freeBSDを入手する
freeBSDの公式サイト
The FreeBSD Projectを開き、Get Free BSDメニューを開く。
ダウンロード可能なリストが表示されるので、任意のバージョンとプラットフォームのものをダウンロードする。 ここでは現時点(2007/07/08)での最新版FreeBSD 6.2-RELEASE i386 ISOバージョンをダウンロードすることにする。
ダウンロード
上記サイトからISOリンクをクリックするとFTPサイトに接続され、Finderが表示される(Macの場合)ので、ここからISOファイルをダウンロードする。
今回のインストールはサーバ構築が目的なので、Windowマネージャの類いや日本語環境、その他アプリケーションはインストールしないこととする。 このようなミニマルなインストールでは1枚目のCDがあれば事足りるようなので、「6.2-RELEASE-i386-disc1.iso」のみダウンロードする。
最小構成のものをインストールして、その後必要に応じてPortsでインストールしていくつもりです。
ブータブルCD作成
ダウンロードしたISOイメージからブータブルCDを作成する。
※ 以下は言語設定を英語にしてあるMacでのブータブルCD作成方法です。メニューは適宜日本語環境のものと読み替えて下さい。
- ブランクCDをドライブに挿入する
- ダイアログが表示されるのでAction[Open Disk Utility]を選択してOKボタンをクリック
- Disk Utility画面が開き、左側にダウンロードしたファイル名が表示されるので、それを選択してBurnアイコンをクリック。(左上にあるアイコン)
- BurnボタンでCDを作成。
インストール
以下はDell Inspiron8100へまっさらな状態からインストール例です。Windowsとの同居もせず、FreeBSDのみインストールする場合の例です。
インストールの開始
CDを挿入して電源を入れる。CDがブートしない場合はF2キーを押してBios設定画面でCDからブートするよう設定する。
起動画面
起動画面が表示されるので、「1 Boot FreeBSD [default]」を選択する。(キー1を入力する)
インストールメニューの選択
sysinstall Main Menuのインストールメニューが表示されるので「standard」を選択する。
キーボードの設定
キーボード設定画面が表示されるので好みの設定にする。(私の場合は「US ctrl <-> caps lock」を選択)
インストールコースの選択
無難にStandardを選択する。
ディスクスライスの作成
- 説明ダイアログが表示されるので、適当に頷いてエンターキーを押す。場合によっては警告ダイアログが出るようですが、この場合も構わずエンターキーを押す。
- FDISK Partition Editorが表示される。スライズ情報があればDキーで全て削除する。
- Aキーで全てをFreeBSDに割り当てる。
- Qキーで終了する。
ブートマネージャの設定
FreeBSDしか使用しないので、[Standard]を選択する。
パーティションの作成
Disklabel Editorが表示されるので、Aキーでパーティションを自動作成してQキーで終了する。
※ 今後自宅サーバとして使っていくにあたってどのようなパーティション構成にしたら良いのか、又は/だけで良いのかが分からないので、取りあえず自動作成にしておきました。
ディストリビューションの選択
※本当はMinimal構成にしようかと思ったんだけど、これだとmanがインストールされないのでDeveloperにした。
Deveoperにしたもっと積極的な理由がほしいな。
これは嘘じゃないか? minimalでもports collactionのインストールでokを選択すればインストールされるんじゃないか?
- Portsコレクションをインストールするかどうかのダイアログが表示されるので[Yes]を選択する。
- Exitでディストリビューション選択画面を終了させる。
インストールの実行
- インストールメディアとして[CD/DVD]を選択する。
- インストール確認ダイアログが表示されるので[Yes]を選択する。(設定をやり直したい場合は[Cancel]を選択する)
- インストールが始まり、[Congratulations! xxx]のメッセージダイアログが表示されればインストールが終了。エンターキーで次に進む。
ネットワークの設定
- ネットワーク設定画面が表示されるので[Yes]を選択する。
- インターフェースカードの選択画面が表示されるので[x10 xxxx]を選択する。
- IPv6の設定画面が表示されるので[No]を選択する。
- DHCP設定画面が表示されるので[No]を選択。(自宅サーバ用途なのでDHCPは使わない)
- 手動IPアドレス設定画面が表示されるので[No]を選択。(勉強を予て後で自分で設定することにする)
- ネットワークカードを有効にするかどうかの画面が表示されるので[No]を選択。(やはり勉強を予てあとで手動で有効にする)
ネットワークサービスの選択
- デフォルトゲートウェイとして使うかどうかの選択画面が表示されるので
後で必要なものは手動で設定するので以下のメニューでは全て[No]を選択する。
- inetdサービス選択画面が表示されるので[No]を選択。
- sshサービス選択画面が表示されるので[No]を選択。
- ftpサービス選択画面が表示されるので[No]を選択。
- NFSサーバサービス選択画面が表示されるので[No]を選択。
- NFSクライアントサービス選択画面が表示されるので[No]を選択。
コンソールの設定
- コンソールの設定画面が表示されるので[No]を選択。(日本語キーボードを使う場合は設定が必要みたいですが、英語キーボードの場合は必要無いらしいです。今回は英語キーボードなのでこの設定は必要なさそうです)
タイムゾーンの設定
- タイムゾーン設定画面が表示されるので[No]を選択する。(これも勉強を予て手動で設定することにする)
その他の設定
- Linuxバイナリ互換機能設定画面が表示されるので[No]を選択する。
- マウス設定画面が表示されるので[No]を選択する。(サーバ用途なのでコンソール以外使わない)
- アプリケーションインストール画面が表示されるので[No]を選択する。(必要なアプリはPortsでインストールする)
- ユーザ作成画面が表示されるので[No]を選択する。(これも後で手動で追加する)
管理者パスワードの設定
rootパスワード設定画面が表示されるのでrootのパスワードを設定する。
続けて設定を行うかどうかの選択画面が表示されるので[No]を選択する。次にインストール画面に戻るので、ここで画面下部の[X Exit Install]を選択してインストールを終了する。
最後にリブート画面が表示されるので、CDを取り出してエンターキーを押してリブートさせる。
リブートしてFreeBSDが起動すればめでたしめでたし!
最終更新:2007年07月09日 01:29