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クズリくんのお父さんとコウマくん ◆h6cx7DWv6s



小さな窓から入り込む月明かりがとぼとぼ歩く一匹の仔馬を照らした。
つけられた名をウマゴン、正式名称はシュナイダーと言う。
そして彼は本当の馬ではなく、魔界から地球に来て王の座を争う戦いに身をおいていた百匹の魔物の子のうちの一匹なのだ。

だが魔物とはいえど、元来より凶暴な気質など持ち合わせていない彼は目の前で死んだリスの魔物やキュウビと名乗る強大な魔物、そして食物連鎖などとは違う殺し合いの世界にすっかり身が縮こまっていた。
おまけにここは小さな刑務所、時間帯は深夜。外を見れば砂漠が広がっている。
この光景だけでもウマゴンの心を脅かすに十分なものとなっていた。

せめて配られた荷物を調べて地図や名簿、食料とかの確認だけでもしたかったが、彼の蹄ではデイパックを開くことすらできない。
途方にくれたウマゴンはせめて朝が来るまで隠れていようと隠れる場所を探すことにした。
そして適当な部屋を求めて角を曲がった、その時だった。

「メ゛ッ!!」
足元にあった何かが急にピンと張り、それに躓いたウマゴンが盛大に転ぶ。
そこに何者かがのしかかり、前足を押さえつけた。

「よーしそのままそのまま。少しばかりワタシの話を聞いてくれるか?」
大人の男のような声。人語を理解しているということはこれも魔物なのか。
焦るウマゴンは手足をじたばたさせてもがくが動きにくいようになってる所を上手く押さえてるのか逃げ出すことが出来ない。
「何も取って食おうってわけじゃないさ。この……殺し合いに乗ってるかどうかを聞きたいだけだ」
ウマゴンはメルメル鳴きながらも必死に首を左右に振った。
魔物から言葉は返ってこなかったが、その様子に危険性が無いことを感じとったのかウマゴンはすぐに解放された。

「それなら良いんだ。手荒な真似をして悪かったなウマのボーズ。ワタシはクズリ、とある森に住んでる大人さ」




クズリと名乗ったイタチっぽい魔物とお互いに害を与える意志が無いことを示したあと、ウマゴンは彼に荷物を開いて貰っていた。

「これがメイボって奴か。ふむふむ、あの子ら以外にも大将達までいるじゃないか。ボーズの方はどうだ?」
「メルメル……」
首を振る。名簿を隈なく探したものの、自分の知っている名前はそこには見つからなかった。
「そうか、そりゃ不幸中の幸いだな」
次にクズリは地図を取り出し、それを不思議そうに眺めていた。
「随分広い所だ……それにしてもこのケームショってのは何なんだ? この洞窟の名前かねぇ」
その刑務所の意味するところを知っているウマゴンはなけなしの知識を示さんとばかりに胸を張って説明しようとしたが、
ひとしきりメルメル鳴いてクズリに変な顔をされたところで自分が喋れないことに気付いて落胆した。

「あと配られた変なモノだが、ワタシのものにはカベホチという不思議な石と……こりゃダムダム草じゃないか。案外突き出せば危ない奴から逃げられるかもしれんけど……ところでボーズはどうだった?」
開いたデイパックにウマゴンは顔を突っ込み、三つの物体を引き出した。
一つ目は小さな忍刀。やはり刀のこともクズリは知らなかったらしいが、武器としてつかえそうなことは理解したようだった。
次にカード。これもまたクズリは知らなかったもののすぐに使い方を理解した。
そして三つ目は不思議なキノコで、食べるとほんの数秒間巨大化できるのだという。
とりあえずウマゴンにはつかえない刀とカードはクズリに渡しておいた。
それからクズリはウマゴンに一つの提案を申し出た。
「ひとまずワタシは知り合いや子供達を探したいと思っている。昼になれば容易に砂漠を渡れなくなるだろうから夜の内に砂漠を抜けたい。
……そこでボーズ。お前さんには二つ選択肢がある。一つはこのままワタシについてくる選択肢だ。
そしてもう一つはこのままこの洞窟に残る選択肢。言ったとおり昼になれば砂漠を移動するのは難しくなるから、そう簡単に外敵は来れまい。なに、残るというのならさっきのアイテムは返すよ。
さてどうする……おっと!?」
全てを聞かずにウマゴンはクズリの前に歩み出た。思わず少し怯んだクズリを振り返り先程までとは違う勇ましげな鳴き声を放つ。

「それは……ワタシについてくるということか? 危険な奴に会うことになるかもしれないが、大丈夫か?」
「メルッ!」
そんなのは当然だ、早く行こうとばかりに蹄で地面を叩く。
ウマゴンの決意を促したのはやはり心細さから解放されたということによるものが強かった。
もとの調子を取り戻し始めていたウマゴンはクズリの話を聞き彼の知人達を助ける手伝いをしたくなったのだ。
冷静のように見えるものの、あの殺されたリスを知っていたというからには彼には不安が募っているはずだ。

「……分かったよ。だがどうしても危険になった時は構わず逃げて構わない。
それじゃあ出ようか、えーと……」
「メル、メルメル!(あ、ぼくシュナイダーだよ!)」
「ウマゴン、だよな? あの名簿の中でボーズらしい名前といえばこれだと思ってたんだ」

「メルメルメ~~~~~~~~~~!!」


【E-7/刑務所/1日目/深夜】

【ウマゴン@金色のガッシュ】
【状態】:健康
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式、巨大キノコ@スーパーマリオシリーズ(New)、魔本
【思考】
基本:殺し合いから脱出
1:夜の内に砂漠を抜ける
2:クズリの知人を探す手伝いをする

【クズリの父@ぼのぼの】
【状態】:健康
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式、忍刀@忍ペンまん丸、
グリードアイランドカード(初心、追跡、神眼)@HUNTER×HUNTER
巨大キノコ@スーパーマリオシリーズ(New)、
カベホチ@MOTHER3、ダムダム草@ぼのぼの
【思考】
基本:殺し合いから脱出
1:夜の内に砂漠を抜ける
2:ぼのぼの、アライグマ、アライグマの父、ヒグマの大将を探す


【グリードアイランドカード@HUNTER×HUNTER】
グリードアイランドの島で使われているカード。
使用するときは「(カード名)、使用!対象、(対象者の名前)」を
叫ぶことで発動する。カードによって様々な効果がある。本来のものと効果が違うものも。

<初心(デパーチャー)>
対象を最初に召還された場所へ飛ばす。
<追跡(トレース)>
対象1名の現在位置を、使用者が死亡するか24時間経過するまで常に名簿の裏に載り続ける。
<神眼(ゴッドアイ)>
使用すると名簿にランダムで10個の支給品の効果と所有者が、使用者が死亡するか
24時間経過するまで常に名簿の裏に載り続ける。

【巨大キノコ@スーパーマリオシリーズ(New)】
普通のスーパーキノコよりもかなりでかいキノコ。
食べるとほんの数秒だけだが、10倍もの大きさに変身できる。

【カベホチ@MOTHER3】
ダスター愛用のドロボーグッズ。相手に刺すと動きを封じることが出来る。
このロワでは成功率と効果時間が低くなっている。

【ダムダム草@ぼのぼの】
ものすごくマズイ草。ポポスくんのお父さんの大好物。
あまりのマズさに何故か食べたくなってしまう。

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