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日本の小銃 - (2021/08/07 (土) 21:08:38) のソース

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**38式歩兵銃にスコープをつけた97式歩兵銃があると知ったのですが有効射程距離や威力、命中精度はどれほどのものだったのでしょうか?
基本的に38式と変わらない。
(元々同じ銃の中から命中精度の良いものをチョイスして、2.5倍の望遠鏡式照準器を取り付けただけのものだから。
有効射程は3000メートル、初速708メートル/sec。

元々38式も狙撃銃としては一級性能だから、戦後流出品がN.Y.マフィアの抗争に使われていたそうだ。
#right(){(8:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**三八式歩兵銃の貫通力。
なお、重機関銃の貫通力も大体同じ。

        積み土  砂    生松材   踏固雪   煉瓦(厚さ22mm) 5mm軟鋼板   8mm極軟鋼板
射程200m   0.99m  0.60m  1.13m   1.50m     貫通          貫通        貫通
射程400m   1.10m  0.75m  0.87m   1.20m     貫通          貫通        貫通
射程600m   0.60m  0.91m  0.63m   0.90m     貫通        凹痕深さ約4mm 凹痕深さ約2mm 
#right(){(しょうもない知識を披露するスレ11:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}

**旧日本軍の騎兵銃って誰が装備してたんですか?
戦車兵、騎兵、輜重兵など
また特殊部隊だった機動第1/第2連隊なども装備しています。
#right(){(24:754)}
**旧日本軍が試作していた自動小銃について教えてください。
日本の自動小銃は陸軍造兵廠東京工廠や陸軍第一研究所・小倉工廠等で試作されました。 
東京工廠のものはアメリカのペーターゼンライフルの模倣品で、その他のものも 
目新しい品ではありません。(装弾数はいずれも5発) 
後ユニークなのは海軍が陸戦隊用に開発した四式小銃です。これはアメリカの 
M1ガーランド小銃の弾倉部分を日本の弾丸に改変したものです。 
"トンプソンより小さくて…"というのは試製二式短機関銃かもしれませんね。 
100式短機関銃の後に名古屋造兵廠で若干数が試作されたものです。 
いずれにしても機構が複雑で量産向けではなかったようです。
#right(){(39:名無し軍曹)}
**38式って日露でも使われてたのですか?
日露戦争時の日本軍の主力小銃は三十年式小銃です。
それで、これを改良したものが三十八年式小銃。
よって日露戦争では三八式は使用されてはいません。
後備兵には、旧式の二十二年式村田銃なども使用されていました。
#right(){(54:249)}
**自衛隊のドリルや式典で未だにM1ガーランドを使っているのは何故でしょうか?
式典等でM1ライフルを使ってるのは、フル木製の曲銃床で見栄えが良いからです。
#right(){(32:576)}

**旧日本軍の歩兵銃の銃剣、刃がついてない(切れない)ってホント?
本当です。
だた戦闘時には事前に先端部を3分の1から2分の1程度当で刃を入れることが
多かったそうです。
#right(){(32:710)}
すべての国がそうかどうかはわかりませんが、
銃剣に刃がない例は、他国にもあります。
理由は、銃剣の使用目的が「切る」ではなく「突く」にあるからだそうで、
その方が敵の人体に大穴があくからだそうです。
なんかイヤだね。
#right(){(32:712)}

**89式小銃のレシーバーってどのような部品ですか?
尾筒(レシーバー)

銃身と銃床を接合させる中間点。送弾・装填・撃発・抽筒・蹴出などの機能を持たせる
機関部を組み込むところとしても使われる。
#right(){(60:39)}

**三八式銃とは、明治38年 に発明された旧式の銃らしいですが、これを太平洋戦争でも使用し続けた理由は何でしょうか?  
>戦争中の兵器の進歩は日進月歩なのが普通なので、これは不思議なことです。 
戦闘機や戦車ならまだしも、小銃や拳銃は小改良する程度で何十年も続けて使われるのが普通。ちっとも不思議じゃない。 
例えばロシアのモシン・ナガン小銃は1891年から製造され小改良した物が第二次大戦でも大量に使われてるし、米軍は 
ベトナム戦争以来現代まで、ずっとM16系を使い続けている。 

第二次世界大戦開戦当初にセミオートマチックライフルを制式採用してたのはM1ガーランドを使ってたアメリカくらい。 
それだって日米開戦当時は全軍に普及しておらず、一部の部隊ではスプリングフィールドM1903という三八式と同時代のライフルを使ってた。 
同じようにドイツは19世紀末に採用されたモーゼルKar89でイギリスは1895年に採用されたリー・エンフィールド。 
第二次大戦までは小銃は一発一発狙って撃つという思想だったので、手動で弾を装填・排出するボルトアクションで十分という考え方が主流だった。 
#right(){(602:418,419)}

銃弾の性能は、この100年、殆ど進歩していませんし、 
自動火器の基本的なメカニズムも100年前にほぼ完成しています。 

明治時代の設計である、三八式小銃も、その弾薬の設計思想は、 
紆余曲折を経て、現代小銃の理想的な弾薬として考えられて居ます。 
#right(){(648:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**旧日本軍の狙撃銃の名前教えて~
三八式歩兵銃の精度の良好なものを選抜して、日本工学(ニコン)製の
照準眼鏡を取り付けたのが、九七式狙撃銃。
九九式小銃、九九式短小銃に倍率四倍の九七式照準眼鏡を取り付けた
のが、九九式狙撃銃と九九式短狙撃銃。
#right(){(20:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
>選抜って、名人が一丁ずつ実際に撃ってみるんですか?
最終的にはそんな感じか、と。
選抜方法に関しては識者の登場を待ちましょう。
ちなみに、使用された小銃にはその銃専用の照準眼鏡がセットで
ついてきたとのことです。(銃の製造番号と眼鏡の製造番号が一致するように
なっていたらしい)

生産数は、九七式が小倉で8,000丁、名古屋で14,500丁、九九式は小倉で
1,000丁、名古屋で9,000丁となっており、眼鏡の生産数に左右されたようです。
#right(){(20:眠い人 ◆ikaJHtf2)}

**何故、自衛隊はわざわざ国産の小火器にこだわるのでしょうか?
基本的な言い訳は

1)自国生産じゃないと戦時になってから補充が出来ないから
銃本体だけではなく、弾薬の輸入もね。
万が一、採用した銃の相手が交戦国になったりしたら・・・

また、兵器は一度ノウハウをなくすと技術の再開発に時間と資金が異常にかかります。
今はライセンス生産できても、将来的にどこもライセンスしてくれない時が来るかもしれないので、その時の為に自国内の技術を維持しておくという名目もあります。

2)国内企業にお金を流す為(国内企業育成)
ライセンスでは海外に資金が流出します。
どうせ必要で作るなら国内企業にお金を流した方が国家的に政治的に経済的にいいです。
これも一種の国営事業による国内企業の育成の部類に入ります。

3)政治家と企業が・・・(以下自制)w

でも、対戦車火器のカールグスタフやパンツァーファウストや拳銃の類はライセンスしてんだよな。
矢張り3)が最大の理由か?(藁
#right(){(21:Lans)}

**旧日本軍は何故、ボルトアクション式の38式歩兵銃を採用していたのですか?
当時は世界中がボルトアクションだったからです。
主力歩兵銃にオートを使ったのは米軍のM1ガーランドが最初です。
#right(){(57:578)}

**自衛隊で使ってる鉄砲は日本製で、米のM16を使わないのは、体が小さいので合わないから?
理由自体が出鱈目。もっとも、M14と64式の事なら正解。
M14は単発なら兎も角、連発ではアメリカ人でも手に余る銃でした。
はっきり言って「クソ」。
#right(){(69:370)}

**64も89もアサルトの部類じゃないかな?
64式は通常のライフル用弾薬(7.62mmNATO or .308Win)を使用する点では
自動小銃ですが、実際には減薬した専用弾を使用している点で、むしろ
アサルトライフルといえそう。その一方で2脚が標準装備というのは
よくわからず、作る方にもなにをしたいのかわかってなかったのでは
ないかとゆー気がします。単に自動小銃だったんだけど、全自動射撃と
いう点で引っ掛かって、減装弾という姑息なごまかしに走り、結果として
ヌエを作ってしまったと見るか、アサルトライフルへの先進的な試みだったと誉めあげるか(笑)
#right(){(70:system)}
64式の二脚標準装備は、旧軍の戦訓を反映してると思いますね。
要するに太平洋戦争時に歩兵火器で重要な役割を果たしたのは
軽機であり、沖縄戦などでは反射面陣地からの軽機の射撃が特に
有効だったことなどから生まれた「全員軽機装備思想」ともいうべき
思想が形になったものではないでしょうか。
弱装弾+低発射速度+直銃床の組み合わせで308Win使用でも
フルオートを実用レベルにまで持っていけた点は評価できると思います。
#right(){(70:311)}

**軍用の散弾銃は、自衛隊が持ってますか?
自衛隊は装備していません。
#right(){(75:剣恒光@自衛隊板 ◆yl213OWCWU)}

**昔の自衛隊の小銃は7mm位の口径でしたが、最近は5.5mmになってますね。
>軽くして弾を多く持つためだそうですが、射程とか破壊力とか落ちてしまわないのですか?
現在、世界各国では5.56mm等の小口径規格に移行しつつあります。
当然、射程等はそれまでの7.62mm弾に劣りますが、人体に対する威力に関しては、
弾体の改良などの工夫によって威力低下を防いでいるとしています。
#right(){(77:815)}

**89式小銃に擲弾発射器は装備されてますか?
>あと欧州のブルバップによくみられるようなスコープは必要ないのでしょうか?
擲弾筒は新型のアタッチメントができたはず。
(ハンドグレネードが飛ばせるかは知らない)

ブルパップにスコープやダットサイトが付き物なのは、
全体長が短くて、従来の方法では精度が落ちてしまうから。
よって89式には標準装備されていない
#right(){(77:機甲自転車)}
補足
通常の銃は銃身の先の所と構えた時の目の前の所に、照星と照門と言うパーツがありまして、この2点と目標の位置関係を元に照準する訳です。
ブルパップ銃は、照星と照門の距離が短すぎて、精度が出ないためにスコープやドットサイトを使用します。
(スナイパーライフル用の物より簡素な物が使われていす。)
コストや耐久性の面で、照星と照門で済ませられればその方が良い訳です。
#right(){(77:899)}
追加補足
なお、ブルパップ銃を構えると、機関部の真上に顔を寄せることになるので、少しでも顔を遠ざけたい。

でも、照準器を銃身から遠ざけると精度が落ちる。
それを補うためでもあるようです。
#right(){(77:900)}

**89式自動小銃の評価はどのようなものでしょう?
64式より軽い
64式より製造が簡単
64式より部品数が少ない
64式より新しい
64式より高い
#right(){(82:943)}

**自衛隊が長らくM203・40ミリ擲弾筒の類の兵器に興味を示さなかった のはなぜでしょうか?
金が無いしアメリカさんの支援もあるから、何もかも買う必要は無い。
なお、自衛隊が日本国内で戦うことを想定すれば、普通科の火力増強がそれほど必要か?くらいの想定はしてみよう。
基本的に守勢なのだから、迫撃砲等々有利なポジションに配置できる訳だよね。
#right(){(83:275)}
案はありますし、開発もされている(もしくはされた)という情報もありますが、
それが採用されるかどうかは予算や必要性の問題もあるので断定しかねます。
実弾で発射できるライフルグレネードの研究がされているので、
そちらを採用したほうが安価ですから。
#right(){(83:276)}
昔、60mm擲弾銃ってのを試作した事はある。対装甲用として40mm
では効果が薄い事が気に入らないらしい。

>一応、小銃擲弾なるものがあるそうですが、擲弾を銃口につけて空砲で
>飛ばすのは使いにくそうですし、何より現役普通科隊員でさえ滅多に
>お目にかかれない幻の兵器だそうで。

 64式で使うと不具合が出る場合があると言われてる。訓練で使わない
のはそのせいだろう。フランス軍など、パレットスルー式やトラップ式の
実弾で撃てるNATO規格のライフルグレネードを使ってる国は多い。

 むしろ、40mm擲弾より一般的だと思う。
#right(){(83:277)}

**自衛隊の小銃は、鉄砲鍛冶が一丁一丁こさえているんですか?
違います。その年の生産分を終えると工場に鍵を掛けて閉鎖してしまうのです。
#right(){(84:24)}

**「89式小銃は右側に安全装置がついているから駄目な糞銃だ。」と主張している香具師がいるんですが。
>確かAKの安全装置も右についませんでしたっけ?
そつなくまとまった89式が叩かれるのは安全装置ぐらい。
たしかにやりにくいと思う。
AK-47の安全装置は極寒のロシアで厚手袋をしても動かしやすい
ようにセレクターを兼ねた大型のものなので一概に比べられない思う。
あれは使いやすいという人と使いにくいという人で評価が分かれてるので
よくわかりません。
参考にした独MP-43突撃銃が右側だったからってだけかもしれないし
#right(){(90:機甲自転車 ◆bNp1aYDlSU)}
機甲自転車氏に補足すると自衛隊の小銃の操法では銃の左側面を体側に付ける事が多いので左側に有ると誤操作の原因になるとも考えられる。
自分が使用した感じでは別に不便なことなかったですね。64と89,M16A2ぐらいしか比較の対象が無いが。逆に指の短い自分はM16A2の法がやりにくい。
また、自衛隊は米軍のように弾をばらまくのではなく、しっかり構え、狙い打つような運用を考えてるのではないでしょうか。
#right(){(90:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)}
私は64しか使ったことがありませんが、切替軸部(セイフティ/セレクター)
が右側についていることで特に不便を感じたことはありません。
M-16も2、3度触ったことはありますが(射撃経験は無し)、あの華奢な
セレクターの作りはむしろ頼りなく感じました。
#right(){(90:721)}

**自衛隊の標準狙撃銃(7.62ボルトアクション)って何ですか?
スプリングフィールドM1903A4。
#right(){(92:327)}

**二式テラって実戦で使用された実績はあるのでしょうか?
昭和17年のセレベス島降下作戦とか昭和19年のレイテ戦で大活躍してますが・・・・
#right(){(93:123)}

**他の列強国がいずれも8ミリ弱の小銃を装備していたのに、日本の三八式歩兵銃は何で、6.5ミリなんて小口径を採用したのでしょうか?
現在の後知恵で見ると、列強の7~8mmが大きすぎたのでは?
イギリスのブラウン・ベス銃が口径7.5ミリ
スナイドル銃が8.382ミリであり、列強の銃は
これらの19世紀の流れをくむ銃の口径を受け継いだのであり
日本は、新しい国家であったため、それらの大口径をわざわざ受け継ぐ必要がなかったとも言える

また、6.5mmで病馬などを射殺する実験もあり
威力不足では無かったようだ。
#right(){(93:295)}
イタリアのカルカノ小銃も口径6.5ミリ。
ヨーロッパ人の中では比較的小柄なイタリア人が扱えるから、日本人も扱え
るだろうという判断があったようです。
#right(){(93:296)}
三十式歩兵銃の以前に用いられていた村田式連発銃は口径八ミリでした。
しかしこの銃は弾倉がチューブ式で再装填に手間がかかったために
砲兵大佐有坂成章が中心になってモーゼル銃に範をとって開発されたのが
三十式歩兵銃(改良型が三八式歩兵銃)です。

このとき6mm/6.5mm/7mmの各口径の弾薬がテストされましたが、最も良い成績を
収めたのが6.5mm小銃だったために6.5mm弾薬が採用されました。
またこの時、砲兵会議議員だった井口省吾大佐は「残酷な殺傷は人道にそむき、
敵兵の戦闘力を奪えばそれで十分」と主張したことも6.5mm弾薬の後押しになっています。

ところが、日露戦争で彼我の負傷兵の回復度に差がつき、ロシア兵のほうが回復が早い
(6.5mm弾の破壊力が低い)ことが明らかになってしまいました。
そこで7.7mm弾の研究が始まりましたが、機関銃の発達により歩兵の遠距離射撃が減ったと
判断されたのと、携帯弾薬の増加の必要から6.5mm弾が継続して使用されたのです。
#right(){(93:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}

**二式テラの構造は日本軍の発想かと思ってたのですが、同じようなアイデアが既に他で作られてたようなのですが、何という銃なのでしょうか?
回転させて脱着するのはマウザーのパラトルーパーとそれをコピーした
0式と言う二式の前身(試作)のモデルです。
#right(){(93:640)}
ドイツが1939年にKar98kを2分割式に改造したものを試作しています。
目的は二式テラと全く同じ。ただしこちらは正式採用はされていません。

これが分割式小銃の元祖かどうかは、不勉強なものでよく判りません
#right(){(93:641)}

**自衛隊が自動小銃などを国産にするのは何か意味があるんですか?
理由はいろいろあります。
・よその国から買ってると、いざ戦争って時に売ってもらえなくなると困るから。
・輸入だとただ外国にカネが出てくだけだけど、国産にすればそのカネがめぐり巡って景気が良くなるから。
・国産にすると、ノウハウがたまるから。
・国内に銃を作る産業があると、他の銃砲を輸入するときに「高いねー。もっとまからない?こんな
値段だったらウチの国内でつくっちゃおうかな~~」とか言って値切るための材料になるから。
#right(){(106:149)}

**自衛隊の64式小銃が、火薬量を減らした7.62mmNATO弾を使っていたのは有名な話ですが、
>89式の5.56mmも弱装弾なんでしょうか?
弱装ではありません。NATO標準と実質同じです。
#right(){(106:374)}

**89式小銃の映像等を見るとリアサイトの左右にノブが見えるのですが、ノブの役割についてご存知の方はおられませんか?
>もう一点、89式小銃で、照門と照星を一致させた状態のときどのように見えるのか
1.数字が打ってあって調節に使います。
2.資料は知りませんが、89式のエアガン売ってる店を探して触らせてもらえば分かるでしょう。
#right(){(107:139)}

**映画 宣戦布告で89式小銃にM203みたいなグレネードランチャーを付けてたような気がしたのですが、実際にあるんでしょうか
あれは演出で付けられただけで実際は付けてません。
というより日本にはM203のようなグレネードランチャーそのものがありませんよ
#right(){(107:621)}

**自衛隊がアメリカと同じM16を採用しないのは価格や供給の問題以外に政治的な背景があるんでしょうか?
何故わざわざ米軍の小銃を採用しなけりゃならんのだね?
#right(){(107:847)}
M-16をそのまま制式として採用している国は少なくありません。
価格も安くなるでしょう。自国防衛産業の技術レベル維持のために
国産していると考えるのが妥当です。
#right(){(107:system)}
無視しないで欲しいのは、自衛隊が64式小銃の後継を模索していた時の時勢とM16の評価です。

ソ連の脅威を考えると、米国の援助が困難になるかも知れないので、可能な物はなるべく国産にトライしておきたい。
また、ごく早い時期から豊和はAR18の製造ライセンスを購入し、M16より高性能な小銃を開発する準備をしていた。
なお、M16については発射レートが毎分800発ほどにもなり、ボルトスプリングの構造上、
反動がきつくて日本人に扱い難いと言う評価もあった。
#right(){(107:899)}

**64式小銃などの日本の銃ってどこで作ってるんですか?
https://www.howa.co.jp/
ここが作ってました
#right(){(110:42)}
豊和は昔から国産小銃の主力開発生産社。
自衛官が装備する89式小銃も豊和製。
#right(){(110:48)}
戦車は三菱重工。
拳銃はミネベア㈱。
豊和㈱は89式小銃を猟銃作る片手間に作ってます。
#right(){(110:49)}
48に追加
バイアスロン競技などで使われるライフルも豊和製が多い。
狩猟用の猟銃やショットガンなども生産している。

会社については場所によって生産している物が違うのでなんとも。
#right(){(110:50)}


**旧日本軍が使用してた38式小銃ってどれくらいの評価だったのでしょうか? 
>例えばベトナム戦争ではM16より敵兵が持ってたAK47を米兵が使ってたりイラクでも同様の事が起きてる 
>そうですが、米兵からも評価が高かったりしたのでしょうか?
米軍の場合、潤沢に武器弾薬が供給されたので鹵獲兵器を大々的に使う事はなかった。 
兵士が拳銃や軍刀を集めたのは戦力としてより土産として。 
アリサカライフルは反動が少なく扱いやすい、発砲炎や音が小さく見つかりにくいといったメリットはあったが 
わざわざ米製の兵器を捨てて使うほどのものとはとられてなかった。少なくとも一般的には。 
鹵獲されたアリサカライフルはやはり土産としてそれなりの数が本国にわたり、狩猟用などに活用されたという。 
まあ独製火器も優秀な割には大々的に鹵獲使用されなかったわけでこんなものではないかと。 
チェッコ機銃やAKの耐久性ぐらいのアドバンテージがあれば兵器体系に組み込まれたりするけどさ。
#right{(519:799モッティ ◆uSDglizB3o)} 
 
ベースの三〇年式がロシアの小銃を性能面で上回っていて 
日露戦勝の要因として開発者の名をとってアリサカライフルと呼ばれ有名になったほどで 
それに改良を加え実用性を高めた三八式の評価も高かった。 

高初速で反動の少なく、 
小銃を使用する競技には使用禁止とされるなど命中精度が高く優秀な小銃ではあるが 
口径が6.5mmということで殺傷能力が比較的低く、また構造上量産に向いていなかった。 
それらを改善したのが後に更新された九九式小銃だが、 
これは戦後にキングオブボルトアクションと評価された例もあるように、 
乱造の不良品でなければボルトアクションとしてはかなりの代物となった。 

ただし下手に敵を殺すより負傷させたほうが効果的なことと 
口径が増えたことで反動も増し、命中精度が落ちたことで兵の間では三八式の方を好む声も少なくなかった。 

よくアメリカの自動小銃と比べて叩かれることがあるが 
当時の小銃というのはドイツもソ連もイタリアもイギリスももっと古い19世紀の設計の小銃を使っていたわけで 
自動小銃を兵に行き渡らせていたのはアメリカだけと言う事を考えれば 
そこまで悪し様に言われるほどのものでもない。 
WW2当時としても小銃としてはそれなりのものだった。
#right{(519:812)} 
**三八式歩兵銃の有効射程が2500mだそうなのですが、現代アサルトライフルの有効射程が600mとかなのに、5.56と6.5mmの違いを考えたとしても長すぎませんか?
まず、両者の有効射程の概念が微妙に異なる為にこのような差がある訳ですが 
三八式歩兵銃の有効射程は、狙撃銃として運用したり、小隊単位での制圧射撃で 
有効な弾幕を張れる最大の距離としての「有効射程」です 
一方現代自動小銃の場合、確実に狙って当てられる距離をもって「有効射程」とします 
ですから、5.56mm弾で有効な弾幕を張れる距離はおよそ最大1000mとなり 
三八式実包の狙って当てられる距離は1500m程度で、実質的な性能差はこのようになっています。 
#right(){(573:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**旧軍はなぜ自動小銃を採用しなかったんですか? 
四式自動小銃というのがちゃんとあります 
しかしながら、配備したときに消費する弾薬消費量の予想が 
当時の陸軍の補給能力を大幅に上回っていると算定されたので 
配備しても、弾薬が足りないという状況になって使えないという結論に至りました 
というのが、四式自動小銃が不採用になった理由です 

ちなみに当時の列強諸国の主力小銃はボルト・アクション式で、 
M1ガーランドを全体に行き渡らせていたアメリカが異常なだけです 

大陸側ではソ連軍(モシン・ナガン)、中国軍(Kar98k)、仏軍(ルベルM1886)、英軍(リー・エンフィールド) 
とボルトアクション装備の軍と交戦していましたので小銃の面で互角でした。
#right{(521:625-627)} 
**陸上自衛隊には「89式5.56mm小銃」と「5.56mm機関銃MINIMI」という火器がありますが、
>一般隊員は「89式5.56mm小銃」を所持するとして、「5.56mm機関銃MINIMI」はどんな隊員が所持するのでしょうか?
89式では、MINIMIのように連続したフルオート射撃は厳しい
ですよ。バレル(銃身)も簡単には交換出来ないでしょうし。
弾幕が欲しいとき、アサルトライフルだけではチト心細いのでは? 
#right(){(10:ちゃぎ)}
「5.56mm機関銃MINIMI」は、分隊支援火器です。「89式5.56mm小銃」では困難な、
弾幕をはって、89式を持つ隊員の行動を支援します。
 陸上自衛隊のページにある見た目の発射速度にごまかされるかもしれませんが、89式
に限らず小銃をフルオートで撃てば、あっというまに弾薬は底を突き、弾倉交換が必要になります。
#right(){(10:774-3)}
MINIMIクラスのMGは分隊支援火気とカテゴライズされます。
概念的には各分隊に一挺装備され
分隊の行動を阻害しようとする敵周辺に弾幕を張って
目標を釘付けにするのがお仕事になります。 
#right(){(10:931)}

**自衛隊の89式小銃にはグレネードを撃つやつがついていないのはなぜですか?
M203みたいなアドオンタイプは要らないと判断された。
陸自が試験的に購入して実験した結果でね。
原因は不発率が高すぎるのと擲弾手が固定されるのを嫌ったらしい。

現在陸自は06式小銃てき弾というブレットトラップタイプのライフルグレネードを開発している。
こいつは89式、64式共有で全ての小銃手が擲弾を撃てるすぐれもの。
HEATなのである程度の対車両攻撃力がある
#right(){(初心者スレ486:598)}

**自衛隊が開発した新型小銃のデータがアメリカ経由で韓国に渡った、というのは本当でしょうか。
アメリカが日本の小銃開発データを欲しがるとも思えないし、まして韓国がそのデータで何をするのか分からない。 
にっくき日本の小銃の弱点でも探すつもりか?
#right(){(自衛隊板初質スレ14:83)}

**89式小銃の弾倉には20発用と30発用がありますよね。何か使い分けの基準がありますか?
通常は30発、空挺などの省スペースであることが求められる部隊は20発と聞いたことあり。
事実、空挺の写真でしか20発をみたことが無い。もしかしたら機甲もかな?
#right(){(自衛隊板初質スレ15:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)}

**なんで自衛隊の小銃はしょぼいのですか?国産開発に拘わり過ぎではありませんか? 
確かに改良の余地があるのも事実だが、国産開発自体は悪くないと思われ。 

小銃は基本火器だけに各国の軍事ドクトリンが大きく反映されるのですな。 
事実、主要先進国は殆どが自主開発もしくは独自改良した小銃を装備しているわけだね。
#right(){(自衛隊板初質スレ17:610)}

**64式小銃、62式小銃などですがわざわざビニールテープで脱落防止をしてでも使用しなければならない理由が理解できません。
普通に持ったり行進したり儀仗隊したぐらいで外れた事は経験上ではない

外れないようにするなら全てネジ止めにすればよいけど
野外で整備して「あれネジが足らない」じゃあ困る
ネジ無しで外れにくく整備もそれなりにしやすいと…
叩かれれば外れる仕組みが
じゃあ叩かれても外れなくするには…テープを巻くと

89式がでて20年、64の反省点が89式と考えられないのだろか
#right(){(自衛隊板初質スレ106:予備海士長 ◆0J1td6g0Ec}

**ロクヨンってジャム率そんなに高いんですか?私の聞いた範囲では、問題になるほどジャムるという話は聞きません。
薬莢受けの程度によっては面白いぐらいに(;´Д`)>64
#right(){(9:ミリ屋哲 ◆ZIX.r92I)}
64式がジャムを起こす原因は薬莢を受けるあの布袋みたいなやつね
#right(){(9:400)}
5発撃つ間4回ジャムったことがある 
1発ごとに薬莢受けのネジ締めてたけどね・・・ 
なんであんなにゆるむ構造なのかなあ(;´Д`) 
#right(){(9:401)}

**友達が「64式は実際は部品も多いし精度も悪いし最悪だよ。M16かなんかにしとき」と言われました。
>もう1人の友達に聞いても、実際の64式はクソ、と言われました。本当なんでしょうか。 
そうです。世界中でバリバリに使われてるM16と、ごく少量作られ、しかも訓練ですら 
あまり実包を撃っていない64式では、比較するのがかわいそうです。
#right(){(9:system)}
64式小銃について。 
クソとか言われちゃってるロクヨンですが、勿論長所もあります。 
連射時の集弾特性の良さと、取り回しの容易さには定評があります。 
実際に撃ってる人に、「いま突然君にロクヨン渡して、さあフルオートで 
撃って見ろと命じても、結構中るよ」と言われました。 
部品精度が悪いという話は、聞いたことがありませんが。 

最大の欠点は、部品点数の多さと細かさ 
これは逆に、素人ではとても整備は不可能だそうです。部品も小さいので、 
屋外で完全分解整備中に無くしたらコトだそうです。 
それから、銃床・照門・セレクタなど外に出っ張った部分の強度に 
不足が感じられる、とも言っていました。
#right(){(9:394)}
そんなに部品多いですかね?銃の部品ってどこまでを「1個」と数えるか難しかったり、
寿命が来るまで一度も分解しない部品まで別個に数える必要があるのか疑問だったりしますが、
油圧装置を使ったり、固定部を削り落としたりせずに分解可能な部品点数で数えると、
64式は目一杯バラして90点前後じゃないでしょうか?脚が付いてる分多くなりますね。
複雑と言われるG3も85点ぐらい、オプションの脚を付けると64式を超えますね。
堅実な設計で評価の高いFALは意外にも100点近いです。AKMは流石の70点程度。
「素人では整備不可能」については、昨日まで素人だった新入隊員も、
教育を受ければ全員が整備出来る様になるので御安心を。
#right()
**89式小銃の安全装置ですが、
>安全・連射・3連射・単発のそれぞれの間隔(角度)が諸外国の自動小銃や64式小銃と比べても大きいと思います。 
>なぜ89式小銃の安全装置切り替え間隔は大きいのでしょうか? 
別に、大きくしても小さくしても、不具合が発生するわけでもない 
(よっぽど大きくて操作しづらいというほどの差がでるほど、大小の違いがあるなら別だが) 
なので、特に理由は無い 
しいて言うならば、「安全面」での配慮 
安全装置のセレクターが、どこに入っているか、目でも指の感覚でも 
分かりやすいように、あえて間隔を広くしている(誤認しないように) 
というっても、あの程度変えたところで大した差があるわけでもないし、 
実際の寸法上は他の銃と比較しても大きすぎるって事は無いよ(比較対象の銃にも寄るけれど) 
#right{(508:284)}
M16A2のバリエーションでカナダ制式のC7では 
89式と同様に90度毎に安全位置・単発・三発制限点射・全自動と切り替わります 
これは戦闘時などに誤操作しないよう考慮した設計と言う事に成ります。 
#right{(508:286:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**自衛隊はなぜ狙撃銃をつい最近まで装備してなかったのでしょうか? 
>またなぜ市街戦に今まで力を入れてこなかったのですか? 
狙撃専用銃はなかったが、代わりに64式小銃にスコープを付けるなどして代用してきた 
それで十分と考えられてきたし、事実、必要の優先度も低かった 
しかし、64式小銃の旧式化及び、戦術ドクトリンの更新に合わせて 
狙撃銃も更新する事になった、というのが大まかな流れ

市街地戦もゲリコマ対策の研究などは割と昔から継続してきたが、正面戦力や 
大規模進攻への対処能力を整備する方が優先順位が高かった 
ので、予算的にも人的リソースでも後回しにされ、実地の訓練や市街地戦向けの装備・装具の 
調達は毎年度見送られてきた 
(というか、自衛隊は足りないものが多すぎるし、必要なものは時代に合わせて 
どんどん増えてくしで、全てを最初から充実させるなんてことが出来ない) 
最近になってようやく時代の趨勢が催促するかのように必要優先度が上がったため、 
踏み切ることが出来たわけ
#right{(513:417)}

**小銃訓練の64式は何kgありますか?
「小銃訓練」の意味が判らんが「実弾射撃訓練」なら:
64式小銃本体は4.3Kg。プラス満杯の実弾でも…
弾薬(M80):25.47g×20発→509.4g。弾倉を入れても1Kgないかな?。
「基本教練」では弾倉はつけないので4.3Kgのまま。
#right(){(自衛隊板初質スレ90:357)}
**なぜに64式小銃の部品点数が多くなったのでしょうか?
64式小銃は、日本で初めて量産された自動小銃です 
自動小銃の設計・生産の経験が無い中、装備の近代化と制式小銃の国産化を目指し 
他国の自動小銃を参考に、防衛上の要求性能を満たすべく試行錯誤した結果 
あのような設計に成りました、お世辞にも最良の小銃とは成りませんでしたが 
最低限、防衛上必要な性能は満たしていました 
もし仮にあれ以上の期間を掛けた場合、開発に失敗したとみなされ 
米軍のM14を採用せざるを得なかった、と言うのが当時の情勢なのです。 
#right(){(581:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s*一部修正)}
**自衛隊の89式小銃のマガジンは残弾がわかる様に穴が空いていますが、どうして透明な強化プラスチックのマガジン等が使われなかったんでしょうか? 
>隊員達からは穴から埃が入って、作動不良の原因になる為不評と聞きました。 
89式小銃の弾倉は、AR-15弾倉と互換性を持って居ますが 
国産である以上、生産数も限られています。 
また樹脂製弾倉の技術は銃器製造の中でも特異で最先端のものなのです 
そのため、少数の調達で有るが故に、製造の為に大規模な投資が出来ない事も 
最新の樹脂製弾倉を製造しない理由になっています。 
#right(){(591:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**自衛隊の儀仗で使われる銃が38式歩兵銃や64式小銃ではなく、なぜ外国製のM1小銃なんですか?
木部が多くて、操作したときの音が綺麗だからです。

自衛隊の使っている銃の中で、全木銃床でかつある程度の長さがあって
ライフルドリル(銃を使った式典動作)が映える全長のあるのはM1だけ
だから。

38式はそもそも自衛隊の制式兵器じゃないしね。

自衛隊は旧軍の小銃を改造して使っていたこともあったが、これは改造に
無理がありすぎて実用に耐えず、式典用にも使われていない。

ちなみに米軍もM1を延々と式典用に使っていたぞ。
今でも、式典用にはM14が現役兵器からは外されたにも
かかわらず使われている。

ではイギリスも今でも式典用にエンフィールドライフルを
使っているのか・・・と言えばさにあらず、ロンドンの王宮
警備兵(いわゆるスコットランド兵)はあの格好でL85ブルパップ
アサルトライフルを掲げてる。

どう見ても似合ってなくて格好悪いのだが、これは「王宮警備兵で
あるとも英国軍の最前線に立つ現役兵である」という気概を表す為、
とのこと。
#right(){(330:754-757)}
**89式小銃とSG550は形状が似ている気がするのですが、中身(機関部とか作動方法)も似ているでしょうか?
89式小銃の作動機構はAR18という自動小銃がベースになっている。 
89式はガス圧作動ターンボルト方式、SG550はガス圧作動オープンボルト方式 
なので、作動機構は全く別のもの。 
SG550の作動機構はAK47に近似している。 
各部品の精度はAK47と違ってタイトな設計だが・・・。
#right(){(329:460)}
**89式はAR18がベースってのは本当なんですか? 
89式小銃を製造した豊和工業がかつてAR-18のライセンス生産をし、米国へ輸出もしていたからです 
その時の経験を元に開発したのが89式小銃で、これは構造上の特徴からも見て取れます。 

ちなみに日本で製造された銃器はリバティーチーフやAR-18(AR-180として販売)がありましたが 
あるときIRAのテロで死者を出したのが改造されて全自動射撃可能になった日本製のAR-180であったため 
日本で大問題となり、以降日本製の銃器が輸出される事は無くなりました 
ちなみにAR-18はIRAでも入手し易い事から未亡人製造機「ウィドウメイカー」との悪名を背負っていました。 
#right(){(329:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**89式小銃をM4カービンみたいにカービン銃にすることは研究されているのでしょうか? 
既に89式は制式化前の試作品にカービンモデルがある 
これは一度、予算が下りなかったので中止された 
(元々89式はM4より数センチしか違わないコンパクトなので必要性が薄いのもあった) 
しかし、近年になって再びカービン化が注目され、研究が再開されたという話もあり 
雑誌媒体などには試作や実銃と思われるカービンモデルの89式の写真が掲載されるなどしている 
#right(){(606:415)}
**自衛隊の89式小銃の外国の評価ってどんなものなんでしょうか? 
先だってのイラク派遣において、砂漠地帯における耐久テストは射撃訓練のカタチで実施されてます 
その結果作動不良も殆ど無く、他国の小銃に比較しても扱い易く命中精度の高い小銃である、との評価を得ています 
前出のSA80(L85A2)が頻繁に作動不良を起こすのと好対照を成していました 
また消炎制退器の性能も良好で、これは他の小銃に抜きん出るものであったそうです 
つまり実戦以外での評価は良好である、と言えるでしょう。 
#right(){(324:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**89式ってスコープマウントやサイドレイルみたいなモンはないんですか? 
照準眼鏡の架台を兼ねた薬莢受け止め金具があります 
ここにレールを装着する事が可能になっています 

またサイドレールのようなものは現在装備されていませんが 
現在開発中の新型小銃には装備されるようです。 
#right(){(610:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s )}
**六四式は通常弾で撃つとコラッてされるんじゃなかった?
六四式小銃は規制子(ガスレギュレーター)の調整によって
六四式通常弾(弱装NATO弾)7.62mm常装弾、小銃擲弾に適時合わせられる様になっています
問題なのは通常弾と常装弾の混用で、これは運用上厳しく管理しています。
#right(){(304:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**自衛隊は装備の更新が遅いから89式の様にすぐに陳腐化する歩兵銃ではなく、もっと末永く使える銃を開発した方がいいのでは? 
89式小銃は他国の小銃に比べても陳腐化したとは言えません 
逆に最高水準の性能を現在でも保持しています 
89式が陳腐化したなどと言うのは悪質なデマゴーグであると 
言わざるを得ません。 
#right(){(643:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**陸自の小銃のセレクターのア(安全)、タ(単発)、レ(連発)には、願掛けの様な特別な意味がが込められているのでしょうか?
>弾が”アタレ”の様な。
89式小銃のセレクターは試作では安全→単発→三点→連発となっているものがあったそうですが
運用上の都合で今の配置になったと現役自衛官から聞きました。
>安全装置を外していきなり撃つような時は連射の方が求められているだろうから、というのが理由でしたっけ?
上の人はそのように言うとの事ですが
運用側では安全位置からワンクリックで単発の方がドクトリンに即しているという罠があります
#right(){(300:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**89式小銃にはM203のようなグレネードランチャーが取り付けできるんですか?
89式小銃には専用の小銃擲弾が開発されていますが
被筒下部にピカテニーレイルを装着することでM203等のアクセサリが使用可能になります
但しこれは正規の使用法ではないので一般部隊ではまずやりません。
#right(){(299:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**三八式って狙撃用のターンボルトハンドルってなかったの? 
照準眼鏡(スコープサイト)の方をオフセットする事で対応しました
#right(){(658:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**九九式小銃は駄目だったんですか?
第二次大戦後、亜米利加は三八式、九九式の性能評価をしていますが、 
適切に製造されたものは、射程・威力共に小銃としては優れている、と言う結果が出ています。 
M1カービンに撃ち負けたのは、近距離で弾幕を張られたから当然の事です。 
#right(){(671:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**64式小銃等に使用されているティルティングロック方式と、89式小銃等に使用されているターンボルトロック方式のそれぞれを比較した場合の長所短所を教えてください
六四式は閉鎖機構の単純化による製造工程の簡略化と
小銃よりは軽機関銃に近い運用方法への対応に適しています
八九式のロテイティングボルト方式は、自動小銃としては主流の方式で
信頼性、耐久性の高さから採用されたようです
特に八九式小銃は作動機構よりも消炎制退器の性能が良好で
この種の小銃として、非常に高い連射時の安定性を得ています。
#right(){(289:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**三八ってイタリアの工作精度以下で造られた小銃なのに何故傑作扱いなの?
最も簡素な構造のボルトアクション小銃で信頼性や整備性に優れていながら精度も上々 
三八・九九式は20世紀前半の軍用ボルトアクションの最高傑作だよ
#right(){(俺初質スレ432:621)}
三八式は部品点数はやたらと少ないな 
ボルト周りなんて片手で数えられそうなぐらいだ
#right(){(俺初質スレ432:631)}
だから整備性も良かったし、故障も少ない。 
部品互換性は、職人仕上げのために大いに難ありだったが。 

対ロシアが念頭にあったから寒冷地でも確実に動作するように造られてから、
フィンランドでも大好評だし、砂漠でもしっかり使えた名銃ですよ。
#right(){(俺初質スレ432:632)}
**99式小銃は主力といえるほど、いきわたってたでしょうか?
九九式小銃の量産は太平洋戦争開戦とほぼ同時期の昭和16年頃に立ち上がり、 
昭和17年以降は年間50万丁~100万丁規模の量産が行われています。 
九九式の量産開始と前後して三八式歩兵銃の生産はディスコンになっています。 
例えば昭和18年の1年間だけで三八式の生涯生産数を越える数の九九式が 
生産されており、太平洋戦争中に使用されたのは圧倒的に九九式の方が多いのです。 

三八式から九九式への転換は基本的に師団単位で実施されており、例えば関東軍を 
引き抜いて南方へ投入する際に転換したり、師団の再編成に同期して転換したりと、 
陸軍補給廠としても異口径の小銃が混在しないよう一応の配慮はしていたようです。 

しかしながら、昭和18年以降は海上輸送そのものが途絶するという事態が頻発する 
ようになり、南方の島々では九九式を受領することなく玉砕してしまった師団も少な 
からずありました。 

小銃の口径を変更するという決断を開戦とほぼ同時期に着手したために現場での 
転換作業はかなり混乱しましたが、それでもまだ機関銃に比べれば小銃はマシな 
方なのです。 
九九式実包を使用する九九式軽機関銃の量産は九九式小銃ほどスムーズには 
立ち上がっていませんし、一式重機関銃に至っては量産すらされていません。 

その結果、最前線では小銃(九九式実包、7.7mmリムレス、弱装弾)、軽機(三八式 
実包、6.5mm)、重機(九二式実包、7.7mmセミリムド、強装弾)の間で使用する実包が 
異なる、という何と形容してよいのかわからないような事態も現出したわけです。 
#right(){(203:693)}
**89式小銃のダットサイトは何か問題があるんですか?
89式小銃に装着する補助照準具(ダットサイト)は 
機関部に装備されたスコープマウントに対して 
さらにハイマウントの取り付けリングを介して装備されます 
このマウントリングは、元々ある照準器も使用可能なように 
シースルータイプとなっており、通常よりも照準線は高く設定されています。 

またこの照準具は、近距離から中距離以内での使用を想定しているにも関わらず 
その照準線の高さによって、至近距離での照準の視差、つまり誤差が大きく 
実用上、大きな問題になりかねない、との懸念があるかも知れません。 
#right(){(707:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**日本が28万円もする89式小銃を採用した意味は?
国内のメーカーで作れば、供給とサポートが安定的に得られる(この理由ならライセンス生産でもいいんだが) 
あと20インチ銃身のM16じゃ長すぎて山林の多い日本じゃ取り回しが悪いし、
14.5インチ銃身のM4じゃ短すぎて市街戦ならともかく野戦で精度が得られない
#right(){(俺初質スレ2050:660)}
**なぜ89式小銃と64式小銃が混在しているのですか?
64が現役なのは後方のはまだ89の数が揃ってないから
正面部隊のはマークスマン役とかかな
#right(){(俺初質スレ436:495)}


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