■所要時間
2時間
■用意するもの/使用するもの
種子
次亜塩素酸ソーダ1%
界面活性剤1~2滴(無ければ台所用中性洗剤で代用可)
70%エタノール・
滅菌水 約500ml
滅菌シャーレ
ろ紙2枚
ピンセット・
スタラー用攪拌棒・
パラフィルム
スタラー・減圧器
■方法
1 イネ種子をビーカーに入れ、70%エタノールを加える。
2 スタラーで2~3分間 攪拌する
3 減圧器にて5分間減圧。種子内の空気の粒を抜き取る。
4 エタノールを捨て、次亜塩素酸ソーダ1%・界面活性剤1~2滴を加える。
5 スタラーで2~3分間 攪拌する。
6 滅菌水を加え、スタラーで1分攪拌する。(この操作を10回繰り返す)
7 シャーレにろ紙を2枚敷き、種子を蒔く。
8 滅菌水を加え、パラフィルムにてシャーレの蓋を固定する。
9 セラミックに移動可能になるまで、シャーレ内にて培養する。
■補足
比重の小さい種子,充実していない種子,形や色の異常な種子は取り除く事.
タネの形状(植物の種類)によって次亜塩素酸ソーダの時間・濃度を変える。
判断基準
種皮が柔らかく,剥がれやすい:次亜塩素酸の濃度低下/滅菌時間の短縮
種皮に細かい凹凸がある(ニンジン,シソ,キク科植物など),毛じがある(イネなど):念入りに
表皮が滑らかで硬いものは,超音波や減圧をしなくても十分に滅菌できる(はず).
播種時の水分量は,種子の高さの半分くらいまで水に浸かっている状態. 完全に浸かってしまうと,種子が窒息する.
播種後の管理:レタスは発芽に光が必要.カボチャは光が発芽を抑制する.その他の大抵の種子は,発芽に光は必要ない.