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北、玄武の方角ッ!! ◆1eZNmJGbgM





此処は何も変わらない。
違うのは集められた顔触れ。
すべきことは変わらない。
違うのは主催者。


此処は何も変わらない。日の差さぬ地下にあり、周囲を木の塀で囲まれ、
地面には無数の人間たちの血と汗と涙が混じり、その砂の中には男たちの爪や歯が散らばっている、
あの強く、美しい闘技場がそのまま存在し、そしてオレは独り佇む。
もっとも、屋外に設置されてはいるものの外は夜中、照明は月明りのみ。
だが少なくともこの闘技場の中にはオレの相手はいない。そのぐらい分からずして何が地下闘技場闘士か!


違うのは集められた顔触れ。最初の祭壇のような場所には人間は一人として見受けられず。
だがしかし、それでもオレが武者震いをする程の強者が、軽く見渡しただけでも勢揃いしていた。

初めに主催者に立ち向かっていった純白の毛皮かつ赤い隈取りの狼。
強者としての風格は十分なのだが、どこか地味な瑠璃色の狼。
その二匹を足して二で割ったような、青い鬣をもった白毛の狼の化け物。
武人と呼ぶに相応しい格を備えた赤い大トカゲの化け物。
こちらは軍人と呼んだほうが似合う、赤い……カエルの化け物。
寒気がする程の禍々しさを感じた隼。
禍々しさでは引けを取らない紅毛、隻眼の大熊。
その大熊を睨みつけている銀毛の犬。
なぜかその体格の割にどこか幼さを感じてしまう白虎。
そして……おそらくオレと最も近しい存在であろう白馬。


他にもまだいるであろう強者。とても十指で足りるものではない。
決してあの闘技場に集められた人間にも劣るものではない。
もしかしたらあの「オーガ」よりも強い者もいるのではないか?
そもそもアレをニンゲンの部類に含めていいのかは解らんが。


すべきことは変わらない。出会った強者と戦い、勝利する。
少なくとも己が最強だという幻想はすでに持ち合わせてはいない。
あのオロチカツミというニンゲンに完膚なきまでに叩きのめされた以上、声高に最強を叫ぶ資格などない。
だがしかし。たとえそうであったとしても!
強者と出会い、己の全てを出し切り、思う存分死会うことの悦びを抑える必要などあるはずもないッ!!
ならば此処を離れ、隣にある遊園地とやらをまずは目指すとするか。
袋の中にあった地図を見る限り、ほかにも様々な場所で闘争が起こり得る。
いつ何時、誰の挑戦でも受ける!とは威勢のいい言葉だが、地の利を活かすのもまた重要。
猿であるオレならやはり森の中だろうか。四足動物とは違い二足歩行、つまり手が空く分市街戦も比較的有利だろう。


違うのは主催者。しかしこれは問題ではない。
あのトクガワというジジイも、あのキュウビとかいう狐の化け物も、勝手にオレを連行する点は同じ。
ならばキュウビが何を言おうとどうでもいい。殺し合い?弱肉強食など当たり前、殺される覚悟の
無い者が殺す覚悟を持ち合わせていい訳が無いッ!
オレはオレの気が赴くまま、存分にこの催しを堪能させてもらうッ!



さあ、死合い開始だッ!!



【A-3闘技場/一日目/深夜】

【夜叉猿@グラップラー刃牙】
【状態】:健康
【装備】:なし
【所持品】:ディパック(未開封)
【思考】
基本:強者との闘争を心行くまで楽しむ。
1:まずは遊園地へ向かう。
2:最初の場所で見かけた参加者とは積極的に闘争を楽しむ。

※地下闘技場終了時からの参戦です。


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GAME START 夜叉猿 034:二度あることは三度ある




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