アクセサリ用ダミーボーンの作成


MMD付属の「ダミーボーンモデル」は、他のモデルと異なりそれ自体では何も表示されない「アクセサリ用ダミーボーン」です。このボーンを利用することで、背景の様々な演出を行うことが出来ますが、このダミーボーンと同様のボーンを、独自の構造で作成しておくことで、効率的な作業を行うことが出来ます。

本ページではPMDエディタを使用して「アクセサリ用ダミーボーンを作成する方法」の基本的な手順を紹介します。

  • 【注意】
    • 本ページの内容はダミーボーンモデル作成の基本的な手順を記載したものです。
      • 記載内容は作業手順を最適化したものではありません。あくまでも参考としてください。
    • 本ページでは頂点情報を持たないボーン構造のみのモデルを作成しますが、用途によっては「PMDモデルの作成」を行う方が効率的な場合もあります。
    • PMDエディタの基本的な使い方については、「PMDエディタの使い方」を参照してください。

・各種データ(ユーザー自作モデルや使用アクセサリなど)の取扱いについては、著作権等の権利にご注意願います。
・閲覧者が不快と感じる様なモデルデータの作成、改造はお控えください。



ダミーボーン元にするアクセサリファイルの準備


アクセサリ専用のダミーボーンを作成する際、初期位置を合わせておくことで、アクセサリ取り込み後の調整が不要となり、効率的な動画制作を行うことが出来ます。

※ 今回はMMD付属の「ステージ」用に「スポットライト」(フロアライト)のダミーボーンを作成します。

AccDummyBorn00.png
今回のサンプル

(1) インポートによるアクセサリファイルの取り込み
PMDエディタにベースとするアクセサリファイルを読み込みます。
座標が全てわかっている場合は、アクセサリファイルを読み込まなくてもダミーボーンの作成を行うことは出来ますが、事前にアクセサリファイルを取り込むことで視覚的に初期位置を調整することができます。
取り込むアクセサリのサイズは「10倍」を指定してください。
AccDummyBorn01.png AccDummyBorn02.png
PMDEditor:インポート>Xファイル取り込み PMDEditor:Xファイル>サイズ調整
AccDummyBorn03.png
PMDView:取り込み状態の確認
  • 注意)MMD用に調整済みのアクセサリを利用する場合に「10倍」となります。それ以外の場合は、自分が使用するサイズに合わせて倍率を調整してください。

(2) ボーンの追加、先端ボーンの追加
必要な数だけダミーボーンを追加します。また、その先端となるダミーボーンもあわせて作成します。
この作業は一度に行うのではなく、次の (3) と合わせて順番に行ってください。
AccDummyBorn04.png AccDummyBorn05.png
PMDEditor:ボーンの追加 PMDEditor:接続先の追加

(3) ボーン位置の調整
(2)で追加したダミーボーンの位置を調整します。その先端となるダミーボーンもあわせて調整します。
この作業は一度に行うのではなく、前の (2) と合わせて順番に行ってください。
AccDummyBorn07.png
PMDView:ボーン位置の調整

(4) 表示枠への登録
ボーン編集を行う為の表示枠への登録を行います。表示する順番などについても、この段階で調整できますので、自分の使いやすい順番で作成してください。
AccDummyBorn08.png AccDummyBorn11.png
PMDEditor:登録ボーンの確認 PMDEditor:表示枠の追加

(5) PMDデータとして保存(一時的)
作成したダミーボーンをPMDデータとして保存します。
この状態でMMDに取り込んで使用することも可能です。
ただし、この状態では (1) で取り込んだアクセサリの頂点・面など情報が含まれています。ダミーボーン化するにあたり、これらの情報は不要となりますので、次にボーン構造のみ取り出して「アクセサリ用ダミーボーン」に仕上げます。

(6) 強制取り込みによるボーン・表示枠の取り出し
(5)で一旦作成したPMDファイルから、ボーン構造のみ取り出します。
この手順を行うことで、汎用性の高いアクセサリ用ダミーボーンに仕上げることが出来ます。
AccDummyBorn09.png AccDummyBorn10.png
PMDEditor:インポート>強制取り込み PMDEditor:ボーン・表示枠の指定
AccDummyBorn12.png
PMDView:取り込み状態の確認
  • 取り込みオプションには「ボーン」と「表示枠」を指定してください。それ以外は不要です。

(7) PMDデータとして保存
作成したダミーボーンをPMDデータとして保存します。
「アクセサリ用ダミーボーン」はこの状態で完成です。MMDに取り込み、動作を確認します。


MMDによる動作確認と使用の例


(8) MikuMikuDanceによる動作確認
PMDファイルとして保存した後、MikuMikuDanceに取り込んで確認します。
ダミーボーンの場合、表示されるモデルの情報を持ちませんので、アクセサリを呼び出し、作成したボーンを指定して位置を確認してください。正しい位置に表示され、操作可能な状態(フレーム欄の表示も含め)であることを確認してください。もし、位置がズレている場合は、(5) のPMDデータで再び調整を行ってください。
AccDummyBorn13.png AccDummyBorn14.png
MMD上での動作確認 アクセサリ設定後

(9) アクセサリ用ダミーボーンの使用例
ダミーボーンとして独立しているため、他のPMDモデルと同様に「センターボーン」を利用して、様々な演出を行うことが出来ます。下記例の場合は、
  1. 中心にダミーボーン(3つ)を寄せる
  2. 最終地点でそれぞれ「初期化」を押し、広がった状態にする
  3. 途中でセンターを回転させ、スポットライトを全体的に回す
という事をしています。センターそのものを移動させることも可能です。
また、演出の効果を別々のパーツとしてダミーボーン化しておき、それらを組み合わせとすることで、他のステージでも(演出を)モーションとして共有することもできます。
AccDummyBorn15.png AccDummyBorn16.png AccDummyBorn17.png
スポットライト位置変更 センター回転 ダミーボーン使用例
背景のライトを同じ動きにしたい場合、MMD付属のダミーボーンモデルではボーン名が異なるためモーションの共有を行うのに手間が掛かりますが、「右・左のボーン名として反転ペーストを利用する」や、モデル自体を分けてしまい(異なるダミーボーン間で)「ボーン名を共有する」などの工夫をすることも出来ます。


おまけ


MMD用に公開されているアクセサリの中には、(XファイルではなくMetasequoiaなどの)3DCGデータが付属されている場合があります。
パーツを分解してアクセサリ化することが出来ますので、専用のダミーボーンを作成して利用することも可能です。
AccDummySample01.png AccDummySample02.png
公開されている教室データをダミーボーンとしてPMD化した例
  • 公開アクセサリの中には改造や再配布を禁止しているものもあります。取扱いについては、配布物の著作権等にご注意願います。


関連情報(参考情報)



関連動画(参考情報)





コメント

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  • 「インポート>強制取り込み」メニューもver\0.1.3.6ではなくなっているようですね……


    アクセサリ用ダミーボーンの作成と配置が片付いたら、PMDへのエクスポート前に
    マーカー用のダミー表示モデルを材質タブから削除すればいいかも。 -- 謎の人物 (2011-12-23 06:22:56)
  • 表示枠の追加方法を補足します。
    ※スクショも最新版(ver0.1.3.6)と異なるようです


    ①「表示枠」タブ
    ②左下の「ボーン枠」リストを右クリック
    ③新規追加。対象ボーンを選んで「追加」ボタン -- 謎の人物 (2011-12-23 06:12:36)