイル欺瞞用のPK-2カウンターメジャーシステム(ZiF-121発射機)が、前後2か所に設けられてる。
艦の改装でもっとも大きな比重を占めたのが、航空艤装についてのものであった。アドミラル・クズネツォフ級と同様、通常のCTOL機をスキージャンプ勾配を用いて発艦させてアレスティング・フックによって着艦させる、いわゆる短距離離陸拘束着艦(STOBAR)方式が選択されることになった。
艦では上部構造物は右舷側に寄せたアイランド型とされ、上甲板は前後に全通していたが、重航空巡洋艦時代、前甲板は艦対艦ミサイルの巨大な発射筒などで占められており、左舷前方に張り出したアングルド・デッキ部のみが飛行甲板とされていた[15]。
STOBAR化改装に伴って兵装が撤去された前甲板も飛行甲板とされ、これにより本艦は全通飛行甲板を備えることになった。前甲板には傾斜角13.4度のスキージャンプ勾配が設置され、アングルド・デッキの中部からスキージャンプ勾配に向けて、2ヶ所のスタート・ポイントを備えた195mの発艦レーンが設定されている。またこれとX字型に交差するかたちで、アングルド・デッキ上は198メートルの着艦レーンとして、3本のアレスティング・ワイヤーが設置されている。なおヘリコプターの運用のため、アングルド・デッキ上には6ヶ所の発着スポットが設定されている。

  • ウラル級ヘリ搭載型重航空巡洋艦
同型艦
8隻 ウラル エルブルス
カフカス ナロードナヤ
アニク チェルスキー
カルピンスキ クリチェフスカヤ
性能諸元
満載排水量 48,500t
全長 237.3m
全幅 42.7m
最大速度 30.0kt
武装 AK-203 203mm連装AGS砲 2基
P-500バザーリト連装長距離対艦ミサイル発射機 8基
9K38イグラ21連装短SAM発射機 4基
3K95キンジャール8連装垂直短SAM発射機 9基72セル
AK-630M 20mmCIWS 6基
RBU-12000 21連装対潜ロケット発射機 6基
搭載機 Yak-201 VTOL戦闘機 8機
Ka-27PL対潜哨戒ヘリ 10機
Ka-27PS遭難救助ヘリ 2機
Ka-29RLD空挺ヘリ 2機
合計 22機

本来は対潜哨戒能力の強化の一翼を担うべく大量の哨戒ヘリを搭載したヘリ空母としての運用を期待されていたが、マルチハザード化とグローバル化を背景に、世界的に戦争以外の軍事作戦や災害派遣のニーズが増大しているため、本級はこれらの作戦に対応した機能が新たに付加されて揚陸艦的機能を併せ持つようになった。そして、国際情勢の悪化等伴う任務の多様化から、従来の揚陸艦以上に戦闘艦としての能力も求められることとなり、重巡洋艦と揚陸艦の機能を併せ持つ艦として誕生した。
そのため対潜哨戒や船団護衛など本来の目的以外にも、輸送艦機能としてRO-RO機能や機雷敷設艦機能、補給艦機能そして手術室、集中治療室、病床などを備え病院船としても機能する。輸送艦として両舷に備えられた車両用ランプがありそこから艦体中段の多目的甲板へつながる。また、T-90戦車が10両ほど搭載できる。艦尾には揚陸用舟艇やLCAC等を収容するウェルデッキがある。そして広大な飛行甲板にはヘリコプターが14機ほど搭載でき昇降エレベーターで多目甲板へ収納できる。また、艦載用に設計されていないユーク陸軍機や、消防防災ヘリコプターなど民間機の離着艦も可能である。
純粋な戦闘能力も高く、単体でも敵艦隊を撃退できるだけの過激な火力を持つ。500kmもの射程距離を誇るバザーリト長距離対艦ミサイルを8基搭載し、さらにユジノサハリンスク級重巡洋艦が搭載している203mm連装AGS砲を2基4門搭載している。その姿はかの有名な輸送戦艦航空戦艦である伊勢型を連想させる船体となっており、対艦攻撃力も重巡洋艦と比べても劣らないものとなっている。やはりこれからは航空火力化の時代だな。搭載している航空機はF-35に匹敵する性能を持つ最新鋭のステルスVTOL戦闘機「Yak-203」であり、航空機の迎撃はもちろん、対地攻撃から対艦攻撃まで幅広い任務に対応することができ、独力でも使える艦艇となっている。
本艦は防空艦ではないが、射撃管制装置を3機搭載し他艦と相互データリンクをすることで対処能力を向上させることが可能。艦体自体もステルス性が考慮された構造になっており内火艇やドライカーゴ装置等は普段シャッターや扉で閉められている。

巡洋艦

  • キーロフ級原子力ミサイル重巡洋艦
同型艦
8隻 キーロフ フルンゼ
カリーニン ユーリ・アンドロポフ
ジダーノフ スヴェルドロフ
ジェレスニャコフ ノヴゴロフ
性能諸元
満載排水量 24,610t
全長 251.0m
全幅 31.5m
最大速度 32.0kt
武装 AK-130 130mm連装速射砲 1基
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイル発射機 8基64セル
S-300FM フォールトM 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 12基96セル
P-750 グラニート4連装垂直長距離対艦ミサイ発射機 10基40セル
AK-630M 30mm CIWS 2基
コールチク複合CIWS 6基
RBU12000 10連装対潜ロケット発射機 2基
RBU-1000 6連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 5連装魚雷発射管 4基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
搭載機 Ka-27PL Ka-25RTs 4機

オーシア連邦の海軍増強に対して脅威を感じたユークトバニア海軍が新たに建造したアーセナルシップもどき。空母を護衛する護衛艦隊の旗艦として建造された。お前のような巡洋艦がいるかシリーズの第一弾。
キーロフ級は当初、敵潜水艦を発見しこれを撃破することを目的として計画され、ソビエト連邦海軍が当時計画していた空母の護衛任務部隊として行動することが目的であったが、長距離対艦ミサイルのグラニートを装備されており、より能力の高い軍艦として多岐多様の軍務につくようになった。いつしか水上艦艇の旗艦として敵水雷艦隊旗艦を撃沈することを主任務とするようになったため、通信設備は戦艦並に充実している。
武器の搭載量は従来のユーク艦の中では最も多く搭載し、また対艦・対空・対潜装備をバランスよく搭載し、加えて大型戦艦に匹敵する電子設備を備えている。主力戦闘艦以外の攻撃にはオーバースペックすぎであり、さらにそのような艦艇との戦闘を長らく行っていなかったユークの戦艦と異なり安価なミサイルを大量に投入できる本級は非常に重宝された。S字状に回避運動を行ったり海面スレスレで巡航するためステルス性が極めて高くイージスでも捕捉が困難なミサイルを持ち、さらには核弾頭搭載型巡航ミサイルをも搭載できる発射機を搭載していたためオーシアは重巡洋艦でありながらも戦艦以上に脅威とみなしていたという。
さらに全長300m近い巨体ながらもステルスを意識した船体形状のためレーダー反射面積は非常に小さく、実際に本級がボスポラス海峡を渡るときはトルコ海軍には小型のフリゲート程度の小型艦艇にしか写らなかったという逸話を持つ。また、最大で24個の目標に対して同時に攻撃できる艦隊防空システム「フォールトM」やソ連以外では採用していないであろう連装速射砲、さらに重要区画部分に最大100mm+50mmの装甲を施すなど、さすがソ連(?)といえるトンでも艦となっている。
本級にはヤースナェヴィディニエ(千里眼)対空防衛システムが組み込まれており、これは前方展開しているレーダーや赤外線追跡衛星から情報をデータリンクして、自己レーダーが目標を捕らえてから迎撃ミサイルを誘導するシステムとなっている。これによって、迎撃ミサイル発射のタイミングを前倒しし、迎撃可能範囲を広げることが可能となった。このヤースナェヴィディニエシステムは迎撃ミサイルの発射のみならず、命中させるための誘導も前方に展開しているレーダーの情報で行うことも出来、自己レーダーの探知距離を上回る射程を持つ迎撃ミサイルの性能をフルに発揮できる能力を持つ。
この革新的な防空システムは後のユーク防空艦の標準的な対空システムとなり、廉価版や改良型が多くの艦に組み込まれ、ユークが防空の鬼と呼ばれる所以となった。

  • クロンシュタット級原子力ミサイル重巡洋艦
同型艦
12隻 クロンシュタット ノヴォロシースク
ピョートル・ヴェリーキイ ジェルジンスキー
ケルチ ブレスト
スモレンスク カザン
サンクトペテルブルク ウラジオストク
ブレスト リュブリャナ
性能諸元
満載排水量 26,000t
全長 260.0m
全幅 34.0m
最大速度 32.0kt
武装 AK-155 155mm連装速射砲 2基
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 4基
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイル発射機 10基80セル
S-300FM/FG フォールトM/G 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 12基96セル
P-750 グラニート4連装垂直長距離対艦ミサイ発射機 10基40セル
AK-630M 30mm CIWS 4基
RBU12000 10連装対潜ロケット発射機 4基
RBU-1000 6連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 10連装魚雷発射管 4基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
搭載機 Ka-27PL Ka-25RTs 4機

オーシア海軍が新たに配備したイージス艦に対抗してユークトバニア海軍が艦隊防空用のワークホースとして建造した大型巡洋艦。お前のような巡洋艦がいるかシリーズ第2弾。ユークトバニアで初めて本格的にステルス性能を意識した船型を持つ艦型は、キーロフ級よりも優れたステルス能力を有する。
弾薬庫と呼ばれるほど過激な艦隊防空ミサイルを搭載しており、これはオーシアとの最終戦争に備えて、本土に飛来する弾道ミサイルを手前で全て撃墜するというコンセプトの元配置されたものである。なお、冷戦終了後も当たると一発で轟沈しそうなVLSを撤廃させることはなく、現在も大量のミサイルによる完全な艦隊防空を目指している。というよりも、この艦が被弾するときは防空ミサイルを全て撃ちきった時としており、攻撃特化型のスラヴァ級の防空艦版といっても差し支えない運用スタイルを採っている。
1~4番艦の就役の時期に起った情勢の大きな変化により一時的に5~10番艦の建造を中止したが、その後の海軍の再編でキーロフ級以前の巡洋艦の退役と新たなミサイル巡洋艦の追加建造が決定し無事に5~10番艦は完成し、1167型の計画が発令された。9~10番艦は新型の防空兵装を搭載して就役し、その後の改装で1~7番艦も同じ仕様になっている。
当初はキーロフ級の廉価版として計画されたが、計画が徐々に大きくなっていくにつれて武装やレーダーが豪華になっていき、当初予定していた納期を大きく過ぎての就役となってしまった。キーロフ級をベースにレニングラード級の防空システムを搭載し、イージスシステムに準ずるきわめて強力なC4I能力と対空監視能力を活かして艦隊の防空指揮艦として運用することが想定されている。どちらかといえば打撃任務には不向きではあるが、それを補って余りある対空・対潜戦闘能力を有する。特に対空ミサイルの搭載数は最も多く、対空戦闘においては就役当時はユークトバニア最強の軍艦とまで呼ばれていた。
新型のアクティブ・ソナー、3Dレーダー、その他新型探索、索敵妨害装置を搭載し、接近してくる航空機、原子力潜水艦すら瞬時に探知・追尾可能であり、さらに船体下部の形状の変更、艦橋やマストの大型化など、いわゆる現代的な姿を洋上に見せることになる。戦艦や空母などの主力艦隊の護衛部隊の旗艦を勤めるほか、さらに弾道ミサイル迎撃能力を付加しての哨戒任務もこなす。

  • ユジノサハリンスク級原子力大型ミサイル巡洋艦
同型艦
4隻 ユジノサハリンスク ペテロパブロフスク
ポルタヴァ セヴェストポリ
性能諸元
満載排水量 32,500t
全長 273.8m
全幅 39.5m
最大速度 30.0kt
武装 AK-203 203mm連装AGS砲 2基
AK-100 100mm単装速射砲 2基
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 8基
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイル発射機 10基80セル
S-300FM/FG フォールトM/G 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 14基112セル
P-750 グラニート 4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 10基40セル
AK-630M 30mmCIWS 4基
RBU-12000 10連装対潜ロケット発射機 4基
RBU-1000 6連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 10連装魚雷発射管 4基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
搭載機 Ka-27M 6機

ソ連海軍がオーシア海軍のイージス駆逐艦やイージス巡洋艦に対抗するため計画されたミサイル重巡洋艦。名実共にユーク艦隊の主力艦である。大型戦艦に匹敵する巨体を持ち、お前のような巡洋艦がいるかなどと突っ込まれている。
元は80年代後半に構想されたキーロフ級の後継艦となる27.000トン型ミサイル巡洋艦で、オーシア海軍のストライククルーザーに対抗すべく搭載ミサイルの新規開発や運用に係るシステムの構築作業が進められていたが90年にオーシアと和解し、ソ連邦と冷戦構造の崩壊により設計作業を中断することとなった。その後27.000トン型の計画は中止となり持て余していたスラヴァ級やキーロフ級などの従来の巡洋艦の退役も計画されたが、扶桑皇国や中国など周辺国の航空機搭載艦の増勢や伊吹型重巡洋艦に対抗して巡洋艦の復活を決定し、4隻が起工した。
バイタルパートの装甲が130mm+55mmと排水量に見合う装甲の厚さを誇り、対艦ミサイルにも有効な多層式装甲を用いた本級はしばしば装甲巡洋艦と呼ばれることもある。きわめてバランスのいい装備をしており、大艦隊戦・機動部隊戦・砲雷撃戦・対潜水戦など幅広い任務をこなせる万能艦。その巨体と充実した通信設備、戦艦並みの対艦ミサイルの保有量を活かして航空艦隊・潜水艦隊以外の水上中小艦艇を纏め水雷艦隊を編成し先方的役割を担う。計画時には扶桑皇国の重巡洋艦に倣い14インチ連装砲の搭載を企画されていたが重装甲化しつつある艦艇に対しての有効度が見込まれないとされ14インチ砲は搭載されず、代わりに8インチ砲2基4 門とKh-35 SSM発射機が増設された。
戦闘海域の全ての情報を管制できるほどの高度な索敵・通信指揮システムを搭載し、極東大演習と呼ばれる海上合同演習において、世界最強の海軍ことオーシア海軍の中でも最精鋭とされている第7艦隊を苦戦させ、結果的に沈没判定が出たものの、たった1隻で一個艦隊に匹敵する防空能力を誇りその存在感を世界中に誇示した。

  • ボロディノ級ミサイル巡洋艦
同型艦
16隻 ボロディノ ブロネノーセツ
ヴェシチューン エヂノローク
コルドゥーン ラーヴァ
ラートニク ペルーン
ストレレーツ チフォーン
ウラガーン ペールヴェネツ
ネ・トローニ・メニャー クレームリ
ルサールカ チャロヂェーイカ
プイトリーブイ ラードヌイ
プイルキー カリブル
性能諸元
基準排水量 21,500t
全長 231.0m
全幅 33.5m
最大速度 33.0kt
武装 AK-155 155mm連装AGS砲 2基
A-190 100mm単装速射砲 2基
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 4基
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイル発射機 6基48セル
S-300FM/FG フォールトM/G 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 6基48セル
P-800 オーニクス 4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 6基48セル
AK-630M 30mmCIWS 5基
RBU-12000 10連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
搭載機 Ka-27M 2機

北方艦隊、太平洋艦隊といった二大艦隊と比べて大型艦艇が足りていないバルト海艦隊向けに作られた艦艇。いわゆる軽巡洋艦に分類される艦艇。多くの艦艇が建造されたことから、ユークトバニアの標準的な艦隊巡洋艦と評されている。
砲撃戦最強を目指して造られただけあって内装は豪華で、前部に155mm砲2基4門に小型艦対策に側舷中央に100mm砲を2門、ミサイルや航空攻撃機などにも対処できるようにCIWSを各所に5基配置し、さらにリドゥート対空VLSを48+48セル搭載、そして中央部に大量のオーニクスSSMを搭載している。またソマリア沖の海賊の教訓から25mm機関銃を2艇配置している。友鶴事件?いえ、知らない子ですね・・・。トップヘビー化に伴い船幅を大型化し、機関も当初計画されていたものよりも三割り増し大きくなっている。
半ば数合わせのために建造された艦艇であるが、その戦闘能力は侮れなるものではなく、隷下の駆逐艦隊を指揮して自ら先頭に立ち水雷艦隊の指揮を行いつつも水雷戦を行うことが出来る万能艦である。あくまで艦隊指揮艦として建造されたもので、通信設備は充実しているが魚雷兵装はそこまで多く搭載していない。しかし軽巡洋艦に見合うだけのVLSを搭載しており、単独でも通商破壊が可能である。水雷駆逐艦に随伴ようできる高速巡航が可能で速力は高い。
水雷艦隊は、4隻編成の一個巡洋艦師団につき同じく4隻編成の二個駆逐大隊が随伴する。また、一個巡洋艦師団は独立遊撃部隊として機能しており、隷下の駆逐隊を含まない。

  • シーニグラード級ミサイル防空巡洋艦
同型艦
12隻 シーニグラード オクチャブルスク
ムルスカ カラスカ
ムルイーク グルビナ
ジラーチ バイウリェーニャ
バストーク ウラジミール
デルタグラード ゼルノグラード
性能諸元
基準排水量 17,670t
全長 229.5m
全幅 35.3m
最大速度 35.0kt
武装 AK-130 130mm連装速射砲 1基
P-800オーニクス4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 4基16セル
S-300FM/FG フォールトM/G 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 8基64セル
3K97 ウラガーン 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 4基32セル
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイ発射機 4基32セル
AK-630M 30mmCIWS 2基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
14.5mm単装機銃 4基
搭載機 Ka-27PL対潜哨戒ヘリ 1機

防空艦隊の指揮艦を務める標準的な防空軽巡洋艦。本級が搭載するルシェーニエ複合レーダーは、レニングラード級から得られた運用試験データを基に、さらに目標の捕捉能力と捕捉率を高めようと試みたが駆逐艦サイズの艦艇にそんなに大出力の機関が搭載できるわけ無く、ミサイル巡洋艦として建造が行われていた本級に急遽組み込まれることになった。
防空専門とした艦艇としては同クラスでは最大級を誇り、オーシア連邦のタイコンデロガ級イージス巡洋艦や日本のあたご型イージス護衛艦、ストロジヴォイ級防空駆逐艦(後期量産型)に匹敵する艦隊防空能力を誇るが、タイコンデロガ級のように対潜や対艦、対地任務など幅広い任務に対応できないのが難点。対艦装備は護身程度にP-800オーニクスを搭載しているだけで、対艦攻撃力自体はフリゲートと然程変わらないので、本艦を敵艦艇からの攻撃を防ぐための護衛艦が必要とされており、単独での任務には向いてない。艦隊防空、そして国土防衛の要として北方艦隊、太平洋艦隊、バルト海艦隊など戦略的に重要度の高い艦隊や大規模な艦隊に重点的に配備されている。大型ながらも巡洋艦らしく軽快な機動力を誇り、隷下の駆逐隊を率いる艦隊旗艦として運用することができる。
目標迎撃率は86%とSM-3に匹敵する優秀な成績を誇り、さらに弾道ミサイルの処理と艦隊防空の両方をこなせる対空防御の要としてソ連崩壊以来長年活躍してきた。

駆逐艦

  • ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦
同型艦
30隻 ソヴレメンヌイ オッチャーヤヌイ
オトリーチュヌイ オスモトリーテリヌイ
オダヴァージュヌイ ベズプレーチュヌイ
ボエヴォイ ストーイキイ
オクルィリョーンヌイ ブーンヌイ
ヴェドゥーシチイ ブィーストルイ
ベズボヤーズネンヌイ ベズーデルジュヌイ
ヴヌシーテリヌイ ベスポコーイヌイ
ナストーイチヴイ エカテリンブルク
ヴドームチイ ナジェージダ
ジェラーニエ スルーチャイ
スチャースチエ リシェーニエ
ルーチェ ラヴシューカ
スヴァボドヌイ ブードゥシシィ
ドゥープ ヴェールヌイ
性能諸元
基準排水量 6,320t
全長 152.3m
全幅 21.7m
最大速度 33.0kt
武装 AK-130 130mm連装速射砲 2基
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 4基
P-800オーニクス4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 4基32セル
3K97 ウラガーン 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 2基16セル
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイ発射機 4基32セル
AK-630M 30mmCIWS 2基
533mm 4連装魚雷発射管 2基
RBU-12000 10連装対潜ロケット発射機 2基
14.5mm単装機銃 4基
搭載機 Ka-27M 1機

ユークトバニア海軍におけるクリボー、スライム、ジム的存在。1950年代に建造されたのに2010年現在においても主力艦として君臨している。本級はウダロイ級とツーマンセルで運用することによって対艦/対空・対潜を相互に補うよう設計されている。そのため対潜能力はそこまで高くない。変わりに対艦火力は高く、本来は防空艦として建造された本級であるがKh-35を4基搭載している所に目が引く。これは最大飛翔速度マッハ3。300kgの鉄鋼弾頭を備えた恐るべき対艦ミサイルでたとえ不発でも大和型の46cm主砲弾を上回る運動エネルギーが敵艦を襲う。目標に接近すると急激に高度を下げ、S字の回避機動を取りながら目標に突入する。そのかしこさと凄まじい飛翔速度からかつては迎撃不可能とまで言われた対艦ミサイルである。とこんな代物を自衛のために装備したもんだから西側からは「艦隊防空?いけしゃあしゃあとどうせウチらの大事な空母狙ってんだろー」と水雷艇の名の通りにソヴレメンヌイ級を空母攻撃艦だと誤解されていたという。
前述したとおり、本級はウダロイ級とペアを組んで行動することを前提としているが、ジダーノフ造船局がガスタービンしか作ったことがないという技術的な問題によってガスタービンを採用している。そのため相棒の対潜任務を阻害しているのはご愛嬌 *5 。ちなみにウダロイ級は蒸気タービンを使用している。レニングラード級が就役するまでユークトバニアの防空を担っていただけあり、キーロフ級やシーニグラード級の補佐防空戦力として建造された本級であるが、改装当時でも単体としての防空能力もイージス艦を除けば高い水準にあたり、準イージス艦並みの艦隊防空能力を有しており、レニングラード級の登場までの間、最有力の防空艦として艦隊防空を支えた。
レニングラード級や高レベルな防空駆逐艦やスヴェトラーナ級のような鬼畜艦の台頭によって本級のアドバンテージは大きく下がったが、第三次改装によって機関や防空システムの大幅な変更が成された。
主な改良点はトレーボヴァニエ-M型戦闘情報管制システムを導入したほか、ナジェージダD型FCSをマストに追加して弾道ミサイル防空能力の付与、3K90 短SAMを撤廃し3K96 VLSを128セル設置、P-270モスキートをKh-35に換装、さらにストロジヴォイ級と同様に同時12目標を攻撃可能な能力を持ち、また、すべてのスヴレメンヌイ級に順次同様の改修が行われた。ミサイルの搭載数はストロジヴォイ級に敵わないが防空能力自体は非常に高いものとなり、さらにストロジヴォイ級よりも高い対艦火力を有しているため非常にバランスがいい主力艦として新たに生まれ変わった。ちなみに機関の変更によりウダロイ級の作戦に支障をきたさないようになっている。

  • ウダロイ級ミサイル対潜駆逐艦
同型艦
24隻 ウダロイ ヴィツェーアドミラル・クラコフ
マルシャル・ワシレフスキー アドミラル・ザハロフ
アドミラル・スピリドノフ アドミラル・トリブツ
マルシャル・シャポシニコフ セヴェロモルスク
アドミラル・レフチェンコ アドミラル・ヴィノグラドフ
アドミラル・ハルラモフ アドミラル・パテレーエフ
アドミラル・チャバネンコ アドミラル・クチェロフ
アドミラル・マカロフ アドミラル・イサチェンコフ
アドミラル・ユマシェフ アドミラル・レフチェンコ
アドミラル・オクチャブリスキー アドミラル・フォーキン
アドミラル・ゴロフコ アドミラル・ゾズーリャ
アドミラル・セニャーヴィン アドミラル・スタヴィノフ
性能諸元
基準排水量 6,530t
全長 159.5m
全幅 20.8m
最大速度 33.0kt
武装 AK-130 130mm連装速射砲 1基
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 2基
P-800オーニクス4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 4基16セル
3K90 ウラガーン8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 2基16セル
3K95キンジャール8連装垂直短距離対空ミサイル発射機 8基64セル
AK-630M 30mm CIWS 2基
コールチク複合CIWS 2基
533mm 6連装魚雷発射管 4基
RBU-12000 10連装対潜ロケット発射機 2基
RBU-1000 6連装対潜ロケット発射機 2基
14.5mm単装機銃 6基
搭載機 Ka-27M 2機

ソブレメンヌイ級の相棒とでも言うべき大型対潜駆逐艦。艦名からアドミラル級と呼ばれることもある。ソ連/ユーク海軍の異常ともいえる潜水艦への執念の結晶。1960年代初頭から始まったソ連海軍の対潜艦バーゲンセールにおけるクレスタ級、カーラ級といった対潜能力を重視した巡洋艦の後継という位置付けではあるが、設計や装備面では70年代に登場したクリヴァク級フリゲートの影響が濃い。またユーク水雷戦闘の要としての見方も強く、ユーク内では水雷の鬼とまでよばれるくらいには各艦の錬度は高い。
本級は強力なソナーと長距離対潜ミサイル、2基の対潜哨戒ヘリと、きわめて有力な対潜戦闘能力を装備しているが、駆逐艦でありながら巡洋艦に迫る大型艦になった *6 。本級の最大の特徴となるのはMGK-335総合ソナーシステムで、これは大型艦首装備ソナーと対潜情報処理装置、水中攻撃指揮装置を統合したものであり、200km以上離れたものの音を聞くことが可能とされ長大な探知距離を有している。さらに作戦海域とする北極海においては、ヘリコプターの運用が困難な気象・海象状況が稀でないことを考慮して、哨戒ヘリの支援なしでも対潜ミサイルの射程外縁において対潜戦闘を展開することが可能になった。また、短射程であるが高性能なキンジャール短SAMの搭載によって、かなり高度な個艦防空能力を有している。しかし対潜兵器以外は必要最低限の武装しか搭載しておらず、実質使える武装はAK-130 130mm連装砲しかなかった。ソブレメンヌイ級がいるとはいえさすがに専用の対水上火力を持たないことが問題視されており *7 、第三次改装によってソブレメンヌイ級が搭載するものと同等のKh-35やコールチク複合CIWS、対潜/対艦両用のシクヴァルMk.Ⅱ魚雷の搭載によって火力の低さは解消された。また、ソブレメンヌイ級と同様の改良を施し、艦隊防空能力を大幅に強化、エリアディフェンス艦としても活用できるような万能艦になった。
また、対潜火力も大幅に強化され重雷装艦となり、対艦にも使えるこの魚雷の大量搭載によって火力は相対的に上がっている。ある意味スヴェトラーナ級よりも雷装艦に相応しい艦となっている。その代償として高コスト化と巡洋艦に匹敵する大型化してしまったが、ユークにとっては「何をいまさら」といった感じで誰も気にしていない

  • アドミラル・カサトノフ級ミサイル対潜駆逐艦
同型艦
10隻 アドミラル・カサトノフ アドミラル・ザドルノフ
アドミラル・イサコフ アドミラル・イウマシェフ
アドミラル・エッセン アドミラル・ブタコフ
アドミラル・イストミン アドミラル・コルニロフ
アドミラル・ジェガノフ アドミラル・ガダルスキー
性能諸元
基準排水量 7,730t
全長 160.5m
全幅 21.5m
最大速度 33.0kt
武装 AK-130 130mm連装速射砲 1基
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 2基
P-800オーニクス4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 3基16セル
3K90 ウラガーン8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 2基16セル
3K95キンジャール8連装垂直短距離対空ミサイル発射機 8基64セル
コールチク複合CIWS 1基
533mm 6連装魚雷発射管 2基
RBU-18000 8連装対潜ロケット発射機 2基
14.5mm単装機銃 2基
搭載機 Ka-27M 2機

建造経緯から、改ウダロイ級と呼ばれる対潜駆逐艦。同時期に建造された対空重視のストロジヴォイ級に対し、本級は対潜に特化されている。
本級が建造された背景には原潜の静粛化や諸外国における潜水艦の拡散というものがある。全体的にステルス設計を取り入れ、バルバス・バウにはチェルミナートル級音響測定艦に搭載されたような長大なバウ・ソナーが搭載され、静粛性に優れたオーシアのシーウルフ級や扶桑皇国の伊号潜水艦、本国のアクラ級をも正確に探知できる。
本級の目玉となるRBU-18000対潜ミサイル発射機は2基装備しており、これは1度に1、2、4、8発から選択して発射できる対潜ロケットである。誘導魚雷やVLAなどは浅海域では使用が困難で、これらはアクティブ誘導をするため海底に潜む潜水艦には不利になる。対処するため広範囲に1本数千万ルーブルから億単位のミサイルを確証もなく撃ちこめない。そこで爆雷を使用し、調定深度もしくは接触して爆発させ破壊する。そしてこれは誘導魚雷のように、デコイで騙されることはなく、一個何百万ルーブルもしないため次々に投射することができる。また対潜ロケット爆雷だけでなく無誘導ロケット弾も発射でき、沿岸における対地砲撃に用いることも可能である。
RBU-18000対潜ミサイル発射機を前部甲板付近に装備するため前方のCIWSはなく後部にヘリ格納庫上にコールチク複合CIWSが1基装備されている。この他、テロや海賊対策としてLRADの装備2番煙突下段に装備されている。哨戒ヘリの数もウダロイ級と同様2機に増やしており、より幅広い対潜哨戒が可能とされている。

  • レニングラード級ミサイル防空駆逐艦
同型艦
10隻 レニングラード ハリコフ
モスクワ ミンスク
トリビシ バクー
ヴォルゴグラード キエフ
シュリッセリブルク ペトロパヴロフスク
性能諸元
基準排水量 7,670t
全長 168.3m
全幅 24.5m
最大速度 33.0kt
武装 AK-130 130mm連装速射砲 1基
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 4基
クラブM多目的VLS 16セル
P-800オーニクス4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 4基16セル
S-300FM/FG フォールトM/G 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 4基32セル
3K97 ウラガーン 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 4基32セル
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイ発射機 4基32セル
AK-630M 30mmCIWS 2基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
14.5mm単装機銃 4基
搭載機 Ka-27M 1機

オーシア連邦のイージス艦に対抗しようとして建造されたソ連ではじめて本格的な防空艦。オーシアが開発した新型防空システムであるイージスの登場により、従来の正攻法では新規の艦艇に対処できないと判断された。また、オーシア連邦の機動艦隊や弾道ミサイルの迎撃など、キーロフ級はともかく、既存の艦艇でこれらの攻撃を完全に防ぎきるのは難しいと判断された。そこで新型の対艦手段を得るまでの時間稼ぎとして完全な防御を行えれる艦艇の建造を急いだ結果、誕生したのが本級である。
防空性能はオーシア海軍が開発しているX-バンドとS-バンドを統合したユーク版イージス艦といった代物で、S-バンドレーダーは波長が長く電波の減衰が少ないため遠くの物を捕捉できる。しかし、IRBM等に対処中は他の事が出来ないため、従来は他の艦が護衛する。これを補完するために上部に波長が短いが直進性が強く指向性のある電波を発射できるX-バンドレーダーを装備している。ICBMの迎撃処理と同時に巡航ミサイルも並列して対処できるようになり、艦隊防空を同時に行うことが出来る優れた艦艇である。防空システムはリアナ4CIシステムの後継として開発されたプラウダ4CIシステムを搭載しており、ようやくオーシアの4CIシステムと肩を並べることができるようになったという。性能はオーシアのイージスに準じたものになっている。名前こそは防空艦であり最有力の防空艦としての機動艦隊の対空防御を担っているが、ほかにもKh-35ウランによる対艦攻撃やクラブM多目的VLS集中精密攻撃やシクヴァルMk.Ⅱによる水雷戦闘の支援、自艦装備のソナー及びKa-27Mによる対潜哨戒など、多目的に運用できる凡庸艦として重宝されている。総合的な性能は日本の海上自衛隊のあたご型護衛艦に匹敵するといわれているが、建造費用や維持費が高いことから建造は10隻で中断され、以降規模を縮小しコスト削減のため船体構造を簡略化させたプロヴォールヌイ級が建造されることになる。艦隊指揮能力も備えており、防空駆逐艦隊の旗艦として機能している。

  • プロヴォールヌイ級ミサイル防空駆逐艦
同型艦
50隻 プロヴォールヌイ ラズヤリョーンヌイ
ペレドヴォーイ レコードルヌイ
プルィートキイ レートキイ
プィールキイ ラズームヌイ
プローチュヌイ プロンジーテリヌイ
パラジャーユシチイ グローズヌイ
グロームキイ グレミャーシチィ
ストレミーテリヌイ ソクルシーテリヌイ
グネーヴヌイ グロジャーシチィ
ゴールドィイ ステレグーシチィ
スメトリーヴイ ボードルイ
ブィーストルイ ボーイキイ
ベスポシチャードヌイ ベズプレーチュヌイ
ブジーテリヌイ ブールヌイ
ラストロープヌイ ラズャーシチイ
リヤーヌイ レースキイ
レチーヴイ レシーテリヌイ
ポスペーショヌイ レーヴノスヌイ
ローフキイ リョーフキイ
レーズヴイ レシーテリヌイ
ポシペスヌイ ヴネザプヌイ
オスコル ヴィラジテルヌイ
オダリョーンヌイ トルコーヴィイ
オブラスツヴォイ トヴィールドィイ
ナジョージヌイ オグネヴォイ
性能諸元
基準排水量 7,330t
全長 167.3m
全幅 23.5m
最大速度 33.0kt
武装 AK-130 130mm連装速射砲 1基
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 2基
P-800オーニクス4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 4基16セル
S-300FM/FG フォールトM/G8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 4基32セル
3K97 ウラガーン 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 4基32セル
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイ発射機 4基32セル
AK-630M 30mmCIWS 2基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
14.5mm単装機銃 4基
搭載機 Ka-27M 1機

ユークトバニアの防空艦隊の要として大量に建造された主力防空駆逐艦。凡庸性は高いが値段と維持費が高騰して大量生産に向かないと判断されたレニングラード級に代わって防空艦隊のワークホースとして任務を行えれるよう縮小発展型として建造された。全ての艦隊に本級の姿を見ることが出来ることから、ユークトバニアの標準的な駆逐艦と称されている。対艦戦闘能力はレニングラード級と比較すると低下しているが、あくまでレニングラード級と比較しての話で、戦闘能力そのものは他国の駆逐艦と比べて大差ないものとなっている。
とにかく数は多いが、多かろう悪かろうの駆逐艦ではなく防空能力はレニングラード級と同等かそれを上回るもので、従来のMD任務をこなすほかに更新された複合レーダーが誇る高い艦隊防空能力を持つ。輸送艦隊などの小規模の艦隊であれば本級一隻で艦隊を防空できるだけの対空能力を有している。
射撃管制装置としては量産型として徹底的にコストが削減された新型のジラーニイFCSを搭載している。本級が搭載するFCSはレニングラード級が搭載するルーチェFCSの改良型として開発され優秀な性能を持っていたが、コストがルーチェFCSの倍以上だったため、コストの削減を目的として派生方のB型が開発されたが、B型はジラーニイ型のなかでは消費電力は最も少ないがカタログスペックがレニングラード級のものとほぼ同等となってしまった。モスクワ軍事技術研究センターは三度目の正直としてこの世に送り出したC型はコスト削減と同時に初期のA型と同等の性能を確保するのに成功した。

  • ストロジヴォイ級ミサイル防空駆逐艦
同型艦
30隻 ストロジヴォイ セルジートィイ
リホーイ ストーイキイ
シーリヌイ スムィシューリョーヌイ
ポレーズヌイ スラーヴヌイ
スメールイ スローヴイ
レトゥーチイ ソブラジーテリヌイ
プロゾルリーヴイ ストラーシュヌイ
スポソーヴヌイ ポドヴィージュヌイ
スヴィレープイ スタートヌイ
スコールイ ソヴェルシェンヌイ
ベスストラーシュヌイ スヴォボードヌイ
ベスシュームヌイ ストローギイ
ストローイヌイ ヴォーリヌイ
ヴネザープヌイ ヴェートレンヌイ
ヴォレヴォーイ ヴォズロジュジョーンヌイ
性能諸元
基準排水量 13,540t
全長 185.3m
全幅 24.0m
最大速度 33.0kt
武装 AK-130 130mm連装速射砲 2基
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 2基
S-300FM/FV フォールトM/V 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 6基48セル
3K97 ウラガーン 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 8基64セル
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイ発射機 4基32セル
AK-630M 30mmCIWS 2基
RBU-12000 10連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
搭載機 Ka-27M 1機

機動部隊や揚陸艦隊に追従して広域の空域を防空することを目的に建造された防空特化型の駆逐艦。
最新鋭のナジェージダA型FCSシステムを搭載し、3次元レーダーによる精密な対空攻撃や搭載する防空火器も従来の防空駆逐艦と比較して搭載数が多く、強力な防空能力を保有している。また、他の駆逐艦に見られない例として、艦載砲を複数搭載していることが挙げられる。従来のミサイルと比べて火砲は安価で即応性・器用さが高い点、また以前に比べ命中精度・射程距離の向上や迎撃が不可能な点、他にも離島奪還作戦時の対地支援などのメリットが本級の登場によって改めて明るみとなり、安価な火力投射が可能な本級は防空任務以外にも非対称戦争などにおいて重用されるようになった。また、高度な防空網を構築した艦相手には従来のミサイルでは歯が立たないとされ、勝敗を決するのは砲撃力に勝る艦艇だという議論がユーク海軍内で繰り広げられていたが、そのことは黄海海戦での中国海軍の蘭州級防空ミサイル駆逐艦との戦闘で立証された。それによるとどちらからも対艦ミサイルが発射されたが幾重にも重なる防衛網を双方とも突破することはできず第二次大戦以後初めてとなる大規模な砲撃戦がなされる結果となった。安価な火力投射が可能な本級は蘭州級を圧倒し、火砲の重要性が再認識されることとなった。
防空艦と砲艦の機能を併せ持つ矛盾を孕んだ艦であるが、使い勝手が良いため現場での評価は良好である。射撃管制は本級独自の開発した3DレーダーとFCSを複合させた新型の統合射撃管制装置を配し、さらに偵察衛星とリンクすることによってさらなる目標撃墜能力の向上を遂げている。

  • シュガシヴィリ級ミサイル防空駆逐艦
同型艦
7隻 ヤーコフ・シュガシヴィリ ドミトリー・パヴロフ
セミョーン・プジョンヌイ ワシリー・チェイコフ
アレクサンドル・コルチャーク イワン・イサコフ
ミハイル・ヴィクトロフ
性能諸元
基準排水量 15,550t
全長 195.0m
全幅 25.0m
最大速度 33.0kt
武装 AK-155 155mm連装AGS速射砲 2基
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 4基
クラブM多目的VLS 48セル
S-300FM/FV フォールトM/V 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 4基32セル
3K97 ウラガーン 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 4基32セル
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイ発射機 4基32セル
AK-630M 30mmCIWS 2基
コピヨー光学式対空迎撃砲 2基
RBU-1000 6連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
搭載機 Ka-27M 2機

2010年後半に就役したユークトバニアのぼくがかんがえたさいきょうの新型ミサイル防空駆逐艦。ユークトバニアの威信をかけて様々な最先端の技術が導入された。満載排水量は1万5千tを超え、オーシア海軍のズムウォルト級ミサイル駆逐艦を超える。これほど巨大な艦体になった経緯は高度な防空ミサイル網による対艦ミサイルの有効性に対する疑念、対空レーザーの正式採用、対空処理能力により対艦ミサイルが敵艦到達手前で撃墜される可能性が向上し、中国海軍との突発的な紛争によって身をもって火砲の重要性を再認識した。結果、再び巨砲による敵艦撃沈の可能性が拡大し、艦載砲の大口径化、艦体の装甲強化を実施した結果ミサイル護衛艦としては異例の排水量をもつ艦となった。ちなみにボロディノ級ミサイル巡洋艦やシーニグラード級ミサイル巡洋艦よりもはるかに大きい排水量である。駆逐艦とは一体・・・?
メインシステムとして新型のナジェージダB型FCSを搭載している、原型となるナジェージダA型は従来の対空レーダーの強化を目的とし開発されたためBMD能力は非常に高く、さらにはカタログデータから見てもオーシア海軍のAN/SPY-3と遜色ない性能を持っており、「東側イージスの最高傑作」との称号を頂戴した。このB型は対地攻撃能力強化の為システム変更を行い、クラブ多目的ミサイルの運用を可能とした、さらには新型艦載砲AK-155 155mmAGS速射砲との適合性がよく運用側の評価は高い。
主砲として採用されているAK-155 155mm連装AGS速射砲はオーシア海軍のズムヴォルト級の次に採用された駆逐艦用のAGS砲であり、無誘導対艦用徹甲弾の最大射程は950.000m、無誘導通常弾の場合1.250.000m、固体ロケットモーターを装備したGPS誘導型の砲弾を使用した場合最大射程2.550.000mである。さらに特徴的な装備としては光学式対空迎撃砲と呼ばれる対空レーザー、通称コピヨー対空レーザー砲を搭載していることである、これにより近接防空能力は格段に上昇した。
また、将来的には電磁投射砲ことレールガンの搭載も検討されているらしく、レールガンの搭載に向けて統合電気推進システムを採用している。これはエンジンでスクリューを直接回さず、電気を造ってからモーターでスクリューを回すというものである。電力は推進力にも各種電子機器にも必要に応じて自在に配分できる構造となっている。一端動力を電気に変える手間があるが、モーターでスクリューを回すため、水中に響く騒音も少ない。また、既存の艦艇と桁違いの発電能力故に、大電力を装備する機器の搭載が可能である。ちなみにレールガン使用時には艦内電力の50%が必要になると予想されている。お前は波動砲か何かか。

  • アレクサンドル級次世代型試験艦
性能諸元
基準排水量 14,340t
全長 215.0m
全幅 24.5m
最大速度 33.0kt
武装 AK-155E 155mm試作電磁投射式単装砲 1基
P-800オーニクス4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 4基16セル
S-350 フォールト 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 4基32セル
S-400F トリウームフ4連装超長距離弾道迎撃ミサイル 4基16セル
クラブM多目的VLS 32セル
AK-780 20mmCIWS 2基
RBU-18000 21連装多目的ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
搭載機 Ka-27M 2機

艦載兵器の試験及びステルス化、省人化及びおそらく世界初となる自律思考型火器管制システムの搭載を目的とした試験艦で、同型艦はない。
これまでのような機械化された戦争とはことなり、個人の技量も必要とされる現代戦において他艦を圧倒し、駆逐艦でありながら戦艦以上の活躍を見込んで建造された代物である。新兵器の試験艦でありながらも、人工知能の性能テストも兼ねているためか武装は試験艦にしては珍しく海戦にも対応できるほど重武装であるのが特徴。
試験艦という性質上、最新の機器が装備されている。艦橋構造物最上部にはスモレンスク級に搭載されているナジェージダ射撃指揮管制装置D型プロトタイプのフェーズドアレイアンテナが、同部とヘリ格納庫最上部に新型ミサイル射撃装置が装備されており、現在S-350対空ミサイルと新型弾道弾迎撃ミサイルのS-400の艦載型の評価試験を行っている。
水上艦用電波探知妨害装置ではMGK-335D改良を加えたMGK-335-2改が装備されている。
現在、試作電磁式投射砲が艦前部に装備しているが、これは「基礎技術に関する研究」の一環として実証試験のためである。この砲の利点は統合電気推進システムから生み出される莫大な電力を使用した初速2600m/s(Mk45の3.2倍)と発射速度35発/s(Mk45の1.75倍)である。
さらに、自力で学習・思考・進化する人工知能を持ち、会話での意思疎通も可能なAIを搭載する。当然ながら人工知能ゆえの並外れた演算能力も備えており、主力武器である電磁投射砲を精密射撃するのにその能力が活躍する。このAIは従来の防空駆逐艦の統合制御システムとして開発されていたものがルーツであり、従来の艦の制御システムを遥かに超えた判断速度で戦況を分析し、最適な複数火器を同時並行して運用することに長けた代物なのである。だがそれに留まらず、防がれた攻撃パターンを瞬時に分析し、すぐに軌道再計算を行うことで次からは単に精度が高いだけでなく、更に意表を突いた、応用の利いた攻撃を展開してくる。このシステムは現在建造中のスモレンスクにも用いられる予定とされている。なお、一部の海兵からは「艦○」や「艦魂」とかといわれているがどちらかといえばアル○ジオのメンタルモデルである。
なお試験艦という性格上、試験要員の乗艦も多いことから、避難経路を示す誘導灯を設置するなどの配慮がなされている。艦中央部には多目的講堂や計測室などが設けられている試験用機材格納庫がある。艦載機には試験の観測などを行うためKa-27を改良したKa-32ACを搭載している。航空機格納庫は試験機材の収容などにも使用できる。

  • スモレンスク級多目的ミサイル駆逐艦
同型艦
14隻 スモレンスク ノヴァヤゼムリャ
モンチェゴルスク スネズノゴルスク
ブレスト ゼレノドルスク
ダニーロフ アレクシン
カルミキア アストラハン
ヴォルゴドンスク ボロフスク
スヴァボードナヤ・ユーク ブデノフスク
性能諸元
基準排水量 15,930t
全長 198.0m
全幅 27.0m
最大速度 33.0kt
武装 AK-155 155mm連装AGS速射砲 3基
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 6基
クラブM多目的VLS 48セル
S-350フォールト 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 4基32セル
S-400F トリウームフ4連装超長距離弾道迎撃ミサイル 4基16セル
3K97 ウラガーン 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 4基32セル
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイ発射機 6基48セル
AK-780 20mmCIWS 2基
RBU-18000 21連装多目的ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
搭載機 Ka-27M 3機

色々と冒険しすぎて大コケしたゾディアーク級の設計をもう一度見つめなおし、既存の技術で堅実に造り上げられた駆逐艦。シュガシヴィリ級やゾディアーク級で積んだノウハウを活かし、新たな主力駆逐艦として建造された。もともとゾディアーク級の設計が優れていたため、非常にバランスが取れた艦船として出来上がっている。防空能力は駆逐艦の中で随一であるが、これまでの防空艦と打って変わって多目的な任務い対応できるため、「多目的ミサイル駆逐艦」という艦種が新たに与えられた。
船体は三胴船型と波浪貫通タンブルホーム船型を組み合わせたものとなっており、これにより従来の艦艇よりも艦載機や武器を搭載しながらも機動力が高く、尚且つ安定した復元性を持つ戦闘艦となっている。VLSの搭載数を稼ぐために、ヘリ甲板とエレベーターと格納庫を融合した新規の構造となっている。これはヘリが甲板に着陸した後、ヘリ甲板が下にある格納庫に収納されるというもので、ユーク面全開な奇想天外すぎる発想は各国の軍事関係者のド肝を抜いたとかなんとか。このヘリ甲板の構造は扶桑皇国の石狩型防空巡洋艦に触発されたはいいが技術的な問題からこのような暴挙に至ったとNSAは見ている。
レールガンを発射するための莫大な電力を確保するために備えられた統合電気推進システムの電力はすべてレーダー類に回され、結果的に戦艦が搭載する大出力の高級レーダーを搭載することが可能となっている。これによって極めて高い防空能力を有していると同時に戦艦並みの艦隊指揮能力を持つ駆逐艦として誕生しており、対艦や対空、対潜はもちろんのこと対地任務にも対応できるようになっており、さらには索敵能力と通信能力の高い艦艇として洋上に君臨している。武装に関しても真新しいものではなく従来のものを採用しており、弾薬の不足を気にすることなく戦闘が行えるようになっている。
本級は戦略性が高く英国海軍やドイツ海軍、フランス海軍との対峙を想定している割に艦船の数が圧倒的に少ないとされているバルト海艦隊に集中的に配備される予定で、北方艦隊や太平洋艦隊にも何隻か配備されることになっている。

  • リデル級多目的駆逐艦
性能諸元
基準排水量 16,930t
全長 205.0m
全幅 27.0m
最大速度 33.0kt
武装 AK-210 電磁投射式単装砲 2基
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 2基
クラブM多目的VLS 96セル
S-350フォールト 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 6基48セル
S-400F トリウームフ4連装超長距離弾道迎撃ミサイル 4基16セル
AK-780 20mmCIWS 2基
RBU-18000 21連装多目的ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
搭載機 Ka-27M 1機

艦橋が特徴的な重駆逐艦。お姉さま・・・。デンドロビウムのような駆逐艦。こいつに限っては敵艦を駆逐するという意味での駆逐艦。

  • スヴェトラーナ級ミサイル重駆逐艦
同型艦
24隻 スヴェトラーナ ヂアーナ
パルラーダ アヴローラ
ボガトィーリ カグール
ノヴィーク ボヤーリン
アルマース ジェームチュク
イズムルート オルジョニキーゼ
プルート オチャーコフ
オレーク ヴィーチャシ
チャパエフ チカロフ
クイビシェフ ラーゾ
マクシム・ゴーリキー モロトフ
カガノーヴィチ ヴォロシーロフ
性能諸元
基準排水量 10,250t
全長 173.5m
全幅 22.8m
最大速度 37.0kt
武装 A-100 100mm単装速射砲 1基
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 4基
4K33 オサーM 8連装対空ミサイル発射機 2基
P-800オーニクス4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 32基128セル
AK-630M 30mmCIWS 2基
メドヴェドカSUM 4連装発射機 2基
RBU-12000 10連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 6連装魚雷発射管 4基
12.7mm単装機関銃 2基

ソ連版水雷艦隊の中核を成す駆逐艦。小型アーセナルシップ。対艦任務を中心に重武装駆逐艦として設計されており、小型で長射程かつ凄まじい破壊力を持つP-800オーニクスを大量に搭載し数に任せて対艦ミサイルで敵艦隊を叩きのめす戦法を採る。欧州の艦艇に対抗するために武装を多く搭載し、船体を安定させるために大型化しているのが特徴で、バルト海の荒波にも耐えうる安定性を持つ。そのせいで船体・排水量は巡洋艦に匹敵するものになったが、あくまで駆逐艦として表記されている。
水雷艦隊の名は伊達ではなく、搭載する魚雷門数はおそらく駆逐艦一である。また、対潜ヘリを搭載することから対潜任務も行うことが可能で、数少ないバルト海艦隊の対潜艦の代わりとして活躍している。しかし専ら航空機が主力となった現在ではそこまで重宝されていない悲しき存在となっている。
防空駆逐艦以外にも対潜駆逐艦や通常の駆逐艦ですら防空能力は高い水準にあるユーク艦にしては珍しくエリアディフェンスを前提とした3K96ではなく、フリゲートに搭載されている個艦防空用のオサーMを採用している。

  • ウミェールイ級機雷敷設艦
同型艦
12隻 ウミェールイ コーモラント
ピトムニク チージ
グムラク ツァープリャ
チューダ カニューク
グラナート フィンチ
ブイストルイ ザーフトラ
性能諸元
基準排水量 8.220t
全長 162.3m
全幅 24.3m
最大速度 35.0kt
武装 A-130 130mm単装速射砲 1基
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 2基
4K33 オサーM 8連装対空ミサイル発射機 3基
P-800 オーニクス 4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 8基64セル
AK-630M 30mmCIWS 4基
メドヴェドカSUM 4連装発射機 2基
RBU-12000 10連装対潜ロケット発射機 8基
533mm 6連装魚雷発射管 4基
12.7mm単装機関銃 2基

敵の軍港など制海権を有していない海域での強行任務に使われることを前提とした機雷敷設艦。駆逐艦規模の戦闘能力を有しており、機雷敷設艦としては強力な火力を誇る。単体でなら軽巡洋艦と砲撃することも可能とされている。伝統的にたいていのユーク艦には機雷敷設装備が施されているが、本級は機雷を200個ほど搭載することができ、海上封鎖などに非常に有力な戦力として期待されている。航空機が主流となった機雷敷設であるが、本級はステルス性が非常に高く、敵に察知されずに機雷を敷設することが出来る。また、艦隊指揮のための電子機器の搭載も可能で、中規模な艦隊の旗艦としても活用できるなど汎用性に富んでいる。

  • カーラ級音響観測駆逐艦
同型艦
6隻 ニコラーエフ ヴィツェ=アドミラル・ドロースト
アドミラル・ネフスキー ジュダノフ
ドミトリー・ドンスコイ クジマ・ミーニン
ドミトリー・ポジャンスキー アレクサンドル・スヴォーロフ
性能諸元
基準排水量 11.550t
全長 199.5m
全幅 22.4m
最大速度 35.0kt
武装 A-130 130mm単装速射砲 1基
S-300FMフォールトM 8連装垂直艦隊防空ミサイル 8基64セル
4K33 オサーM 8連装対空ミサイル発射機 2基
AK-630M 30mmCIWS 4基
RBU-12000 10連装対潜ロケット発射機 4基
533mm 6連装魚雷発射管 4基
高性能電子妨害装置 2基
艦載機 Ka-27PL 4機

史実で言うカーラ級巡洋艦であるが、名前かぶりが多かったためスヴェルドロフ級まで遡って艦名を貰っている艦もいる。旧型ながらもウダロイ級に匹敵する航海性能と対潜攻撃能力、稼働率を誇り、長らく潜水艦攻撃部隊の主力として務めてきた凡庸巡洋艦を改造して音響測定艦にしたもの。さらに近年ウダロイ級に搭載されているMGK-335統合ソナーシステムを搭載したため海中の索敵能力は飛躍的に向上した。
NATO諸国軍の潜水艦発射弾道ミサイル搭載原子力潜水艦配備進展を受け、1960年代初頭、ソ連海軍は従来の対水上・対地火力投射というドクトリンを廃し、かわって対潜戦を重視することを決定した。これを受けて水上戦闘艦の整備方針も大きく転換され、まず、対潜戦重視の水上戦闘艦の第1陣として、1等艦にあたる対潜・防空艦としてクレスタ-I型、2等艦にあたる対潜・防空警備艦としてカシン型の建造が開始された。しかしその能力に限界を感じたソビエト連邦政府は、1964年8月、より強力な対潜艦の建造を計画した。これに応じ、カシン型の設計を担当した第53中央設計班は、まずクレスタ-Ⅰ型の装備を更新したクレスタ-Ⅱ型を開発するとともに、ガスタービン主機を採用した次世代の対潜・防空艦の腹案を提出、後年にはクレスア-Ⅱ型の建造計画が承認された。そしてクレスタ-Ⅰをベースにガスタービン主機とした対潜・防空艦の原案を承認した。これを受けて第53中央設計班はクレスタ-Ⅱ型の技術案の作成に着手、第53中央設計班はユーク中央造船省に技術案を提出したが、新型ソナーの搭載や隠密・静粛性の強化など多くの要望事項が追加されたこともあり、かなり手間取った。
完成した本級は、ミサイルを主兵装備とするミサイル巡洋艦で、幅広い多彩な任務が可能な汎用戦闘艦として活躍したが、同時期の列強諸国の巡洋艦と比較すると砲撃戦を余り重視せずに電子戦やミサイル攻撃に特化したタイプとなっている。冷戦の終結に伴い巡洋艦から降格して音響測定艦扱いとされたが、実際は駆逐艦以上の火力を誇る巡洋艦であるため油断ならない存在とされている。さらにエリアディフェンス機能の追加や対潜ロケット砲の増加など、以前よりも武装面が強化されている。が、対艦火力がないのは相変わらず。スラヴァ級と共にバルト海艦隊に配備されているが、使い勝手の良さからスラヴァ級と同じく必要に応じて各艦隊に移動されている。

  • スラヴァ級警護駆逐艦
同型艦
4隻 スラヴァ アドミラル・フロタ・ロボフ
チェルヴォナ・ウクライナ マーシャル・ウスチーノフ
性能諸元
基準排水量 11.550t
全長 188.5m
全幅 21.0m
最大速度 35.0kt
武装 A-130 130mm単装速射砲 1基
P-1000 ヴルカーン 4連装超長距離対艦ミサイル発射機 8基
S-300FM/FGフォールトM/G 8連装垂直艦隊防空ミサイル 8基64セル
4K33 オサーM 8連装対空ミサイル発射機 3基
AK-630M 30mmCIWS 6基
RBU-12000 10連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 6連装魚雷発射管 4基
高性能電子妨害装置 2基
艦載機 Ka-27PL 4機

重要な海域での警備を担当する際に、従来のフリゲートやコルベットを改造した警備艦では少々頼りないとされて、退役間近であったスラヴァ級を有効活用できないかとして改造された。改造に伴い、周辺国に考慮して駆逐艦に分類されている。元が巡洋艦であるために駆逐艦とは思えない排水量と船体規模を有している。
もともとの主任務は泣く子も黙るとされている世界最強最大最新鋭の兵器群を保有するオーシア海軍の空母打撃任務群であり、本級は大小さまざまなミサイルと優秀な電子機器を駆使して空母の殲滅・排除を目的として配備されていた。本級を中心とした超高性能ミサイルを搭載可能な艦隊編成でオーシア軍の空母打撃群に長射程対艦ミサイルの飽和攻撃で対抗するという、ソ連のドクトリンのいわば最終的な帰結を行った。
しかし同時に、このような重量級の高性能ミサイルは運用母体を厳しく選ぶことになるだけでなく、オーシアの高度なステルス艦を捕捉する為のレーダー機器やと隠密性のためのステルス性能、多数の電子機器運用が必要などの総運用コストは著しく高いものになってしまった。さらに本級の配備を皮切りにソ連を射程範囲内に納める長距離弾道ミサイルやそれを大量に搭載可能なオハイオ級原子力潜水艦などの大量破壊兵器搭載艦の大量配備など、最終的には地球を数万回破壊できるだけの核戦力を互いに生産してしまった。しかしベルカ戦争で歴史上初めての核兵器 *8 で核兵器の恐ろしさを身をもって体験した両国は互いの相互理解を深めるために冷戦を終結し、いったん第三次世界大戦の脅威はなくなった。同時に双方の大量破壊兵器戦力が相互の国家を破壊できるだけの質量を整えた以降は、いかに国家の破滅に至る核兵器の使用をためらわせる軍事的経済的状況を維持するかにシフトした。同時に平和になったユークにおいては金食い虫と化した本級はいらん子扱いされ、予備戦力としてハバロフスクの軍港にモスポールされていた。しかし超巨大隕石「ユリシーズ」の墜落による国際情勢の混乱や隣国である扶桑皇国との対立関係からか再び改装されて戦場に舞い戻ることとなった。
改装された本級は戦艦並みの強力な索敵レーダーや対潜艦に匹敵するソナーを有しており、敵を発見し次第P-1000をぶっ放した後ECMで敵の電子機器を撹乱させ速やかに海域を離脱し、味方に敵艦隊の存在を知らせるといった、いわゆる「撃ち逃げ」戦法を得意としている。ちなみにこのP-1000ヴルカーンであるが、なんと射程距離は1, 000kmにまで及ぶ。しかし本級の強力な火力と撃ち逃げ先方を可能とする強力な速力は大きく見込まれ、機動艦隊の警護や最前線の海域の哨戒など、本来の用途は違う運用をされている。対潜能力も高く、哨戒ヘリを3機収納できるハンガーを有している。敵の目をくらませるためのECMをほかの艦艇よりも多く搭載しているほか、ジャミング能力がかなり高い専用の電子妨害装置を有している。
主機関は、基本的にはカーラ級と同じCOGAG構成である。ただし艦型が拡大していることから構成機種は大きく異なっており、船体側面に独立した副機関を搭載している。これによって被弾しても三つの独立した機関部分があるため、生存性能が高まったが、一方で複雑さゆえに整備性は低下し、整備性が問題とされている。


フリゲート

  • クリヴァク型防空フリゲート
同型艦(改クリヴァクⅣ型)
48隻 アジダーニイ リュボーヴィ
プリヴァーザンナシチ アトカース
カシマール ミチェータ
アルカゴーリク ジャーラシチ
アブリジュチェーニィ グニェーヴ
サズナーニイ ヴォーリャ
フピチャットレーニイ カロートキイ
ズローバ ウルイープカ
リエーシチ イクプウク
ウビジディエーニイ ピェチャーリ
ブラガダールノスチ スイニチミンターイリナシチ
チューストヴォ スィニスハジディエーニィ
ヴァスヒシチェーニエ ヴァルニエーエイ
ミェチター パーミチャ
アジダーニイ プリーハチ
サチウーストヴァイ タスカー
ストラーフ インチリエース
サトルーディニチストヴァ リツィミエーリイ
ファンターズィア ムゥチェーニイ
ヴァルチャーニイ プリェズリェーニエ
イリュージヤ シシアーシチィ
ラスカーヤニエ リゥバウピーツトヴァ
ヴァストールク エグザリターツィヤ
ドゥシャー グルースチ
性能諸元
基準排水量 5,550t
全長 155.5m
全幅 19.3m
最大速度 35.0kt
武装 A-100E 100mm単装速射砲 1基
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 2基
3K96 リドゥート 8連装垂直対空ミサイル発射機 4基32セル
3M-54 クラブM多目的垂直ミサイル発射機 4基32セル
コールチク 30mm複合CIWS 2基
RBU-12000 10連装対潜ロケット発射機 1基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
12.7mm単装機関銃 2基
搭載機 Ka-27M 1機

本級は同時期に平行して建造されているヴォルゴグラード級防空駆逐艦といった、より高性能で高価な一等大型防空艦とハイローミックスで運用することを前提とした対潜/艦隊防空用の二等大型防空艦である。二等艦としては初めて防空ミサイルを搭載するなど、現代でも通用する極めて強力な対空能力を備えていた。その頃のソ連艦艇にしてはすっきりした外見から、西側では「ハンサム・クラス」とも渾名された。その優れた設計から、国境軍向けの国境警備艦型も含めて多数の派生型が開発されており、1960年代の登場以後、20XX年代においても建造が続いており、既存艦も近年になって全ての艦が最新鋭の装備に統一された。クリヴァク型系列に属する最後形式だが、各国の艦艇の戦闘力増強に対抗するため、強力な雷装を装備され就役した。特に3連装でまとめられた533mm魚雷は、ユーク海軍の戦術ドクトリンにより生み出された強力な魚雷で、以後の駆逐艦において魚雷が廃止されるまでこの大きさの魚雷が装備される事になる。
ただ、計画が除々に大きくなり、結局旧来の駆逐艦並の排水量となり、予算的な意味では失敗作とも言われている。だが、駆逐艦とは違うという事で船体など主要な部分には思い切ったブロック工法による簡略構造を採用し、極めて量産性に優れており、これは後にゴルシコフ型などその後の艦へと採用されている。
防空艦として設計されながらも対艦火力にも優れ、ソナーや火器官制装置も従来のフリゲートのものを一新させ、駆逐艦と代わり映えしない戦闘能力を持つ。主力防空艦にも匹敵する防空システムは補佐艦としては十分すぎるほどの性能を誇り、単艦でも他国の駆逐艦に匹敵するとされている。というか船体規模はどっからどうみても駆逐艦そのものであるこれもうわかんねぇな

  • アドミラル・ゴルシコフ型防空フリゲート
同型艦
52隻 カニェーツ ビェズウーミエ
ギガーンツキー ハローツァニキ
サヴリミエンヌイ プリリエージヌイ
ヴリガールノスチ ブラガロードヌイ
パスタヤーンヌイ クラスィーチスキー
アジノーチェストヴォ ロースコシ
ニダーヴニー シュームヌイ
ノーヴィー チーヒィ
ヴドゥームチヴイ イースチナ
スヴァートスチ ズローバ
ナイーヴヌイ イズィスカンノスチ
プレクラースコヌイ ストローィヌイ
チーストィ エニルギーチヌイ
ヴイソーキー ウースキー
チゥストヴィーチリヌイ ウラドリーヴイ
ウトンチョンノスチ ダブロー
トルジェーストヴェンノスチ アトクラヴィエーンヌイ
ヴィソーキイ クリエープキイ
イニチリクトゥアーリヌイ アスマトリーチリヌイ
バナーリノスチ ドリーンヌイ
トーンキイ グラートキイ
チルピリーヴイ ストリミアーシシイースィア
ソールンイチヌイ シローキイ
トールストゥイ ニェイズミェーンノスチ
ベスミェールチエ ウドーブヌイ
スィリヨーズヌイ ルクーグルイ
性能諸元
基準排水量 5,450t
全長 150.0m
全幅 19.5m
最大速度 32.0kt
武装 A-192 130mm単装速射砲 1基
P-800オーニクス4連装対艦ミサイル発射機 4基16セル
3K96 リドゥート 8連装垂直対空ミサイル発射機 4基32セル
3M-54 クラブM多目的垂直ミサイル発射機 2基16セル
コールチク 30mm複合CIWS 2基
RBU-6000 12連装対潜ロケット発射機 1基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
搭載機 Ka-27M 1機

ソヴレメンヌイ級駆逐艦を代替する航洋型多目的水上戦闘艦。
艦橋構造に4面フェーズドアレイレーダーが搭載されていることから、中国ではユーク製イージス艦と呼ばれているほど演算能力が高い。C4Iシステムはトレーボヴァニェ-M戦術情報処理システムを使用している。これはナジェージダFCSと同様に四方向にアンテナを固定配置する方式を採用しており、全方向を切れ目なく探索することが出来る。また、ナジェージダFCSが一台の送信機と受信機を複数のアンテナが共用するパッシブ式なのにたいして、アンテナ一つ一つが送信機と受信機を事前で持つアクティブ式に採用した。これにより故障に強くアンテナの配置に制限が少なくなり、設置の自由度が増している。また、探索レーダーにCバンドと呼ばれる周波数帯を選択肢、低高度目標の探知能力に優れるほかアンテナを小型化でき、妨害電波に強い *9 。さらにCバンドのほかにXバンドを併用することにより、長距離での敵弾迎撃にも対応できる。完全な分散処理方式を導入しており、256の目標を同時に扱うことができ、12個の目標を同時迎撃できるものとされている。外見はRCS(レーダー反射断面積)を大幅に低下させたステルスデザインであり、クリヴァク型フリゲートやステレグシュチイ級を拡大したようなシンプルな構造となっている。また、リドゥートSAMの搭載によって、本級は単なるソヴレメンヌイ級の後継艦という約目だけではなく、小型ながらもスラヴァ級やキーロフ級に匹敵する防空能力を持つ優秀な防空フリゲートとなっている。
対艦攻撃能力も優秀で、オーニクスを発展させたPJ-10ブラモス超高速巡航ミサイルも搭載可能になっており、数がそろえばフリゲートといえど侮れない存在となっている。短距離の対潜火力として533mm対潜魚雷、中距離の対潜火力としてRBU-6000を備え、また長距離の対潜戦闘においては、搭載する哨戒ヘリコプターを使用する。ユークの対潜艦に伝統的な長射程の対潜ミサイルは搭載しないが、それでも西側諸国海軍艦艇と比較した場合むしろ重武装の感がある。これが諸外国なら十分に「駆逐艦」と呼ばれるべきものであり、実際同程度の艦を建造した各国においては、このクラスを「防空駆逐艦」として建造している。つまり、「フリゲート」としてなら極めて贅沢な艦であり、海軍大国であるユークトバニアだからこそ建造できた「フリゲート」と言えるだろう。
新たな艦隊ドクトリンに従い、空母機動部隊の直衛用として多数が建造され、空母機動部隊の外堀として太平洋を縦横に駆け回る事となる。

  • タルワー型防空フリゲート
同型艦
24隻 ドゾルヌイ ウダールヌイ
ベススメンヌイ メンジンスキー
ジャールキイ ゲートマン・サガイダーチュヌィイ
ヴォロフスキー ザドルヌイ
ルハーンシク フメリヌィーツィクイ
ドゾールヌイ プィールキイ
ポルィーヴィストィイ アロスラフ・ムードルイ
ヴォロフスキー ケードロフ
ゲートマン・ヴィシュネヴェーツキイ プスコフ
クラスヌイ・ヴィンペル ポグランヴォースクイ
アドミラル・グリゴロヴィチ セーヴェルナヤ・ヴェールフィ
カロン ベズザヴェートヌイ
性能諸元
基準排水量 6,320t
全長 163.5m
全幅 21.2m
最大速度 35.0kt
武装 A-190E 100mm単装速射砲 1基
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 2基
3K96 リドゥート 8連装垂直対空ミサイル発射機 4基32セル
3M-54 クラブM多目的垂直ミサイル発射機 4基32セル
コールチク 30mm複合CIWS 2基
RBU-6000 12連装対潜ロケット発射機 1基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
搭載機 Ka-27M 1機

ユーク海軍の主力防空フリゲートとして活躍しているクリヴァク型を代替する目的で建造された防空フリゲート。もともとはアドミラル・ゴルシコフ型をベースに輸出も視野に入れて設計された、クリヴァク型の改良型である。クリヴァク型は国境警備向けに開発されたはずなのだが、やたらと重武装かつヘリの運用能力も有していたことから、「これをベースに本格的な戦闘艦造れないかな」と開発が進められた。艦上構造物をステルスデザインで一新しており、今までのクリヴァク型とは一線を画す近代的な外見となった。兵装も全面的に変更され、共通しているのはもはやRBU-6000と533mm長魚雷くらいになっている。
アドミラル・グリゴロヴィチ級が就役するまでの数あわせとして建造されたが、C4Iの先進化、それに必要な発電量の大幅な増大、RCS提言、そして人員省略化など基本的な設計が優れているため、アドミラル・グリゴロヴィチ級が就役した後もユーク海軍を中心に、ワルシャワ加盟国やインド、中東、アフリカ方面などにもダウングレード版が輸出され同型艦は輸出艦含めて70隻以上に及ぶとされている。
上記の通り、本級では全面的なステルス艦化が考慮されており、レーダー反射断面積(RCS)や赤外線シグネチャー、水中放射雑音と、すべてのスペクトラムに渡ってシグネチャーの低減が図られている。
索敵レーダーなどのセンサー類は、スモレンスク級に基づく国産の戦術情報処理システムを中核として連結され、高度にシステム化されている。
艦の戦闘システムの中核となるのがCMS-17戦術情報処理装置である。これはAISDN-17艦内データ・ネットワークを介して連接された分散システムであり、またBEL リンクIIや衛星通信装置もネットワークに連接されている。本級では、防空用にはフレガートM2EM、クラブ用にはトレボーヴァニエMCと、2機種の3次元レーダーを搭載している。また艦対艦ミサイルの測的用を兼ねた対水上捜索レーダーとして、ガルプンEも搭載された。
ソナーとしては、タルワー級などの搭載機の改良型であるHUMSA-NGをバウ・ドームに収容して搭載した。ナジェージダ型艦隊防空ミサイル・システムの搭載はゴルシコフ級と同様で、構成も同様にミサイル単装発射機1基と火器管制レーダー4基とされている。また、1世代前のクリヴァク型フリゲートと比べて1,000t近く大型化しており、航洋性も大きく向上している。長射程艦対空ミサイルによる艦隊防空能力を有し、旧式の駆逐艦をも上回る大きさとなるなど、従来のフリゲートの枠を超えた戦闘艦であるため、オーシアではミサイル駆逐艦に分類している。

  • アドミラル・グリゴロヴィチ級多目的フリゲート
同型艦
64隻 ドーシチ ブーリャ
グラート モールニヤ
ウラガーン アヴローラ
ミラージ・ナド・ダローゴイ ムグラ
ムグラ ドゥイムカ
ヴェーチェル グローム
ムソーン トゥマーン
オーブラカ イーニー
ミラーシ ヴィチローク
リーヴェニ オーブラチヌイ
ニエーバ アトスフィーラ
ヴィールヒ ラサー
サスーリカ パゴータ
パルイーフ ラードゥガ
バルシーストィイ・ヴェーチェル シチーリ
リーヴィニ ヤースヌイ
ミチェーリ スニェーク
トゥルブゥリエーントナシチ ナヴァドニェーニエ
ゼムリャトリェセェーニエ タイフーン
スメールチ タルナード
ラヴィーナ ザースハ
イズヴェルジェーニエ プルート
イストーチニク クリューチ
ヴァダヴァロート ヴヌートリンニー・モーリ
モーリエ バダヴァロート
ヴォールヌイ カタラークタ
バリショイ・ヴァダパート リェーチカ
ルゥチェーイリチェイ パビリエージィ
プリアーシ プラリーフ
パドヴォードヌイ ウースチエ
リカーリェカ マルスコーイ・アトリーフ
イストーク リアーピ
性能諸元
基準排水量 6,535t
全長 166.5m
全幅 21.5m
最大速度 35.0kt
武装 A-190 100mm単装速射砲 1基
PJ-10 ブラモス連装対艦ミサイル発射機 2基
3K96 リドゥート 8連装垂直対空ミサイル発射機 2基16セル
S-400F トリウームフ4連装超長距離弾道迎撃ミサイル 2基8セル
3M-54 クラブM多目的垂直ミサイル発射機 4基32セル
コールチク 30mm複合CIWS 2基
RBU-6000 12連装対潜ロケット発射機 1基
630mm 3連装魚雷発射管 2基
搭載機 Ka-27M 1機

海軍補充計画において計画・建造された新世代の防空艦。アドミラル・ゴルシコフ型の開発延長や黒海艦隊所属艦の老朽化に悲鳴を上げたユーク海軍がタルワー方をベースに暫定的な新型間として開発したが、いつの間にやら同型艦は60隻以上に及び、実質ユークトバニア海軍の標準的なフリゲートとされている。60隻以上の艦艇を一気に建造するという事から、コスト低減のためにタルワー型フリゲートをタイプシップとし、その装備や部品を多数流用していたが、艤装面においては大幅な改訂が行われている。
タルワー型の同時対処能力を大幅に向上させたほか、長射程を誇るP-800を改良したブラモス超高速対艦ミサイル、S-400Fトリウームフ弾道弾迎撃ミサイルを搭載するなど、従来のフリゲートの枠を超えた作戦行動が可能とされている傑作フリゲート。基本的な設計はタルワー型の拡大発展といった感じで、フリゲートの名を冠しているものの実質的には駆逐艦と同程度の戦闘能力を持つ戦闘艦となっている。ちなみに、「フリゲート」とされているのは、敵対国に対する予算面などでのカムフラージュをするため。
船体構造こそ保守的であるが、搭載されている電子装備と誘導武器は世界水準からしても最新鋭のものである。特にスモレンスク級にも搭載され、前級タルワー型にも搭載された「ナジェージダD型多機能レーダー」は元来優れた多機能アクティブフェイズドアレイレーダであるが、本級には更なる改善型「ナジェージダE型」が搭載されている。改良型はアンテナ素子にガリウム窒素(ガリウムナイトライド)などを用い、尖端出力は3倍。目標捜索領域は1.7倍に拡張された。
戦術情報処理装置も艦内ネットワークで統合した「MGK-411」という最新型が搭載された。基本的にはカサトノフ級の「MGK-355」と同系統であるが、こちらは速射砲やSSMの射撃管制能力も付与されている。MGK-355も四半世紀の時間をかけ、更にウダロイ級のMGK-335を参考に熟成しただけに、性能・発達余裕・実用性ともに良好である。
搭載しているミサイルも、P-800の発展型ブラモスと垂直発射型カリブルと最新鋭ないしそれに準ずるものを前部甲板VLS32セルに満載している。ブラモスは最大射程が450kmにまで伸びており、ほかには水上目標への対処には、船体中央部に搭載された630mm長魚雷が使用される。さらにS-400Fは広域防空も可能であり、小型艦のサイズながらもイージス艦に匹敵する広範囲の防衛が可能。
様々な任務に対応できる万能艦として誕生したが、小型艦ゆえか駆逐艦以上の大型艦艇と比べて継続戦能力と航続距離にやや難があり、長期間の任務には不向きとされている。それでもユーク海軍・空母機動部隊の新たな「盾」として期待され、実際に北海道戦争ではその期待に違わない活躍を示すことになる。

  • ゲパルト型フリゲート
同型艦
35隻 アダブリエーニイ ムイースリ
リェーヴノスチ プリストラースチエ
タルチオーク アピチート
ダヴィエーリイ ミーロスチ
ナストライエーニイ エモーツィヤ
エントゥアジアーズム アバジャーニイ
ハラークチル ドゥーフ
アトチャーヤニエ イディナドーシィ
ヴァアブラジェーニイ ウヴァジェーニエ
スクウカ ウチェシェーニエ
ウダウォーリストヴァイ ヴズドーフ
カリバーニイ リゥビーマヤ
ウーム ヴィエールナシチ
イントゥイーツヤ ヴィエールアシチ
ダブラディエーチリ ヌラーフストヴィンナシチ
ゴーリィエ ニエーナヴィシチ
ミラスィエールディイ ストゥィヅ
ザシチエーニチヴァシチ
性能諸元
基準排水量 4,450t
全長 148.5m
全幅 17.5m
最大速度 38.0kt
武装 A-176 76mm単装速射砲 1基
4K33 オサーM 8連装短距離対空ミサイル発射機 3基
3K96 リドゥート 8連装垂直対空ミサイル発射機 4基32セル
3M-54 クラブM多目的垂直ミサイル発射機 2基16セル
コールチク 30mm複合CIWS 2基
RBU-6000 12連装対潜ロケット発射機 1基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
搭載機 Ka-27M 1機

対潜及び高速で動き回る敵艦艇の撃破を目的としたフリゲート。ユークトバニア海軍が離島防衛をにらみ、機雷除去や潜水艦の探知能力を備えたフリゲートとして導入した。水陸両用作戦が行われた場合に備え、海上で機雷を敷設したり除去したりする機雷戦能力を持たせる一方、従来のフリゲートより小型化して速力を高めることで迅速な作戦投入を可能とする。驚異的な速度と航続距離、軽量ながらも強力な対艦火力が特徴で、それなりに凡庸性が高いため輸送艦や揚陸艦の護衛、敵艦隊への雷撃など、機動力を活かした任務に従事している。また、本級はフリゲートで初めてステルス性を意識した船体となっており、この設計は後のステレグシチィ型コルベットに活かされることになる。
小型で機動力に富んだ本級は、駆逐艦サイズの艦艇を建造・購入できない中小国に愛用されており、輸送型や国境警備隊向けの派生型を含めると100隻を超える建造数を誇る。生産効率を第一に考えて各所簡略化が図られているが、一通りの凡庸戦闘装備を備えているため艦隊戦の運用に耐えれるだけの戦闘能力を持つ。
ちなみに高速航行中は乗組員全員が座席に着席し、両肩と腰にシートベルトを装着しなければならない、と言われている。

  • ネウストラシムイ型対潜フリゲート
同型艦
32隻 ネシャースチエ パフミエーリィ
スパコーィストヴィイ ゴールダシチ
インスツィーンクト パトサズナーニエ
ミチターニイ ビズラススーツトヴァ
ニエージナシチ アムビーツィヤ
チスタリウービイ ディプレーッシャ
ムラーチノエ・ナストロイェーニエ プリヴリーカチリヌイ
スミェーロスチ ムージャストヴァ
ドゥルージバ ソーン
ジェージダ ラードスチ
ラーズゥム イデアール
ソ-ヴィシチ ヴァスハディアーシシイ・ソーンツァ
ヴスィリェンナヤ コースマス
ジトコエ・チェーロ グリエービエ・ゴール
ネウストラシムイ
性能諸元
基準排水量 5,500t
全長 155.8m
全幅 17.0m
最大速度 35.0kt
武装 A-100E 100mm単装速射砲 1基
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 2基
3K96 リドゥート 8連装垂直対空ミサイル発射機 2基16セル
3M-54 クラブM多目的垂直ミサイル発射機 4基32セル
コールチク 30mm複合CIWS 2基
メドヴェドカSUM 4連装発射機 2基
RBU-6000 12連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 4基
12.7mm単装機関銃 2基
搭載機 Ka-27M 1機

ウダロイ級対潜駆逐艦を小型化したような艦で潜水艦殺すマン、北極海最強の対潜ハンターなどの異名を持つ。対潜任務を重視してはいるが、その他の任務にも対応できる汎用艦である。
本級は短距離の対潜火力として533mm魚雷、中距離の対潜火力としてRBU-6000、長距離の対潜火力としてメドヴェカSUMを有し、さらにメヴェドカSUMの射程外での対潜戦闘用にKa-27PLを1機搭載し、明らかにオーバーキルな装備である。対空システムは基本的に原型となったウダロイ級駆逐艦のものをやや簡略化したもので、個艦防空を意識しているため防衛範囲が狭いが、個艦防空は非常に優秀で最上級のものを備えてある。
本級は、ソ連/ユーク海軍の水上戦闘艦の伝統に則り、相応に強力な対空戦闘能力を備えており、3K95 リドゥート対空VLSによる3種もの防空ミサイル、100mm単装砲、コールチク複合CIWSと5重にも及ぶ防空火網を構築している。その対空戦闘システムは基本的に、原型となったウダロイ級駆逐艦のそれをやや簡素化したものとなっており、いずれも個艦防空を目的とした短射程の兵器であるが、極めて高いレベルにある。なお、本級は、全面的にコンピューター化された統合戦闘システムを構築することで、全般的に対空対処能力を向上させていると伝えられているが、その戦術情報処理装置の形式名は不明である。
センサーとしては、MR-750フレガートMA(トップ・プレート)3次元レーダーを有する。フレガートMAはSバンドで動作し、最大探知距離は対空で300km、対水上で50km、シースキマーの探知も可能である。近距離から接近してくる目標に対しての迎撃にも抜かりがなく、射撃指揮はCバンドを搭載したMR-184レーフ(カイト・スクリーチ)射撃指揮装置を使用、これらを複合的に組み合わせた戦術情報処理装置を備え、目標迎撃率9割を超える防空艦に匹敵する性能を誇る。
反面、対艦能力は無いに等しく、苦し紛れにメヴェドカSUMを敵艦に向けて発射することしか出来なかったが、最近になってクラブMとKh-35、対艦/対潜に両用できるシクヴァル533mm魚雷発射管の採用によって多少は改善された。これにより、対潜、対艦、護送、哨戒などあらゆる任務に投入出来る汎用艦となった。

  • タランタル型コルベット
同型艦
50隻 エポーハ ヴリエーミア
チアース ヴィエーク
ナヤーブリ アクチアーブリ
ディカーブリ パリアーダク
スリェダー スタリエーチイ
ナドニアーフ スーミルキイ
ラジディエーニイ スィエイディーナ
ミエースィアツ スリエードゥユシシイ
ゴート アドナヴリミエーンヌイ
スゥボータ リェータ
ヴァスクリスィエーニィ ノーヴィ・ゴート
カニエーツ・ゴート ナチャーロ
アーヴグスト ヴィストロター
ヴィスナー ディエーニイ
ダータ ヴァスホート・ソーンツァ
ディエーニ ドニェブノエ・ブリェーミヤ
スィクーンダ ズィマー
ミヌータ ナティーラ
イジニディエーリヌイ イジミエースチヌイ
イジゴードヌイ カージドゥイ・ディエーニ
ポールチナ アドナージドゥイ
チトヴィエールク ヴィエーチル
ラススヴィエート ランニィ・ヴィーチェル
ノーチ イユーニ
フィヴラーリ
性能諸元(改修型)
基準排水量 1,280t
全長 79.5m
全幅 10.8m
最大速度 38.0kt
武装 AK-130M 130mm単装速射砲 1基
P-270モスキート 連装対艦ミサイル/Kh-35ウラーン 4連装対艦ミサイル 2基
9K38イグラ 8連装短SAM発射機 2基
AK-630M 30mmCIWS 2基
RBU-6000 12連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 2基

第二次世界大戦後に大量に生産されたソ連ミサイル艇の最終シリーズにあたるコルベットであると共に、新世代型コルベットと呼びうる存在として建造された。
1970年代、ソ連海軍では大型対潜艦や警備艦のような駆逐艦・巡洋艦級の大型水上戦闘艦を対潜任務に当てると同時に、陸上基地航空隊や潜水艦と並び小型ミサイル艦・大型ミサイル艇に対し対艦攻撃任務を与えていた。そのため、ミサイル艦艇はソ連海軍の誇る原子力潜水艦と並ぶ対艦攻撃の要として多数が建造されるに至った。
こうした中、従来の205号計画型を代替し、ナヌチュカ型コルベットを補佐する新しい大型ミサイル艇の開発要求がソ連海軍より出された。これに対し、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の中央海事設計局「アルマース」で立案・完成されたのが1241号計画「モールニヤ」であった。これは、大型ミサイル艇の決定版と呼べるものとなった。
1241号計画の立案に当たっては、同一の艇体にCOGAG機関を搭載する型とCODAG機関を搭載する型、そしてディーゼル機関のみを搭載する型を一元化することが主要命題となっていた。COGAG搭載型とCODAG搭載型はミサイル艇、ディーゼル機関搭載型は警備艦や小型対潜艦として使用されることが予定された。
船体や装備、艤装の大半は、従来の「205計画」で建造されたミサイル艇とほぼ同じものを使用していてが、新型のアクティブ・ソナー、3Dレーダー、その他の新型捜索、索敵、妨害装置の搭載は、船体下部の形状の変更、艦橋の大型化、マストの大型化をもたらしており、いわよる「現代的」な姿を洋上に見せることになった。そして、ジェット戦闘機、反応動力潜水艦すら追尾可能な装備は、艦隊護衛の中核としてまた新時代のワークホースとしての地位を確立し、戦後も各国に供与されるなどして長らく使われ、半世紀以上たった現在においても各種派生が開発されたり、改良され現役の艦が存在しているほどである。

  • パルヒム型コルベット
同型艦
54隻 プリヤートヌイ チクーシシー
ディースコチ ミャーフキイ
イズヤーシチノスチ ズリシチアーシシイ
ヴィスィオールイ アチャロヴァーチェリノスチ
プラダルガヴァートゥイ スラーヴィ
プローハ ラスヴェート
ザリアー オースィニ
ウートロ フチラー
ノーヴィ アドナージドゥイ
インヴァーリ ムグノヴェーニモ
カグダーニブーチ フセグダー
チピエーリ カニェッツ
プローシライ フトールク
ピリーアト スィゾーン
セヴォードニヤ ピアートニツァ
スィニチアーブリ ラジディストヴォイ
ソーンツァスタヤーニイ パニディエーリニク
ナスタヤーシシイ イストーチニク
ソヴリェメンノスチ ドリェーヴノスチ
チピエーリ カレンダーリ
マーイ ポスリパールディンナイ・ヴリエーミア
パスリエードニイ ザヴィルシャーユンシー
ピエールヴイ プリトシェーストヴゥユシシイ
スローチヌイ マールト
アプリエーリ イジクヴァルターリヌイ
イユーリ ニェジェーリャ
ラヴナディエーンストヴィイ ポールディニ
性能諸元(改修型)
基準排水量 950t
全長 72.5m
全幅 9.5m
最大速度 32.0kt
武装 AK-725 57mm連装速射砲 1基
9K38イグラ 8連装短SAM発射機 2基
AK-630M 30mmCIWS 1基
RBU-6000 12連装対潜ロケット発射機 4基
533mm 3連装魚雷発射管 2基

1980年代に旧東ドイツ共和国が建造した対潜コルベット。東側の優等生だけあって基本設計がしっかりしており、現代においても非常に優秀な対潜コルベットとして改修・活用されている。西ドイツにおいて、Uボートの後継たる高性能潜水艦の大量配備はバルト艦隊にとっては死活問題であり、バルト海を渡海攻撃をもくろむソ連海軍にとってはなんとしてもドイツ潜水艦を駆逐する必要があった。そこで、同じドイツの片割れである東ドイツの造船局に対潜艦の建造を依頼した。
RBU-6000から爆雷をそれぞれ92機投下でき、小型で機動力の高い本級は海上封鎖などに役に立つ艦艇として期待されていた。反面、あれほど重視していた対空火器であるが小型艦は希薄になっていく傾向にあるのか、当時標準装備とされていたAK-725連装速射砲のほかに駆逐艦などに装備されていたオサーMと比べて命中精度にやや難がある9K32ストレラミサイルを搭載するのみで、AK-230 CIWSはCIWSの名を持っているが対艦ミサイルの迎撃は困難とされており、単なる機関砲と化している代物である。後に改善型となるグリシャ型が建造されさらに冷戦の終了と共に東西ドイツが併合されて本級の存在意義は薄れたが、ユーク海軍はこれらの艦艇を買い取りMGK-335統合ソナーシステムや小型の水雷駆逐艦としいて長距離魚雷シクヴァルMk.2の装備を施して有効活用しようと努力している。なお、個艦防空能力に関してはグリシャ型のように大型でないこと拡張性がないと判断されたためか、対潜/水雷戦特化型のコルベットと化している。

  • グリシャ型コルベット
同型艦
52隻 アゴーニ カシチオール
グラニート ガゾオブラーズ・ノエ・チェーロ
モロシチィ ヴォーズドゥフ
トラヴァー エリミエーント
バザーリト ヴイサター
トヴォールドエ・チェーロ ディウーヌイ
ヴィルシィーナ プリローダ
スクローン グラーヴィー
パール ピソーク
ミ-ル イズヴィスニャーク
スカリーストゥイ・アブルイーフ スタリーンヌイ
ローシシツァ ファーキル
カトラヴィーナ リーサヴァイ・ポーリ
カニヨーン ピリシェーイク
マルスコーイ・プリリーフ シムリャゼムリャ
ポーチヴァ エリクトローン
ポーリ リエース
ピリヴァール ローシシャ
フショー ザミルザーニイ
パトーシヴァ ヴェシチェストヴォ
カオラヴィーナ ヴァダー
ピーク カコーサヴァヤ・ローシシャ
チャーシシャ グーシャ
ヴィチェールニヤ・ルゥナー ザハディアーシシイ・ソーンツァ
ズロースチ シャーロスチ
ムラーチノスチ ローシ
性能諸元(グリシャ-Ⅵ型)
基準排水量 1,500t
全長 78.6m
全幅 14.7m
最大速度 38.0kt
武装 AK-176 76mm単装速射砲 1基
Kh-35 ウラン4連装対艦ミサイル発射機 2基
3K95キンジャール 8連装短SAM垂直発射機 2基16セル
9K38イグラ8連装短SAM発射機 1基
コールチク 30mm複合CIWS 1基
RBU-6000 12連装対潜ロケット発射機 1基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
12.7mm機関銃 2挺

西側諸国の強大な洋上航空戦力に対処するために小型艦にも強力な個艦防空能力を持たせた艦艇を、ソ連海軍の隆盛を極めるきっかけを作った名元帥ゴルシコフ提督が命令し開発されたのが本級である。
基準排水量1,500tの艦艇に38kt以上出すためにディーゼルエンジン2基とガスタービンエンジン1基によるCODAG機関を搭載している。小型対潜艦初の水上レーダーを搭載し、とりあえずは個艦防空ができる代物となっている。対潜火力はRBU-6000のほかにMGK-335MS可変深度ソナーを搭載しており、対潜番長ことアドミラル・ゴルシコフ級並みの捕捉率でバンバンと対潜ミサイルや魚雷を撃ち込んでいき、正確無比な誘導で敵潜水艦を死に誘う。近代化された際に盟友エルジアからもたらされた最新鋭のテクノロジーを中核に導入されており、レーダーやソナーなどのセンサー類は、高度にシステム化されている。個艦防空能力を大幅に向上させ、ミサイル搭載数が少ない点を除けば限定的ながらも非常に高度な防空能力を有する艦艇として生まれ変わっている。

  • ステレグシュチィ型コルベット
同型艦
72隻 ステグレシチイ トゥルソリーヴォスチ
バルタヴニャー タブロター
アーウラ ジズニェラードスチ
モルチェリーヴォスチ スニスハジーチェリノスチ
ウプリャームストヴォ ナトゥーラ
スクロームノスチ コヴァールノスチ
ブラゴロードノスチ リーチナシチ
ヴィソコミューリエ ジャードノスチ
チェースノスチ リェヴォェーズノスチ
チスタター パコールノスチ
チェースノスチ ニェチェルピェリーヴォスチ
スミエールイ ム-ドラスチ
ウーム シィーラ
クリェープコスチ ズナーニイ
ゲーニー ニェウダーチャ
スタラーイエ リェンチャーイ
スパソーブノスチ トゥピッツァ
フセマグーシェストヴォ ニェパカリェーピモスチ
チュダック ニェヴィンノスチ
ビェズラスートストヴォ ニェージノスチ
フラーブロスチ ジェストーコスチ
ナシーリエ ズロー
チオープルイ スラートキィ
ビェザバースノスチ ハラショー
シチーリヌイ アブイーチブイ
スヴィエートルイ チューストヴィンヌイ
クラシーヴイ モードヌイ
スパコーィヌイ チジョールイ
グループイ ウユートヌイ
ブリェスチャーシチィ ウームヌイ
トゥヴョールドィ ディエーイチリヌイ
リョーフキィ ヴェリコリェーピエ
プリリエースヌイ ミールィ
スィムパチーチヌイ ソヴェルシェンストヴォ
アパースノスチ グリャーズヌイ
ヴィリカドゥーシヌイ ストランノスチ
性能諸元
基準排水量 2,240t
全長 110.5m
全幅 13.7m
最大速度 35.0kt
武装 A-190 100mm単装速射砲 1基
Kh-35 ウラン4連装長距離対艦ミサイル 2基
クラブ汎用VLS発射機 1基8セル
3K96 リドゥート8連装SAM垂直発射機 2基16セル
9K38イグラ8連装短SAM発射機 1基
AK-630M 30mmCIWS 2基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
GSh-6-30 30mm機関銃 2挺
搭載機 Ka-27M 1機

本級はステルス艦として設計された主力コルベットで、フリゲートに匹敵する船体と武装を持つことから重コルベットと評されることもある。
水線下形状は大幅に刷新されており、水中抵抗は従来船型の25パーセント減となった。また艦首にはブルワークが付されている。ステルス性への配慮も含めて、上部構造物には複合材が導入されており、主船体への新型鋼材の採用もあり、船殻重量の軽量化が達成された。上記の水中抵抗軽減もあって、より軽量小型で出力が低い主機関でも所要の速力を確保できたことから、従来の設計と比して、艦内スペースは相対的に余裕があるものとなっている。
マスト頂部のレドームには、SバンドとCバンドの複合型3次元レーダーである5P27M「フルケ2」が収容されている。その下方のマスト本体は、オーシア海軍の先進型閉囲マスト/センサーと同様、特定周波数の電波だけを透過させる構造になっており、内部には対水上捜索・SSM射撃指揮用のレーダーが収容されている。機種はモノメントまたは3Ts-25E「ガルプン-B」と見られている。なお「フルケ2」の両脇には、目標捕捉用のMTK-201M電子光学センサーが配置されている。
ソナーとしては、中周波数のザーリャ2をバウ・ドームに収容するほか、艦尾からはミノタウル可変深度曳航アレイ(VDS-TASS)を展開できる
VLSはリドゥートを使用し、艦隊防空のフォールト、中距離のキンジャール、近距離のウラガーンと単一のシステムで広範囲をカバーできるようになっている。

  • ブヤン型コルベット
同型艦
19隻 カスピースク マハチカラ
グリエフ アクタウ
クラスノボツク チュメニ
カシャガン テンギス
デルベント タタールスタン
コマロフカ ゾロトイ・ザトン
トルドフロント ニコロ・コマロフカ
アゼルバイジャン トルクメニスタン
カザフスタン
性能諸元
基準排水量 949t
全長 74.1m
全幅 11.0m
最大速度 25.0kt
武装 A-190M 100mm単装速射砲 1基
7.62mm機関銃 3挺
14.5mm機関銃 2挺
クラブM汎用VLS発射機 2基16セル
3M47 グブカ複合短SAM発射機 2基
AK-630M2 2連装CIWS 1基

カスピ小艦隊に配備されている小型の砲艦。カスピ海を制する艦として、名前は全てカスピ海周辺の地理から取られている。ゼルノドルスク造船所で造船され、すべてがカスピ小艦隊の主力艦として配備された。アゼルバイジャン、トルクメニスタン、カザフスタンは独立して独立支援共同体に所属しているが半ばユークの構成国となっていることから石油利権の争いはないが、シリアとの石油開発をめぐっての領有権争いの際の砲艦外交を担うことから、河川型砲艦と呼ばれることもある。
小型な船型に不似合いなほど大型な100mm単装速射砲は対艦攻撃のほかにも対地支援攻撃にも活用できる。また、28連装ロケット砲も短対空ミサイルを搭載できるほかに無誘導ミサイルを陸地に対して雨霰のごとく投下することが可能となっている。また、近接防御火器として新型のAK-63M2 2連装CIWSを1基装備している。このCIWSのおかげで従来の近接防御火器よりも2倍の持続戦能力を有することができるようになり、対空火器の少ない本級の重要な武装となっている。大型艦を配備しにくいカスピ海でこれほど集中して火力投下できる艦は本艦しかいないであろう。

  • ブヤン-M型コルベット
同型艦
10隻 ヴォルゴドンスク ペトロフスク
グラード・スヴィヤシュスク ウグリチ
ヴェリキイ・ウスチュグ ゼルニー・ ドリ
セルプホフ ヴイシニイ・ヴォロチェク
オレホヴォ・ズィエヴォ イングーシェーチア


原子力潜水艦


  • ヴィクター型原子力攻撃潜水艦

  • アルファ型原子力攻撃潜水艦

  • シエラ型原子力攻撃潜水艦

  • アクラ型原子力攻撃潜水艦

  • オスカー型原子力攻撃潜水艦

  • ヤーセン型原子力攻撃潜水艦

  • タイフーン型弾道ミサイル原子力潜水艦

  • デルタ型弾道ミサイル原子力潜水艦

  • ボレイ型弾道ミサイル原子力潜水艦

通常潜水艦

  • キロ型通常潜水艦

  • ラーダ型通常潜水艦

  • ベルクト型通常潜水艦

  • オリョール型通常潜水艦

揚陸艦

  • イワン・ロゴフ級強襲揚陸艦
同型艦
3隻 イワン・ロゴフ アレクサンドル・ニコラーエフ
ミトロファン・モスカレンコ
性能諸元
満載排水量 38,000t
全長 245.0m
全幅 41.6m
最大速度 24.0kt
武装 AK-726 76.2mm単装速射砲 4基
3M47 グブカ 6連装短SAM発射機 1基
9K33 オサーM 20連装短SAM発射機 2基
RBU-12000 10連装対潜ロケット発射機 4基
AK-630M1 30mmCIWS 4基
12.7mm単装機関銃 5基
搭載機(両用戦時) Yak-141 6機
Ka-62K 大型輸送ヘリ 12機
Ka-29TB/Ka-29RLD 輸送ヘリ 12機
Ka-50Sh/Mi-28N 攻撃ヘリ 8機
搭載機(艦隊戦時) Yak-141 12機
Ka-62K 大型輸送ヘリ 6機
Ka-27M 対潜哨戒ヘリ 10機
Ka-31 早期警戒ヘリ 6機
搭載艇 エアクッション揚陸艇 1隻((あるいは汎用揚陸艇2隻))
積載能力 海軍歩兵 2.500人
BTR-90 装甲兵員輸送車 38両
支援車両 135両
18門

ユークトバニア初期の強襲揚陸艦で、ヘリコプターを中心とした兵員輸送を目的として建造された。他国で言う軽空母並みの艦載機搭載能力と揚陸艦としての兵員輸送能力を併せ持ち、揚陸任務以外にも艦隊戦で機動部隊に随伴して航空攻撃を行うことも出来る。
島嶼地帯への部隊の展開、国連決議による治安維持部隊・人道支援部隊の輸送に際して海軍歩兵遠征部隊の迅速な収容と展開を任務とする強襲揚陸艦で、海軍歩兵2個大隊と支援部隊が収容可能となっている。艦載機によって艦隊防空、対潜艦としての任務にも対応できる。車両甲板と航空機格納庫の間にエレベーターが設けられており、航空機あるいは車両のみを満載する等極端な任務にも対応できる。

  • モロトフスク級強襲揚陸艦
同型艦
6隻 モロトフスク タリン
アゾフ タシュケント
タタールスタン ダゲスタン
性能諸元
満載排水量 40,320t
全長 253.5m
全幅 42.3m
最大速度 24.0kt
武装 AK-726 76.2mm単装速射砲 4基
3M47 グブカ 6連装短SAM発射機 2基
9K33 オサーM 20連装短SAM発射機 2基
RBU-12000 10連装対潜ロケット発射機 4基
AK-630M1 30mmCIWS 6基
12.7mm単装機関銃 8基
搭載機(両用戦時) Yak-141 6機
Ka-62K 大型輸送ヘリ 6機
Ka-29TB/Ka-29RLD 輸送ヘリ 8機
Ka-50Sh/Mi-28N 攻撃ヘリ 8機
搭載機(艦隊戦時) Yak-141 18機
Ka-62K 大型輸送ヘリ 4機
Ka-27M 対潜哨戒ヘリ 6機
Ka-31 早期警戒ヘリ 4機
搭載艇 エアクッション揚陸艇 2隻((あるいは汎用揚陸艇4隻))
積載能力 海軍歩兵 2.200人
T-90AM/SM 主力戦車 4両
BTR-90 装甲兵員輸送車 30両
支援車両 110両
12門

ユークトバニア海軍の標準的な強襲揚陸艦。ヘリコプターによる人員の輸送・揚陸を重視していたが、ヘリコプターでは重量物の輸送ができず、他の艦を用いる必要があった。モロトフスク級は汎用性に優れ人員、装備、各種車両、各種航空機の搭載運用を前提とした設計がなされ、ウェルドックを有し、重量物揚陸用の上陸用舟艇も搭載している。モロトフスク級の設計は後にオーシアで建造されるワスプ級にも参考されたといわれている。
兵員は海軍歩兵2個大隊と支援部隊の搭載を考慮し、1,900人が搭乗できる。また、艦尾にウェルドック用の大型ハッチがある。艦の建造がムレナ型エア・クッション揚陸艇の開発以前であったためにLCACへの対応に難がありLCUなどの汎用上陸用舟艇は2隻以上搭載できるが、LCACは1隻しか搭載できない。
甲板は全通甲板となっており、ヘリコプターおよびV/STOL機の運用が行える。Yak-141の運用が可能で、上陸部隊に対し航空支援が実施できる。カタパルトは装備していない。左舷後部に舷側エレベーターのほか、艦尾中央にもエレベーターを持つ。
艦橋は中央右舷よりにあり、煙突と一体化している。艦上構造物内には艦橋を始め、戦闘指揮所や水陸両用作戦の指揮所を設けている。艦の後部は航空機格納庫とウェルドックが配置されており、艦の前部が車両甲板や兵員居住区となっている。

  • アドミラル級強襲揚陸艦
同型艦
6隻 アドミラル・コルニーロフ アドミラル・ズダーノフ
アドミラル・ウシャコフ アドミラル・ナヒーモフ
アドミラル・クトゥーゾフ アドミラル・ティモシェンコ
性能諸元
満載排水量 42,430t
全長 273.5m
全幅 42.8m
最大速度 24.0kt
武装 3M47 グブカ 6連装短SAM発射機 2基
9K33 オサーM 20連装短SAM発射機 2基
メドヴェドカSUM 4連装発射機 2基
RBU-12000 10連装対潜ロケット発射機 4基
AK-630M1 30mmCIWS 8基
12.7mm単装機関銃 12基
搭載機(両用戦時) Yak-201 10機
Ka-62K 大型輸送ヘリ 12機
Ka-29TB/Ka-29RLD 輸送ヘリ 10機
Ka-50Sh/Mi-28N 攻撃ヘリ 10機
搭載機(艦隊戦時) Yak-201 24機
Ka-27M 対潜哨戒ヘリ 10機
Ka-31 早期警戒ヘリ 8機
搭載艇 エアクッション揚陸艇 4隻((あるいは汎用揚陸艇16隻))
積載能力 海軍歩兵 2,200人
T-90AM/SM 主力戦車 6両
BTR-90 装甲兵員輸送車 36両
支援車両 120両
12門

モロトフスク級の拡大強化型として建造され、モロトフスク級と同じくそれまでの貨物揚陸艦(LKA)、ドック型揚陸艦(LPD)、ヘリコプター揚陸艦(LPH)、揚陸指揮艦(LCC)の各艦の機能を併せ持つものとして設計されている。そのため、全通甲板を装備しているほか、艦の後部にはウェルドックがある。改良点として、V/STOL機の運用能力強化とLCACの搭載隻数増大が図られている。
甲板形状は長方形でアングルド・デッキではない。モロトフスク級では装備されていたAK-726 単装速射砲が削減されたことによって飛行甲板が拡大し、艦尾にあったエレベーターは右舷に移され、航空機運用がより容易になっている。エレベータは右舷後部のほか、左舷中央部に一基ずつ、いずれもデッキサイド式に取り付けられている。
上部構造物はアイランド方式とされ、艦の右舷中央部にある。モロトフスク級では司令部区画が艦上構造物内にあったが、本級では艦体内に移されたことにより、艦上構造物は小型化され防御力向上も図られている。
航空機もKa-50/Mi-28攻撃ヘリ、Ka-29汎用ヘリ、Ka-62大型輸送ヘリを最大42機か、ヘリ最大32機及びYak-201 V/STOL攻撃機8~10機を搭載。なお、制海艦任務にあたる場合は、Yak-201を最大20機とKa-31早期警戒ヘリ10、Ka-27対潜哨戒ヘリ8機を組み合わせて搭載することができる

  • ムレナ型エア・クッション揚陸艇
同型艦
同型艦多数
性能諸元
満載排水量 149t
全長 31.6m
全幅 14.8m
最大速度 55.0kt
武装 30mm連装機関砲 2基
9K32または9K34対空ミサイル用MANPAD 1基
12.7mm機銃 2挺
BP-30 30mmグレネードランチャー 2基
乗員 14名((士官4名))
積載搭載量 75t((戦車1両と80人または物資45tと180人))

ムレナ型は通常の揚陸艇であればLCMと同等の規模を持つ中型の揚陸艇であり、西側の同種の艦艇と比べて武装の充実した構成となっている。このため、揚陸艇としての運用の他、高速哨戒艇としての運用も考慮されている。揚陸師団の強襲揚陸艦に配備されているほか、単体で運用されていることもある。
艇の中央部は全通式の車両甲板となっており、艇の前後に傾斜路がある。機関は艇の左右に分けて搭載されており、右側前部に操縦席、左側前部には見張所がある。見張所の下層には人員を収容できる船室があり、高速走行による合成風とガスタービンエンジンの排気と騒音、それに、高速走行中に艇が巻き上げる激しい波飛沫を避けるため、後述の人員輸送用モジュール(PTM)を搭載しない場合には、人員はこの船室内にのみ収容して輸送する。艇の後部には4翅の推進用シュラウド付大型プロペラが装備されている。
約70tの積載能力があり、T-90やT-80、T-84/85といった主力戦車を1両輸送できる。人員輸送用モジュールを搭載した場合には180名 *10 を輸送可能である。

  • ポモルニク型大型エアクッション揚陸艦
同型艦
10隻
性能諸元
満載排水量 550t
全長 57.3m
全幅 25.6m
最大速度 55.0kt
武装 AK-630 30mmCIWS 2基
140mm 22連装ロケット弾発射機 2基
9K310または9K34対空ミサイル用MANPAD 4基
乗員 31名((士官4名))
積載搭載量 歩兵360人、または主力戦車3両あるいは歩兵戦闘車8両とその搭乗員80人

ポモルニク型はエアクッション揚陸艦艇としては世界最大で、150tのペイロードを持ち、400平方メートルの広さの車両甲板を有する。車両搭載用のランプは艦首にあり、1隻に戦車なら3両、歩兵戦闘車なら8両を搭載することができる。LCACのように母船である揚陸艦から海浜に車両等を運搬する装備である「揚陸艇」ではなく、洋上を高速自力航行して戦車揚陸艦のようにビーチングして揚陸を行う、単艦運用される大型の揚陸艇である。
ただし、本型はオーシア海軍の大型揚陸艦のように長距離渡洋侵攻を目指したものではなく、オーシア・ユークトバニア間の地理条件の相違により、本型の運用が想定されているのは内海や近距離での作戦である。その進出能力は300海里程度であり、LCAC同様、海況にも制約を受ける。ただし、速度は圧倒的に速く、ドック型揚陸艦の最高速度は20kt台であるが、ポモルニク型は60kt超であり、ドック型揚陸艦の3倍も速い。
本型の特徴はその作戦速度と重武装にある。本型の最高速度は63ktに達し、直接ビーチングして一挙に揚陸できる。出港から揚陸・展開までが通常の海輸の倍以上の速度で行なわれるため、その速度を生かした迅速な侵攻が可能である。単に迅速な奇襲性のみを追求するのであれば空挺降下・空中機動にまさるものはない。しかし、第二次世界大戦のいくつかの作戦で教訓が得られている通り、空挺部隊は一般に軽装備に留まらざるを得ず、戦闘能力とりわけ火力と装甲防御を欠くために、重装備を備えた敵防御部隊に対しては脆弱になる。
それに対して本型は、空挺よりはやや遅いものの、重いが強力な第三世代主力戦車が運べるのである。本型10隻で主力戦車30両の戦車大隊ないし、MBT20両、歩兵戦闘車28両からなる機甲中隊を空挺降下にわずかに遅れて投入可能である。そのため、味方主力部隊が揚陸・合流するまで、空挺部隊より遥かに強力な重装備によって、敵の猛反撃に耐えて要衝を占拠維持することを期待されるのである。また、空挺と組み合わせて、揚陸艦隊本隊に先立つ先遣部隊として味方空挺部隊降下の1-2時間後に救援合流する事もできるし、敵の背後に機甲中隊を揚陸する事も可能である。
また、予想される対艦ミサイル等の攻撃に対しては自衛用のAK-630 30mmCIWS 2基、イグラ-M地対空ミサイル 4連装発射機 4基があり、敵残存火点からの砲撃に対しては、多連装ロケット発射装置による概略位置への面制圧で、着上陸部隊に火力支援を与えることもできる。こうした特性をポモルニク型に与えた東側の運用構想は、西側には類例の無いものである。
本型はホバークラフトと空挺の複合による電撃的な着上陸という東側独自の揚陸ドクトリンを反映した装備であると言えよう。


補給艦

  • ボルシチ級多目的補給艦
同型艦
69隻
性能諸元
満載排水量 54,000t
全長 244.0m
全幅 34.45m
最大速度 29.8kt
武装 AK-630M 30mmCIWS 5基
9K38イグラ21連装短SAM発射機 3基
40mm連装機銃 2基
13mm単装機銃 4基
搭載機 Ka-27M対潜ヘリ 6機

艦隊に随伴できることを目的に建造された大型の多目的補給艦で、ユークトバニアの補給線を支える陰の功労者である。燃料、生活物資及び武器弾薬諸々を補給する任務を担う。巡航速度18kt越えするという、きわめて変態的な機動力を有し、前述したとおり艦隊に随伴できる速力と航海距離を持つ。しかし装甲はいたって普通の補給艦なので、戦闘海域にまで随伴するということは早々ない。もともとは高速タンカー船や高速客船、高速貨物船などの民間用の大型船を軍用に改造したもので、商船規格で建造されているのが特徴。外見は統一されているが、船体の構造は個々によって少々ばらつきがある。
艦隊に随伴する以上足手まといにならないように必要最低限の自衛武装が取り付けられており、対潜哨戒ヘリも4機と通常の駆逐艦より多く搭載していることから、対潜ヘリの母艦としての機能を持つ。
液体補給から固形補給まで出来る。そして、航空補給能力も有している。また、自衛艦で最も高度な医療能力も有している。

  • ピロシキ級多目的輸送艦
同型艦
35隻
性能諸元
満載排水量 43,000t
全長 220.0m
全幅 34.45m
最大速度 29.8kt
武装 AK-630M 30mmCIWS 5基
9K38イグラ21連装短SAM発射機 4基
40mm連装機銃 2基
13mm単装機銃 4基
搭載機 Ka-27M対潜ヘリ 6機

前級のいずもよりコンパクトだが最大積載機数は同じ6機。そして、LCACが2隻搭載されている。また、単艦での戦闘能力はムーハ型から引き継げられた。特徴的なのはステルス性に考慮された複合マストである。

  • ブラジェンヌイ級多目的輸送艦
同型艦
12隻 ブラジェンヌイ ユロージヴイ
ボリス グレープ
ヨハン・クロンシュタッキー クニヤ・ペテルブルクスカヤ
キリル・ベロジョールスキー セルゲイ・ラドネシスキー
ニコラ・スヴァトーシャ ピョートル・ムロムスキー
フェヴロニヤ・ムロムスカヤ ゲオルギー・ポペドノーセツ
性能諸元
満載排水量 48,500t
全長 257.0m
全幅 42.5m
最大速度 30.0kt
武装 A-176 76mm単装速射砲 3基
AK-630M 30mmCIWS 3基
9K38イグラ21連装短SAM発射機 4基
40mm連装機銃 2基
13mm単装機銃 4基
搭載機 Yak-201 10機
Ka-27M対潜ヘリ 4機
Ka-62K 大型輸送ヘリ 12機
Ka-29TB/Ka-29RLD 輸送ヘリ 12機
Ka-27PS遭難救助ヘリ 2機
Ka-29RLD空挺ヘリ 8機
Ka-50Sh/Mi-28N 攻撃ヘリ 4機

名目上はユークトバニアの標準的な輸送艦ということになっているが、実際は強襲揚陸艦並みの能力を有する多目的輸送艦。近隣諸国の情勢悪化を背景に太平洋艦隊では島嶼侵攻の見直しが行われた結果、現用戦力での侵攻・防衛は厳しいという事実が浮き彫りとなった。そこで国防省はかねてから建造予定だった2万t級中型補給艦の計画を白紙撤回し、海外派遣など特別編成部隊の主力艦としての能力、有事の際の大規模部隊展開能力、災害派遣などに対応可能な能力という3つの概念を取り入れた輸送艦の建造を決定した。
本級は、マルチハザード化およびグローバル化に伴う任務の多様化を背景に、水陸両用作戦以外にも戦争以外の軍事作戦を考慮しており、特に災害対策同盟であるシーニグラード条約機構の盟主であるユークにおいては、災害派遣における人道支援任務への応用が期待されている。そのため本艦は、充実した医療機能を備えており、病床60床(うち集中治療室14床)、手術室4室を確保しているほか、隣接した海軍歩兵居住区を一般病床として転用した場合、さらに200床を確保することができる。加えて海軍歩兵部隊の野外手術システムなどを展開することも可能である。
特徴として全通甲板を装備しており航空機運用がより容易になっている。また、エレベーターが右舷後部と左舷中央部に1基ずつデッキサイド式に取り付けられているほか、多目的エレベーターも前後に2基装備する。艦両舷に車両用ランプがありRO-RO機能を備え、そこから車両の乗り入れが可能となる。艦内には車両甲板と貨物収容スペースが確保されているほか、海軍歩兵用の居住区が設けられ1個旅団を丸ごと収容することができる。一方で被災者など民間人を輸送する際には、車両甲板などのその他スペースも活用して最大で4,500名を収容できる。
艦体内後部にはウェルドックを備え上陸用舟艇として、ムレナ型エアクッション艇3隻を収容・運用できるが、常時は2隻のみ配備している。また、陸軍/海軍歩兵のPT-5水陸両用車を運用することもできる。また、白紙撤回した中型補給艦の能力も併せ持つよう補給艦としての活用も可能であり、ボルシチ級と同じく艦隊随伴が可能な高速輸送艦としての機能も持つ。
強襲揚陸艦となんら変わらない機能を持つ本級で、オーシアを初めとする各国からは「人命救助の名目を盾に使った卑怯な侵略兵器」といわれているが様々な人命を救ったことも事実で、国連常任理事国の一国としてマレーシアや中国など様々な災害支援活動にも従事し、仮想敵国でありながらも震災が多い扶桑皇国への人命救助活動も多く行っている。

  • グラート級ドック型輸送揚陸艦
同型艦
12隻 グラート ドーシュチ
メテオール ラードゥガ
ストレラー オープィト
キンジャール プルガー
ズメヤー タラーントゥル
ニコライ コンスタンチン
性能諸元
満載排水量 27,840t
全長 219.5m
全幅 33.0m
最大速度 24.0kt
武装 A-190 100mm単装速射砲 2基
3M47 グブカ 6連装短SAM発射機 2基
AK-630M1 30mmCIWS 2基
カリブルM 8連装汎用VLS 4基32セル
3K96リドゥートM 8連装短SAM VLS 4基32セル
12.7mm単装機関銃 8基
搭載機 Ka-62 4機
ムレナ型LCAC 2隻
積載能力 海軍歩兵 1,120人

ユーク海軍が揚陸を円滑に行うために海軍歩兵揚陸師団の編成を改変し、強襲揚陸艦とドック型輸送揚陸艦、ドック型揚陸艦をそれぞれ2隻の編成で組み合わせた構成が計画され、従来の戦車揚陸艦を廃艦とし新たに重武装の12隻のドック型輸送揚陸艦とドック型揚陸艦を建造した。本級はその過程で建造されたドック型輸送揚陸艦である。
設計にあたっては、ユーク海軍の揚陸艦として初めてステルス性への配慮が導入された。特にマストについては周囲が八角柱に近い構造のパネルにより覆われた先進型閉囲マスト/センサーとなっており、外部からのレーダー波を反射し、自艦の電波は透過するようになっている。
貨物揚陸艦のようなクレーンによる重量物の舷側揚陸能力、戦車揚陸艦のような擱座着岸能力、従来の揚陸艦のような揚陸指揮艦能力には欠けているが、これら3艦種とLSDを合わせたほどの輸送揚陸能力を備えている。
また、個艦防衛用にグブカ短SAM発射機やリドゥート短SAM発射機を計6基備えているほか、巡航ミサイルを発射できるカリブルVLSが32セル設置されてあり、これは対艦戦闘以外にも揚陸部隊の支援攻撃にも使用できるため、揚陸艦でありながら単独でもかなりの火力を持つ。このあたりはユークの火力偏重主義が垣間見れるといったところであろう。
病院船機能として、手術室2室と病床24床が設けられており、また必要であれば更に病床を100床に拡張することができる。
LPDはもともと強襲揚陸艦に近い性格を備えていたことから、本級も優れた航空運用能力を備えている。上部構造物の後端はハンガーとされており、Ka-60を4機を収容できるほか、Yak-38Mの支援も可能である。また艦尾甲板はヘリ甲板となっており、発着スポット2個が設定されている。またヘリ甲板直下のウェルドックはムーハ級と同程度の面積であり、LCACであれば2隻、LCUであれば1隻、BTR-80であれば14両を収容できる。

  • ムーハ級ドック型揚陸艦
同型艦
12隻 ムーハ コマール
アナパ ヴィーフリ
ボンボリ オープィト
レデューカレ エルブルス
ザドルナヤ アウダクン
ヴェクハ バケン
性能諸元
満載排水量 23,050t
全長 238.5m
全幅 30.0m
最大速度 24.0kt
武装 AK-100 100mm単装速射砲 2基
3M47 グブカ 6連装短SAM発射機 2基
AK-630M1 30mmCIWS 1基
P-800 オーニクス4連装長距離対艦ミサイル発射機 4基
12.7mm単装機関銃 6基
搭載艇 エアクッション揚陸艇 4隻((あるいは汎用揚陸艇6隻))
積載能力 海軍歩兵 650人

主力艦隊に於ける兵站を担当する艦隊補給艦。ボルシチ級に比べると若干サイズが小さいが、本級もユーク海軍が長駆任務に際して本格的に建造した艦隊随伴用補給艦である。こちらの任務は艦隊・根拠地を往還する補給輸送である。またボルシチ級の違いは人員輸送能力を付加している点で、揚陸艦隊と連携して大規模な攻勢にも使用できるようになっている。ボルシチ級とピロシキ級、ムーハ級両艦共に縁の下の力持ちとして前線を支えている。
近代的なドック型揚陸艦であり、大型戦車を搭載できる、こちらも新開発のエアクッション艇を最大4隻、兵員は最大800名を運ぶことが可能。船の規模が意外に小さい割りに多くの人員・機材を運べるが、その秘密は船体が商船構造をとっているためスペース効率がいいからといわれている。船体はステルスを考慮した傾斜した外形を持ち外見は軍艦ぽい。砲塔もあるし。
武装は100mm砲と対空ミサイル6連装発射機、CIWSを1基と意外に重武装。ヘリは常用2機、最大5機運用可能。

  • クリル級沿岸警備艦
同型艦
32隻
性能諸元
基準排水量 2,200t
全長 93.5m
全幅 12.8m
最大速度 27.0kt
武装 A-100 100mm単装速射砲 1基
Kh-35 ウラン4連装対艦ミサイル発射機 2基
3K96 リドゥート対空ミサイルVLS発射機 16セル
クラブ多目的VLS発射機 16セル
メドヴェドカSUM 4連装発射機 2基
RBU-12000 10連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
13mm単装機銃 2基

いわゆる海防艦。クリル諸島警備隊周辺を警備している国境警備隊極東警備艦隊の主力艦で、なぜか必要以上に配備されている。名前で煽っていくスタイルをとっており、艦名は全てクリル諸島の島々からつけられている。どこぞの国とやっていることが同レベル・・・。2000年代に入りそれまでの駆潜艇や哨戒艇などを代替するために建造された。警備艦と称しておきながら、その性能は外洋能力がないステグレシュチイ級コルベットのような設計となっている。小型ながらも一隻で旧型のフリゲートやコルベットに匹敵する戦闘能力を持ているほか、電子機器が旧型艦と比べて高いため、新規で採用された本艦は非常に重用される。クリル諸島以外にも極東方面に数個警備隊に配備されている。1個警備隊で1個駆逐隊や1個潜水隊規模の敵に対抗できる程度の武装を備える。

  • 032型ミサイル艇
同型艦
同型艦多数
性能諸元
満載排水量 880t
全長 65.5m
全幅 8.8m
最大速度 45.0kt
武装 A-190 100mm単装速射砲 1基
クラブ多目的VLS 4基16セル
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 2基
25mm重機関砲 2基

ミサイル艦隊を構成する沿岸警備戦力の要。
機動力に優れ、迅速に行動することが可能となっている。ステルス性を意識した設計となっており、、船体の各部にはレーダー波を直接反射しないようにするため傾斜がつけられている。マストも三脚構造のステルス性が重視された形状になっており、前甲板のA-190の砲塔がステルス化されているほか、VLSなどを採用しなるべく突起物を無くすような工夫が見られている。
外洋遠征能力はそれほど無いものの、クラブ多目的ミサイルにKh-35対艦ミサイルを8発発射でき、並みのフリゲートに匹敵する対艦火力を誇る。


  • ストーロジ級曳航警備艦
同型艦
146隻
性能諸元
満載排水量 2,800t
全長 120.7m
全幅 16.0m
最大速度 25.0kt
武装 AL-725 57mm単装速射砲 1基
RBU-6000 12連装対潜ロケット発射機 1基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
13mm単装機銃 2基

ユークトバニアの艦隊型外洋警備艦。本来港湾施設で運用する艦種であるが、損傷艦を曳航するため船体の大型化を図る。これは作戦地域が格段に広まったための処置である。
外洋で大型艦が重大な損傷を被ったときに真価を発揮する。もちろん港湾用とは違い、凌波性には十分な配慮がなされている。また、救難艦任務も兼ねており館内には医療設備や短時間で居住区に改装のできる倉庫などが設けられている。艦隊旅に配備されており、随時任務を遂行する。

  • 0079型航洋曳船
同型艦
46隻
性能諸元
満載排水量 2,500t
全長 80.2m
全幅 12.6m
最大速度 27.0kt
武装 20mm単装機銃 2基
12.7mm機銃 2挺

ユークトバニアが主にオホーツク海方面で運用する航洋タグボート。こちらも必要以上の数が配備されている。設計面では、民間のプラットフォーム補給船に準拠しており、商船規格で建造されている。艦尾甲板は広大な作業甲板で、曳航やサルベージ、潜水作業支援、水難救助、消防など多目的に用いられる。
作業甲板直前の船楼後端部右舷には力量10トンの電気油圧式クレーンを備えており、物資・装備の揚降や移動に用いられる。なお、平時は非武装だが、必要に応じて20mm単装機銃2基と12.7mm機銃2挺を搭載することができ、また海賊対策に海軍歩兵や国境警備隊員を収容するスペースが設けられている。しかし実際に臨検に使われることは無く、実態は揚陸艦の数を揃えたいというユーク海軍の思惑によって造られた様な船である。

  • ツァーリ級原子力砲艦
同型艦
2隻 ツァーリ インペラートル
性能諸元
満載排水量 56,580t
全長 250.2m
全幅 48.6m
最大速度 30.0kt
武装 63.5cm 3連装AGS砲 1基
AK-203 203mm連装AGS砲 2基
AKー130 130mm連装速射砲 10基
9K38 イグラ 8連装短SAM発射機 8基
AK-630M 30mmCIWS 12基
20mm単装機銃 2基
12.7mm機銃 2挺

いわゆるレンデル式砲艦。欠陥が発覚しトハチェフスキー級戦艦から降ろされて使い道の無くなった25インチ砲を、製造計画が中断されたが船体のみが完成していた重巡洋艦の船体を流用・改造している。25インチ砲を搭載している前部の全幅を大幅に拡大し、さらに使用する際には舷側に備えられた10つの浮きを降ろし、転覆しないようにしている。
トハチェフスキー級から切り離したためバーバヤガ・システムとのリンクが切断されおり、さらに25インチ砲を無理に搭載したことにより速力が極度に低下するなど様々な弊害が生じている。当然艦隊決戦向けとはお世辞にも言えず、海軍歩兵の上陸支援用の艦艇として急遽改造された。一応25インチ砲は旋回し仰角も取れるようになっているが、何しろ急造兵器なのでいろいろと不安が残る。防御は16インチ砲の直撃に耐えれるようにしているほか、単独でもある程度の個艦防空は行える。
これでは戦力にならないのでは?という上層部の不安を払拭させるため、大規模な改装が行われた。結果、セントエルモ級のような外見の戦艦となった。航続距離の確保のためにエンジンを原子力に換え、さらに速力と安定性を確保する為三胴船型と波浪貫通タンブルホーム船型を組み合わせた船型となっている。ミサイルの迎撃のために対空兵装を充実させたほかに、速射砲のミサイル撃墜率を高めるためにナジェージダB型FCSを搭載、これにより凄まじいまでの防空性能を発揮し、三胴船型の片舷に備えられた10門の速射砲と6基のCIWSにより、鉄壁と称されるほどの個艦防空能力を発揮できるようになった。
また、対艦装備として基となる巡洋艦に本来搭載されるはずであった20.3cm砲を両舷に1基ずつ搭載し、対艦戦闘もある程度こなせれるようになっている。

  • ウビーツァ級特殊コンテナ艦
同型艦
同型艦多数
性能諸元
満載排水量 秘匿
全長 秘匿
全幅 秘匿
最大速度 秘匿
武装 クラブKコンテナ偽装多目的VLS 多数
3K98イグラ短SAM発射機 多数
AK-630M2 2連装CIWS 多数

敵国に警戒されることなく重要区画に接近し、奇襲を行うというコンセプトのもとパガージ級と共に建造された偽装コンテナ船。コンテナに酷似したVLS「クラブK多目的ミサイル発射機」を大量に搭載し、相手に警戒されることなく重要区画に接近し大量のミサイルで機能不全にするという恐ろしい兵器。
本級の特殊すぎる存在と卑劣すぎる武装から海軍からはトップシークレット扱いで、詳しい情報が一切伝わってこないいわくつきの兵器。実際は中の人が諸設定を作るのが面倒くさかったというしょーもない理由であるが。

  • パガージ級仮装巡洋艦
同型艦
12隻
性能諸元
満載排水量 13,580t
全長 250.2m
全幅 22.0m
最大速度 30.0kt
武装 A-176 76mm単装速射砲 2基
AKー130 130mm連装速射砲 8基
9K38 イグラ 8連装短SAM発射機 2基
AK-630M 30mmCIWS 12基
クラブ多目的VLS発射機 32セル
20mm単装機銃 2基
12.7mm機銃 2挺

ピロシキ級の元となった標準型貨物船の一つ「パガージ」に武装を施したものである。冷戦時の第四次五カ年計画に基づくユーク海軍の拡張計画で設計、建造された中型貨物船であり、封鎖突破船として期待されている。武装を隠蔽するために小型の速射砲やCIWS、VLSを使用している。速射砲やCIWSは格納されており通常時は展開していないが、臨検や敵の輸送船団を補足すると武装を取り出して攻撃するようになっている。また、臨検の際に海上警察や憲兵隊を逆に制圧できるように海軍スペツナズが一個小隊配備されている。
各種物資の運搬や、兵站拠点の構築などの後方任務に使用され、中央部分に大型コンテナやタンク、各種船舶などを積載可能で、とにかくなんでも詰め込まれ酷使された。元々が商船ベースということもあり建造費用が安価なこともあり、大量に建造され運用されている。民間でも払い下げた中古艦が商船に逆戻り使用されているケースも多々ある。しかし武装自体は気休め程度でしかなく、正規の軍艦とやりあうだけの火力は持っていない。
しかし、その搭載力を生かしてヘリを満載した商船改造空母として使われたり、機雷を敷設する機雷施設艦として使われたり、大型ミサイル発射装置を踏査しミサイル艦と運用して中国海軍の駆逐艦や巡洋艦を撃沈したケースもある。なかには大口径砲を搭載し商船の皮を被った仮装巡洋艦として中立国の商船に偽装して無警戒の敵国の商船を襲撃し、正規の軍艦以上の戦価を上げたものもいた。本級の配備の知らせを聞いたある提督は「これではソマリアの海賊と同じだ」と嘆いたという逸話が残っている。

極東艦隊

旧ソ連の亡霊とも称される極東連邦管区が保持する海軍。通称近衛赤旗軍海軍。近衛赤旗軍は極東連邦管区ことキターイスク連邦管区が設立した私兵的な存在であるが、キターイスク連邦管区に駐留するユーク兵丸々を指す場合がある。かつて中国から半ばだまし討ちで獲得した山西~内モンゴル以北から黒竜江までの省を連邦管区として取り入れたている。それに反抗する現地パルチザンを年中掃討する軍務を行っていた彼らはいつしか「ソヴィエトの懐刀」として恐れられ、彼らの勇猛さはウクライナ連邦管区やアフガンスク連邦管区、タタールスク連邦管区の将兵にも劣らないとされていた。しかしソ連からユークトバニアへと政治体制が移行したあとでも共産主義的思想が強すぎた彼らには祖国の資本主義体制の移行なんぞ到底受け入れられないものであり、それゆえにほかの連邦管区との軋みが生じ、いつしか「ユーク一危険な軍」や「狂信者の集い場」、「ある意味テロリストよりも厄介な集団」などと不名誉なあだ名がつけられた。
オーシアとユークに復讐を誓う旧ベルカ連邦王国の残党「灰色の男達」がそんな彼らに付け入れたおかげで強力な活動資金を得ることが出来、本国の防空艦を上回るイージス艦やオーシア級強襲揚陸艦に匹敵する大型揚陸艦の保有など一国の海軍に勝るとも劣らない規模の軍事力を有することとなった。
PAK-FA亡命の際に緊急出動した扶桑皇国海軍の艦艇に突発的に攻撃したのも彼らであり、彼らの暴走を発端に扶桑皇国と戦争を交える。オーシア・ユークを戦争によって疲弊させたい灰色の男達の思い描いたシナリオ通りに進むことに開戦することになる。

保有艦艇一覧

  • ユークトバニア級原子力戦艦
同型艦
4隻 ユークトバニア オラーシャ
レーニン スターリン
性能諸元
満載排水量 221,540t
全長 330.4m
全幅 42.1m
最大速度 35.0kt
武装 55口径46.0cm 3連装AGS砲 4基
20.5cm 3連装試作レールガン 1基
AK-130 130mm両用速射砲 8基
P-750 グラニート 4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 10基40セル
S-300FM フォールトM 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 8基64セル
3K90 ウラガーン 8連装垂直中距離対空ミサイル発射機 10基80セル
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイル発射機 8基64セル
9K38イグラ21連装短SAM発射機 6基
AK-630M 20mmCIWS 13基
RBU12000 10連装対潜ロケット発射機 4基
RBU-1000 6連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 4基
搭載機 Ka-27M 4機

近衛赤旗軍が保有する超弩級戦艦。ユークトバニアの名を冠するだけあって、ユーク戦艦の集大成ともいえる設計となっている。核戦争に耐えうる戦艦という狂気的な運用コンセプトのもと建造された。トハチェフスキー級及びウポール級のデータを基にすた設計となっており、トハチェフスキー級やウポール級の設計を継いだ正当な後継艦である。
試験的にレールガンを搭載しており時間差を大きく縮めることに成功しており、当たれば絶大な破壊力を敵艦に与えることができる。欠点として砲身を冷やすための冷却時間に時間がかかるということであり、再装填までに10分かかり、実質一回の戦闘でしか使えないことである。戦術核を用いた砲撃も想定しており、火力はある意味既存戦艦のなかでダントツである。トハチェフスキー級の後継艦だけに装甲も分厚く、厚いところで700mmを超えるとされており数発のミサイル攻撃を耐える。ダメコン能力や防空火器もトハチェフスキー級を参考にしており、きわめて厚い防空弾幕も相俟ってミサイルを直撃させることすら困難。
原子力機関を搭載し、理論上は無限の航続距離を誇る。非常に大型な船体であるが、ステルス性を考慮した設計となっており、レーダーにはコルベットと同等の規模の艦艇として写るなど、船体の規模には見合わない優れた隠密性を誇る。

  • マルクス級原子力航空巡洋艦
同型艦
2隻 マルクス エンゲルス
性能諸元
満載排水量 143,640t
全長 405.0m
船体幅 52.1m
発着甲板幅 82.4m
最大速度 35.0kt
武装 9K38イグラ21連装短SAM発射機 6基
3K95キンジャール8連装垂直短SAM発射機 8基64セル
AK-630M 20mmCIWS 6基
コピヨー光学式対空迎撃砲 6基
RBU-12000 12連装対潜ロケット発射機 4基
搭載機 PAK-FA K型艦載制空戦闘機 60機
Yak-200戦闘攻撃機 44機
MiG-27KMK<<9.59>>電子戦闘機 12機
Yak-44E早期警戒機 12機
Yak-44輸送機 4機
Ka-27PL対潜哨戒ヘリ 16機
合計 146機

ソ連時代にウリヤノフスク級空母の後継艦として建造される予定であったが、ソ連崩壊後に計画は頓挫し変わりに改良発展型のアドミラル・ツァネフ級原子力空母が就役することになった。本級は船体のみが完成していた1166.43型空母2隻をもとに当初の設計よりも拡大発展させたものである。
過激とも思われるほどの防空火器を搭載し、下手な駆逐艦よりも個艦防空能力が高いものとなっている。二個航空師団を搭載する能力を持ち、たった1隻で中小国の空軍を殲滅できるだけの運用能力を保有する。外見は船体の安定性と高速性を兼ね備え、そして甲板や艦載武器をより多く搭載するための面積を確保できるトリマラン船体を用いており、従来の空母とは一線を画す性能を持っている。伝統的な空母の外見と大きく異なるため、乗員からは「海獣」と呼ばれている。
原子炉の寿命は50年近くあり、退役するまで一度も炉心交換をする必要がなく、炉心交換作業の為に一々船体を解体せずにすむ。また、最初から1割ほどの艦内冗長性があり、装備追加時のコスト低減が期待できるといわれてる。本級は従来の空母に採用されてきた蒸気式カタパルトではなく電磁式カタパルトを用いており、機体の寿命延命に一役買っている。カタパルトを船体に2基、発着甲板に3基、さらに航空機運用エレベータを6基搭載しており、迅速に航空戦力を戦闘海域に投入することが出来る。

  • バルチースク級戦艦
同型艦
4隻 バルチースク ナヴァリン
イズミール キンブルン
性能諸元
満載排水量 68,540t
全長 263.0m
全幅 38.9m
最大速度 35.0kt
武装 45口径48.2cm 3連装AGS砲 3基
AK-130 130mm連装速射砲 4基
P-750 グラニート 4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 8基32セル
S-300FM フォールトM 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 8基64セル
3K90 ウラガーン 8連装垂直中距離対空ミサイル発射機 8基64セル
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイル発射機 8基64セル
AK-630M 20mmCIWS 4基
RBU12000 10連装対潜ロケット発射機 4基
RBU-1000 6連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 4基
搭載機 Ka-27PL 6機

ユークトバニア級の補佐戦力として建造された戦艦。建造コンセプトはウポール級のさらなるコスト削減であり、扶桑皇国艦隊や中国艦隊の主力戦艦に、本国の応援が辿り着くまで交戦できる必要最低限の戦力として配備が決まった。
満載排水量はソユーズ級とほぼ同等でやや心許ないが、ウポール級をコンパクトに設計しなおした艦艇で異常な装填速度におる圧倒的な砲弾投射能力で敵艦を圧倒できる能力は健在。さらにゾディアーク級にも搭載されている現在最新鋭のナジェージダC型FCSとプラウダ/2B 4CIを複合したベロボーグ複合型レーダーを搭載しており、戦艦でありながら数少ない防空戦力の一角を成し、旗艦的役割を果たしている。ベロボーグとは、スラヴ神話に登場するチェルノボグと対立する善神であり、従来の防空艦の目標命中率と同時捕捉能力を持ち、圧倒的な防空性能から「神の加護によって護られた戦艦」と呼ばれ、他艦を引き離す異次元的な防空能力は、防空特化型の扶桑皇国海軍の最新鋭艦に引けをとらない。
また、火力は本国の戦艦と比べて低いものの、オーシア海軍のタイコンデロガ級巡洋艦1隻とスプルーアンス級駆逐艦2隻に匹敵するミサイルを搭載する本級は十分脅威的といえるだろう。艦載機も対潜ヘリ一個部隊まるまる搭載し、極めて汎用性の高い艦艇となっている。装甲は従来の戦艦と比べて見劣りはするものの、武器の搭載位置に工夫が見られ、誘爆したときに爆発が逃れるよう装備のほとんどが最上甲板上に設置されている。VLSについても装甲甲板より上にあり、喫水下にVLSを埋め込む事も止めている。

  • ツェサーレヴィチ級巡洋戦艦
同型艦
2隻 ツァサーレヴィチ レトヴィザン
性能諸元
満載排水量 45,430t
全長 253.0m
全幅 36.5m
最大速度 35.0kt
武装 45口径41.3cm 3連装AGS砲 4基
AK-130 130mm連装速射砲 4基
9K38イグラ 8連装短SAM発射機 6基
P-750 グラニート 4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 8基32セル
S-300FM フォールトM 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 8基64セル
3K90 ウラガーン 8連装垂直中距離対空ミサイル発射機 8基64セル
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイル発射機 8基64セル
AK-630M 20mmCIWS 8基
コールチク複合CIWS 2基
RBU12000 10連装対潜ロケット発射機 2基
RBU-1000 6連装対潜ロケット発射機 2基
搭載機 Ka-27PL 4機

作戦海域での遊撃任務や強行偵察、敗走艦の追撃を目的に建造された巡洋戦艦。威力は低いが長射程の主砲を搭載し、遠距離での砲撃戦で射程圏外からじわじわと敵戦艦の装甲を削ることを得意とする。また、格下の艦艇相手にはこのロングレンジ射撃は脅威となるもので、防空ミサイルで撃ち落せない砲弾を次々に撃ちだしてくくる。敵艦に肉薄する際に来るであろう対艦ミサイルの対策も考慮されており、コールチク複合CIWSやAK-630M CIWS、イグラ短SAMを針鼠のように搭載しており、生半可な攻撃では容易く防がれてしまうだろう。例に漏れなく本級もベロボーグ複合レーダーを搭載しており、近距離の個艦防空以外にも艦隊防空の任務も行うことができる。というよりも近距離での防空能力はベロボーグ複合レーダーの恩恵によるものである。
敵艦のレーダーに捕捉されずに接近するためにステルス性を考慮された船体となっているほか、レーダーを遮断する能力を持つ煙幕を展開するスモークディスチャージャーやチャフ/フレア発射機など他艦よりも多く搭載しており、ECM発生装置も出力が高いものとなっている。

  • リバウ級航空輸送巡洋艦
同型艦
2隻 リバウ バイコヌール
性能諸元
満載排水量 80,320t
全長 310.0m
船体幅 52.1m
発着甲板幅 68.4m
最大速度 30.0kt
武装 9K38イグラ21連装短SAM発射機 6基
3K95キンジャール8連装垂直短SAM発射機 6基48セル
AK-630M 20mmCIWS 6基
コピヨー光学式対空迎撃砲 3基
RBU-12000 12連装対潜ロケット発射機 4基
搭載機 PAK-FA K型艦載制空戦闘機 32機
Yak-200/Su-34FN戦闘攻撃機 16機
MiG-27KMK<<9.59>>電子戦闘機 4機
Yak-44E早期警戒機 3機
Yak-44輸送機 2機
Ka-27PL対潜哨戒ヘリ 10機
合計 67機

コリア連邦管区の釜山海軍基地や百済海軍基地に配備された極東軍管区の主力航空母艦。配備先から想定されるように、扶桑皇国の中国・九州地方の進出や、中国の南進政策も視野に入れた艦艇で、二つの大国に睨みを利かせている。
300mを超える甲板を擁し艦隊防空、対潜水艦哨戒、艦隊指揮、揚陸作戦などの軍事作戦や戦争以外の軍事作戦や災害派遣などに使用される。正規空母並みの艦載機搭載能力を有していながらも離島での戦闘を考慮してか強襲揚陸艦的な要素も持ち合わせており、海軍歩兵1,000名とT-90主力戦車を10両、BTR歩兵戦闘車やPT水陸両用戦車などの車両を16両ほど運用できる能力を持つ。航空機、車両のみならず民間人の収容や物資の輸送にも使用可能とする。そして、ウェルドックにLCACなら最大3隻搭載できる。なお本級は、医療設備として病床80床 *11 、手術室5室を備えている。また医療区画に隣接した乗員居住区を一般病床として転用した場合、さらに200床を確保することができ、災害派遣等に利用が可能。

  • オスリャービャ級ミサイル重巡洋艦
同型艦
4隻 オスリャービャ ペレスヴェート
ポベーダ シソイ・ヴェリキー
性能諸元
満載排水量 35,400t
全長 251.0m
全幅 28.8m
最大速度 35.0kt
武装 50口径35.6cm 3連装AGS砲 2基
AK-130 130mm両用速射砲 4基
P-750 グラニート 4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 8基32セル
S-300FM フォールトM 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 6基48セル
3K90 ウラガーン 8連装垂直中距離対空ミサイル発射機 6基48セル
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイル発射機 6基48セル
9K38イグラ21連装短SAM発射機 2基
AK-630M 20mmCIWS 2基
RBU12000 10連装対潜ロケット発射機 4基
RBU-1000 6連装対潜ロケット発射機 4基
533mm 3連装魚雷発射管 4基
搭載機 Ka-27PL 4機

バルチースク級戦艦を補佐する目的で建造された重巡洋艦。バルチースク級を護衛することが主任務となるが、危険地帯の制海権維持任務やリバウ級などの空母の護衛、砲艦外交などにも多目的に使える。対抗馬となる伊吹級重巡洋艦と比較して主砲の門数が劣るが、それでもユーク海軍が保有する重巡洋艦の中では最大のものとなっている。
船体は同規模の大きさを持つクロンシュタット級のものを参考にしており、前部に配置されたVLSを主砲に置き換え、さらに後部のVLSもバルチースク級に倣い喫水に埋め込まないように装甲甲板上部に施されてある。機動性と防御力を確保するために、弾薬庫と称されるほど過剰に設置されたVLSを廃止し、きわめてバランスが整った艦艇となっている。本級もまたベロボーグ複合型レーダーを採用しており、強力なボロディノ級をさらに難攻不落なものとしている。後部飛行甲板は熱処理が施されており、Yak-38M程度の大きさの航空機ならKa-27と変わらない数を搭載できる。

  • パルラーダ級ミサイル装甲巡洋艦
同型艦
8隻 パルラーダ アヴローラ
ジアーナ ペルヴェネツ
ネトロン・メニア チェスマ
シノープ ノヴィーク
性能諸元
基準排水量 18,400t
全長 224.0m
全幅 27.5m
最大速度 35.0kt
武装 AK-155 155mm連装AGS砲 4基
A-76 76mm単装速射砲 6基
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 6基
P-750 グラニート 4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 4基16セル
S-300FM フォールトM 8連装垂直艦隊防空ミサイル発射機 4基32セル
3K90 ウラガーン 8連装垂直中距離対空ミサイル発射機 4基32セル
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイル発射機 6基48セル
9K38イグラ21連装短SAM発射機 2基
AK-630M 20mmCIWS 5基
RBU12000 10連装対潜ロケット発射機 4基
RBU-1000 6連装対潜ロケット発射機 4基
533mm 3連装魚雷発射管 4基
搭載機 Ka-27PL 2機


キターイスク連邦管区海軍が保有するミサイル軽巡洋艦。かつて存在していた艦種を復活させたのは、キターイスク連邦管区海軍の上層部が策定した高機動かつ高火力の艦隊を整える戦略に基づいた艦隊計画のためであり、本級はその計画の内に設計された一隻である。
火砲・各種ミサイルがバランス良くまとめれており、ユーク海軍が近年重視し始めてきた砲撃戦にも対応できるようになっている。用途は機動艦隊・潜水艦隊以外の水上中小艦艇を纏める先鋒的役割を担う。進攻・護衛任務と使い勝手の良さから「巡洋艦」と冠する艦の中では同型艦が多い。

  • ゾディアーク級防空ミサイル駆逐艦
同型艦
13隻 アヴィエーン チリエーツ
ブリジニツイ ラーク
リエーフ ディエーヴァ
ヴェスイー スカルピオーン
ストリリエーツ カズィローク
ヴェダリエィイ ルイーブイ
パリアールナヤ・ズヴェズダー
性能諸元
基準排水量 16,840t
全長 198.4m
全幅 35.9m
最大速度 40.0kt
武装 AK-155E 155mm単装電磁投射砲 2基
A-127 127mm連装AGS速射砲 2基
ジャーチェル複合CIWS 4基
コピヨー光学式対空迎撃砲 2基
ラーストチカ 8連装対空ミサイル発射機 1基
ストリュラー12連装垂直防空ミサイル発射機 6基72セル
リェーズウェル6連装垂直巡航ミサイル発射機 8基48セル
ルサールカ4連装対潜ミサイル発射機 4基16セル
533mm 3連装魚雷発射管 2基
14.5mm単装機銃 2基
艦載機 Ka-27PL 2機

旧ベルカの技術が惜しみなく使われた最新鋭の駆逐艦。名前が12星座に由来するものからつけられている数少ない万能駆逐艦で、近衛赤旗海軍の数少ない主力艦である。素敵性能からぼくのかんがえたりそうのせんかん呼ばわりされることがある。「21世紀の駆逐艦、というか21世紀の海軍の仕事は何だ!」「ハッ!火力という火力をしこたま陸上にたたき込むことであります!!」という思想の元、火力という火力をしこたま陸上にたたき込む「対地駆逐艦」がゾディアーク級である。駆逐・・・艦?高速性を実現するためにトリマラン構造を採用しており、さらにステルス性を確保するために艦橋がピラミッドみたいな類を見ない奇抜な外見をしている。北極星の名を持つ13番艦パリアールナヤには通信設備やレーダー、ソナーなどの電子機器の強化が図られている。西側のイージス駆逐艦と比べても見劣りしない性能を持ち、扶桑皇国やオーシア連邦の最新鋭イージス艦に匹敵する戦闘能力を有するとされている。何気に本国のシュガシヴィリ級よりも高いスペックを持つ。
従来の艦砲とは比較にならない威力と射程と重量とコストを持つ先進127mm砲4門と最新鋭のレールガン、トリマラン構造の船体によるVLSの搭載場所の確保、陸に近づいても探知されにくいステルス船体、画期的な先進的艦上コンピュータシステム、レールガンすら搭載可能な電力を確保する統合電気推進システム、艦隊防空どころか弾道ミサイル迎撃もこなせる大出力レーダーの搭載などを搭載し、21世紀の最先端を走る最高峰の水上戦闘艦として完成・量産された。ゾディアーク級は「強力な戦闘能力で迫る敵をねじ伏せながら、艦砲とミサイルを陸にたたき込む」というお前は戦艦の生まれ変わりか何かかと言いたくなる漢らしいコンセプトの元に誕生した。この無茶をかなえるべく、そして21世紀の次世代戦闘艦の姿を示すべくステルス性を意識した船体や電力確保のための統合電気推進システムの採用、先進的な艦制御コンピュータ、新型ミサイルの搭載など先進技術が多数盛り込まれている。
ゾディアーク級は間違いなく画期的な戦闘艦であった。専門誌においても多数の特集が組まれ、その存在は各国海軍の次世代艦構想に大きな影響を与えた。
しかし、夢は夢でしかなかったのである。自慢のレールガンは船内の電力の80%以上を使用するため使用直後には戦闘能力や機関の出力が大幅に低下するのはおろか各種ミサイルの使用すら出来ないこと、新型ミサイルの値段の高騰と量産体制が整ってないためVLSの中身がスカスカであること、先進的すぎる技術をつめこみすぎたことと開発段階での七転八倒の結果価格は高騰。そのお値段は一隻あたり2500億ルーブル。日本円にして約5000億円である。これを海自護衛艦に換算するとあたご型護衛艦3隻 or あきづき型護衛艦6隻 or いずも型護衛艦4隻を買っておつりが来るレベルである。また、ウリヤノフスク級原子力空母1隻にも相当するとされる。空母と同じ値段の駆逐艦とか……どうしてこうなった。
当初は88星座になぞらえて88隻の大量建造が検討され、本国も本級の採用を考えていた。が、跳ね上がるコスト故に大量生産の計画はキャンセル。削減後、当初は12隻のみの建造とされたが、造船所の仕事確保のため、13隻目の建造も決定された。

  • ジギート級ミサイル駆逐艦
同型艦
20隻 ジギート ストレローク
オプリーチュニク ナエーズニク
ラズボーイニク フサードニク
アーブレク ガイダマーク
アルマース ジェームチュク
イズムルート ヤーホント
クレーイセル グレムリン
ナエーズニク プラストゥーン
ラーストチカ リェーズヴィエ
カニッツァ ストレラ
基準排水量 10,500t
全長 198.4m
全幅 35.9m
最大速度 40.0kt
武装 AK-130 130mm連装速射砲 2基
Kh-35ウラン4連装対艦ミサイル発射機 4基
3K96 リドゥート 8連装垂直対空ミサイル発射機 8基64セル
3M-54 クラブM多目的垂直ミサイル発射機 4基32セル
コールチク 30mm複合CIWS 2基
9K38イグラ21連装短SAM発射機 2基
メドヴェドカSUM 4連装発射機 2基
RBU-6000 12連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
搭載機 Ka-27M 2機

対地・防空特化型のゾディアーク級を対艦・対潜の面で補佐するために建造されたユーク海軍最先鋭のミサイル駆逐艦。ネウストラシムイ級に対艦火力を付加し大型化したような艦と思えば大体合っている。
本級は上部構造物等がステルス性に考慮された構造になっており、船体をトリマラン構造になっているため他の艦よりも異彩を放っている外見が特徴。トリマラン構造の恩恵で40khもの高速性を誇り、緊急展開部隊としての即応戦力として非常に価値のある艦艇となっている。ゾディアーク級ほど優れた防空能力は持っていおらず対空装備は必要最低限のものしか搭載されていないものの、砲戦能力にも優れている上に対艦ミサイルの搭載数も多く対潜装備も非常に充実している。前述したとおり艦隊防空能力は無いに等しいが、自衛用の個艦防空ミサイルの目標撃墜率は高い水準にある。
本国の駆逐艦と比較するとやや高い値段であるが、少なくともゾディアーク級よりはマシな値段であるらしく20隻が生産された。

  • バーシニャ級フリゲート
同型艦
33隻
性能諸元
満載排水量 3,550t
全長 125.5m
全幅 18.8m
最大速度 44.0kt
武装 A-257 57mm単装速射砲 1基
Kh-35ウラン長距離対艦ミサイル 2基
コピヨー対空レーザー砲 1基
4K33 オサーM対空ミサイルVLS発射機 32セル
クラブ多目的VLS発射機 16セル
メドヴェドカSUM 4連装発射機 2基
RBU-6000 12連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
14.5mm単装機銃 2基
艦載機 Ka-27PL/Ka-27PS 2機

キターイスク連邦管区の周辺海域を警備する目的で建造された艦艇。生産数は近衛赤旗軍随一であり、高価なゾディアーク級やジギート級に変わって海戦の主力を勤めることもある。また、南西諸島での戦闘を考慮して、LCACの護衛に耐えうるよう巡航速度の強化などが図られており、ゲパルト型に匹敵する速力を有する。
近衛赤旗軍独自で建造した艦艇で、主に日本海や大きな河川での哨戒や警備活動などで多く運用される。他にもサミットの警備やタンカーの護衛などでも運用される。本国のフリゲートと違い比較的安価で調達が可能なバーシニャ型は結果的に多数の同型艦を一挙に持つこととなり、緊迫化する国境線付近に配備された。不審船対処も考慮に入れた高速機動性もあり現場では重宝されることとなる。また安価という点から、武装をある程度取り外したモデルがキターイスク管区の国境警備隊で正式採用される形となり、これがきっかけで近隣諸国の注目度も向上しベトナム・フィリピン・インドネシア・インド・タイの5ヵ国に輸出が決定されている。建造に当たっては、オーシア海軍のフリーダム級沿岸戦闘艦が大きな影響を与えており、艦影も似たようなものとなってしまったが、建造コンセプトが異なるため、装備は全く違う最前線での活動に耐えるようVLSを始めとした多数の攻撃手段を持っており、コピヨー対空レーザーを装備したことにより防空能力も飛躍的に進化した。また不審船対処用に赤外線暗視装置や臨検用の複合型作業艇なども搭載されている。
名前の由来どおりに「警備塔」のような働きをしていて、本国からは未だに共産主義に傾倒しているキターイスク連邦管区を皮肉って「アカの見張り番」と呼んでいる。

  • ツィサヴォーイ級コルベット
同型艦
30隻
性能諸元
満載排水量 2,550t
全長 100.0m
全幅 13.0m
最大速度 35.0kt
武装 A-725 57mm連装速射砲 1基
コールチク複合CIWS 1基
3K96リドゥート短SAM VLS発射機 16セル
クラブ多目的VLS発射機 16セル
メドヴェドカSUM 4連装発射機 2基
RBU-6000 12連装対潜ロケット発射機 2基
533mm 3連装魚雷発射管 2基
14.5mm単装機銃 2基

しばらくはあてになりそうにも無いゾディアーク級の代わりとなるように建造された最新鋭の大型コルベット。
高性能な電子機器とステルス性能、多種多様なミサイルシステムを駆使して一隻で対艦、対空、対潜、はては長距離巡航ミサイルによる対地攻撃能力も有した高汎用性を誇るが、所詮はコルベットサイズの艦艇なので遠洋航行能力が低く、また継続戦闘能力や居住性能も低いため、沿岸警備や拠点防衛、哨戒任務向きの防衛に向いたタイプの艦艇だった。
キターイスク連邦管区はバーシニャ型同様に本土防衛用に切り札的に保有しているが、圧倒的な艦隊打撃戦闘能力、世界最強クラスの機動艦隊を有する扶桑皇国海軍の艦隊にどれほど有効なのかは語るに及ばない。しかし、本級の高い防御攻撃能力を馬鹿に出来ない。小型のコルベット艦艇であるため維持費も安く、あるとのないのとでは天と地の開きがある。

  • 057型沿岸警備艦
同型艦
14隻
性能諸元
満載排水量 2,200t
全長 125.5m
全幅 18.8m
最大速度 44.0kt
武装 A-157 57mm単装速射砲 1基
AK-630 30mm単装機関砲 4基

近衛赤旗軍が保有するバーシニャ型フリゲートの性能の割に安価に建造可能というところに目を付けた国境警備隊が、国防省に一部兵装を外したモデルを建造できないかと打診。打診を受けた国防省大臣は協議のうえ、建造途中のバーシニャ数隻を国境警備隊への転用を決定した。完成し国境警備隊に引渡される間、国境警備隊は隊員の研修を行うため、運用を開始してい近衛赤旗軍に隊員を多数派遣し運用に支障が出ないように対処を行った。
一方、バーシニャ型の9番艦と10番艦を建造していた大連造船所は突然の計画変更に戸惑いを隠せなかった。国境警備隊からの要望を考慮すると、ミサイル系統の武装搭載は不可とのことであり前後に設置されたVLSは撤去するしかなかった。これにより艦全体のバランスは大幅に変化するため対策を考慮する必要があった。結果搭載された武装は、A-157 57mm砲1門と高性能30mm機関砲を搭載している。
密漁船や不審船、さらに哀れにも機関の不調などでユークの海域に流れ着いた漁船を臨検の名目で立ち止まらせている。密漁船や密漁船には容赦が無いことに定評があり、数度の警告を行った後に密漁行為をやめないのであれば自慢の57mm砲や30mmCIWSで沈黙させるなどやることが過激なことで知られている。

  • ヴォストーチヌイ級強襲揚陸艦
同型艦
4隻 ヴォストーチヌイ ザーバドヌイ
ユージヌイ スェーヴィルヌイ
性能諸元
満載排水量 65,000t
全長 282.5m
全幅 45.0m
最大速度 24.0kt
武装 3M47 グブカ 6連装短SAM発射機 2基
Kh-35 モスキート4連装対艦ミサイル発射機 4基
3K95キンジャール 8連装垂直短距離対空ミサイル発射機 4基32セル
P-800 オーニクス 4連装垂直長距離対艦ミサイル発射機 6基48セル
9K33 オサーM 20連装短SAM発射機 4基
AK-630M1 30mmCIWS 2基
12.7mm単装機関銃 12基
搭載艇 エアクッション揚陸艇 2隻((あるいは汎用揚陸艇12隻))
搭載機 各種航空機 30~40機
積載能力 海軍歩兵 2,200人
各種車両 30~100両

ユーク陸軍最精鋭にして旧ソ連の亡霊と称されるキターイスク連邦管区軍令部直属の組織「近衛赤旗軍」の護送艦として独自に建造された強襲揚陸艦。沿岸制圧の要であり、「航空戦艦」などとも呼ばれている。これは、フリゲート並みの重武装をさせることで上陸地点の抵抗をものともしないで上陸部隊の梅雨払いをするという名前どおりの強襲揚陸するための設計となっている。ポモルニク級を大型化したような運用思想だと思ってくれれば大体あっている。
揚陸艦としての能力はそこまで高くないが、個艦防空能力や対艦火力は極めて高く、火器管制装置は防空艦に搭載されているものを採用している。そのため本艦のことを航空巡洋艦などと呼ぶものもいる。また指揮管制能力はキタイスク諸連合艦隊を統制するために最新のものを多く搭載しており、艦隊旗艦としては申し分のない性能を誇る。
また、強襲揚陸艦と称しているが搭載している多くがユーク版F-35と呼ばれている最新鋭ステルスVTOL戦闘機「Yak-201」であり、実質軽空母である。正規空母や軽空母と比較すると艦載機数はそれほど多くはないが登場している海上航空部隊は少数精鋭の猛者たちで、ユーク海軍の一個航空師団に匹敵する戦闘能力を有するといわれている。
何を思ったか、通常の強襲揚陸艦が運用しているムレナ級LCACではなく、世界最大級の大型LCACであるポモルニク級を運用できる。

  • ファナーチク型潜水空母
同型艦
1隻
性能諸元
水上排水量 38,640t
水中排水量 51,780t
全長 250.5m
全幅 19.3m
水上速度 24.0kt
水中速度 30.0kt
通常潜航深度 12.500m
最大潜航深度 13.280m
武装 3K98イグラM対空ミサイル発射機 4基
533mm 4連装魚雷発射管 6基
散弾ミサイル発射機 8基
Kh-55グラナート巡航ミサイル 12基
R-39 SLBM 28基
艦載機 Zid-33スルガー 24機

ソ連や共産主義の思想を守るためなら敵を根絶やしにするという設計者の狂信的運用思想の元建造されたゲテモノ兵器。設計者は近衛赤旗軍の総司令官であるゲオルギー・マカロフ中将で、彼の意思が具現化した悪魔の超兵器である。シンファクシ級の設計データを極秘裏に入手しそれを基に設計されているので、小型シンファクシ級というような船体となっている。名前は「狂信者」を意味するファナティックのロシア語読みで、マカロフの思想を皮肉ったような名前となっている。
小型シンファクシといえども大きさや搭載するSLBMや散弾ミサイルの搭載数は並みの大型原子力潜水艦を優に超えており、戦闘能力もきわめて高い水準にある。最大潜航深度は13,000mまで及び、その隠密性を活かしてオーシアの海岸から扶桑皇国沖さらには本国ユークの首都モスクワでさえも射程に収めている。
2番艦リムファクシの運用思想に近く、並みの戦闘機とも戦える脳搭載型UAV「スルガー」を24機搭載しており、。体を用いないこの戦闘機は常人では到底まねできない起動を易々と行うことが出来る。
船内は並みの潜水艦以上に窮屈であり、タイフーン型やデルタ級のようにプールやサウナなどの休憩室は設けられていない。しかもそんな潜水艦を長期期間で運用するというもんであるから乗員はストレスで寿命がマッハ待ったなしの状態であるが、乗員は不屈の精神で乗り切っている。しかし何故かアイスクリーム製造機だけは設けられており、乗員は缶詰の食事とおやつのアイスを唯一の心の支えにしているのだとか。

  • ジヤヴォール型原子力潜水艦
同型艦
5隻
性能諸元
水上排水量 28,640t
水中排水量 31.780t
全長 188.5m
全幅 12.0m
水上速度 25.0kt
水中速度 35.0kt
通常潜航深度 8.500m
最大潜航深度 10.280m
武装 3K98イグラM対空ミサイル発射機 4基
533mm 4連装魚雷発射管 10基
Kh-55グラナート巡航ミサイル 24基
搭載艦 ベゲモート 4隻

悪魔の名を冠した原子力潜水艦。打撃能力向上のため無補給で長期間作戦行動ができることが考慮され本国から様々な反発を抑え建造された。主にファナーチク型の護衛を勤める。24基にも及ぶKh-55グラナート巡航ミサイルを擁し、極めて強力な対水上打撃力を備えている。また、原子力機関による2軸推進の強力なパワーで30khを超える速度をだしている。しかし、このために対水上打撃任務の原潜としては大型化してしまい、オメガ型に比べ騒音が大きくなった。魚雷は毎度おなじみのシクヴァルMk.Ⅱを搭載している。一方で、極秘任務を遂行するため海軍スペツナズ10名を搭乗するベゲモート型兵員輸送潜水艇を搭載可能である。

  • オメガ型潜水艦
同型艦
18隻
性能諸元
水上排水量 3,230t
水中排水量 5,650t
全長 78.1m
全幅 9.1m
水上速度 18.0kt
水中速度 37.0kt
通常潜航深度 300m
最大潜航深度 480m
武装 3K98イグラM対空ミサイル発射機 1基
533mm 4連装魚雷発射管 8基

日本海上自衛隊のおやしお型やそうりゅう型やユークのベルクト型、オリョール型などの静粛性が高い潜水艦と比べても見劣りしない隠密性を誇る通常動力型潜水艦。原子力機関を搭載していないためスペックは当然低いが、通常動力艦としてみれば高水準の戦闘能力を有する。また、ユークで初めてAIP機関を搭載し長期間での運用にも耐えうる性能を持つ。


艦載装備

B-91型通常弾

正式な名称はB-91型徹甲弾で、ユークの標準的な砲弾となっている。ユークの徹甲弾は貫通力と水中での直進性を強化し、至近弾がそのまま水中を直進して船底に穴を開けることを目的として開発した砲弾である。そのために飛距離なども伸びたが、扶桑海軍の砲弾に比べると純粋な破壊力で劣るものとなった。その後にB-97型が台頭するようになり、次第に廃れていくようになった。それでもB-97型と比べて安価な砲弾であるため、よく牽制射撃や間接射撃に用いられる。他にもECM散布下においては電波が届きにくい状態においては非常に重要な砲弾となっている。徹甲榴弾頭のほかに焼夷榴弾と成形炸薬弾の三種類が存在する。

B-92型拡散弾

ユーク海軍軍事技術研究所が開発した砲弾の一種。正式名称はB-92型榴散弾で、爆散弾とも呼ばれる。戦艦や巡洋艦が搭載できる砲弾。ユーク側のチート兵器「散弾ミサイル」を弾頭に内蔵したものである。
この砲弾は主に艦載兵装を効率的に破壊することを目的とした兵器で、弾頭内部に小型爆弾と低粘土で引火性の強い燃料、数千のスチールボールを内蔵し目標点にてそれらを散布、そして燃料に点火し大爆発を引き起こしその大爆発が生み出す強力な衝撃波と爆風によって加速したスチールボールと小型爆弾で広範囲を一気に殲滅するというものである。貫通力こそないものの艦上にある兵装をダメにするだけの破壊力を持っており、主砲や近接火器、各種レーダーを無力化した後にB-91型弾や魚雷で完全沈黙を狙ったものである。

B-93型対空弾

戦艦や巡洋艦サイズの艦艇が搭載する対空弾頭弾。正式名称はB-93型焼夷弾。
砲弾の先端には気化弾頭が内蔵されており、広範囲の航空目標を破壊すると同時に対地攻撃や乗員を効率的に殺傷するために対艦目的にも使用されるマルチロールな砲弾。優れた対空兵装に変わりはないが、当然使用時は近くに自軍の航空兵力がいないことを前提としている。

B-97型AGS弾

いわゆるSHS(スーパーヘビーシェル)弾で、B-92型を改良したもの。重量増加によって遠距離砲撃戦でも高い打撃力を維持できるが、発射初速の低下や弾道安定性の悪化といった欠点もあった。 そこでユーク軍事技術研究所は砲弾をロケット推進式にし、さらに尾翼をつけることで速力の増加と安定性の両した。さらに射程距離が伸びただけではなくGPS/INS誘導にすることで遠距離の目標に対しても平均誤差半径(CEP)15〜30メートルという精度を確保している。16インチ砲搭載艦でも18インチ級の艦砲に匹敵する凶悪な破壊力を得ることに成功した。徹甲榴弾と焼痍徹甲弾の二種類が存在する。
水雷戦を重視した艦艇が多いため小型艦艇も搭載できる小型化したものもあり、ある程度砲撃戦が可能となっているが、連射性は低いため速射砲のように近接防御火器としての役割は低い。

B-103型焼痍弾

B-93型弾に代わる対空弾として設計された。内部にはマグネシウムや可燃性のゴムが入った焼夷弾子と非焼夷弾子が詰まっており、時限信管によって爆発を起こし、内蔵された焼夷弾子を円錐状に撒き散らす。そうすることでミサイルを効率的に撃墜しようとした。でもぶっちゃけ、ミサイルが来る前に防空艦が悉く撃墜してくれるので対空用として使われることはほとんどなく、専ら陸地にいる
装甲貫徹力は少ないものの戦艦などの大口径砲で撃つ大型の弾頭である為に実際には中小の艦艇相手にはそのまま叩き込んでも敵艦を浮かぶ松明か浮かぶ廃墟にする程度の力はある。

B-138型気化対空弾

簡素に言うとエグい、チート、航空隊の天敵
原理としては普通に燃料気化爆弾であるが、B-103型弾をベースに改良しユーク海軍の戦艦主砲で射撃可能な砲弾として完成させたもの。
B-103型弾が榴散弾で炸裂箇所を頂点とする傘状の危害範囲であるのに対してこちらは炸裂箇所を中心とする周囲全域に渡ってくまなく危害を及ぼす兵器である。そのため、高速で接近してくるミサイルであっても命中を期しやすく、威力は同口径の対空榴弾の比ではない。実戦初投入となったヴォージルク艦隊相手の対空射撃において、ガングートの主砲1斉射でヴォージルクの攻撃隊が壊滅した。
ちなみにB-138型弾の一発の砲撃はTNT炸薬量で換算すると、10t分の破壊力があるようだ。おそロシア。

Kh-35ウラン短距離対艦ミサイル

性能諸元
射程 150km
推進方式 固体燃料ロケットブースター+ターボファンエンジン
誘導方式 慣性/GPS誘導+自立誘導(中間段階)+セミアクティブ/パッシブ/光波・電波複合誘導(終末段階)
飛翔速度 マッハ2.5

規模・性能がオーシアのハープーンに類似していることから、西側においてはハープーンスキィと通称される。
ソ連海軍は、対水上火力として、長射程と短射程の2種の対艦ミサイルを整備する方針を採用していた。本機種は短射程艦対艦ミサイルの系譜に属しており、第1世代の短射程ミサイルであるP-15の後継として開発された。ソ連海軍では、既に第2世代の短射程ミサイルとしてP-270を開発していたものの、これは短射程のわりに大重量で、また、大威力ゆえに大規模な輸出も困難で、P-15を完全に代替するには至らなかった。このことから、P-270よりも軽量で、また、輸出市場に提供できる短射程艦対艦ミサイルとして開発されたのが本機種である。従来、長射程艦対艦ミサイルはチェロメイ設計局が、短射程艦対艦ミサイルはラードゥーガ設計局が設計していたが、本機種は、従来は空対地ミサイルを手掛けてきたズヴェズダ設計局によって開発されており、従来の艦対艦ミサイルとは大幅に異なる設計となった。
Kh-35の基本設計は、オーシアのハープーンに類似しているが、サステナーとしてはターボジェットエンジンではなく、ターボファンエンジンを搭載している。ブースターなしのASMモデルで480キログラム、ブースター搭載のSSMモデルで630キログラムと、大幅な軽量化に成功している。敵艦までの飛行経路としては高空を巡航する方法と低空を巡航する方法(シースキミング)が選択可能であり、通常はシースキミングを使用する。
飛翔速度は亜音速で、巡航高度は5-10m、慣性誘導で飛翔し、終末航程においては高度3-5mに降下してアクティブ・レーダー誘導方式を使用する。また、データ・リンクによって目標情報を中途アップデートすることもできる。弾頭は成型炸薬弾頭である。
発射時にはあらかじめ敵艦の大まかな位置などの情報を入力し、発射後は慣性誘導によって敵艦の方向へ飛翔、最終段階では自らレーダーを作動させてアクティブレーダーホーミングにより、目標艦船へと突入する。また、敵艦の大まかな位置情報の入力もせず、飛翔方向のみ指定し、発射することもできる。これは、通常のRBL方式(Range and Bearing Launch)に対し、 BOL方式(Bearing-Only Launch)と呼ばれ、発射後指定の距離まで達した段階でミサイルのレーダーを作動させ、飛翔方向左右45度の範囲で索敵を行い、発見した目標へ誘導・突入させる。

P-270モスキート中距離対艦ミサイル

性能諸元
射程 750km
推進方式 固体ロケット・ラムジェット統合推進システム
誘導方式 慣性/GPS誘導+自立誘導(中間段階)+セミアクティブ/パッシブ/光波・電波複合誘導(終末段階)
飛翔速度 マッハ3

P-270は、1970年代にラドゥガ設計局にてP-15の後継ミサイルとして開発が開始された。そのため、サイズと重量をP-15と同等とすることが求められた。しかし、P-15よりコンパクトに収める目論見は成功せず、P-15の全長6.5m・直径0.78mに対し、P-270の全長9.745m・直径0.74mとほぼ1.5倍のサイズ、重量もP-15の2,500kgに対しP-270は4,500kgとやはり倍近いミサイルとなった。そのためか配備はソヴレメンヌイ級駆逐艦、ウダロイII級駆逐艦、タランタルIII級ミサイル艇にとどまり、スティックス装備艦への換装は行われなかった。
P-270は、固体ロケット・ラムジェット統合推進システムのインテグラル・ロケット・ラムジェット(IRR)エンジンと呼ばれる推進装置を採用する。IRRは初期加速時にはロケット推進をおこない、ロケット燃料を消費しきって空になった燃焼室をラムジェットエンジンの燃焼室として再利用し、長距離・高速の飛行を可能にする、西側には類例のない機軸である。
ミッションでは、目標が近距離の場合は艦艇のレーダー、遠距離の場合は艦載ヘリコプター・航空機からの目標情報により照準、発射され、ロケットによりマッハ2前後まで加速する。最小射程は3km。巡航はラムジェットによりマッハ2.5で高度20mを飛行する。敵による発見を避けるためには低空を飛行し地球の丸みの陰に隠れるのが有効だが、超音速ミサイルは低空に降りすぎると衝撃波が海水を巻き上げ、かえって発見されやすくなる。20mの巡航高度は、この2つの要素から導かれたと思われる。ミサイルのコースから発射艦の位置をたどられないように迂回したコースを飛行させることもできる。P-270は一般的な艦船のレーダー見通し距離(12nm、約22.2km)を30秒足らずで飛行するため、迎撃されることの無いミサイルと呼ばれる事もあるが、実際にはP-270自身の見通し距離に艦船のレーダー見通し距離を足した距離で探知されてしまうため、それほど安全には飛行できない。そこで目標まで5-7kmまで接近すると高度を7mに下げ、目標の艦からの攻撃を回避するため10-15GのS字運動をしながら突入する。命中すると300kgの徹甲弾頭のみならず、弾体の運動エネルギー *12 、残存燃料による火災も目標に多大なダメージを与える。
現在、P-270と同等以上の性能を持ち、よりコンパクトなP-800対艦ミサイルが実用化されており、これ以上P-270装備艦が増えることは無いと思われる。

P-500バザーリト長距離対艦ミサイル

性能諸元
射程 750km
高度 高空巡航時:14,000m
低空巡航時:5~15m
推進方式 固体燃料ロケットブースター+ターボジェット・サステナー
誘導方式 慣性/GPS誘導+自立誘導(中間段階)+セミアクティブ/パッシブ/光波・電波複合誘導(終末段階)
飛翔速度 マッハ2.5

グラニートが出る前までは主力を務めたミサイル。現在確認される限りではウラル級航空巡洋艦にしか搭載されていない。
従来の対艦ミサイルと比較して翔速度・射程距離・弾頭威力の向上が図られている。飛行パターンも同様であるが、低空飛行時の距離が伸び、また高度もさらに低くなった。ミサイルは通常、8発で「狼群」を構成しており、発射時にリーダー弾が割り振られる。リーダー弾は比較的高い高度(高度5,000メートル以下)を飛翔してパッシブ・センサで索敵し、低高度(高度40-50メートル)を飛翔する他のミサイルに対しデータリンクで目標情報を伝達することになっており、これが撃墜された場合は順次に別のミサイルが交代する。空母機動部隊などを攻撃する際には、リーダー弾により、核搭載弾がもっとも大きな目標に、それ以外のミサイルがその護衛艦に指向されることになっていた。艦上には、衛星と艦との情報交換を含む「コルヴェット」情報処理装置および「アルゴン」攻撃指揮装置が配されており、攻撃計画の策定や誘導情報の入力に用いられた。またその長射程を活かすため、Tu-95RTs偵察機やレーダー基地をセンサーとしたC4ISRシステムである「ウスペク」が配備されており、後には偵察衛星を利用した17K114「レゲンダ」も併用された。

P-700グラニート長距離対艦ミサイル

性能諸元
射程 700km(核弾頭型)
550km(通常弾型)
高度 高空巡航時:14,000m
低空巡航時:5~15m
推進方式 固体燃料ロケット・ラムジェット統合推進システム
誘導方式 慣性/GPS誘導+指令誘導(中間段階)+セミアクティブ/パッシブ/光波・電波複合誘導(終末段階)
飛翔速度 マッハ2.5

固体ロケット・ラムジェット統合推進を採用した超音速対艦ミサイル。オーシア海軍の防空能力が近年高まりつつある中で、従来の対艦ミサイルでは対処できないとされて長距離射程の新型対艦ミサイルの開発が求められた。射程の延伸、強力な弾頭の搭載などのため、重量が7トンにも達する巨大なミサイルとなり、推進システムや誘導機構にそれまでに無いシステムが多く導入された。
射出後巨大な翼を展開し飛行する。
中間誘導は慣性誘導・指令誘導、衛星、航空機など多くの誘導方式で飛翔する。また、汎地球衛星測位システム「レゲンダ」の提供する位置情報から誘導が可能で、ユーク独自の汎地球衛星測位システムを構築している。終末弾段階ではセミアクテイィブ・パッシブ・IRH・ARHで誘導され、性格に目標に命中するようになっている。
グラニートは多数の艦艇からの斉射が原則だが、発射されたミサイルは「編隊」を組み、ミサイルのうち1基が「編隊長」となり、他のミサイルを「率いて」目標に向かう。「編隊長」が攻撃を受けたり故障したり、何らかの理由で墜落したら、他のミサイルが自動的に指揮を引き継いで目標に向かう。こうした700kmもの長大な射程は、発射母体となる水上艦や潜水艦の探知能力を大きく超えており、これらの艦艇はこのミサイルを単独では運用できない。各個艦の外部にあるセンサーや情報と統合されなければまったく運用できないのであり、統合運用ドクトリンに回帰することになった。
このミサイルは、ソ連を核空爆可能なオーシア海軍の空母機動部隊に空母艦載機に先に撃沈されるのを回避するため長射程重弾頭対艦ミサイルの飽和攻撃で対抗するという、冷戦期ソ連海軍のドクトリンのいわば最終的な帰結であったということが出来る。しかし同時に、このような重量級のミサイルは運用母体を厳しく選ぶことになるだけでなく、高度な自律捜索のための編隊長ミサイルの高高度飛行と隠密性のための僚機の低空飛行や、多数の衛星運用が必要など「前進観測機不要にするための凝り過ぎた誘導システム」の総運用コストは著しく高いものになってしまった。

P-750グラニートM長距離対艦ミサイル

性能諸元
射程 900km(核弾頭型)
750km(通常弾型)
高度 高空巡航時:14,000m
低空巡航時:5~15m
推進方式 固体燃料ロケット・ラムジェット統合推進システム
誘導方式 慣性/GPS誘導+指令誘導(中間段階)+セミアクティブ/パッシブ/光波・電波複合誘導(終末段階)
飛翔速度 マッハ3.5

P-700グラニートの改良型で、大型化と引き換えに長射程と被探知性、そして目標の命中率を高めることに成功している。既存の鑑定は全てP-700からP-750に置き換えられている。終末段階でロケットモーターに点火しマッハ3.5まで加速する。ただでさえでかいP-700をさらに大型化したものだから当然艦艇できる艦艇は限られており、重巡洋艦以下の艦艇には搭載されていない。えっ、空母にも搭載されている?いいえ、あれは航空重巡洋艦なので、実際なにももんだいはありません(おかしな目つき)

P-800オーニクス対艦ミサイル

性能諸元
射程 300km(低空巡航のみで120km)
高度 高空巡航時:14,000m
低空巡航時:5~15m
推進方式 固体ロケット・ラムジェット統合推進システム
誘導方式 慣性/GPS誘導(中間段階)+アクティブ/パッシブ複合誘導(終末段階)
飛翔速力 マッハ3.0以上

ユーク海軍が誇る最強の矛として開発された新型対艦ミサイルで、P-750の簡易発展型。オーニクスは、従来、長距離ミサイルと中・短距離ミサイルの二本立てで開発が進められてきたユーク海軍の対艦ミサイルを統合する新世代対艦ミサイルである。設計は、旧ソ連の長距離対艦ミサイルを手掛けてきたチェロメイ設計局が担当し、1985年から開発が始まった。オーニクスは、「P-700 グラニート」や「P-270 モスキート」等の旧ソ連の対艦ミサイルの正当な後継者という位置付けになる。
従来の国産対艦誘導弾と比較して大幅に性能を向上させることで迎撃されない確率を高めて、防空能力が大幅に向上しつつある敵艦艇をより確実に撃破出来るよう計画されたもので、ユーク海軍の対艦能力を飛躍的に向上させた。
P-800最大の特徴は推進方式に固体燃料ロケットブースターとラムジェットエンジンを組み合わせた固体ロケット・ラムジェット統合推進システムを採用したことで、これによりマッハ3以上の超音速飛行が可能になり敵の迎撃可能時間を減少させることが出来るようになっている。また、ステルス性を考慮した弾体形状にすることで被探知性を低下させ、アクティブ・レーダー・ホーミング方式とパッシブ・レーダー・ホーミング方式の複合シーカー方式を採用しECCM能力を向上させることで、敵艦艇をより確実に撃破出来るようになっている。さらに敵艦艇の艦対空ミサイルより長射程化させ敵の射程外から誘導弾を発射できるようにすることで、発射母機の安全性が高まっている。ミサイル本体にはRAM(電波吸収材)が使用されており、被発見率の低下に注意が払われている。
非常に使い勝手がよく駆逐艦および軽洋艦の他航空隊や沿岸防備隊に配備されている。今後P-700やP-750はP-800に置き換えられるといわれている。

P-1000ヴルカーン超長距離対艦ミサイル

性能諸元
射程 1,500km
高度 高空巡航時:14,000m
低空巡航時:5~15m
推進方式 固体燃料ロケットブースター+ターボジェット・サステナー
誘導方式 慣性/GPS誘導+自立誘導(中間段階)+セミアクティブ/パッシブ/光波・電波複合誘導(終末段階)
飛翔速度 マッハ3.5

ソビエトユークが誇る変態ミサイル。P-500の改良型であるがP-750よりも構造が複雑化し高コストになったのとオーシアの防空能力が向上したことによって戦略的な価値観が薄まったことが原因となって、しがない沿岸警備艦に成り下がったスラヴァ級のみにしか搭載は確認されていない。
P-500にはさらに性能向上の余地があると判断されたことから、1979年5月より、その発展型としてP-1000「ヴルカーン」の開発が開始された。これは主として射程の延伸を重視したものであり、各部をチタン合金製として軽量化し、また発射ブースターの出力も増強された。これにより、最大射程は1,500kmまで延伸されたものの、既存の発射機では強化型ブースターの噴射に耐えられず破損する恐れが指摘されたことから、まず改良型弾体にP-500のブースターを組み合わせたP-1000漸進型(射程1,000km)が配備された後、順次に発射機を強化して、正規のP-1000に置き換えられることとなった。外見上、P-500が弾体中央下部に左右分割型の空気取り入れ口を持つのに対し、P-1000はショックコーンの付いた一体型の空気取り入れ口を持つことで区別できる。

クラブ多目的VLS


オーシアのMk.41に相当するVLS。クラブファミリーは使用するミサイル、発射プラットホームが多岐にわたる。このシステムを搭載していれば組み合わせ次第で多用途に使えることはこのシステムの魅力の一つである。発射プラットホームにより、それぞれ潜水艦発射型:Club-S、水上発射型:Club-N、陸上発射型Club-Mと区別される。水上発射型は3S14E VLSか3R14 UKSK VLSから、潜水艦発射型は533mm魚雷発射管から発射される。なお、ミサイル径は基本的に全て533mmとなっている。
性能諸元
3M54E対艦ミサイル 3R14巡航ミサイル ''91RE/1RT E1対潜ミサイル''
射程 350km 80~70km
高度 高空巡航時:14,000m
低空巡航時:5~15m
推進方式 CENETR:固体燃料ロケットブースター+ターボジェット・サステナー
誘導方式 CENETR:慣性/GPS誘導+自立誘導(中間段階)+セミアクティブ/パッシブ/光波・電波複合誘導(終末段階) アクティブ/パッシブ複合誘導
飛翔速度 マッハ2.5 70kh
  • 3M54E
このミサイルの最大の特徴は命中までの手順にある。このミサイルは発射後亜音速で飛行するが、目標の手前20kmほどで先端部を切り離し、これが超音速で敵艦に向かっていく。この事から本ミサイルは超音速対艦ミサイルと呼ばれる事があるが、射程220kmのうち敵艦手前までの200kmは亜音速巡航なので超音速ミサイルとは厳密には言えない。迎撃困難と言われる。

  • 91RE/91RT-E1
これまでユーク海軍で使用されていたRPK-6/7対潜ミサイルを代替するもので、今後のユーク海軍の魚雷発射管から発射する対潜ミサイルのスタンダードとなる予定である。


S-300F長距離艦隊防空ミサイル

性能諸元
S-300FM S-300FG '''S-300FV'
射程 3-300km 1200km 1500km
高度 高空巡航時:14,000m 70-500km
低空巡航時:5~15m
推進方式 固体燃料ロケットブースター+ターボジェット・サステナー
誘導方式 慣性/GPS誘導+自立誘導(中間段階)+セミアクティブ/パッシブ/光波・電波複合誘導(終末段階)
飛翔速度 マッハ3.5 9.600km/h

短距離用のキンジャール、中距離用のウラガーンと併用して三段構えの艦隊防空網を構築する長距離対空ミサイル。長射程と同時多目標交戦能力を備えており、300km先の6つの目標に対する同時処理能力を有している。大きく二種類に分けられており、SM-2に準ずる能力を持つS-300FとSM-3に匹敵する長射程の弾道弾迎撃用のS-300FV/Gが存在し、後者は中距離弾道弾の迎撃がV型、長距離の迎撃はG型が担当している。最新鋭の偵察衛星「モールニヤ」からの誘導支援を受けて目標を確実に撃ち落しにかかってくる。単体でも極めて高度な防空能力を有するが、さらに搭載する艦の複合レーダーと組み合わせることによって真価を発揮する。その目標迎撃率は防空大国オーシアも真っ青になるほどで、北海道戦争での岩手沖海戦では1,000機を超える扶桑航空攻撃隊の航空攻撃を耐え凌ぎ、迎撃率は100%を誇った。

S-400超長距離弾道弾迎撃ミサイル

オーシアが誇るSM-6に相当する最新型の弾道弾迎撃ミサイル。

シクヴァルMk-2長距離高速魚雷

世界初となるスーパーキャビテーション魚雷で、駆逐艦から戦艦、果てには防空艦にも搭載されている *13 。350ktを記録するチート兵器。射程は40km~50kmで、一度放出されたら迎撃するのは至難のわざとされている。さらに弾頭は通常弾頭のほかに
成形炸薬弾が用意されている。これは、可燃性の固体化した液体金属がつまったものがあり、被弾した際には衝撃で液体化しさらに爆発で開いた穴からメタルジェットがマッハ20で流れ込んで障壁を無効化し、船体の修復を困難なものとする。さらに奥まで流れ込んだ液体金属は数秒間水に浸ると爆発する特殊化合金属となっており、四方八方に飛び散った後に発火し二次爆発を誘発することによって船体の広範囲にダメージを与える代物である。

RBU-12000対潜ロケット砲


名前こそは対潜ロケット砲なのだが、爆雷や機雷はもちろんチャフやデコイなどもばら撒け、さらに無誘導ロケットによる沿岸砲撃も可能な多目的発射機。発射機は12本のロケット発射用チューブを馬蹄形様に配した形状をしており、ブルヤ火器管制システムによりコントロールされる。RGB-60無誘導爆雷が発射されるが、一度に発射する数は1、2、4、8 または12発の中から選択できる。次発装填は自動化されており、下層の弾薬庫からの給弾は60UP装填システムにより行われる。 一つの発射機当たり72発または96発のロケットが搭載される。
肝心の対潜攻撃はRPK-8を発射でき、610mm短射程魚雷、通称「シクヴァルMk.1」と呼ばれるシクヴァルMk.2の初期型魚雷を1発搭載できる能力を持つ。ミサイル本体は安定翼を持つ円筒形をしており、旋回・俯仰が可能なランチャーによって目標の大まかな方向へ発射され、固体燃料ロケットによって最大40kmまで音速で飛行し、設定された飛行時間が過ぎると弾頭を切り離す。着水後、弾頭が核爆雷であれば指定深度で爆発し、対潜誘導魚雷であればシーカーで目標の追跡を始め、対艦誘導魚雷なら一直線に突き進む。シクヴァルMk.1は航走距離11kmのパッシブ・アクティブ併用の音響誘導魚雷である。