大正15年6月24日付北海道タイムズの記事(札幌市時計台での演奏会の記録)


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 本居長世氏、佐々木英氏の童謡に風靡されてゐる童謡作曲界に、郷土的な色彩とその和声的な作曲に異彩を放ってゐる藤井清水氏と、音楽家権藤氏、詩人時雨音羽氏を迎えて凡影会主催の童謡音楽会は、昨二十三日札幌市時計台において午後二時半開催されたが、小さな詩人達と小学校の先生など聴衆約六百名、柔かい権藤氏の肉声に表現される匂いの豊かなメロディーは、単調な従来の童謡しか持たぬ子供たちの心が生き返った様で拍手鳴り止まず、時雨氏の自由独唱「良寛さんの話」もあり、愉快に三時半閉会した。