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『あの新”勝ち組”』を読んで

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『あの新”勝ち組”-IT企業はなぜ儲かるのか-』


 IT業界のビジネス構造

 ネットビジネスの階層構造はピラミッド型で頂点からコンテンツ、広告、ネットワーク・サーバ・ドメイン、OS・ソフトウェア、ハードウェアとなっている。OS・ソフトウェアより下はすでに勝ち組が決まっており、新規参入する余地はない。その代わりコンテンツはブロードバンド環境が整ったので今現在大きなビジネスチャンスを持っている。

 また、このネット業界は新陳代謝が激しい分野もあるため、今までのビジネスモデルが何年も持つことはなく、スピードが必要でそのために企業の規模を小さくすることで小回りが効くようにすることもあるそうです。


 楽天とは・・・

 楽天はスタート時はたったの13店舗であったが、その後急速に店舗数を増やして同時期にスタートしたインターネット・ショッピングモールの中でいち早く成長した。

 同社は企業買収を積極的に行い、インターネットで総合的なサービスを提供する企業へと成長した。


 楽天の成功理由

 同社の成功理由は「他のショッピング・モールよりも出店価格が低いから」といわれていて、確かに実店舗より出店コストを抑えることができるのが特徴であるが、実際はシステムの構築などで以外にコストがかかるらしい。そこで楽天は新規出店者に新たにシステムを構築しなくてもすむようにしたため、ほかのインターネット・ショッピングモールより多くの出店数を確保した。またインターネットショップは気軽に出店できるが思うように売り上げを上げることができないので「楽天大学」を立ち上げ、ネットショップで事業が伸びるようコツを指導して店舗の支援体制を整えた。


 買収による新規分野への進出

 「これがIT長者の儲け方だ!」で指摘されたとおり、楽天は買収をすることにより、買収企業の顧客を囲い込み、新たな分野に進出し、今現在ではショッピングモールを含めたEC事業、インフォシーク(ポータルサイト)などのポータル・メディア事業、「楽天トラベル」などのトラベル・エンターテイメント事業、金融業の4つが大きな事業となっている。

 同社の売り上げや経常利益の推移を見ると新事業の進出によって着実に売り上げを伸ばしている。しかし、急激は事業拡大のためにその行方を危ぶむ人もいる。特に金融事業は「新規企業が簡単に売り上げを伸ばせる分野ではない」との厳しい証券業者の声もある。実際、最近では金融庁からシステム障害の注意勧告を受けている。

 楽天の目標は「インターネットサービスでの世界ナンバー1企業」らしく、その実現には買収した企業をどう生かし、成功させていくかにかかっている。特に金融分野は既存の先行企業も多いため後追いの立場にある。

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