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ニンジャ

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トータルDOJO ニンジャのセッション


PC名 本田剛(男性・ゲストのち主人公・コース:アルカランドウォードレスに転向)

ゲーム1


 イリーガル訓練キャンプ。
アルファ・フジオカの擁する不正規義勇社員を育成するブーツキャンプである。

 義勇社員とは定時なく休みなく給料なく、会社からは支援とささやかな誇りだけが与えられる、まあそんなボランティアである。
阿蘇の片隅にあるここ訓練キャンプでは、そんな義勇社員を目指す訓練生たちと、少数のフジオカ社員スタッフ(バイト含む)、その他が集い、訓練や学習につとめている。
 ここを巣立ったイリーガルたちは、義勇社員として様々な苦難に立ち向かい、あるいは何らかの意図をもった存在と渡り合うのだ。

 訓練キャンプには宿舎と研修室、屋内外の運動場、スタッフ窓口などがあり、
運動場では
 ○アルカランド
 ○踊る**?
 ○ウォードレス
を学ぶことができる。
 戦う場において訓練キャンプの名は通りがそれなりに良い。
イリーガルらにしてみれば苦しく辛く懐かしく、
彼らと戦うものにしてみれば憎むべきアウトポストの一つである。
よく言えば“のろくないマト”製造工場、と言えなくもない。


そしていつものように訓練がはじまる。
いつもと違った点。それは、イリーガル訓練生にイレギュラーが含まれていた事だった。


 イリーガル訓練生、本田剛はちょっと困ったゲーマーさんである。
自家用RVの中はボードゲーム、カードゲームでびっちり。
隣室の訓練生を毎夜のごとくゲームに誘い、
買出しのため市内に向かうトラックでは無口な運転手を困惑させ、
時間が空いたと見るや、研修室でアルカランド大会を開く。

 (めんどくさいので)彼は彼のペースでやってもらおう、というのが
不幸にも彼に関った訓練生ら -ホーク 加籐+加籐 多香子?天宮虚空?広瀬宮子?- の、
おおむね共通した評価である。 


 かくて単独行動となった本田は地道な準備にて戦力を整えると共に、
訓練キャンプでの情報収集を始める。
実のところ彼は、セプテントリオンの工作員なのだった。

 ふみこ坂上先生らが別件にて会議するのを尻目に、
キャンプに所属する訓練生、スタッフらの動向パターン、装備状態などを収集。
元情報機器の小神族フトリらの変わりように悪戦苦闘しつつ、情報を分析する。
まとめた情報は郵送にて現地のセプテントリオン系列会社アルファ・フジオカを経由し、
自身の所属会社テーシャへ情報を送る。
これにて任務完了である。

 しかし本田はそのままウォードレス“ドーントレス”を携え、
ブラックより入手した戦闘ヘリで訓練キャンプのイリーガル試験に向かう。

 いわく、ゲーマーの矜持とはノーサイド、という。
ゲームを遊んだ友人はみな仲間、が彼のモットーであった。
 自分の勝利が確定しても、仲間がほかの局面で苦しい展開をしている未投了ならば、
できる範囲で仲間を助けなくてはならない、らしい。

 このような考えが、ゲーマーの一般的なものかどうかはさておく。
 ともあれ、彼がそういう奴であり、
それが工作員としては少々問題ある趣味、である点は直属上司以下の悩みどころであろう。


 一方ホーク加籐?とその通詞は阿蘇のふもとで、すこぶる困っていた。

ビーコン情報によるとイリーガル試験の目的である“ブルーリボン?”は
有毒ガス渦巻く火口の底にて動いている様子。
取ってくるにもホーク加籐?はトリである。
ガスの中を体積の小さい鳥類が飛び込んではただではすまない。つーか即死である。

そこへ阿蘇全域へ響き渡る拡声器によるアナウンス。
本田はいまだ溶岩たぎる阿蘇近辺でまだ動いているものを探し、声をかける。

その後すったもんだの後、
ホーク加籐?と本田は改めてチームとして、火口を降りリボンを捜索するのだった。

溶岩の熱にも耐えるウォードレスの装甲と土木用作業装備にて
見事溶岩の中からリボン?を拾い上げる本田。
試験クリアにより欣喜雀躍するホーク加籐?
本田の試験内容は「地下世界で「剣」を捜索、発見後直ちに撤退する」なので、
そのままヘリで更に奥へ移動、というところで

アクシデント発生。
ヘリは溶岩の池に墜落した。



 この危機を救ったのはウォードレスパックの医療器具であった。
本田は酸素ベッド、それとエマージェンシーブランケットにて
簡易対環境フォームを作成。
ヘリが溶岩に沈み込むギリギリでホーク加籐?らを抱えて脱出し
ウィンチ&ワイヤー装備の力を借りつつ、火口のふちまで送り届けたのだった。
SD曰く、奇跡。
出典


身軽になったこともあってか、
易々と最深部へ足を進める本田は、鼻歌を思わずとめる。

地下世界の溶岩の中には400m近くの剣のようなものが浮かんでいます。
出典

小神族フトリ&ルトリに尋ねさせてください。
○御剣についての知識は小神族らにありますか。
ええ。
○御剣は小神族らにはどう見えていますか。

調査をいくつか重ねたのち、
何かを悟ったかのように、宝剣にて誓いを立てる本田。
その誓いはゲーマーとしてではなく、まして工作員としてでもなく、
人間本田剛としての誓いであった。
神はいた。

かくて任務を超えた天命を知った本田であったが、

その一方でイリーガル訓練キャンプからは、
日常業務遂行の為、会議により一人の社員が派遣された。

行動はキャンセルされました。
貴方が地下世界を脱出しようと急いでいると、目の前に一人の執事を連れた魔女が立っています。

場所は洞窟の中の坂道、貴方を見るとにこりと笑い、

「なぜ私がいるか、分ってると思うけど」

と、言います。
出典


本田はよく戦った。
フック付ワイヤーとパイルバンカー(土木作業用装備)を駆使し、ふみこの目前、指が届くギリギリまで迫る。
しかし

運命の神様は最後の最後で貴方につれませんでした。

貴方の決死の杭攻撃はふみこの眼前までたどり着きますが、
そこで貴方はミュンヒハウゼンの爪で背中から貫かれます。

ふみこ:「もう少し見ていたかったけど」
ミュンヒハウゼン:「お許しください。奥方様。この者に脅威を感じました」
ふみこ:「……そう」

ふみこは倒れて血の泡を吹く貴方に背を向けて歩き出します。
出典


ふみこは振り向かずに歩いていきましたが、
なにか腹をたてたのか、棒を投げ捨てます。
棒は地面についた瞬間に根を伸ばしはじめ、
洞窟を破壊して貴方の身体を押しつぶし、
地上に小さな芽をだします。

 溶岩でただれた大地に小さな芽が一個だけでています。

それだけでした。
出典


 かくして栄光のイリーガル訓練キャンプは、その短い歴史に幕を閉じた。



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